2019年度TLP夏季フランス研修(2019年8月)@アンジェ(1/2)

去る8月5日から25日にかけて、フランスのアンジェで夏季フランス研修が行われました。期間を三週間に延長しての実施となった今回研修の模様を、以下2回に分けて学生のレポートでお伝えします。

研修 1日目(2019/08/05)

Bonjour ! 皆さんこんにちは!

1日目より3日目までブログ執筆を担当させていただきます、染谷大河と申します!どうぞお時間のある方は最後までお付き合いくださいませ。

さて、とはいうものの飛行機での移動が14時間ほど、TGV(高速鉄道のようなもの)での2時間超の移動を経て、現地に着いたのが21時過ぎですので、正直申しますと初日は特にご紹介することがありません。したがって、1日目はこの研修についてのジェネラルな説明をすることにとどめたいと思います。

ブログをご覧になっていらっしゃる方々はすでにご存知かもしれませんが、実は2月にもTLPフランス語チームによって研修が実施されており、今回の夏季研修は今年2回目の研修となります。幸いにも私は2つの研修どちらにも参加することができましたので、まずはその違いからお話しします。2月に実施された研修では、ANSES(Agence nationale de sécurité sanitaire de l’alimentation, de l’environnement et du travail)をはじめとした機関、大学を訪れ、簡単ではありますがフランス語でのプレゼンテーションを行わせていただき、その上で関係者にお話を伺ったり、現地の大学(院)生と交流したりという活動をしました。また、エッフェル塔を始めとした観光名所を訪れたり、現地の料理を楽しんだりを通して、フランスの文化を肌で感じることができました。一方、今回の研修はUCO(Université catholique de l’Ouest、西カトリック大学)に三週間通い、集中的にフランス語を学ぶというプログラムになっており、語学研修的性格が強い研修になっています。週20時間超の授業があり、短期間ではありますが十分にフランス語を上達させることができる研修になっています。宿泊に関しても、現地のホテルに滞在するのではなくホームステイをしているので、文字通り朝起きてから寝るまでフランス語に触れる機会を得ることができます。

以上、簡単ではありますが2つの研修の違いになります。やはり今回の研修の目的は、現地の文化の理解を深めることももちろんですが、語学力の向上に主眼が置かれていますので、これから三週間この目標の達成に向けて頑張りたいと思います。実は、明日9時からクラス分けテストが控えていますので、今日はこの辺で筆を置かせていただきます。(もちろん筆は使っておりません。)

A demain !

 

研修 2日目(2019/08/06)

Bonjour !

昨日に引き続きブログ執筆を担当させていただきます、染谷大河です!本日もどうぞ最後までお付き合いください。

さて、本日は1日目のブログでお話ししました通り、9時からクラス分けテストが行われました。朝食をとったあと、ホストファミリーの方に書いてもらった案内をもとに、少し緊張しながらもバスに乗り込み、大学へと向かいました。

 

テストが行われる部屋には、20カ国を超える国々からやってきた120余りの生徒が集まっており、これから始まる3週間の研修への期待が膨らみました。研修について少し説明がなされた後に、いよいよクラス分けのテストが始まりました。せいぜい1時間、もしくはそれより短いのではないかなんて思っていましたが、実際蓋を開けてみるとテストは約2時間続き、初日からこんなに大変なのかと少し驚きました。内容としても、日本で受けるようなテストとは異なり、日常で使う表現の使い方が問われるなどユニークなもので、難易度もなかなかなものでした。国際色豊かな環境で勉強することへの期待を膨らませてくれた一方で、大変な研修になりそうだと感じたテストになりました。

 

 

大学で昼食を済ませた後は、大学のモニター(ティーチャーアシスタントのようなもの)とともにAngers市内の観光に向かいました。おそらく夏季休暇中ということもあり、非常に静かな街であるともに、フランスの街らしく美術館や綺麗な教会などがある素敵な街でした。これから三週間かけて、出来るだけ多くの場所に訪れたいと考えています。

さて、明日からはいよいよ本格的に授業が始まります!テストの結果が発表されるということもあり少し緊張していますが、今日は忘れて早く寝たいと思います。

それでは、Bonne nuit !

 

研修 3日目(2019/08/07)

Bonjour ! ブログ担当も最終日となりました、染谷大河です。どうぞ最後までお付き合いください。

本日も昨日同様バスで大学に向かうと、昨日のテストの結果が張り出されていました。今回の夏のプログラムではレベル別に7段階に分かれており、テストを基にしてそれぞれのクラスに配属されます。周りのレベルに果たしてついていけるのかと非常に緊張しつつも、教科書を買って早速教室へと向かうと、そこには中国・アメリカ・日本から集まった15人余りの生徒が集まっていました。いよいよ三週間の語学研修が始まります!

 

まずは、Langueの授業から。この授業では一週間に1つずつテーマを定め、それについて読んだり聞いたりすることを通してフランス語の4技能を向上させていく授業です。先生の言っていることは概ね理解でき、授業の流れについていくことはできるのですが、扱うテキストの内容が難しいことと周りの生徒のレベルが高いことがあいまって、授業内のディスカッションなどについていくのは非常に大変です。ただ、日本に比べて学生が積極的に発言する傾向にあるので、盛んに意見交換がなされ、その中で次第に自分も少しずつ発言できるようになっていきました。

 

午後には、Expression oraleの授業がありました。この授業では、さらに少人数(6人ほど)で行われ、授業名通り話す力を鍛える授業になっています。モニターは非常に感じが良くて授業を盛り上げてくれるので、楽しい雰囲気で授業が進みますが、フランス語の読み書きよりも話すことに苦手意識があるので、内心「みんなこんなスラスラ話せてすごいな」などと思いつつ、少し萎縮しながら授業を受けていました。(笑)とはいえ、一番伸ばしたいし伸ばすべき技能なので、頑張って食らいついていきたいと思っています!

 

授業が終わった後には、TLPのクラスの仲間とAngersの街を少し散策しました。中でも、街の中心部に綺麗な広場があるのが印象的でした。またやはり建造物がどれも綺麗で、フランスにまたやってきたのだなと実感させてくれました。少し休憩するためにどこかカフェにでも行こうかとさらに足を進めていたのですが、気づけば何を思ったか日本にもある某コーヒーショップを訪れていました。これだけみると全くフランス感がありませんが、店員さんとしっかりコミュニケーションが取れた上、名前もちゃんと伝えて書いていただいたので満足です。(笑)

散策が終わると、皆それぞれバスや徒歩でホームステイ先へと帰っていきました。僕を含めて皆早くも移動には慣れてきたようです。また明日からも授業が続きますので、三日目の報告はこの辺で終わりにさせていただきます。三日間お付き合いいただきありがとうございました!4日目以降のレポートもお楽しみに!

 

研修 4-6日目(2019/08/08-10)

こんにちは。8月8日から10日を担当する理科I類2年の高木優作です。

8日は通常の授業日で、Langue と Expression orale の授業がありました。どちらの授業でもペアで互いに成り切って自己紹介をしたり、作ったキャラでディベートをしたりなどクラスを知るためのアクティビティをしました。主にアメリカ人、中国人と日本人のクラスで全員名前を覚えるのに苦戦していましたが、明るい雰囲気で安心しました。

放課後は大学で集合後 Tempo Rives というフェスティバルに出かけました。人気のあるイベントのようで、ステージの前は人でいっぱいになっていました。後ろの方でホットドッグやポテトフライを買って軽食をとっていたところ、フランス人の男性に話しかけられました。今はアメリカに住んでいて、家族に会いに帰っているらしく、自分たちが来たばかりだと伝えるとおすすめスポットを何個か教えてくれました。ホストファミリーの家の近くでも話しかけられることがあったので、気さくな人が多い街だと感じました。

 

9日は Puy du fou に出かけました。これはフランスの歴史を壮大なスケールで語る、フランスで一番愛されているショーで、1000人以上いる出演者は全員ボランティアでやっているそうです。Petit Jacques という男の子が湖の中心へ走っていくところから始まる物語は、数々のお祭りや戦争を経てフランスの700年の歴史を語っていきます。馬とアヒルと豚がいっしょに行進するフェスティバルや銃声が鳴り響く激しい戦争はとても見応えがあり、ラストの花火では全員が立ち上がって拍手を送っていました。

ただ、とても長いショーである上に帰る頃には午前2時になっていたので、とても疲れてしまいました。明日は休日なので、安心してぐっすり眠ることにします。

10日は土曜日で、お恥ずかしいことに昼前まで寝てしまいました。遅めの朝ごはんをとったあと、ホストマザーの勧めで庭のハンモックでしばらく本を読んでいました。午後はアンジェの街を案内してもらいました。ホストマザーの息子さんが働いている石像を復元するワークショップを訪れたり、干上がったロワール川のほとりで写真を撮ったり、知り合いが管理人をしているお城を訪れたりして、はじめての休日を満喫しました。夜ご飯の前には娘さん夫婦が家を訪れ、一緒にドイツのチョコレートを食べました。話についていくのが精一杯でしたが、お菓子の話など面白い話を聞くことができました。

明日は早いので今夜はもう寝ることにします。Bonne nuit!

 

研修 7日目(2019/08/11)

文科3類2年の柴田マランツ亜論と申します。今回のブログを担当させていただきます。

今日は、2つ目のexcursionでした。朝6:15(激早)に学校に集合し、ノルマンディー地方の村であるジヴェルニーへと向かいました。ジヴェルニーは、印象派の代表的な画家であるクロード・モネが定住し、その絵画へのインスピレーションを受けた地です。

まず、美術館を訪問しました。ジヴェルニー印象派美術館(Musée des impressionismes Giverny)は、モネを始めとした印象派の作品を中心に所蔵されています。企画展としてケル=グザヴィエ・ルーセルの展示が開催されていました。また、常設展には日本人の平松礼二さんの作品もありました。

平松礼二 “Impression. Étretat”, 2018  四季が表されていますね。

その後、昼食タイムです。美術館の近くに芝生がある広場があったので、こちらでピクニックをしました。パン、チーズ、サラミなどを持ってきてみんなでサンドイッチを作ります。広場のところにクセがすごい形状のベンチ(?)があったので仲良くデジュネです。

その後、あのモネが数々の絵画を描いた庭園へと向かいます。彼の代表作の一つである『睡蓮の池 (Le Bassin aux nymphéas, harmonie verte)』の元となった日本風の橋がありました。

また、モネの暮らした家も公開されていました。中には、彼の浮世絵のコレクションが展示されています。葛飾北斎の『富嶽三十六景』もそのひとつです。もっとも有名な図である「神奈川沖浪裏」は一際目を引きます。この摺絵は5000以上存在し、世界のあらゆる場所でコレクションされているんですよ。知っていましたか?

日本画が印象派など西洋の美術に影響を与えていることはよく知られていますが、それを感じることができました。

ちなみに、バスは片道3時間くらいでした。暇を持て余した我々は、バスの中で新しいゲームを考案しました。「Combien de vaches ? (牛は何匹)ゲーム」です。車窓から覗くことができるフランスの農村部の風景にはたくさんの牛がいます。窓から見えた牛の数を ”Sept vaches !” のように即座でフランス語で言い、数があっていたらポイントというだけのゲームです。意外と木の陰に一匹いたり、大量にいすぎて数えきれなかったりして難しいんですよね〜。フランスにはたくさんの vaches がいることを学べた1日でした。

 

研修 8日目(2019/08/12)

この日はいつも通りの授業でした。今回の研修の授業の総合的な感想を書こうと思います。私はCIDEFの組み分けテストで、あまり自信がなかったのですが最も上位のクラスであるクリストフ先生のCours 7に入ることになりました。TCFを受けた時もそうだったのですが、リスニングよりもリーディングの方が大幅にできるので、リスニングができなくても全体としては「まるい」成績になってしまうのです。なので、最初の方はクリストフ先生の言っていることを聞くだけでも大変です。おまけに、クリストフ先生は大量の課題を出すことで悪名が高い先生です。なので、授業を聞きつつ毎日の課題をこなすのは大きな défi (挑戦)でした。しかし、最終的には良かったと思います。クリストフの授業は、難しい語彙が頻出する政治的問題や環境問題についての記事やニュース映像を扱います。最初は全く分からないのですが、だんだんと輪郭が掴めるようになるものです。さらに、ミュージックビデオを見たり、「風刺画を描く」などといったユニークな授業もありました。こうしたバラエティに富みつつ歯ごたえがあるクリストフ先生の Langue の授業と、クイズやゲームなどを楽しみつつ行うシャーロットとの expressions の授業がちょうど緊張と緩和のようになっていました。これが学術的なフランス語と実践的なフランス語の習得につながったのではないかと思います。

研修 9日目(2019/08/13)

午前中は授業、午後は3つ目のexcursion「Anjou troglodytique」です。Troglodytique とは、簡単に言えば地下に穴を掘って作った住居のことです。アンジェ近郊には地下居住の文化があった村があり、その遺跡が博物館として公開されています。その村の一つであるロシュムニエを見学しました。この村では1970年代まで地下に住んでいた人がいたそうです。

ニワトリが飼われているところがあったのですが、そのうち一羽が「ナゲット」という名前でなんだか悲しくなりました(笑)

その後、夕食に向かう途中でソミュール城という城に行きました。城の中には入りませんでしたが、城の前の草原で景色を楽しみました。

夕食は洞窟の中にあるレストランでの食事です。

アントレとして出たのは、「きのこの上に色々なものを乗せたもの」です(絶望的な語彙力)。とてもジューシーなきのこで、すぐに食べてしまいました。

この地域はワインの名所で、これは洞窟と関わりがあります。フランス語ではワインセラーのことを”cave à vin(ワインの洞窟)”と言うくらい、洞窟はワインの貯蔵に使われるのです。加えて、洞窟ではきのこの栽培も行われます。洞窟はこの地方の食文化に密接な関わりがあります。フランスの食文化は、地方ごとにそれぞれの地理に影響を受けた多様性があり、実際に食べるだけではなく知識によっても味わうことができるのです。

メインは Fouée というこの地方の名物です。Fouée という中が空洞になっているパンに、きのこ、リエット(肉をペースト状にしたようなもの)、白豆などを入れて食べます。大変に美味でした。

その後、カマンベールが乗ったパン、そしてデザートのアップルタルトが出ました。

春季研修ではレストランでの食事が多かったのに対して、今回は学校の食堂とホームステイ先での食事が中心でしたので、このようないわゆるフランス料理に触れることができたのは貴重でした。

 

研修 10日目(2019/08/14)

こんにちは。8月14日から3日間ブログを担当させていただきます、理科2類2年の飯野七香です。

アンジェでの生活も後半に入り、授業もすっかり日常となりました。私のホームステイ先は大学までバスで15分ほどであり、毎朝ホームステイ先が一緒のアメリカ人の学生や隣の家にホームステイしている学生たちと通っています。

今日は Langue の授業が4コマと Expression Orale の授業が2コマあり、中国やアメリカ、南スーダン、モロッコなど世界各地からきたクラスメートとフランス語に励みました。Expression Orale ではカードゲームを使って複合過去や半過去の文を作る練習をするなど、楽しみながらフランス語でのコミュニケーションが実践できるのが嬉しく、その内容もそれぞれの出身国の文化や伝統について話すようなものが多かったため、休み時間までクラスメートとフランス語や英語で授業中に出た話題について話していました。全く異なる文化を背景に持っていても、フランス語という共通言語があることで楽しくおしゃべりができることに喜びとフランス語を学ぶ意義を感じました。

授業を受けている建物の入り口付近にはモニターが企画した soirée の情報が張り出されており、夜はこれに参加してクラスメート以外の学生とも交流を深めました。フランス語の曲やほぼ全員の共通語である英語の曲はもちろん、日本語や中国語の曲も流れており思いがけないところで国際色を強く感じました。

研修 11日目(2019/08/15)

こんにちは。14日に続きブログ記事を担当する飯野です。

8月15日はフランスでは聖母被昇天祭という祝日のため授業がなく、昼食を大学で食べた後はモニターや他の学生たちとメーヌ湖のほとりにある公園まで散歩しました。到着までは徒歩90分ほどかかりましたが、ようやくたどり着いた時には牧歌的な風景に疲れが癒されました。

湖の近くではバスケットボールやフランス発祥の競技であるペタンクなどに興じる人たちもいました。ペタンクという競技の存在は知っていましたが、実際に見るのは初めてだったため大変興味深かったです。目印により近い場所に球を投げられた人に点が入る競技なのですが、地面の状態や自分より先に投げた人の球など様々な要素を考慮する必要があるようで、疾走感のあるスポーツというよりはカーリングなどに近い印象を受けました。公園ですれ違う人達の中にもペタンクのセット一式を持っている人がおり、フランスではよく遊ばれているということがわかりました。私は疲れていたため競技には参加せず、周囲を散歩していたところポニーに試乗できる場所やウサギの巣穴など様々なものを発見して楽しむことができました。

帰りは流石に歩くことを諦め、近くにバス停があったためバスで帰りました。授業がない祝日でしたが、モニターたちとのおしゃべりや買い物をした店先でのちょっとした会話、帰りのバスを調べるときなどフランス語を使うことが自然になってきていることに気がつき、フランス語に囲まれた生活の効果を感じた1日でした。

研修 12日目(2019/08/16)

こんにちは、理科2類2年の飯野七香です。本日でブログ担当も最後となりました。2週間目の授業も今日で最後となり、残る授業は最後の1週間のみと考えると時間の流れの速さを感じます。

今日は週1〜2回ある Culture et patrimoine の授業が午後にありました。この授業は毎回教授が変わり、今までの授業では実にエネルギッシュな先生が楽しくフランスのテーマパークや食文化について講義されていました。今日の先生は彼女らに比べると少し静かでしたが、ユーモアに溢れる授業でロワール川とその周囲のことを興味深く勉強できました。授業の最後には、オンラインの簡単なゲームで他の学生と競い合いながら自分の理解度を確かめることができました。

今日はどのクラスも授業が少し早めの15時半に終わったので、TLP の仲間とアンジェ城を観光しました。学生証を見せると無料で入場でき、美しい庭と動物のオブジェに迎えられます。アンジェを一望できる高さでお城を一周することができ、綺麗な眺めと心地よい風を楽しむ優雅な午後のひと時に心地よくリラックスできました。アンジェは小さな街なので、昨日訪れた湖や大学なども比較的簡単に見つけることができ、この2週間で土地勘が身についてきたことを感じました。夜にはプロジェクションマッピングを用いたライトアップが行われているそうなので、機会があれば行ってみたいと思います。

夜ご飯は毎晩ホストファミリーとルームメイトととっており、その日にしたことや日本での生活、今までホームステイに来た学生のことなど様々な話題でおしゃべりをしています。東大の進振り制度のことや自分のバイトのこと、さらには以前来た日本人学生が置いていったカイロの使い方の説明など、授業とはまた違ったフランス語の勉強にもなります。ベビーシッターのバイトをしている人は私の知り合いにはほぼいないと伝えると、大変驚かれました。また、カイロの温度上昇の仕組みなども聞かれ、苦労しながら鉄や酸素などによる化学反応だということを説明しました。ただ、家族間での会話のスピードにはほとんどついていけず、いつか内容がわかるようになる日が来るようにフランス語に打ち込みたいと気持ちを新たにした次第です。

残る1週間も有意義に過ごし、フランスでの経験をたくさん日本に持ち帰りたいと思います。

————————-

以上、2019年度TLPフランス語夏季研修報告の前半でした。後半も近々アップロードしますので、どうぞお楽しみに!

PAGE
TOP
Copyright © 2016 The University of Tokyo All Rights Reserved.