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2024年04月08日
2024Sフランス語インテンシヴ履修許可者について

2024年04月04日
フランス語でしゃべランチ2024

ジュリアン・アガエス先生からのご連絡です。
4月5日(金)13:00からKIBER 314にて「フランス語でしゃべランチ」が再開されます。どなたでも歓迎です。準備のため、学生の皆さんは以下からご登録ください。

https://forms.gle/hLg7NFddFdEEfRkVA

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2024年04月01日
TLPフランス語2024年度ガイダンス

2024年度TLPフランス語(1年生Sセメスター)のガイダンスが行われます。
履修者の皆さんはこちらをご覧ください。

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2024年03月28日
TLPフランス語2024年度2年生Sセメスター履修許可者(継続・編入)リスト

2024年01月22日
TLPフランス語 2年次Sセメスター編入候補生募集のお知らせ

TLPフランス語2年次Sセメスター編入候補生募集のお知らせについて、こちらをご覧ください。

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2023年12月05日
Rencontres professionnelles 2023 et Shabé lunch de Noël(卒業生のお話を聞く会とクリスマス・しゃべランチ)

今年もアガエス先生が、クリスマス・しゃべランチle Shabé lunch de Noëlと、フランス語を使って活躍なさっている卒業生のお話を聞く会les Rencontres professionnellesを開催してくださいます。12月21日、Kiber314教室で行われます。以下のご案内とこちらのファイル→Rencontres_pro_2023をご参照のうえ、ふるってご参加ください。
ご参加の方は以下にご登録ください。
le lien d’inscription : https://forms.gle/mmzBKnxpkvSZVsL37

L’événement a lieu le jeudi 21 décembre dans la salle 314 du bâtiment Kiber (la salle habituelle du shabé lunch). Cette année, nous avons trois invités du Ministère des affaires étrangères japonais. Ils présenteront leur parcours avec le français et la francophonie et échangeront avec les étudiants. Tous les étudiants qui apprennent le français et les enseignants sont les bienvenus.

Pour les étudiants, nous avons une petite demande pour le déjeuner de Noël : apporter quelque chose à partager (gâteaux, plats cuisinés, boissons, etc)., ainsi qu’un un petit cadeau ne dépassant pas 1000 yens. Ces cadeaux seront offerts au hasard aux participants. Acheter un cadeau n’est pas une obligation, seuls ceux qui le souhaitent peuvent le faire.

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2023年11月02日
2023年度TLPフランス語春季研修合格者リスト

2024年2月に行われるTLPフランス語春季研修の合格者リストを発表します。

こちらをご覧ください。

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2023年10月29日
2023年度TLPフランス語夏季研修(2)(9/9-9/17)

研修9日目(9/9)

みなさんこんにちは。本日のブログを担当します、文科三類2年の坂下羽琉です。参加者の中で唯一進学先が未定なので、ちらつく留年の二文字に怯えながらフランスでの滞在を楽しんでおります(追記:後日、無事内定をいただきました)。

さて、濃密でハイレベルな語学の授業からはいったん離れ、今日は遠足の日です。朝7時前(!)に集合し、3時間ほどバスに揺られてはるか北方ブルターニュ地方へ。

最初の目的地は言わずと知れたフランスを代表する観光地、モン・サン・ミシェルです。研修先のLangueの授業で、事前にモン・サン・ミシェルの概要や成り立ちを学んでいたのでより一層楽しむことができました。

カトリックの修道院として名高いモン・サン・ミシェルですが、現在では住み込みの聖職者はおらず、隣町から3人の司祭が通って教会の維持にあたっているそうです。
礼拝堂の中に設けられていた修道院の歴史に関する展示には、「モン・サン・ミシェルはかつて一度も敵に攻め落とされたことがない」とありました。むべなるかな、干潟と大平原に囲まれ、高い城壁と入り組んだ路地に守られたこの要塞は相当の火力をもってでも攻め落とすのは難しいでしょう。入り口付近には百年戦争当時にイングランド軍(ブルターニュ公国はイングランド側でした)が残していったと言われる大砲があり、その防御の堅固さを垣間見ることができました。

駐車場の近くの芝生の上で皆で昼食を取った後は近くにある港町サン・マロへ。城壁と石造りの建物、そして海が見事に調和した、活気あふれる街でした。

中心街ではサンマロの名物であるキャラメルを練り込んだクレープを食べました。フランスにいたら太りますね……

もう9月だというのに、ビーチでは多くの人が海水浴や日光浴を楽しんでいました。ここに暮らす人が羨ましい限りです。水着こそ持ち合わせておりませんでしたが、筆者も少しだけ海に入りました。記念すべき初の大西洋への入水です。ひんやりと冷たくて心地よかったです。

さすがに疲れも溜まっていたようで、アンジェに戻るバスでは近くの同級生たちはみんな寝ていました。中には口をあんぐり開けて気持ちよさそうに眠る学生も!かくいう筆者も、バスの中ではイヤホンで音楽を聴きながらずっと寝ておりました。

帰宅する頃には周囲が暗くなりかけていましたが、もう20時!フランスでは時間感覚が狂わされるばかりです。ホストマザーの晩ごはんをいただいて少々猫と戯れた後、今日は早めに眠りにつきました。

それではまた明日!À demain!

研修10日目(9/10)

夏研修最初のフル休日も引き続き文科三類の坂下がお送りします。

さて、ゆったりとした時間が流れる平和な地方都市アンジェですが、実は軍事にかんする遺産も数多く現存しています。そこで最初に向かったのは「工兵博物館」( musée du génie )です。

そもそも工兵とはなんぞや?となる方もいらっしゃるかと思いますので、少々解説をさせていただきたく存じます。

工兵とは、すなわち軍隊の中の土木担当です。基本的には、基地や要塞といった軍事施設を建設し軍事インフラを整備することが役目です。他には、地雷の敷設や爆破工作や逆に敵地雷の除去、さらには新兵器の実証実験なども重要な任務とされています。歩兵や戦車部隊のように、最前線に出て戦いこそしませんが、軍隊が円滑に活動をする中で不可欠な存在で、我が国の陸上自衛隊にも「施設科」という工兵に相当する部隊が設けられています。

アンジェはそんな工兵にゆかりがある街で、フランス唯一の工兵士官学校が置かれています。博物館は士官学校のすぐ隣にあって、入館料はなんと完全無料!入り口では戦車に工兵向けドーザーを取り付けた「M4シャーマン戦闘工兵車」が出迎えてくれます。

館内の展示は大きく2つのパートに分かれています。まず最初にフランス工兵部隊の歴史を辿り、続いて工兵部隊の役割ごとの展示がなされています。博物館にはたっぷり2時間半ほど滞在していましたが、全部を掲載することは時間と紙面の制約上難しいので特に興味深かったものをご紹介します。

こちらのキャタピラを履いた車両は少しかわいくも感じられますが、第二次世界大戦でドイツ軍工兵部隊が使用した爆薬運搬車両「ゴリアテ」です。爆薬を積んだ有線ラジコンで、数百メートル離れた敵陣地を爆破するという目的のもと開発されました。

フランスの工兵部隊は太陽王ルイ14世の治世でヴォーバン元帥の強力な指導のもと編成され、国境地帯や海岸線には数多くの城郭や要塞が築かれたとのことです。フランスの歴史や軍事に興味がある方にとって、フランスの要塞と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、ドイツの侵略を食い止めるべく国境地帯に構築された「マジノ線」でしょう。工兵の博物館なだけあって、マジノ線に関する展示もありました。いつかフランスにまた来ることができれば、是非ともマジノ線の遺構も見学しにいきたいものです。

展示の最後には、フランス工兵部隊のモットーが縫い込まれた旗が飾られていました。

Souvent construire, parfois détruire, toujours servir.

「大いに建設し、時に破壊し、常に奉仕せん」という意味ですが、工兵の多種多様な任務をよく表していると思います。ちなみに、アメリカ軍の工兵部隊のモットーもフランス語で、 “ Essayons! (やってみよう) ” です。アメリカ独立戦争で、フランスの工兵がアメリカ軍を支援したことに由来するそうです。意外なところで繋がりがあるのですね。

ちょうどアンジェでは Les Accroche-cœurs という大規模なフェスティバルが行われていたので、夕方に少し見てくることにしました。イベントの全容は結局よく分からずじまいでしたが、参加者には学生や若者が多く、街の活気を実感することができました。

余談ですが、フランスの地方都市で日曜日に外出する際はよく気をつけることをお勧めします。レストラン以外の店はほぼ全てが閉まっている上、バスなどの公共交通機関もストップしているか、大幅に減便されています。何を隠そう、筆者もフランスの日曜を舐めてかかっておりました。ろくに時刻表の確認もせずにバスに乗ろうとしたら1時間に1本しか走っておらず、友人たちとの待ち合わせに遅れてしまいました(ごめんなさい)。何もできないように思える日曜日ですが、多くの人は家で家族で過ごしており、街中は人気が少ないので散歩をするには絶好の日だと思います。

気づけば研修の折り返し地点をゆうに超えていました。あっという間に毎日が過ぎていきますが、残り1週間も一日一日を大切に過ごし、学び多き研修にしたいと思います。ここまで読んでくださりありがとうございました!

研修11日目(9/11)

Bonjour!
文科三類2年の秋場千慧です。9月11日(月)の研修ブログをお届けします。アンジェでの生活が始まってからちょうど一週間経ちました。この日の時間割は、午前にLANGUE(教科書を用いた授業)→Compréhesion orale (リスニングの授業) →LANGUE、午後にCivilisation(フランスの地理や政治の概観についての授業)→Expression orale(プレゼンとディスカッションの授業)と、盛りだくさんなスケジュールでした。

ところで、私は週末から体調を崩し、寝込んでしまいました…。9月のアンジェは一日の中での気温差が大きく、朝晩は窓が結露するほど寒い一方で日中は日差しが強く汗ばむほどです。また、大学や家庭にクーラーがないなど生活面で慣れない点が多く、疲れがたまったようでした。週末の間は食事がほとんど喉を通らず、ベッドの中で泣きながら家族にラインを送りました。この経験でわかったことは、海外で体調を崩すことは日本で体調を崩すことに比べ何倍も怖くて心細いということです。ホストマザーには色々と対応していただきましたが、すっかり気弱になってしまいました。この窮地から救ってくれたのはなんと日本食でした!

普段のお昼休みはみんなで大学のcantine(学食)で食事をしていましたが、この日は同じホストファミリーの家で暮らしている友人がSUSHIレストランに連れていってくれました。「Tokyo Foch」という名前のこのレストランは、アンジェのメインストリート、マレシャル・フォッシュ通りに面する人気店で、マグロやサーモンのお寿司をメインに提供しています。そこで私が注文したのはriz naturel(普通のお米)とsix pièces de Gyoza(餃子6個)です(笑)。バターやクリームベースのフランス料理が喉を通らなくなっていた当時、炊いたお米は何よりもおいしく感じました。思いもよらないところで自分が日本人だと実感させられるものです。

この日は帰りにスーパーマーケットMonoprixに立ち寄り、豆腐を購入しました。Monoprixにはちょっとしたアジア食品のコーナーがあり、日本や中国、東南アジアなどの食品を見つけることができました。その一角に並べられていた豆腐はジュースのパックのような紙パックで販売されていました。
購入した豆腐はその夜、湯豆腐にして友人から借りた醤油をかけて食べました。ホストマザーが用意してくれたガレットと合わせるとかなり奇抜な画になってしましましたが…。

研修ブログに記すにはあまり華のない内容になってしまいましたが、自分にとって学びの多い経験でした。体調を崩した折にはホストファミリーや先生方に大変心配をかけてしまいましたが、留学先で様々に対応してくださり、とても感謝しています。海外での生活は思いがけないトラブルが起こりうること、健康あっての留学であること、心配して助けてくれる人がいるのはとてもありがたいということ…。このブログを読んでいる方の参考に少しでもなればと思います。

追記:その後体調はみるみる回復し、元気に帰国することができました。また、ホストファミリーや一緒に生活した学生たちには温かく受け入れてもらい、一緒に食事を用意したりカードゲームをしたり、ドライブをしたりと、楽しい思い出でいっぱいです!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

研修12日目(9/12) 土屋瑞希

私のホストファミリーには母、中学生の子どもと犬が1匹います。
今日の朝ごはんはカヌレとブリオッシュでした。
授業の前に気になっていた大学の隣の教会に寄ってみました。ステンドグラスがとても素敵だったのですが、薄暗く人もいなかったので5分くらいで出てしまいました。アンジェに来てからこの様にほとんど毎日寄り道をしています。

今日はcompréhension oraleという会話の授業が1コマ、Langueという教科書を中心に四技能の演習を行う授業が2コマ、昼休憩を挟んでLangueがまた2コマとがっつり授業がありました。
私のクラスには生徒が8人おり、日本人は私1人だけで、他の生徒はアメリカと中国から来ています。既に退職したおじさんやフランス人の夫とフランスで暮らしている中国人の女性もおり、多種多様です。今教科書で取り扱っているテーマが旅行で、今日の授業では各自の国、町、地域のおすすめな場所を紹介したのですが、いろいろな出身地を持つ生徒が集まっていたので、興味深かったです。

お昼ご飯はカフェテリアで他のクラスの人、フランス語を教えてくれる現地の学生も一緒に食べます。今日は初めてお米が出たのですが、マッシュポテトみたいな舌触りでした..。

授業後は夜ご飯に日本食を作りホストファミリーに日本食を紹介する予定だったので、食材をmonoprixというフランスによくあるスーパーに買いに行きました。海外でスーパーに入ると日本にない食品がたくさん見られとても楽しいので、私は海外でスーパーに入るのが好きです。セルフレジで手間取ってしまったのですが、親切な店員さんや後ろに並んでいたおじさんが助けてくれました。三食丼と具沢山のお味噌汁を作り、喜んでもらえました。

研修13日目(9/13)

 

Bonjour ! 文科一類の峯岸です。9/13のブログを担当させていただきます。アンジェで過ごすのも10日目ですが、行きたい場所、見たいものが多すぎて大変です!今日は午前中にCIDEFで授業を受け、午後は友人と美術館などを訪れました。

私のクラスは毎日1限があり、開始時間は東大と同じく8時半だったので、毎朝早起きをしていました…ホストファミリー宅のバルコニーでコーヒーとバゲットの朝食をいただき学校に向かいます。私がお世話になっていたお宅はアンジェの隣町にあり、自然の豊かな地域だったので、庭やベランダで食事をとる人が多かったです。フランスは日本と比べ朝晩の寒暖差が大きく、私はその日も長袖2枚で出掛けたのですが、バス停で待っていた人たちは皆半袖や短パンを着ていて、温度感覚の違いに驚きました。

CIDEFでは一コマ55分の授業を4コマ受けました。この日は3/4がテストというハードな一日でした…読解・作文・聴解の試験を受けましたが、普段の授業と比べかなり難しかったので解きながら復習していたのに…と少し悲しくなりました。が、全力は尽くせたと思います!(授業内で理由の表現を多く習ったのですが、それを直接問う問題はなかったので、作文の中に無理やり入れました。他の生徒たちも同様だったらしく、返却時に先生が喜んでいました。)

昼食は毎日大学でいただいていました。昼食時、友人にアンジェに来ていくつの美術館に行った?と聞かれ、なんとアンジェで一つも美術館に行っていないことに気がついてしまいました…!午後はCIDEFの人たちがカラオケなどをして交流するイベントを企画してくださっていたのですが、美術館に行っていないことに焦った私は申し訳ないですがスキップし、友人たちとMusée des beaux-arts を訪れました。地下では作品を五感で感じるというテーマの企画展が行われており、絵を触ったり、匂いを嗅いだり、上に寝そべったりすることができて面白かったです。常設展もかなり作品量が多く、その中でも特に現代アートのセクションが面白かったです。作者の伝えたいことはよく分からないけれどなんとなくいいな、という作品が多く、こういう芸術の楽しみ方もありなのかなと感じました。

美術館を閉館前に出たあと、少し時間があったのでフランスの若者食、クレープを食べに行きました。バターと砂糖がガツンとくる味で、あっという間に食べ終わってしまいました。私はアンジェ滞在中アイスをよく食べに行っていたのですが、ほとんどのお店が前払い式であったため、クレープ屋さんで誰も気づかないまま払わずに帰ろうとしてしまいました…ギリギリで払っていないことに気が付き、お店の方に謝罪をしてことなきを得ましたが、危うく食い逃げをしてしまうところでヒヤッとしました。

きちんとお金を払ったあと、中心街から歩いて30分ほどの場所にあるCimetière de l’Ouestに行きました。ヨーロッパのお墓らしく、世界大戦の戦没者の慰霊碑がありました。また、日本のお墓と比べて横長で高さがないように感じました。お墓ですので写真は撮りませんでしたが、十字架とフランス国旗が共存している厳かな空間でした。

その後は帰宅し、ホストファミリー達と夕食をいただきました。翌日も試験があったのですが、聴解試験なので特に今更できることはないかなと思いあまり勉強はせず、疲労回復のために早く寝ました。

気付けばアンジェでの生活もあと4日ほどになってしまいました…残りの日程も有意義なものになることを祈りつつ、次の担当者にバトンタッチしようと思います!

研修14日目(9/14)

Bonjour à tous !
9月14日(木)と9月15日(金)のブログを担当させていただきます、文科三類2年の杉浦麻緒です。
私たちのアンジェでの生活も残すところ4日となりました。本当にあっという間です…。

今日は8:30からCIDEF(留学先の語学学校)で授業を受けます。私のホームステイ先の家からはバスに10分程乗っていれば着くので、とても通いやすいです。
ホストファミリーはご両親と11歳の男の子と8歳の女の子の4人家族です。朝食は各自自分の出発する時間に合わせて食べるスタイルでした。今朝はシリアルとブリオッシュをいただきます。8:30から授業があるのは久しぶりで、起きるのがバスの時間ギリギリになってしまったので、ホストファミリーの皆さんが心配してくださりました(汗)。(子供達も何分のバスに乗るの?と聞いてくれました。)

こちらは毎日お世話になったバスの写真です。(普段使っていた家の近くのバス停ではなく、街中のバス停。)2台のバスがつながったような形状をしています。真ん中のつなぎ目のところに立つことになると、バランスを取るのが大変でした。
アンジェに到着した日に、ホストマザーの方が一緒にバスに乗って使い方を説明してくださりました。料金はバスに乗っていた時間の長さに関わらず一律で、1回券、10回券、1ヶ月乗り放題券などがありました。私は1ヶ月券を購入し、顔写真付きの交通IC カードのようなものを使っていました。降りる際に停車ボタンを押し忘れて一つ先のバス停から歩くことになったり、乗る際にバスに停まってくださいと合図するのを忘れて、バスが目の前を通り過ぎてしまいそうになったりと色々ありましたが、観光客ではなく、この町に住んで大学に通っている学生なのだという気分になれて少し嬉しかったです。

さて、本日の日記に戻ります。
今日の授業は午前中だけです。日本の高校のように1時間1コマなのですが、3・4コマ目はLangue(東大で受けていたTLPの授業と似ていて、教科書を使って読解・聴解やディスカッション、作文を満遍なく練習する授業)のテストでした。Compréhention écrite (読解)
が難しかったのですが、Compréhension orale (聞き取り)では2週間のフランス語漬けの日々の成果が見られたように感じました。

昼食は普段のように大学のcantine(食堂)でいただきます。ラタトューユが美味しかったです。夏のフランスではたくさんの新鮮な旬の野菜を食べることができました。日本より味付けが薄味で、野菜そのものの美味しさを楽しむことができたのも良かったです。

今日は私たちのクラスでは午後の授業がなかったので、アンジェの街を散策しました。まずは、大学からメーヌ川のほうまで歩いて、Office de Tourismeに行きました。アンジェ市の中心部はだいぶ見慣れてきたので、地図アプリに頼らずに歩けるようになってきました。Office de Tourisme は観光案内所のようなもので、アンジェの特産品やアンジェにまつわる本が集まっていました。私はここで、Quernon d’Ardoise という青いチョコレートと、アンジェにまつわるものがデザインされたポストカードを買いました。
Quernon d’Ardoiseは、アンジェ特産で屋根などに使われるardoiseという岩(日本語では粘板岩、 スレートなど)の色や質感をチョコレートで表現したものだそうです。街を見渡すと、さまざまな建物の屋根にardoiseが用いられていることが分かります。下の写真はアンジェ城の壁の上から見たアンジェの街並みです。

買い物の後は、Jardin des Plantesに向かいました。
植物の他、池があったりウサギと鶏がいたりと落ち着いた雰囲気の場所で、一万歩以上歩いて少し疲れた体を休ませられました。

こちらは本日の夕食です。ホストファザーの方が「ガレットはBretagneの食べ物だけどねー」と言いながら自家製ガレットを作ってくださりました。

研修15日目(9/15)
午前中は、CIDEFで最後の授業を受けました。Civilisationという授業で、フランスの政府や教育機関における宗教に対する考え方について学べたのが興味深かったです。続きが聞きたかったのですが、来週以降は日本に帰っていて授業には参加できないのが少し残念でした。

午後は、大学のActivitéでTerra Botanica に向かいました。
生物多様性をテーマにした施設で、落ち着いた雰囲気の庭園や池がある一方で、子供向けのアトラクションやアスレチックもあり、幅広い世代が楽しめそうなテーマパークでした。当日の朝はホストファミリーの女の子が「私も一緒に行きたい!!」と言っていました。ご家族で年に数回訪れるお気に入りの場所だそうです。

平日の昼間で空いていたこともあり、様々なアトラクションを楽しめました。下の写真はボートに乗ってパーク内を周遊するというアトラクションです。植物に囲まれ、魚が時々出没する穏やかなコースで、心地よく一周しました。

夜はホストファミリーの皆さんと一緒にテレビを見ました。ラグビーのワールドカップの試合を見たい男の子と、好きな歌手のコンサートのライブが見たいお母さんとの間で決着がつかず、15分ごとにチャンネルが変わりましたが、私としては二つのフランスの番組を同時に見られたようで楽しかったです。テレビで流れるフランス語は早口で、まだまだ聞き取れないことが多いので、更なる訓練が必要なようです…。

明日はアンジェで最後の週末です。ホストファミリーの皆さんと一緒に過ごせる時間を大切にしたいです。

Bonne journée !

研修16日目(9/16)

【はじめに】
Bonjour !
文科一類2年の鈴木馨子です。研修最後のブログを担当します。

9月16日・17日は美術館・博物館などの施設の入館料が無料となる “journée du patrimoine”の日でした。様々な場所に広告が貼られ、中心街は賑やかでした。

私もホストファミリーの姉妹(19歳と11歳)と一緒に中心街へ行きました!まず訪れたのは公的機関(préfecture)の屋上です。普段は一般公開していないのですが、この二日間だけは一般公開していました。ずっとアンジェに住んでいるホストファミリーもこの屋上に行くのは初めてで、職員さんに建物の歴史などを解説していただきながら一緒にアンジェの街を眺めました。

建物の向こうにカテドラルが見えますね。滞在中はホストファミリーと一緒に街へ出かけることもたくさんあったので、一緒に訪れた場所を屋上から眺めながらこの2週間を振り返っていました。

次に訪れたのが、教会です。

教会はとても古く長い歴史を感じさせる建物なのですが、内部では現代アートがダイナミックに展示されており古いものと新しいものの美しい融合を楽しむことができました。

ホストファミリーとの最後の夕飯は、この湖畔で食べました。この写真を撮ったのは午後8時過ぎですが、写真からもわかるようにまだ明るいです。フランスは日が沈むのが遅いため夜にピクニックをすることができ、滞在中何度かピクニックを楽しみました。
ホストファミリーはお米も頻繁に食べており、ピクニックではいつもこのお米のサラダを食べました。お米はタイ米でパラパラです。美しい湖を見ながらの夜ごはん、心に残る思い出ができました。

研修17日目(9/17)
17日は14:00にTGVの駅に集合でした。それまでの時間、私はホストファミリーと一緒に家で過ごしました。
今までフランスのことについてたくさん教えてもらったお礼に、日本の文化を少し紹介しました。まずやったのは折り紙です。
つるはホストファミリーの姉妹の作品、右の方にあるくす玉は私が作って手土産として持って行ったものです。パリのホテル滞在中に作ったので、その際に余った折り紙を使ってつるの作り方を教えました。この日の折り紙に限らず、滞在中はフランスのことを教えてもらう代わりに日本のことを教える毎日で、日本について知っておくことはとても大事だなと感じました。

折り紙のあとは「書道が見たい!」と言われ黒い絵の具と筆で書道らしきことをしました。久しぶりに書いたのでクオリティは…でしたが、ホストファミリーは喜んでくれました。日本の表札文化を教えたところ「ドアの前に貼る!」と言ってくれました。

単語カードも作りました。フランスと日本では動物の鳴き声の表現が違うようで、紹介のたびに家族は大爆笑でした!

そして14:00に駅に集合し、ホストファミリーの皆さんとみんなでお別れをして、TGVでパリへ。パリへは2時間半弱で到着しました。ホテルのレストランでみんなで夕食をとった後、夜はラグビーワールドカップ(フランスで開催されていました!)のイングランド対日本の試合をみんなで観戦。私は2年生の春にTLPに編入してきたのでTLPの仲間たちと一緒に過ごせたのは半年でしたが、研修を経てさらに仲良くなれてよかったです。

2週間を共に過ごしたホストファミリーや大学の先生方・仲間たちと別れ最後の思い出を作った二日間。最初は「きちんと最後まで楽しめるだろうか」と不安を感じていましたが、研修は非常に楽しく刺激的で本当に一瞬で終わってしまいました…!!TLPに編入して本当に良かったです。

【総括と謝辞】
研修の準備を進めてくださった寺田先生、研修の付き添いをしてくださったJulien先生をはじめ、研修に関わる様々な支援をしてくださった先生方、本当にありがとうございました。
また、多様なホストファミリーの方々やCIDEFの優しい先生方、楽しい仲間たちと共に過ごしながら、私たちは起きているすべての時間に周りの何か・誰かから常に新しいことを学び刺激を受けました。そしてフランス語はもちろん、フランスの人や文化や街に親しみ理解を深めることができました。
今まで生まれ育ってきた環境を離れて様々な「違い」に直面する環境に囲まれることは、自分の価値観を見つめ直すことにも繋がり、外の世界の理解を深めると同時に自分の内側の世界についてもぐんぐん知ることができた20日間だったと思います。

2Aセメスター以降は私たちは皆各々の進学先に別れます。本研修を最後にフランス語TLPは終了してしまいますが、今後もTLPでの経験や得た仲間と共に一人ひとりが次の目標に向かって頑張っていきたいと思います!
Merci beaucoup pour tout!

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2023年10月22日
2023年度TLPフランス語夏季研修(パリ・アンジェ)報告(1)(8/31-9/8)

2023年度TLP夏季研修の報告を参加者の皆さんがリレー形式で書いてくれました。ぜひお読みください! (1)は8/31から9/8です。

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研修1日目(2023/8/31-9/1)
こんにちは。TLPフランス語の平田燿陸と申します。東大でフランス語を学んで1年半たった今、プログラムの一環として夏の国際研修に参加できることを喜ばしく思います!

私が今回のブログのトップバッターを仰せつかったことは単なる偶然の産物なのですが、なんの因果か私は春のTLP研修にも参加させていただいています。そういうわけで、手始めに簡単にTLPの仕組みと国際研修の枠組みを説明させていただきたいと思います。

まずTLPについてご説明します。TLPはTriLingual Programme、すなわち日本語・英語に加えもう一言語を高度なレベルで習得するカリキュラムのことで、東大駒場の一大プログラムといっても過言ではありません。これに参画した学生たちは週5コマ×90分の第二外国語授業を受けたのち、春季・夏季休暇それぞれの期間中に1回ずつ国際研修に参加することができます。フランス語TLPの場合、春はリヨン・パリ、夏はパリ・アンジェに滞在して、現地の学生と交流したり、現地の大学併設の語学学校で集中的なクラスを受けます。

今回の夏のプログラムは、パリで3日間過ごしたのち、フランス北西部の小さな町アンジェにある西カトリック大学にて2週間、フランス語のインテンシヴコースを受けるというものです。アンジェで作った熱い思い出の開陳は続くブログの筆者たちに任せることにして、私はさっそくパリ1日目の記録をみなさまと共有したいと思います。

le 31 août

と、その前に…東京を発つ日の様子もご紹介しましょう。

18時に羽田集合を言い渡された12名の学生たちは、ガラガラバッグを引きずって、団体カウンターZの前にわらわらと集まってきました。約ひと月ぶりの再会に自然と頬の緩む一同、フィンランド航空のカウンターでムーミンのポストカードをもらってご満悦です。JTBの出発カウンターには「東京大学 フランス研修旅行」の文字が見えます。カウンター近くで屯していたところ、JTBの職員さんに一発で東京大学の学生だと見抜かれてしまいました。いったい何が我々をそう見せているのか……浮かんだ疑問符は私たちをおいて一足先に離陸して、残された私たちは荷物をチェックインし、少し値の張る空港内レストランで最後の日本食を楽しみました。私たちのチョイスはモスバーガー…モスは日本にしかないんですよ!!

今回のフライトは行きも帰りもヘルシンキ経由のフィンランド航空です。思いがけず人生最北端到達を達成する学生も少なくなく、羽田にいながらにしてもはや気分は北欧です。

le 1er septembre

満席のFinnairは13時間もの間もくもくと地球の自転に逆らって、気づけば我々はヘルシンキに……Welcome to HEL の文字が我々を迎えます(ヘルシンキ空港のコールサインはHELなのです。Hell/Enfer ではありませんよ)。

シェンゲン協定エリアに入国する際の審査は厳しく、危うく乗り換え便を逃すところでした。なんとかパスポートにハンコをついてもらった我々は空港のインターナショナルエリアで息をつく間もなく駆けてゆき、すんでのところでパリ行きのゲートにすべりこんで、ついにフランス語の聞こえてくる空間に身を投げ込んだのであります。

束の間のサーミ体験は夢のようにすぎさり(実はヘルシンキは夢で、フライトは直行便だったのかもしれません)、3時間の浪漫飛行を経た一行はあれだけ夢見たパリCDG空港についに到着しました。なかなか出てこない受託手荷物のカルーセルを見つめているうちに、神戸大学に留学していたフランス人の学生と仲良くなるなど、この旅の明るい展望が垣間見えるひとときを過ごした学生たちは、ジュリアン先生の手配したタクシーに荷物を積み込んで、ようやく動かないベッドのもとへ……と目をつむる間もなく、ホテルについて1時間後にはもう、我々はパリ散策へと繰り出していました。

ホテルのあったパリ17区はお世辞にも治安がよろしいとはいい難い地域のはずですが、実際歩いてみると再開発が進んでいて、綺麗な集合住宅が林立しておりました。パリの中核部では決してみることのできない高層デザイン建築に目をパチクリさせながら、学生の群れはエスカルゴの渦を中心に向かって驀進します。

Le Jardin du Luxembourg や La Tour Eiffel, L’Arc de triomphe, そしてあのChamps-Élysées 通りを歩き倒してもなお体力の有り余る一行は、飽き足らぬ精神をもって本日の目玉、Le musée du Louvre へと歩みを進めます。

前回のTLP研修でもルーブルを訪れたことのある私ですが、ここは何度来ても作品を見つくすことができない、なおかつ毎度毎度新鮮な歓びを目から脳へまっすぐ投げかけてくれる素晴らしい場所です。以下に何枚か、今回とくに印象に残った作品をご紹介します。ただ、解説はしません。それをしてしまえば、それはすでに作品そのものではなく、他の人間の思考というフィルターを介してみえる、靄がかった薄暗いイメージに成り代わってしまうからです。すでに写真に収めた時点で、現世に在るものとはかけ離れた現象になってしまっているわけですが、みなさまに私の得た感動を喚起した源泉と少しでも近いものをお見せするため、しばし私は口を閉ざします。

進めた歩みも二万五千の大台を突破して、疲労の色の隠せない一行はひとときの休息を求めて夕飯を急ぎます。ここで私は初のTartareをいただきました。これは生肉でつくった、なめろうのようなもので、塩っぽい風味の、夏にぴったりひんやりした料理です。一日中歩き回って発汗した分の塩分を補給したわたしは、食事を終えてこれもまた満足気な顔の仲間たちとともに、ホテルへよたよたと帰ってゆきました。

ここまで48時間近くまともに寝ない強行軍を敢行してきたわけですが、時間を忘れるほど楽しいことが盛りだくさんの2日間でした。きっと後続のブログでそれが20日間にわたっての僥倖であったということが、よくわかることでしょう。さて私は明日に備えて寝ます。みなさんも目の使い過ぎには気を付けて、お早めにお休みくださいませ。あなた自身の目でパリの空を拝むために!

◎フランスへ旅行されるみなさまへのアドバイス:

今回の研修は、不幸にも記録的円安の時期にぶつかってしまったため、全体的に予算のかさむ旅となりました。

フランスではほぼすべての場面でクレジットカードが使えます。ただ、あなたの口座が円預金口座のみに結びついている場合、支払いの度になかなかの割合の為替手数料を上乗せして請求されますし、円安が進んでいる瞬間に買い物をしなければならなくなったとき、とんでもない損をした気分になります。

そういうとき、外貨預金口座のデビットカードがあると、外貨(今回の場合ユーロ)で直接支払うことができます。こうすることで、円相場が比較的穏やかな時期にごっそりユーロを買っておけば、多少なりとも心安らかに買い物ができることでしょう。私はそれで散財しました。調子に乗って本を買いまくったため…

ソニー銀行なら円àユーロ購入時の為替手数料が安いようです(別にマージンをもらっているわけではありませんが、一応参考までに!)。

P.S. カードを一枚しか持っていないと、支払い拒否になってしまったときかなり焦るので、余裕があれば2種類あるとよいでしょう。これはあくまで予備にすぎないものなので、円口座で構わないと思います。

記録的猛暑の夏でしたが、懐にはつねに寒風吹きすさぶ9月でありました。

研修2日目(9/2)

こんにちは、研修2日目と3日目のブログを担当するTLPフランス語2年の岩切龍太です。

今回の研修のメインはやはりアンジェでの生活だったと思いますが、僕にとってパリでの3日間はそれに肩を並べるくらい印象的なものでした。パリには11歳の時に家族旅行で一度行ったことがありましたが、今回の研修では引率教員のJulienや2日目の途中からパリを案内して下さったChloéさんがお気に入り&おすすめの雑貨屋さんやアイス屋さんを紹介して下さり、一般的な旅行にはない体験をすることができました。鉄道にももちろん乗りましたが、パリ市内を徒歩で移動することが非常に多く、一般的なツアー型観光では通らないであろうパリの道や広場、公園の景色を楽しむことができました。

2日間で訪れた場所の中で、僕が最も感動したのはオルセー美術館でした。比較的規模の小さい美術館だと聞いていたので、入口をくぐった後に目の前に飛び込んできた広大なメインエントランスに驚きを隠せませんでした。昔駅舎として使われていたとのことで、館内の至るところにその遺構と思しき箇所がいくつかありました。下の写真のメインエントランスもその一つで、アーチ状の天井や大時計が当時の風景を思い起こさせてくれます。土曜日だったせいか、館内は非常に多くの観光客でにぎわっており、日本人観光客らしき人たちの姿もちらほら見られました。

まずは一番最初にどうしても見たかった印象派の展示を見に、5階に向かいました。エスカレーターを降りた後の空間は、巨大な時計台の内部のようになっていて、時計盤の向こうからセーヌ川の河畔やモン・マルトルの景色が一望できました。

※以下に紹介する絵画・彫刻を写真に収めるのを忘れてしまいました…気になる方はネットで題名などを調べてみてください

5階の展示で最も印象的だったのは、印象派の2台巨匠マネとモネが描いた「草上の昼食(Le Déjeuner sur l’herbe)」が対のように向き合って並べられている展示室でした。先輩であるマネの影響を受けモネが同じ題で作品を描いたとされているようですが、似ても似つかぬ2作品のように思いました。マネの作品は、周りの木々と人物との間で不自然なまでに明暗のコントラストを生み出しています。また、奥にいる女性と手前の3人との関係性もはっきりしません。4人はこの森に一緒にピクニックをしにきたのでしょうか?左下には、果物やパンがバスケットからこぼれ落ちて草の上に転がっています。ものすごく細かいことですが、この人たちは今から食べる物が地面に落ちていても気にならないのでしょうか??周りには脱ぎ捨てた服や麦わら帽子なども散らばっていますが、どこか不自然な感じもします。この画の左下の隅で、まるで静物画のように、物体が意図的に配置されているかのようです。何より、中央にいる裸の女性が気になります。なぜ森の中で裸でいるのか?体の向きから男性たちの会話に参加しているように見えるのに、なぜ視線をこちらに向けているのか?女性の表情もどこかミステリアスで、見る人をその場に釘付けにしてしまうような魅力を感じました。マネの作品は、細部に注目すればする程、謎が深まっていくかのようです。個人的には、絵画全体の違和感から軽い不快感を抱く瞬間もありましたし、一方でその違和感が好奇心をもたらす瞬間もありました。裸の女性と2人の男性との示唆的な関係性は、森閑とした周りの雰囲気とは不釣り合いな印象を受けます。この作品から社会的なメッセージ性を感じ取ることもできますし、森の中で余暇を楽しむ人々の喜びを感じ取ることもできます。このマネの「草上の昼食」は、次に述べるモネの作品の時のように心が動かされるような深い感動は無かった一方で、作品全体がもたらす違和感が思考を刺激し、長い間眺めていられるような魅力を持っていました。

その一方で、モネの作品は、個人的な感想ですが、人間と自然が調和しているかのように感じました。より正確に言うならば、木々の隙間から差し込む温かい日ざしに、人間たちが包み込まれているような印象を受けました。メッセージ性に富んだマネの作品と異なり、純粋に自然の中でピクニックを楽しむ人々の幸せを感じ取ることができました。頭上の木々の隙間から人々の肩や背中、そして草の上に敷いたピクニックシートの上に降り注ぐ温かい春の日差しは、まさに幸福を象徴しています。人々の視線や表情も不自然なところはなく、隣にいる人に話しかけている様子が見て取れますし、正面に座っている人に声をかけているのだろうと推察できるシーンもあります。何よりも気に入ったのは、中央部分に座る白いドレスの女性の描写でした。画面外の右の方にいるのであろう人物に視線を向け、微笑を浮かべながら左手でお皿を差し出しているところを描いていますが、ピクニックのワンシーンとしてはごく自然な動作のように感じました。マネの作品中の裸の女性とはまさに対照的といえるでしょう。この女性がとる日常的な動作が、僕の過去のピクニックの記憶を媒介として、僕を絵画の中の世界へと誘ってくれます。作品中に登場するどの人物もこちらに目を向けていないのも気に入ったポイントの一つでした。まるで、自分がこの絵画で描かれているような森の中を一人で歩いていたら、少し離れたところにピクニックをしている人々の姿を見つけたような気分になれました。絵画全体の調和的・日常的な印象のおかげで、絵画の世界の中に没入することができたわけです。

オルセーには主に印象派の風景画を楽しみに訪れたわけですが、パリが世界に誇る美術館だけあって、「こんなところにこの作品があるのか!」という発見が何度かありました。ドガの人形もその一つで、落ち着いた印象派の展示室の中で、一つだけ異様な雰囲気をまとっていただけに、すぐに有名なドガの作品であることがわかりました。バレリーナ少女の作品を数多く描いたドガですが、彼の人生の中で彫刻作品はこれ一つとのことでした。立派な成人男性がバレリーナ姿の少女の彫刻を作ったと聞くと、それだけで身の毛がよだつような気がしますが、彫刻を間近で見ると少女の痩せた体型までがリアルに表現されており、思わず顔をしかめたくなるような作品でした。解説を読むと、身に付けている衣装や髪の毛まで本物を使ったとのことでした。変態的なこだわりと言わざるを得ませんが、リアルをどこまでも追い求めるその姿勢にある種の尊敬すら感じました。作者の完璧主義的な性格を写し出すこの蝋人形は、図らずとも、前述の「草上の昼食」2作品に次いで気に入った作品となりました。

14時ごろにオルセー美術館を出発すると、今度はChamps de Mars公園へ。エッフェル塔を背景にみんなで記念撮影をしました。この日は最高気温が33度近くあり、歩いているだけで汗ばんでくるような真夏日でしたが、公園には観光客だけでなく現地人らしき人々もいて、芝生の上で寝転がり、読書や睡眠など思い思いの休日を過ごしていました。

その後はシテ島のノートルダム大聖堂へ。2019年の大火災の影響で工事中だったため、残念ながら中に入ることは叶わず。ファサードのみ一部再建されており、正面から威厳ある本来の姿を写真に収めることができました!

 

夕食はピカソ美術館近くのPage 35というお店で食べました。19時ごろになると、店内は現地の人たちでにぎわうようになりました。休日の夕方は、パリジャン・パリジェンヌたちも家族や親族と一緒に外食をするようです。気温もだいぶ涼しくなり、穏やかでゆっくりとした時間が流れていました。僕は、poulet en colèreという料理を注文しました。直訳すると「不機嫌な鶏」という意味です。不思議な名前ですが、料理が運ばれてきた時にその由来がなんとなくわかったような気がしました。

 

夕食に食べたpoulet en colère。チキンをひまわりの種と一緒に揚げている。

夜にはアクシデントが発生。ホテルのシャワーからお湯が出なくなってしまいました。ホテルの管理人によれば、パリの町全域で温水機能が止まっており、月曜まで直らないとのこと。土日は水道局の人たちも働いていないためなのでしょうが、パリ住民の人たちはこんな事態にも慣れっこなのでしょうか??結局、教員のJulienも含め全員が冷水を浴びることになりました。悲鳴を上げそうになりながらも、頭だけ浴槽に突っ込んで髪を洗うなど各々の対策法を編み出していました。僕は、ブログ1日目担当の燿陸と同室でしたが、僕が彼のシャワーを待っている間、浴室からは不気味な笑い声が…。冷水は人の本性を暴き出してしまうのでしょうか…

研修3日目(9/3)

まずはこの日の目玉であるPalais Garnier(通称オペラ座)へ。オーディオガイドで建物についての色々な解説を聞くことができました。中でも印象的だったのはメインの観客席の天井画でした。5色に分けられた画の中には、凱旋門やエッフェル塔が描かれ、現代的なアートの様相を呈していました。19世紀の豪華絢爛な建造物の中で20世紀の前衛的な芸術がひときわ異彩を放っていました。伝統的な建築物に20世紀のアートは調和しないと否定的な意見がありそうだと感じた一方で、個人的には、シャガールの画はガルニエ宮の様式
に良く親和しているように感じました。歴史的な様式を保存しつつ、現代的な諸要素を各所に取り入れる方向性は、パリという町全体のあり方を象徴しているように思います。

お昼にはパリの百貨店であるギャラリーラファイエットへ。東京の百貨店とは一味違ったオシャレな雰囲気が漂っていました。

屋上からはパリの町が一望できました。

午後にはサン・マルタン運河の周辺を散策しました。この日も良く晴れていて、犬を連れて散歩する人や、サイクリングをする人が多く、近くの公園ではパリの若者たちが水着を着て日光浴をしていました。まさにパリの日曜日の午後といった穏やかでゆっくりとした時間が流れていました。

その後はモンマルトル地区へ。パリの一大観光地ということもあり、多くの観光客でごったがえしていました。長い階段を登っていくと、白い寺院が見えてきました。小高い丘のような地形になっていて、ここでもパリの景色を一望することができました。

9月2日と3日は、非常に充実した二日間でした。早くアンジェに行ってホームステイをしたい!と心がはやる気持ちもありましたが、ヨーロッパ最大の観光都市で濃密な体験をすることができたと思います。一度パリに行ったことがある人にも、ぜひおすすめしたいイベントです。引率教員や周りのTLP生たちから刺激を受け、また新しい発見があることでしょう。

研修4日目(9/4)

4日目と5日目のブログを担当するのは、文科一類二年の清野孝弥です。 3日間のパリ観光を終えた私たちは、朝の8時にはホテルのロビーで集合して、TGVを乗るために、La Gare Montparnasseへ向かいました。

TGVは日本でいうところの新幹線のようなもので、パリから郊外に向かう際によく使われる交通手段だそうです。ただ、とても「フランスらしさ」を感じたのは、私たちが乗る予定だったTGVが、15分くらい遅延するアナウンスが流れたときに、私たちの引率をしてくださっていたジュリアンがフランスの電車は遅れるのが当たり前だよと言っていたことでした。

早速TGVに乗った私たちは、連日の疲労のせいか、フランスの田園風景を見るのも忘れて、すぐに眠りについていました。TGVはLa gare Angers Saint-Laudに最終的には20分くらい遅れて到着しました。 私たちは、ホストファミリーと駅で待ち合わせしていたので、期待や緊張が入り混じったAngers到着になりました。1日目から3日目までのパリ観光とは異なり、ここからは研修に参加したメンバー十二人十二色のAngers研修です!

La gare Angers Saint-Laudでの写真

ここからは、私のホストファミリーでのストーリーを紹介します! 私のホストファミリーは、元ドイツ語教師のマダムです。彼女の3人娘はリヨンとギニアで働いているため、普段は1人で住んでいると教えてくれました。実は、彼女は昨年もフランス語TLP生をホストファミリーとして受け入れていたので、日本の文化についても少し知ってくれているようでした。食事のときは、いつも《Bon appétit》の代わりに「いただきます」と言ってくれていました。

さて、初日は、駅から家に直接向かうのではなく、「Angersに慣れてほしい」とのことで、Angersの市街地を車で丁寧に案内してくれました。初めてLe château d’Angersを見たときは、教科書に載っているような中世ヨーロッパの城壁が、目の前にあることがとても衝撃的で、景観よく当時の面影が保全されていることに、感銘を受けました。Le château d’Angersに続く道から少し奥へ進むと、Angers北部を一望できる高台があり、Angers市街地を風景を堪能することが出来ました。

高台から見えるAngers北部の風景

車での観光を終えた後に、私たちは家に到着し、昼食を一緒に食べました。彼女は、とても料理が上手で、Angersのspécialité を毎日のようにおごちそうしてくれました。 当初は、初日だからこの後は休憩かなと思いこんでいましたが、彼女はとてもénergétique で、「今日は、偶然ロワール川の文化の発展と継承を祈願して、伝統的な小舟がロワール川のお祭りのために、ナントからやってくるから、もし元気だったらLa Loireの川沿いをサイクリングしようよ」と誘ってくれたので、昼食をとって一休みしたのちに、ホストマザーと一緒にサイクリングをしました。最初は船を探すために、少しロワール川沿いをサイクリングする予定でしたが、全く船が来る様子がなかったため、そのまま船を探してロワール川の上流へと上っていきました。そしてなんと、気づいた時には50km以上サイクリングしていました笑

サイクリングが終わった後は、今年初めて開催されるというロワール川のお祭りに参加しました!お祭りでは、Pont de céの人たちが歌を歌いながら、ロワール川を流れる船を鑑賞していました。たまたまお祭り中に出会った近所のおじいさんは、私のためにリモナードを用意してくれたり、Pont de céの歴史を教えてくれたりするなど、早速1日目からPont de céの人々の温かさを感じました!

寄港する小舟たち

 

お祭りで熱唱する老紳士

お祭りの後は、サイクリングをしながら帰宅し、夕食をホストマザーを一緒に食べました。夕食で会話をしている中で、彼女が英語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語を話すことができることや、普段は水泳とサイクリングをして体を鍛えていることなどを知りましたが、そのとてつもないエネルギッシュさにとても1日目から圧倒されました笑

ホストマザーとの記念写真

研修5日目(9/5)

今日からいよいよUCO(Université Catholique de l’Ouest)での授業の開始です! ホストマザーが1日目の授業ではプレイスメントテストがあるから、心の準備をしておいた方がいいよと教えてくれたので、覚悟はしていましたが、大学に着くや否や、大学の授業や施設についてのオリエンテーションが終わった後は120問の試験が待っていました。Compréhension orale, Compréhension écrite et Expression oraleなど多岐にわたる問題が出題され、難しい問題も中には含まれていました。 ちなみにテスト中に、mettre des bouchées doublesというイディオムに出会いました。 興味がある方は、意味を調べてみてください! プレイスメントテストが終わった後は、学生たちみんなで食堂で昼食を取りました。今回のプログラムに参加している人の多くは、日本や韓国、中国などの東アジア出身で、日本についても渡航経験のある人が多かったため、フランス語で会話しながらも、日本のローカルトークが通じてしまうことが面白かったです。昼食の後は、学生たちとUCOのチューターの人たちでAngersの市街地観光に行きました。

四方八方が同じに見える中心街

観光といいながらも、目的はAngers の土地勘を身につけることだったので、謎解き形式でAngersの観光スポットを巡りながら、写真をみんなで沢山取りました。 途中、UCOのチューターの人たちを見失って、みんなで迷子になるなどのハプニングもありましたが、様々な観光地を満喫することが出来ました。

UCOの授業が終わった後は、Irigoというバス会社のオフィスへ行き、Angersのバスの定期券を購入しました。Irigoの前には、長蛇の列が出来ていて、全く順番が来なかったので、なぜなのか不思議に思っていましたが、UCOのチューターの人によると、定期券を買うために留学生が沢山Irigoに行くから、受付でフランス語でのコミュニケーションがうまく取れないことが多くて、受付に時間がかかっているとのことでした。やっぱり、フランス語を事前に勉強して、現地で使える状態にしておくことって大事なんだということを痛感しました。 Irigoで定期券を購入した後は、早家の方面が同じだったchisatoと一緒にバスに乗って、家に帰ろうとしたのですが、早速バスの乗る方面を間違えてしまい、Angersの北部にまで連れて行かれてしまいました。その後、バスを乗り直して、家へ向かいましたが、どうやらchisatoはホストファミリーと一緒に暮らしている留学生の人と一緒に家に帰っていたから、家の場所を正確に覚えていなかったようで、最寄りのバス停に着いた後は、一緒にchisatoのホストファミリー宅探しをしました。幸い、そんなに時間もかからずに家に着くことが出来たので、とても安心しました、chisatoのホストファミリーは、家に到着した時にとても温かく迎えてくれました。このことをきっかけに後日、chisatoのホストファミリーとは、夕食を取ったり、街のお祭りへ一緒に出かけたりするなど、とても親交が深くなりました。

研修6日目(9/6)

Bonjour! 9/6(水)のブログを担当させていただきます、教養学部理科一類の石堀朝陽と申します。

今日は大学で初めて授業を受ける日だったので、多少の緊張と大いなる期待を胸に校舎(Palais(宮殿)という名前がついています)へと向かいました。
到着すると、予告通り前日のクラス分けテストの結果が掲示されていました。東大TLPの生徒は全員CEFRにおけるB1、B2いずれかのクラスに配属されていました。私のクラスには、日本人の他にアメリカ、ペルーからいらした方もおり、いろんな話が聞けることを楽しみに教室へと向かいました。

教室へ着くと、まずは教科書と時間割が配布されました。オリエンテーションでも少し紹介があったのですが、フランスの文化や歴史を学べるCivilisationと言う授業が時間割にあり、期待が高まりました。
次に、オリエンテーションがてらライティングを行いました。テーマは「フランス語を学んだきっかけ、現在地、目標など」だったのですが、「フランス語宛に手紙書く」と言う奇妙な設定だったために、ラブレターのような感じになってしまいました。(文法への文句はしっかり添えたので、盲目な恋はしていないと思います…)

その後、食堂にて昼ごはんを食べました。本日のメニューはクスクスと鶏肉でした。モニターの方も同席するので、これもフランス語を使う良い機会になっていたように思います。

午後に入ると、Production Orale(口頭表現・会話)の授業がありました。ここではまず、大きなサイコロを投げ合いながら質問をして、お互いのことをよく知るアクティビティを行い、次にQuick Datingという名のもと、友人・恋人に求める条件について話しました。ここでアメリカの方から伺った話なのですが、どうやらアメリカの理系大学生は外国語を一つも学ばずに卒業できてしまうようです。彼はそのことや背景にある英語至上主義に対して憤りを覚えているようでしたが、私も同感で、言語を学ぶと言う経験、またその楽しさを味わわずに人生を終えてしまうのはなんともったいないことだろうと思わずにはいられませんでした。
本日最後の授業はLangue(言語)というものでした。これはフランス語の文法や語彙を総合的に学ぶ授業で、東大のTLPの授業と少し似ているように感じました。語彙のレベルが想定よりだいぶ高く、1つの記事の中に5,6個知らない単語や表現があったので、まだまだ精進しないといけないなぁ、と痛感させられました。

放課後は、Ryosukeと街中を散歩しました。
まず、バスの1ヶ月チケットを購入しました。アンジェの主な公共交通機関はバスとトラム(路面電車のようなもの)なのですが、これらが全て乗り放題になる優れものです。その場で名前・写真付きで、ケースに入って提供されたので、良い記念品になりました。

 

その後は、両者のホストマザーからの助言も参考にしながら本屋巡りをしました。
Angersにはそれなりの規模の本屋が複数あると聞いて期待して向かったのですが、二人のニーズにあったものはあまり見つからず、少しがっかりしました。
(後日、別の本屋にてかの偉大な数学者Grothendieck先生の自伝« Récoltes et Semailles »を入手することができました。大満足!)

Angersにある本屋たち。別の日の開店前に撮ったので閑散としていますが、平日夕方などは大盛況です。

街を歩き回って疲れたところで帰宅。ここで毎日私に癒しを与えてくれたのがホストマザーの料理です。近所では「(ホストマザーのお名前) レストラン」として親しまれているようでしたが、評判通りの味でした。
その中でも、本日作って頂いたBoudin Blancと言う料理は、私のいちばんのお気に入りでした。名前にもあるように、これはフランスの白いソーセージなのですが、外はパリッと(カリッと?)、中はジューシーで、やみつきの味でした。

左がBoudin Blanc。右の黒い方はBoudin Noirで、こちらは外側がよりカリカリしているように感じました。どちらも、ジャガイモ、小さな人参、りんごなどが添えられています。

さて、ホストマザーにブログを書くことを伝えたところ、「庭の紹介をしていいよ!」と言われたので、写真で少しお見せしたいと思います。


左: Bougainvillea(ブーゲンビリア)。大きいですね。
中: Grenade。ザクロの一種のようです。名前の通り、確かに手榴弾にそっくりです。
右: Rose(バラ)。美しい色です。

これからもAngersでの楽しい日々は続きますが、本日はこの辺りで。Bonne nuit!

研修7日目(9/7)

Enchanté! 9月7日の研修の記録を担当いたします、理科3類2年の二橋亮輔です。この日は午前中に4時間授業があり、午後は授業がありませんでした。
午前中の授業は、1、2時間目が「Langue」という教科書のテキストを精読する授業、3時間目が「Civilisation」というフランスの地理や文化について学ぶ授業、4時間目が「Expression orale」という会話の授業でした。授業は8時半開始でしたので、朝ホストマザーが用意してくださったchaud chocolat (ホットチョコレートのことです)とパンで精気を養い、通勤や通学の人でいっぱいのバスに揺られて大学に向かいました。
→chaud chocolat

さて、「Langue」の授業では、まず前日からの続きで詩の読解を行いました。押韻やacrostiche (句の初めの語を繋げると単語が浮かび上がる技法のことです)が駆使されつつ、鮮明な情景や感情を想起させる高度な詩を読むのは大変でしたが、興味のそそられる授業でした。その後は、Charleroiという、かつて鉱業で栄えていたものの一度衰退し、その後再興した都市についての文章の読解と動画の視聴を行いました。動画では、ベルギー人の強いアクセントの入ったフランス語が話され、理解するのに大変な苦労を要しました。1年半フランス語を自分なりにかなり勉強してきて、さらにここまでの研修も通してリスニングに対して手ごたえをつかんでいただけに、自分の至らなさを痛感し、絶望しかけました…。
次の「Civilisation」の授業では、フランスやその周辺の河川や山脈、農業地帯について学びました。僕は高校時代地理も世界史も選択していなかったので、大いに学びがありました。
最後の「Expression orale」の授業では、アンジェの町の散策ルートを考え、発表しあうことをしました。人それぞれ着眼点が異なり、なかには集合時間や昼食をとる場所、大学から配布された学生用の割引券を使う施設まで決めている人もいて、驚きました。
教室からの眺め▷             講堂に向かう階段にいたねこ▷

授業が終わり、食堂へ向かいました。研修に来ている学生と先生方が一堂に会し、フランス語での会話がなされます。僕自身、かなり人と話すのが苦手なのですが、ここでフランス語を使わないと機会損失に陥ると思い、奮って会話に参加しました。
食事が終わり、手持ち無沙汰になり、何をしようかと考えていると、講堂のロビーに先生方が集まっているのが見えました。午前の授業でリスニングが課題であることが再度確認されたので、勉強法を聞こうと会話に割り込みました。僕のレベルに合ったフランスの新聞や動画サイトを教えてくださり、貴重な情報を手に入れられました。
そのあと、街に繰り出しました。僕はなんの当てもなく街を徘徊するのが好きなので、とりあえず川のある方向に進むことだけ決めて、歩き始めました。大聖堂を抜けて、アンジェの街を流れるLa Maine のほとりを散歩しました。心が洗われるようでした…。
散歩中に撮った写真▷

大学への帰り道、exotic fruit とlemon味のアイスを買いました。外のアイス売り場の前で指を咥えて見ていると、店内から店員さんが満面の笑みで迎えてくださり、アンジェの人の温かさに触れました。
大学に戻ってからは、任意参加のanimation があり、他の学生や先生とカードゲームで遊びました。僕はUNOと神経衰弱をしました。UNOで遊んでいた時、「あなたの番です」というフランス語が出てこず、不甲斐ない思いをしました(その後調べたところ、C’est ton tour というそうでした。)。ここでもフランス語を学ぶ機会があり、よかったです。
家に帰ると、ホストマザーが食事を作ってくださいました。鶏肉のスープと魚のフライ、そして1週間ぶりとなる米料理が出てきました。ホストマザーとは、今日の授業内容を踏まえて、詩集についての話をしたり、世界情勢の偏向報道についても議論したりしました。毎日1時間半ほど会話をしましたが、個人的にはこの時間に一番リスニングと会話のトレーニングができたと思いました。ホストマザーには、いくら感謝してもしきれません。
夕食▷

これを書いているのはまだ研修の半ばですが、もっと多くのことを吸収して帰途につくことを誓い、筆を擱かせていただきます。

研修8日目(9/8)安部正健
Bonjour, vous allez bien ?
この日は、午前中は授業、午後はMaine川のクルーズに行きました!
まずは授業から軽く振り返っていきます。
授業日3日目にして、この日に初めて受けたCompréhension Oraleの授業では、明日行くMont Saint-Michelに関するSNCF(フランス国鉄)の観光動画を見て、リスニングに挑戦しました。非常に難しかったですが、何回も聞くことで、全体をなんとなく理解することができました。翌日行く場所の紹介動画だったので、観光への期待がより増幅されました。翌日になって分かったことですが、このリスニングを聞き、スクリプトを読んでおいたことで、二つのメリットがありました。一つ目は、観光地に関する事前の知識があるので、より深い学びができるということ、もう一つは、翌日の展示の説明に出てくる特定の語彙を強化できるという点です。例えば、この動画によって英語でbishop, 日本語で司教という意味のévêqueという単語を初めて知りましたが、翌日のMont Saint-Michelの展示の説明板やパンフレットにはこの単語は頻出であったので、翌日は見つけるたびに心の中でガッツポーズをしました。
2時間目から4時間目までのCivilisationとLangueの授業に関しては、他の日と大きな違いが無かったので、深くは書きません。Langueは、この日も難しかったです。
昼ご飯を毎日のように食堂で食べて、その後大学のホールに集合しました。クルーズに向け出発です。船着き場までは歩いて行きました。Maine川の右岸の市街地にはそれまで行ったことがありませんでしたが、船着き場がそこにあったので、初めてその地区を訪れました。建物の高さが左岸に比べて低く感じられたほか、左岸よりも起伏が少ないように思いました。のちに分かったことですが、19世紀の途中までは川の中州だった場所を歩いていたのです。現在では中州と対岸の間を埋め立てて、地続きにしたようです。以前川の流れがあったが、現在では埋め立てられた場所はトラムが走る広く平らな通りになっていますが、洪水が起きた時には一番最初に沈む場所だとも、ホストグランドマザーが教えてくれました。自然の力はすごいですね。このような、地形と絡む土地空間利用の変遷は私の好きな分野なので興奮しました。すぐ下の写真が、埋め立て地にある通りです。奥の建物があるところが以前の中州、手前が川岸です。昔の川の流れが浮かび上がってきませんか?

それでは、いよいよ今日のメインイベント、Promenade en gabare、すなわちMaine川クルーズについて報告していきたいと思います。
Maine川を上流に向けて上り帰ってくる、2時間程度のクルーズでした。船の上では、友人とたくさん話すことができました。
ちゃんと船頭さんに許可をもらったので、甲板の先端部分に10人以上が乗って、よりよい景色を求めました。甲板の先端と川の景色の写真がこちらです。

この日の船には屋根が無いので帽子を持ってこいとメールが来ていたので、多くの人がこの日のために用意した帽子を付けていました。ちなみに船に屋根はありました。とはいえ暑い一日であったので、帽子も、いただいた甘い紅茶もありがたかったです。

川の中には魚は見つけることはできませんでしたが、牛や白い鳥が岸辺にいました。
なんと、帰りの行程では船頭さんが、学生にも船を操縦させてくれました。一応、橋をくぐるときは船頭さんが舵を取りましたが、それ以外の区間は学生にも舵を握らせてくれました。免許は無いのに大丈夫かとドキドキしました。自転車しか乗ったことのない私にとっては、動力のある船舶を操縦するのは当然初めてでした。舵を回すのと、船が方向を変えるのとに時間差があるので、学生が操縦すると、舵を回しすぎて船が曲がりすぎ、進行方向を修正するために逆に舵を回しすぎてまた曲がりすぎるということを繰り返し、航路はかなり蛇行していました。なにはともあれ、最後は無事に柔らかく着岸したので船頭さんのサービス精神に感謝したいと思います。
Maine川クルーズのあとは、スーパーに行きましたが、そのあと2時間程度は街中を一人で行動しました。向かった先は公園です。
Jardin des plantesという公園に初めて行ってみました。中心部からみて北東の端にあるこの公園の中には、鳥のいる池があったり、座ることのできる芝生がありました。また、最初11世紀にたてられた古いÉglise Saint-Samsonという教会もありましたが、中は倉庫として使われているようでした。しかし、石造りの建物はおしゃれではありました。下の写真がその教会です。

公園は、きれいに手入れがされていて、緑の多い街Angersの象徴のひとつだと思います。芝生には彫刻も飾られていました。また、一角には、動物の小屋があり、ウサギ、ヤギ、ニワトリが飼われていました。暑かったので、ウサギもヤギも日陰で寝そべっていました。下の写真です。小さい子たちが草を与えていましたが、さすがに19歳の私は、ひとりだったこともあり、やめておきました。

公園には老若男女がいましたが、芝生の上に座って友人どうしで話しているグループが多かったです。芝生や、池にかかる橋の上で遊んでいる子供たちもいました。私は、天気が良かったのと、夕方で少しずつ涼しくなり始めていたのもあり、素敵だろうと思い前日に買ったLe Petit Prince、星の王子様を公園の芝生に座って読みました。周りには大勢人がいるし、のどかな雰囲気ではあるので、安心して、落ち着いて読むことができました。40ページほど読んだところで耐えられないほど眠くなってきたので、読むのをやめて、帰宅することにしました。
ホストファミリー(とはいっても、77歳のおばあちゃん一人)の家は、市街地の中心から徒歩で30分くらいなので歩くこともできましたが、疲れていたこの日はバスに乗りました。バス停でたまたまTLPの友人に会ったので、翌日のエクスカーションの集合時刻が朝6 時45分、つまりまだ暗いうちであることを確認し、遅刻をしないように互いに気合を入れてから別れました。
家に着いたのは19時30分を少し超えたくらいでしたが、まだ明るかったです。日本と違い、朝は8時でも少し暗さが残るわりに、夜は21時くらいまで明るいので、ついつい遅くまで家に帰らなくても良い気がしてしまいますが、19時30分に帰宅する連絡を入れてあったので大きく遅れることが無くてよかったです。
朝・夕食は、ホストグランドマザーと二人で毎回食べていました。今日に限らず毎日、夕食のときにはかなり深い話をすることができました。宗教、気候変動、移民、フランスの政治、など、、、。このブログは9/8の報告が目的ですが、あまりにもホストグランドマザーが素敵だったので、少し紹介したいと思います。彼女は1946年生まれで、若い時はパリに住んでいたが、当時は第二次世界大戦後の混乱で大変だったそうです。自分より圧倒的に長い年月を生きた人生のドラマを伺うのはとても興味深かったです。今では、移民に寝食を提供する団体に入っていたり、環境を考えて、赤い肉を食べず飛行機に乗らないなど、自分の信条を守るかっこいい人でした。(もちろん、それを他者に強要するわけではないです)。下に、家のドアに貼ってあった若いころの彼女の写真を乗せます。「従順な女の子たちは、パラダイスに行く。そうでない子たちは、自分が行きたい場所に行く」。かっこいい!

そんな彼女と、たくさん話しながら夜ご飯を食べるので、この日も、2時間くらいかけてゆったりと食べました。日本にいるときは30分とかけないので、幸福度が上がる気がしました。また、ホストグランドマザーは、私がワインを飲んではいけない代わりにいろいろなチーズを試させてくれました。この日食べたのは、ロックフォール、コンテ、シェーブル、ゴーダでした。物珍しさはないですが、正直コンテが一番おいしかったです。
ホストグランドマザーは以前、ギリシア語、ラテン語、フランス文学の先生だったそうなので、フランス語の語源や詩の解説もしてくれました。もちろんAngersの街自体についても詳しいので、おすすめ・避けるべきレストランや、美術館も教えてくれました。この日に、Musée de la tapisserieという美術館に今度連れて行ってくれることが決まりました。
夕食の後は、解散し、私はシャワーを浴び部屋に戻りました。翌日にはMont Saint-Michel とSaint-Maloへ行くエクスカーションが控えており、先ほども書いたように集合がかなり早いので、金曜であるということも手伝い、課題はほとんどやりませんでした。唯一、朝の授業で見たMont Saint-Michelの動画はスクリプトを手元に置きながら見返して、翌日に向けて準備を行いましたが、早めに寝ました。翌日、その日にしかできない体験を最大限楽しみ、全力で自分のものにするためなので、正しい判断であるはず!
翌日の報告もぜひご覧ください!

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2023年10月03日
フランス語でしゃべランチ

10月13日(金)から毎週金曜日のお昼休み(12時~13時)、KIBER棟(駒場国際教育研究棟)3階314号室で、フランス語でしゃべランチを開催しています。フランス語で楽しく会話をしましょう。学生は学年を問わずだれでも自由に参加できます。
【KIBER棟アクセス】東京大学 駒場地区キャンパスマップ(駒場国際教育研究棟)

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2023年09月26日
TLPフランス語2023年度Aセメスター許可者一覧

TLPフランス語2023年度Aセメスター許可者一覧について、こちらをご覧ください。

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2023年08月21日
TLPフランス語編入試験(2023年9月)

TLPフランス語Aセメスター編入候補生募集のお知らせ

9月にTLPフランス語の編入試験が行われます。

詳細はこちらをご覧ください。

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2023年05月23日
2022年度TLPフランス語春季研修(リヨン・パリ)報告(下)

研修7日目(2023/2/12)

Bonjour ! 国際研修6日目、2月12日のブログを担当する臧喜来(よしき)です!

昨日のブログでありがたく予告してもらった通り、研修が中盤に近づいてきたこの日に、私たちが訪れたのはパリの近郊にある Château de Versailles (ヴェルサイユ宮殿)です。昔の TLP 生の先輩たちのブログから分かるように、この場所は過去の国際研修でも毎年訪問されています。場所は同じとはいえ、その経験を記述する仕方や視点は人によって異なっていてかなり興味深く拝読しました。ただ、先人たちのブログが皆面白く書かれているので、私にも重荷がかかっている気がします。「青は藍より出でて藍より青し」となるかどうかわかりませんが、自分なりの感想や考え、そして自分の視点から見たことをお伝えできればと願っています。また、私は appareil de photo (カメラ)を持って今回の国際研修に行きましたので、隙あれば写真を撮るようにしていました。特にブログを担当するこの日には気合いを入れて150枚近くもの写真を残していて、その一部をブログに盛り込むことによって、今回の訪問の様子をより写実的に「写し」、体験の再現の一助となれたらと思います。それでは、いざヴェルサイユ宮殿へ c’est parti !

まずこの日は、とにかく朝が早かった!のです。というのは、Derible 先生は accidents はつきものだとおっしゃり、8時と早めに集合を決めたからです。FIAPを発ち、高架線を走る métro (空中鉄とでも訳そうかな)に「登り」ました(フランス語では「登る」という意味の動詞 monter を電⾞やバスにも使うことに倣って)。前夜に訪れたばかりの鉄塔の最寄り駅で降りて、念願の再会かと思いきや、実は当の駅は SNCF の RER(パリ市内と郊外を結ぶ鉄道線)とも連結しているのです。そこで前々日の TGV を彷彿させるような列車に一同が乗り、お待ちかねのヴェルサイユ行進です。乗車はおよそ45分で長いといえば長いのです。他の何人かとフランス語の慣用句を出し合ってその意味を当てる遊びをしていたら、あっという間に到着…と言いたいところなのですが、ここでまさか、噂をすればと思わせるようにトラブルが発生!車内改札係の人たちが切符を確認しに来たら、私たち全員が使っている切符は実はこの RER には乗れないもので、精算が必要だということが判明してしまいました。どうやら先生は、切符を買い替えなくても乗り換えられると勘違いしていたようで、そこで全員分の切符の差額を、自腹を切って払ってくれました。実際、過去の国際研修では RER が運転中止となりバスで行かざるを得なかったこともあるらしく、かくして accident は確実には予想されないものの、あたかも半ば意図されたかのように訪れるのか…とこっそりとほくそ笑んで思いました。

無事駅を出て、今はルーヴル美術館になっているところに昔の王が住んでいたという先生の説明を聞きながら歩いていたら、ヴェルサイユ宮殿がそこに鎮座していました。その入り口も兼ねる広場にルイ14世の彫像は眼前にこの↓ように聳え、遥々東洋から謁見しに来た私どもを馬上の姿で歓迎してくれていました-

太陽王のお慈しみを賜ってか、この日の朝は曇天のおかげで宮殿に少し閑古鳥が鳴いていたとでも言いましょうか、案外人が少なく列に並ばずに済みました。先生によると、昔は観光客たちが溢れるほどこの場所でひしめき合いながら宮殿に入るのを待っていた毎日だったらしい…

手荷物検査を通り、皆音声ガイドとガイドマップを入手しました。音声ガイドにはフランス語と英語は言うまでもなく、中国語、日本語、韓国語、スペイン語なども肩を並べていました。世界各地からどれほどの観光客を惹きつけているかお分かりいただけるでしょう。中国語、英語、フランス語の間で少し迷った末、他の皆さんと解説などの内容を共有するためと考えて日本語のほうを買うことに…甘えてしまいましたね、要反省。体積こそ小さいが情報源としては膨大な音声ガイドを手に早速中に入ったら、王太子のアパルトマンから観光のルートが始まりました。

王太子の寝室

 

ルイ15世の王妃マリー・レクザンスカの肖像画

 

王室礼拝堂

 

王のサロン

これらはどれも華麗な内装と精緻に造られた美術品や工芸品で装飾されていて、細部を忘れてもなおその煌びやかさに負けないほどの歴史の重厚感が心に残るものでした。また私たちが訪れた時には以上の常設展の内容に加え、ルイ15世に関する特別展も行われていました。常設展ではないためか音声ガイドも英語とフランス語に限られていましたが、イギリスアクセントが聞いていて心地よくて英語のモチベも上がってきました。憧れが海峡を超えていっちゃいましたね。

ルイ15世の教育を担当していたアンドレ=エルキュール・ド・フルーリー枢機卿の肖像画

 

若き王は科学に傾倒し、天文学、植物学、地学や物理学を好んで学んでいたそうです

 

ルイ15世が注文した狩猟の絵の2枚。左は La chasse du tigre(虎狩り)、右は La chasse chinoise(中国の狩猟)

これらの展示品を見ながら説明を聞きながら追想に浸っていました。異なる時代、異なる国、さらには異なる階級の隔たりを超え、これらの物に附着した歴史を足がかりに遡る脳内作業を通じて、私たちはどれだけ彼の生活に肉迫できるのでしょうか。ひょっとしたらそのほんの一部を断片的に再現できるかもしれないし、どれほど思い描いても贋作しか造れないかもしれません。さりとてこの過程は無駄に終わるわけではないはずだと思いました。想像力を羽ばたかせて追体験を求めること自体によって、私たちは歴史を一人称の視点から回顧することができるのではないでしょうか。そのひと覗きは歴史の真実を教えてくれないとしても、自分なりの解釈を試みる過程は十分に楽しむに値するものです。

さて、堅苦しい余談はここまでにして、次は特筆すべき名だたる鏡の間です。ここでは特に人々が集まって入り口付近で佇んでおり、皆スマホを高く上げて写真を撮っていました。

日本人観光客と思われる集団を連れているガイドさんによる日本語の解説も耳にします。ついしばらく足を止めて盗み聞きしていたら(真似はしないでくださいね…)、そのガイドさん自身は、この鏡の間では中程まで進んでから写真を撮るのが個人的におすすめのようです。このヒントを小耳に挟んで早速実践してみたら、次のような写真が撮れました。

確かにこの広々とした空間を表現できた一枚だと思います。ガイドさんに感謝!

357枚もの鏡に照らされたこの空間では、かつての王や大臣たちが歩き回ったり、各国の元首たちが会合をしてヴェルサイユ条約を調印したりしたのを考えたら再び想いに耽りました。今までは認識の領域にとどまり、宙に浮かんでいた朧げな知識は、目の前に立ち現れた実物と重なり合い現前の次元へと具象化し、鮮明に着地する物音がしました。これらの鏡には歴史に名を刻んだ人々の顔も映っている瞬間があったけれど、今や私の顔が映っている。これでも歴史の中に踏み入れたとも言える気がしてきたが、鏡の向こう側まで行って時間の流れを倘佯し、それらの瞬間をこの目で見届けられたら、と。

こんなしょうもないことを考えていたら、あらもう集合の時間。残りの展示を悠々と堪能する暇はもはやない。いずれまたここを訪れると心の中で決意し、名残惜しさを忍びながら歩調を速めるしかありませんでした。句点をつけるような気持ちで写真を何枚か投下するとしましょう。

以上の4枚は戴冠の間にて

長い通路を駆け抜け広場に辿りついたら、すでに先生と何人かの学生たちが集まっていました。他にも出てきていない人がいると知って少し安心しました。全員が集合してから一旦宮殿から離れ、Versailles の市街地にあるケバブ屋に向かい、午後の観覧に備えてエネルギーを摂取!伝統とも言うべきか、今までの春季研修でヴェルサイユを訪れるたびに、皆がここで食べていたようです。(なぜかここだけ写真を撮るのを忘れてしまいました。お許しを…)

午後は大トリアノン・小トリアノン宮殿を目指して広大な庭園の中を通り抜けて行きました。中でも「王妃の村里(Le hameau de la reine)」という人工的・意図的に造られた村落の風景が印象的でした。文字による説明は控えめにして、写真を多めに載せることで宮殿の内部の雰囲気を伝えようと思います。

La chambre de l’impératrice (皇后の寝室)

 

ナポレオンの書斎
ルイ・フィリップ一世の居間。右にあるのは中国風の机と椅子
Le salon de Musique (音楽のサロン)という名前なのに真ん中にあるのはビリヤードのテーブル
コテルの回廊 La galerie des Cotelle。回廊の一番奥のSalon des Jardinsの中にある、中国と日本から集められてきた花瓶(右)

大トリアノン宮殿を見終わり、次に私たちが向かったのは小トリアノン宮殿にある庭園です。ただ一口で「庭園」と言っても実は種類は多様で、イギリス・中国式の庭園(Le jardin anglo-chinois)のものとフランス式のものがそれぞれありました。前者にはマリー・アントワネットの避難所らしき洞窟を確認でき、ヴェルサイユ行進の際にここ↓で彼女はヴェルサイユ宮殿に群衆が攻めてきたと告げられたらしいです。

Jardin anglo-chinois の chinois の部分?

ここでこの宮殿の来歴について少し触れたいと思います。これはルイ16世からマリー・アントワネットへの贈り物で、それを贈る際の言葉として次の一言が知られています——

« Vous aimez les fleurs, j’ai un bouquet à vous offrir : c’est le Petit Trianon »
「お花がお好きですから、私が花束を贈ります。それはこの小トリアノン宮殿です。」

なんとロマンチックな言葉でしょう。愛情を込めて造られた宮殿だけあって、中は見どころ満載です。例えば次のような磁器の食器や客間がその精緻さをものがたっています。

また、外へ出たら「王妃の村里」が広がっていました。ここはかの有名なルソーの「自然へ帰れ」という理念の下、王妃や皇后が宮殿の中でも田舎の風情を体験できるよう人工的に設計・建造された擬似集落のようなものです。

鳩舎↑。壁に開いている穴は鳩が出入りするところ

意図的に造られたとはいえ、本物のように感じさせるために、ここには村人が実際住んでいたそうです。そして今でも野菜などが栽培されていて、ヤギや牛などの家畜も悠然としていました。

王妃の村里を満喫し、そろそろ帰途につくところですが、ここから駅まではなんと徒歩50分というお知らせにみんなが絶望しました。残念ながらもう一息です。ですが少し歩き出したらこのような閑静な田園風景が見送ってくれていました-

そして「愛の殿堂」とそこから眺めた小トリアノン宮殿も—

一日中曇っていた空もこの頃になってようやく晴れてきて、太陽王のご厚意を承って美しい光景をこの目で見届けることができました。感激の念を心に観光を終え、一行は今にも棒になりそうな両足を引きずりながら駅へとむかいました。その途中に、また思いがけない微笑ましいエピソードがありました。

並木通りが夕日に照らされた茜空をV字谷のように切りとってくれて旅情をそそられた帰り道

何⼈かで話しながら歩いていたら、突然側から「Are you tourists ?」と英語で話かけられました。英語だとはいえフランス語の訛りはあったので、この機会は逃してはいけないと思い私は奮ってフランス語で答えたら(Ouiと答えるくらいでしたが)、そこからフランス語での会話が展開されました。Vous venez d’où ? どこから来ましたか?と訊かれ、日本と答えたら、J’aime bien votre goût !と大声で、趣味の良さやセンスを褒めてもらいました。まだ返事をためらっているうちに、追い討ちをかけるように日本の文化や芸術などまで列挙され、日本への好意がひしひしと伝わってきました。さらにはどの都市から来ているかも訊ねられ、東京大学の研修で来ていると大学名まで開示してしまいました。反応を⾒たところ、幸いなことに東京大学の名はフランスのヴェルサイユにまで轟いているようで一安心。相手が感嘆しているうちに私は隙を狙って反撃しようと思い、D’où est-ce que vous venez ?(どちらからいらっしゃいましたか?)と逆質問をかましたら、「Versailles ! J’habite ici !(ヴェルサイユ!ここに住んでいますよ!)」というまさかの答えが——これはこれは、生粋の現地人に出会ってしまいました。本人は毎日宮殿の庭園内で散歩をしているようです。王様を味わえそうで憧れちゃいますね!私たちが体験する非日常を、どんな気持ちで日常として生きているのだろうかと気になったところでしたが、その方に急いで Au revoir と別れを告げられ、去っていく背中をただ眺めるしかなかったのです。街中ですれ違う見知らぬ人との間でも心温まる会話が発生しやすい空気と距離感はやはり日本とは少し違うなと実感しました。

どれほど歩いたかは覚えていませんが、フランス語の鼻母音の発音練習をしていたら、朝来た時に迎えてくれた太陽王の彫像が今やシルエットの姿と化そうとしているのが目に映りました。

駅に近づき、日がくれていたこの頃、皆はきっと穏やかな気持ちで心が和んでおり、疲れを感じていながらもこの日に王宮の豪華絢爛、あるいはのどかで安らかな庭園の風景を満喫した記憶で溢れていたのでしょう。私もここまで書いたらようやく、この日の思い出を十分に咀嚼し消化できたような気持ちになりました。拙い文章ですが、写真の力を拝借しながら、お読みになった皆様にもヴェルサイユ宮殿のことと、幸いにもそこに実際に訪れることができた一人の小さな旅人の感想を少しでもお分かりいただけたらと願っています。ここまで読んでいただいてお疲れ様でした。翌日はボリューム満点のルーヴル美術館です。どうぞお楽しみに!Au revoir !。

 

研修8日目(2023/2/13)

8日目の執筆を担当する、文科二類の市橋結唯です。

2月13日、私たちは朝一番にルーヴル美術館を訪れました。私は18世紀から19世紀の西洋絵画が大好きなので、この訪問はこの研修で最も楽しみにしていたことの一つでした。

ルーヴル美術館は9時開館ということで9時前に到着したのですが、その時点でかなり長い列ができていました。

そして中に入ることができたのは10時。1時間も滞在時間が短くなってしまった、、ということで少しテンションが下がりましたが、中に入るとそんなことも忘れるくらいの興奮の連続でした。
まずはモナリザなどが展示されている、ドゥノン翼へと向かいます。こちらが一番人が多いとあるウェブサイトに書いていましたが、それもそのはず、有名な絵画作品があちこちに展示されていて圧巻です。絵画作品だけでなく天井や壁の装飾も見事で、日本のルーヴル美術館展では味わえない感動がありました。

私がこの館で特に好きな絵はダヴィッドの作品《ナポレオンの戴冠式》です。

前日にヴェルサイユ宮殿に見たものがいわゆる《ナポレオンの戴冠式》だと思っていたのですが、調べるとどうやらそちらは作品公開直後にダヴィッドがアメリカの事業家に依頼されて描いた2作目だそうです。あんなに大きな絵をほとんど同じように2枚描くなんて気が遠くなりそうですね。

次にモナリザを見にいきました。この日のルーヴル美術館は比較的空いていたみたいなのですが、モナリザの前は行列ができていました。滞在時間が限られている中並ぶのは気が進まなかったので、遠くから写真だけ撮っておきました。

ドゥノン翼の中でお土産を買ったあと、12時半に一度集合して各自昼食を取りました。私たちは美術館内の Goguette というお店に入りました。ハンバーガーとポテトしか頼んでいないわりにかなり高かった記憶があります。ルーヴル美術館価格ですね。

午後はまずリシュリュー翼に入りました。この館の1階にはハンムラビ法典が展示されています。世界史の資料集の写真で見た目を知ったつもりでいたのですが、私の使っていた資料集ではハンムラビ法典の上部だけが切り取られていたみたいで、実物はイメージよりも随分背が高くて驚きました。来年以降研修で訪れる方は探してみてください。

その次に向かったのはナポレオン3世の居室です。大きなシャンデリアや豪華な装飾品をふんだんに使用したミニヴェルサイユ宮殿のような場所でした。

ナポレオン1世の玉座やナポレオン3世、ウジェニーの肖像画も見れて大満足です。

集合時間の30分ほど前に、シュリー翼に入りました。ここにはミロのヴィーナスやラ・トゥール作《ダイヤのエースを持ついかさま師》が展示されていると聞いていたのですが、まさかのシュリー翼の2階は現在工事のため毎週月曜日に閉まっているそうで、ミロのヴィーナス以外お目当てのものを見ることができませんでした。。

悲しみに浸りたいところですが集合時間が迫っているためそうも行きません。私は一緒にいた2人と大急ぎで集合場所のピラミッドへと向かいます。しかしここでもハプニング発生。出るところを間違えてしまい、ピラミッドの方ではなく「カルーゼル・デュ・ルーブル」というショッピングモールの方についてしまいました。戻ろうにも美術館入館のための列ができており戻れません。そこでドリブル先生には遅れる連絡を入れ、ショッピングモールの中を3人で右往左往し、地下鉄の駅の方まで遠回りしたのちにようやくたどり着くことができました。今後研修でルーヴル美術館へ行かれる方は、出口が複数あることに注意してくださいね。

4時半頃に私たちは ENS (Ecole Normale Supérieure (高等師範学校))を訪れました。ここはかの有名なミシェル・フーコーやロマン・ロランを輩出した伝統ある学校だそうです。私は後日 ENS での発表を控えていたのでかなり緊張して構内に入りましたが、Léa Saint-Raymond 先生が温かく迎え入れてくださってとても安心しました。ENS では生徒の方々に混じって Saint-Raymond 先生によるご講義を受けました。Omeka classic や Omeka Sといった、各自がオンラインでコンテンツを管理したり展示したりするシステムの使い方についてのお話で、難しいところも多くあったものの初めて聞く内容で興味深かったです。

その後はいつも通りFIAPに戻り、夕食を取りました。前日と同じくあちこちを歩きまわった日だったのでみんなくたくたに疲れていましたが、長い間ルーヴル美術館に滞在することができとても充実した1日でした。

 

研修9日目(2023/2/14)

Bonjour ! 文科三類18組の杉浦麻緒です。2月14日のブログを担当させていただきます。

今日のメインイベントは、Grande Mosquée de Paris に行くことと、午後に行われたパリ第7大学での交流会です!

朝最初に向かったのは、ホテルの近くのスーパーマーケットfranprix。交流会でフランスの大学生と一緒に食べるお菓子や飲み物を調達しに行きました。入り口の近くに長いフランスパンが何本も立てかけて陳列されているという、フランスならではの光景を見ることもできました!美味しそうなクッキーを見つけて早速レジへ。早くもフランスに来てから1週間が経過しており、フランス語での買い物にも少し慣れてきたかもしれません。

昼食は、Grande Mosquée de Paris 内のレストランでモロッコ料理のクスクスをいただきました。店内もモスクの外見と同じターコイズブルーで装飾されており、素敵でした。
日本ではクスクスというとあの細かいパスタのようなもののことを思い浮かべることが多いですが、ドリブル先生が、クスクスは本当は料理のことを指し、あのパスタのようなものは semoule というのだと教えてくださりました。本格的なモロッコ料理を食べたことがなかった私は、最初はメニューの言葉が全くわからなくて困惑していましたが、食べてみるとどの料理も本当に美味しく、またパリに来る機会があったらぜひリピートしたいと思いました。

その後は Grande Mosquée de Paris の施設内を見学。拝観料のようなものを支払うのですが、ここではクレジットカードが使えず、私にとっては初めての、ユーロを現金で使う機会となりました。モスクではターコイズブルーと幾何学模様で飾られた床や壁、また、オアシスのような雰囲気を醸し出す庭が印象的でした。

 

空腹を満たしたら、バスでパリ第7大学へ向かいました。

交流会はパリ第七大学で日本語を勉強している学生の方々によるプレゼンテーションで始まり、次に東大側のプレゼンテーション(今日は私の班の担当です!)、最後にお菓子を食べながらの懇親会という進行で進みました。パリ7側のプレゼンテーマは、フランスでの年金改革、パリ症候群、フランスでの高校教育改革、日本とフランスのマンガについてでした。特に印象に残ったパリ症候群についてのプレゼンでは、日本人観光客がパリを訪れたときに、思い描いていた理想の姿と異なることから精神的に鬱状態に陥ってしまうことが多いということと、このような症状にパリ症候群という名前がついていることを初めて知り、とても興味深く思いました。フランスの教育制度についてのプレゼンも印象的でした。フランスでも、大学入学の選抜の方式によって高校での学習が影響されていると考えられているということや、制度によって異なる問題点が指摘され、何か一番良いのか模索されているということを知り、日本での状況と類似していると思い親近感を持ちました。

私たちのグループのプレゼンテーマは、日本におけるSDGsについてで、特に、水質や再生可能エネルギーについて発表しました。フランス語でプレゼンをすることも、長文の原稿をフランス語で書くことも私にとっては初めての経験で、フランス渡航1週間前くらいにプレゼンの概要を知った時には、自分にできるのかと正直とても不安でした。パリに来てからも作業や練習を続け、グループで話し合ったりドリブル先生からアドバイスを受けたりして、これでプレゼンができるというところまで持っていくことができました。本番は、パリ第7大学の方たちが真剣に発表を聞いてくださっていたのが嬉しかったです。一緒にプレゼンをした二人が、どうすればプレゼンの導入部で聞き手に関心を持ってもらえるかを考えて、フランス語でそれを実践していたり、フランス語での質問にフランス語ですらすらと答えていたりしたのには、大変大きな刺激を受けました。私個人としては、上手く行った点と、悔しさの残る点がありましたが、もっとフランス語を勉強したいという意欲が強まったのが一番の収穫でした。

その後の交流会では、朝買ったお菓子を食べながら、パリ第7大学の方々と雑談しました。日本に興味を持ってくださっているフランスの学生が多くいることに驚き、嬉しく思いました。お互いになぜフランス語や日本語を勉強しようと思ったかを説明したり、フランスの学生が日本に行った時に驚いたこと、私たちがフランスに来て驚いたことを伝えたりしました。日本に興味を持ったきっかけとして、漫画やアニメを挙げていた方が多かったのが印象的でした。

交流会の後は、FIAPに戻り、夕食を食べ、就寝しました。研修に慣れてきたものの、毎日が新しい発見に溢れている、そんな充実した一日だったように感じます。研修も残り日数がわずかとなってきましたが、1日1日を大切に多くのことを学んで、楽しみたいです!

 

研修10日目(2023/2/15)

Bonjour!

文科三類の秋場千慧です。研修9日目、2月15日の記録をお送りいたします。

今日は朝一番にパリのノートルダム大聖堂(Cathédrale Notre-Dame de Paris)を訪れました。ノートルダム大聖堂は2019年に火災に見舞われて以降、2023年現在も修復作業が続いています。私たちが訪れたときは聖堂の周囲は工事用の壁で囲われており中に入ることができなかったため、外から外観を眺めて写真を撮るなどしました。正面から見ると美しく荘厳な聖堂が壁の中から姿を現していましたが、少し横の方へ周ると裏側は工事用の覆いで包まれており、火災の激しさを物語るようでした。この聖堂が炎に包まれたときのフランスの方たちの心境を思うと非常に心が傷むのと同時に、歴史の一部を目撃しているという感慨が湧きました。

続いて、私たちはサン=ルイ島(=Île Saint Louis)を訪れました。サン=ルイ島は、セーヌ川の中州の一つであり、小さな島のようになっている地区です。パリ発祥の地といわれ、賑やかなエッフェル塔周辺とはうってかわり閑静でこぢんまりとした雰囲気が魅力的でした。

今日のお昼は、おしゃれなレストラン街の一角にあるRestaurant les 5でした。私が注文したのはベジタリアンラザニア。ベジタリアンメニューをしばしば見かけるのがヨーロッパらしいですね!とてもおいしくてデザートも注文したい気分でしたが、午後に発表を控えている緊張でとても喉を通りませんでした…。

今日の午後はパリの高等師範学校、ENS(Ecole Normale Supérieure)での発表がありました。私を含む4人のTLPメンバーは、江戸末期から明治初頭の日本における外国人美術商の活動に関するプレゼンを行いました。このシンポジウムは ENS との共同研究の形をとるもので、私たち TLP の学生は当時の電話帳から美術商の活動の軌跡をたどることで日本における彼らの活動に関する情報を ENS に提供する役割を担いました。発表はとても緊張しましたが、拙いながらも研究や準備の成果を発揮することができたと思います。さらに、発表後には ENS の学生や教授からたくさんの質問や感想をいただき、とても良い雰囲気で締めくくることができました。

今日の夜は fiap で夕食をとる前に、同室の女子4人で宿の近くのチョコレート屋さんに行きました!試食をしながらお土産を吟味し、みんなでマカロンを買って帰りました。これがフランス滞在中最も充実したお買い物だったかもしれません。夕食後には fiap の部屋で買ってきたマカロンを食べつつ、残りわずかとなったフランス滞在を惜しみながら夜を過ごしました。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

研修11日目(2023/2/16)

こんにちは、2月16日のブログを担当することになりました理科一類の平田泰之です。

今日で、フランス10日目、パリ6日目となり、ついに明日帰国です…

あっという間の時間でしたね。

 

今日は珍しく午前に予定がないため、希望者はパリを見渡せるモンパルナスタワーに行くことが出来ました。

ただ、僕はこれには参加していないです…

遅刻で度々皆に迷惑をかけた僕ですが、寝坊をして参加できなかったわけではありません!! 他に行きたいところがあったんです(ブログ的には少し申し訳ないですね)。

ただその前に、まずは朝ごはん。今朝もホテルの朝食で、パンをたくさんとってしまいました。また太りましたね。帰国して体重計に乗るのが恐いのは僕だけでしょうか。

この後、中学時代パリに住んでいたというこの研修の参加者と、彼の暮らしていた16区に行きました。

近くに経済協力開発機構(仏語略:OCDE)なども見かけましたが、ハプニングはここからこの彼が当時通っていたサッカーグラウンドの写真を撮ったところ、警備の人に止められてしまいました。どうもグラウンドの横にある大きな建物を写してしまったのが問題だったみたい。この建物、実はロシア大使館だったんです。言われてみれば、周りには防弾チョッキを着た警備の人ばかり。

モンパルナスタワーには行きませんでしたが、なかなか面白い経験ができました。

その後ホテルに戻り、全体の集合に遅れることなく、皆で出発。École Vétérinaire de Maisons-Alfort 駅で降り、まずは Gentiane でお昼ご飯。美味しい! おしゃれ! と騒いでいたのは僕だけではありませんでした。僕が食べたのは、Cuisse de poulet marinée au lait ribot, pommes grenailles, sauce suprême, champignons. チキンとジャガイモの組み合わせはどこでも食べられますが、このフランス伝統のソース・シュプリームには研修中何度もお世話になりました。ご馳走様でした!!

でもこの食事中楽しかったのは美味しい料理だけではありません。

途中から寺田先生が到着し合流しました。長旅お疲れ様です。

皆で食事を楽しんだ後は、ついに今日一番のイベントへ。

ANSES(国立食品、環境、労働衛生、安全庁)まで皆で歩きました。最初は ANSES 職員の発表を聞き、質疑応答後、ついに僕の班の発表です。でも実はこれ2度目。リオンでも行った、日本国内のSDGsへの取り組みについての発表を無事こなしました。

ちなみに途中で割り箸の説明をするのに行った実演、大盛況でした。 班員のみな、ありがとう!!

これで研修の発表は全員終了です。スッキリした皆で ANSES を後にし、オルセー美術館に向かったのですが、なんと、ストライキで閉館。残念ではありますが、フランスらしくて良いですね。ということで今晩は予定がもうありません。オルセーからの徒歩圏内で研修参加者の行きたいところを回り始めました。

『のだめカンタービレ』でお馴染みのサン・ジェルマン・デ・プレ教会、マクロン大統領の卒業したパリ政治学院、世界初の百貨店ボン・マルシェ、など、どこを歩いても素敵な建物がすぐ見つかります。

日も沈み、皆お腹が空いてきた模様。ホテル側のChez Papa 13で、今回の研修の最後の晩餐をいただきました。料理はどれも美味しいのに、皆、溜まった疲れに関わらず、思い出語りばかりで食事は進みません。僕がメインに食べたのは、カモの胸肉のロースト。本当に美味しかったです。でも一番思い出に残ったのは、デザートのフレンチトーストでしょう。あのブリオッシュにのった生クリーム、バニラアイスとキャラメルソースは確実に僕を太らせました。

太ってばかりのフランス研修で申し訳ないですが、本当に最高な一日でした。もう明日で帰国だなんて…

お読みいただきありがとうございます。

 

研修12日目(2023/2/17)

Enchanté!12 日目の分を担当させていただきます、理科三類1年の二橋亮輔です。研修もいよいよ最終日となり、若干の疲労と名残惜しさを感じつつ、パリで1週間お世話になったホテル「FIAP」を出発しました。本日はシャンゼリゼ通り、そして凱旋門に向かいます。まずメトロで Invalides 駅へ行きました。駅を降りてしばらく歩くとセーヌ川に差し掛かり、アレクサンドル3世の名を冠した鉄橋を横目に、川を渡りました。

その後、セーヌ川に沿って歩いていくと、コンコルド広場に到着しました。凱旋門を望み、反対側にはルーブル美術館、そしてセーヌ川の対岸にはフランスの国会議事堂が見えるという立地で、フランスの中枢に来てしまったような感じがしました。コンコルド広場にはエジプトから持ってこられたオベリスクが建っており、ドリブル先生がオベリスクの対称性や、なぜフランスに持ってこられたのか、そしてどのようにして広場に直立させたのかなどを、説明してくださいました。

さて、いよいよ凱旋門に向かいます。凱旋門につながるシャンゼリゼ通りには、ルイヴィトンやディオールといった有名ブランドのお店が連なっていました(マクドナルドもあったのが衝撃でした…)。ドリブル先生によると、世界中から観光客が集まるシャンゼリゼ通りに店を展開することは、そのブランドにとって1つのステータスである、とのこと。店を出す価値という意味では銀座をも凌ぐかもしれない、とおっしゃっていたのが印象的でした。

そうこうしているうちに凱旋門に到着しました。凱旋門の側面にはナポレオンが勝利した闘いの名前がすべて刻まれていました。しかし、僕には1つもピンとくるものがなく、 自分の浅学非才さを痛感する羽目にあいました。また、凱旋門の下には第一次世界大戦で戦死したフランス兵の墓がありました。

お昼はシャンゼリゼ通りからほど近い場所にあるレストランで食べました。延々と運ばれてくるフライドポテトに戦慄しつつ、フランスでの最後の食事を満喫しました。

そのあとは、お店を回って買い物をする時間でした。僕は TLP の友人二人と多くのお店を回ったのですが、集合時間が迫る中、最後はダッシュを強いられました。ここで問題が起きました。僕はこの日水を持ち合わせておらず、終始喉が渇いた状態で行動しており、さらに日頃の運動不足が相俟って、集合場所で脱水症状を起こしてしまいました。

幸い親切な TLP の仲間に助けられ、難を逃れましたが、このことは猛省しなければならないと感じました。最後はメトロでシャルルドゴール空港へ向かいました。


以上、この2月に行われた2022年度TLPフランス語春季研修の報告後半でした!

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2023年04月28日
2023TLP夏季研修合格通知

TLP夏季研修の合格者については、こちらをご覧ください。

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2023年04月18日
2023年TLPフランス語夏季研修概要

2023年TLPフランス語夏季研修の概要をお知らせします。

こちらのファイルをご覧ください。

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2023年04月11日
2023年度Sセメスターフランス語初級(会話)履修許可者について

2023年04月05日
2023年度Sセメスターフランス語インテンシヴ履修許可者について

2023年03月31日
2022年度TLPフランス語春季研修(リヨン・パリ)報告(上)

研修1日目(2023/2/6)

フランス語TLPの、文科一類一年の南原涼です。今回は、出発までの話や羽田からパリに行くまでの話をしようと思います。移動がメインでフランス要素は少ないですが、出発の簡単な流れがわかるかと思います。

出発の数日前までAセメスターの試験があるので、パッキング等、事前の準備がギリギリの人が多かった印象です。また、出発前一週間前くらいからオリエンテーション含め、研修における発表用の資料収集やプレゼン作成が始まったので、渡航前はかなりバタバタしていました。また、個人的な話ですが、研修中はアルバイトや習い事に行けないので研修前にかなり詰め込んだのもあり、僕は準備が全体的に遅くなってしまいました。とはいえ、必要なものを把握、もし所持していない場合は購入する予定を立てるくらいのことは行なっていたので当たり前ですができる準備は可能なら早く完了させておくのが賢明でしょう。

出発当日の話に移ります。行きのフライトは出発が23:30で集合は20:00でした。僕は家出るのが予定より遅くなってしまったのに加え、フランス使うのレンタルのWi-Fi(Global Wi-Fi) の受け取り場所が少々わかりずらかったので集合に遅れかけましたが、しっかり間に合ったのでよかったです。また、今思い出したのですがある生徒がリムジンで向かっているという報告を受けて勝手に「めっちゃセレブやんっっ」と勘違いして、両親にリムジンバスのことを指してるのだと教えて貰ったというお馬鹿エピソードがありました(笑)ちなみに、僕以外にももう1人同じことを思った人がいてなんだか安心しました。搭乗の手続きをした後は、時間が遅いのもあり空いている店がほぼ皆無だったので、集合前に夕食を食べておけばよかったと後悔しました。(結局自販機で軽食購入しましたが、なにしろ空港のお値段なので。)飛行機搭乗前に時間があったので、他の生徒と懇談しながら長いフライトに備えて柔軟マッサージをしました。

機内では、離陸後少しして夕食が出され、しばらくして消灯の時間になりました。映画を見ようと思ったのですが、睡眠のことも考えて音楽を聴くことにしました。予想していたよりもはるかに選択肢が豊富で選ぶのにも時間を要して余計な体力を使った気がするので、なるべく快適なフライトのために事前に機内で行うことをある程度具体的にしておいた方がいいかもしれません。搭乗員の方には、フランス語で挨拶された後すぐ英語で話始めるので、ほぼ英語で会話をした感じです。ただ、機内アナウンスはフランス語が多く使われていて、いよいよフランスに行くんだという実感が湧きました。余談ですが、機内アナウンスの話しっぷりが、TLPの授業で普段使用しているmanuelの音声と酷似していて試験が機内で始まったのか錯覚するようで面白かったです。

以上が一日目の報告となります。2日目以降もお楽しみに。

 

研修2日目(2023/2/7)

こんにちは。文科一類1年の安部正健と申します。私は、パリのシャルル=ド=ゴール空港に到着したあとの研修1日目の報告を担当させていただきます。

羽田空港を夜に出発した私たちは、15時間以上の時間のフライトを経てやっと到着しました。しかし時差の関係で、パリに到着したのは朝6時台、まさにこれから一日が始まろうとしているときだったので、不思議な感じでした。緯度が高いパリでは明るくなるのが日本に比べて遅かったのですが、そのおかげで夜が明けるのを見ることができました。朝日が特にきれいでした。

シャルルドゴール空港に到着したあとは、すぐにリヨン行きの飛行機に乗り継ぎました。リヨン行きの飛行機に乗り込むとき、搭乗口で並んでいると、≪ça caille≫(寒い、という意味の口語)が聞こえたので、フランスに来たのだという実感がわきました。

図 1 パリCDGでの乗り継ぎ

飛行機の席で私たちの隣になったフランス人の女性が、機内アナウンスの説明をしてくださり、ストライキの影響で離陸が遅れていることを教えてくれました。それでもちゃんと飛行機は出発したので安心しました。

1時間程度の短いフライトでリヨンにつきました。空港に到着する前に上空からみたリヨンの街並みの印象は、屋根が赤い、ということです。蛇行して流れるローヌ川と、建物が密集した市街地の様子を早く地上からも見てみたくなりました。

リヨンの空港から、リヨン市街地へはローヌ=エクスプレスという電車を使いました。見た目は路面電車のようで、実際路面を走るのですが、かなりのスピードをだすので驚きました。何分か電車に揺られたのち、終点の駅に着きました。この近くに、リヨンで私たちが泊まるホテルがあるはずです。そう考えて、私たちは大きいスーツケースを引きながらドリブル先生についていきました。しかし、順調にはいきません。合計で2回も、「同じ系列だが予約したものとは違うホテル」に入ってしまい、3度目でようやく正しいホテルに到着することができました。ついた時には安心するとともに、歩いたことによる疲れを感じました。しかし、まだ昼です。食事の予約に遅れてしまいそうだったので、スーツケースをホテルに預けて、そのまま昼食を食べに行きました。

記念すべきフランスでの最初の食事は、ガレットでした。ガレットとは、ご存じの方も多いとは思いますが、そば粉のクレープです。日本のクレープとの大きな違いは、味にあります。ガレットは甘くはなく、むしろ塩味で、スイーツではなく食事として食べます。私はほうれん草と卵、ハムが入ったものを選びました。軽めの量と味で、少し疲れている体にはとてもおいしかったです。ドリブル先生は、シードルというリンゴ酒を飲んでいました。香りだけかがせてもらいましたが、おいしそうでした。

図 2 ガレット

昼食をとった後は、リヨン市内の散策をしました。La Place Bellecour という中央広場には観覧車がありました。また、旧市街に入るために橋を渡っていると、ある女性に声をかけられて、どこから来たのかや、どれくらい滞在するのかなどをきかれました。そのあと、リヨンの歴史や地理について少し説明してくれました。完全に理解できたわけではないですが、翌日、その説明の重要な部分が、訪れた教会でいただいたパンフレットの説明により明らかになります。そのため、2/8分の報告も楽しみにしていてください。そのやりとりの中で私の記憶に最も残っているのは、その女性が丘の上に立った電波塔を指さして、リヨンにもエッフェル塔があるよ、ちゃんと覚えておいてね、と冗談で言っていたことです。冗談を理解することができたのが、嬉しかったです。

図 3 ソーヌ川

リヨン市街地の古い部分は少し高い場所にあるので、長い階段を上りました。階段の上から見た街の景色はきれいでした。特に雲がひとつもない快晴だったので、すばらしかったです。しかし丘にはまだ上があったので、それは翌日以降のお楽しみとなりました。

さて、そろそろ夕方に近づいてきましたが、ここで私たちは初めてフランスで地下鉄に乗りました。日本の電車のほとんどは、行先によって値段が違いますが、リヨンの地下鉄は、一律料金でした。本日最後の目的地は、このリヨン滞在中に発表をすることになる、リヨン第三大学に、一回目の訪問をすることです。

リヨン第三大学では、会議室のような部屋で、リヨン第三大学の先生と学生二人が歓迎をしてくれました。私たちは互いに相手の言語で自己紹介をし、なぜフランス語を学んでいるのかも説明しました。また、リヨン第三大学の先生が手作りのお菓子をふるまってくれたのですが、それがとてもおいしくて私は5つも食べてしまいました。

図 4 リヨン第三大学

リヨン第三大学をあとにし、いよいよ待ちにまった夕食に向けて、市街地に移動を始めました。歴史ある建物がライトアップされていたのと、街の明かりが川に映っていたのが、幻想的でした。古い建物がきれいにライトアップされている姿はなかなか日本の街中では見ることができないためより美しく感じました。

図 5 夜景①
図 6 夜景②

夕食としては、予約していた店になぜか入ることができなかったので、隣の店に入りました。この日以降リヨンのどのレストランでも見ることになる、salade lyonnaise(リヨン風サラダ)や、tarte à la praline(プラリーヌのタルト)を初めて食べました。フランスのフランス料理は量が多いのです。日本だと「フレンチ」は量が少ないイメージがありましたが、デザートを食べ終わるころにはおなかがいっぱいでした。

図 7  tarte à la praline

1日目から貴重な経験をたくさんすることができました。時差や移動があって、非常に長い1日に感じられました。ぐっすり眠って翌日に備えようと思います。

 

研修3日目(2023/2/8)

Bonjour ! 文科一類の峯岸です。

研修3日目、2月8日の報告を担当させていただきます。

本日は、昨日の午後時間が足りずに断念した大聖堂やローマ時代の劇場跡などを訪問した後、午後は印刷博物館を訪問しました。

朝食はホテルの近くにあるカフェでとりました。これほど大人数の団体が訪れることは想定外であったようで、クロワッサンやパン・オ・ショコラが途中でなくなってしまいました…店員さんがランチ用のパンを特別に出してくださるなど、丁寧に対応してくださいました!(この研修中トラブルに見舞われた際にフランス語力が一番訓練されたように感じます…)

朝食後は Vieux Lyon の市街地を散策しました。一般の方のお家の中庭を通って反対側に出ることができる traboulle と呼ばれるパサージュを通るなど、現地の昔からの生活を伺うことができて面白かったです。

その後、200段以上(細かい段数は数えていましたが忘れてしまいました)の階段を必死に登り、Notre Dame de Fourvière に到着しました。大聖堂の中に入ると日本語の冊子などもあり観光客向けのものも多い一方で、祈りを捧げている人も見られました。入り口の上に大きな絵があり、その解説を読むと昨日橋で出会った女性の話してくださったことの内容がよくわかりました!

女性が言っていた Marie というのはこの絵の中央にいる女性で、足元に跪く女性が象徴しているリヨンの街を守っているのだといいます。14世紀、ヨーロッパをペストの大流行が襲った際、リヨンの街の責任者たちは、街がペストから守られるのならばフルビエールの丘に巡礼に登るという誓いをたてたそうです。そして現在でも人々はこの丘をマリーの丘として大切にし、巡礼するのです。現地に伝わる逸話を教えてくださった女性の方には感謝しかありません!

大聖堂の後はローマ時代の劇場の跡地を見学しました。当時VIP席とされていた場所を説明する看板があり、今は石しか残っていなくとも当時は煌びやかな生活があったのだということに気付かされました。

お昼ご飯はリヨン第3大学の学生の方々と Pimpon という、日本人の女性が経営しているレストランでいただきました。お店の向かい側に消防署があることからついた店名であるそうです。ここで私たちは豚肉とかぼちゃのカレーライスをいただきました。ライスはヨーロッパでよく出てくるインディカ米ではなく普段日本で食べているものと同じようなモチモチのお米で、とても優しい味がしました。フランス人の女子学生二人と同じテーブルで食事をしたのですが、日本語とフランス語を交互に用いながら将来や趣味の話をすることができ、楽しい時間でした。

食後は川沿いを歩いて Musée de l’Imprimerie et de la Communication graphique (印刷博物館)を見学しました。活版印刷機のレプリカや金属活字で印刷された世界最古の書物などをみることができ、世界史とのつながりもありとても興味深かったです。活版印刷の印字風に自分の名前を印刷できる機械もあり、フランス人の子供に混じって私たちも楽しんでしまいました。ドリブル先生がフランスにおける印刷の歴史について解説してくださったので、より理解が深まりました。

夜ご飯のメニューは昨日のレストランとかなり似ていましたが、日本のフランス料理店ではあまり目にしない料理がたくさんありました。前菜はポーチドエッグ・ベーコンに赤ワインのソースがかかった Œufs en meurette という料理をいただいたのですが、ワインの酸味が残っていて少し大人の味でした。メインのピスタチオの入ったソーセージそしてデザートのプラリンのタルトはともにリヨンの名物であるそうです。料理は全て美味しいのですが量がとても多いので毎日このペースで食べていたら胃がもたれてしまう危険性も少し感じました…

明日はついに研修初のTLP生によるプレゼンがあります。実は私は明日のプレゼン担当なので今日一日緊張していました…どの班の人も自由時間にホテルの部屋で原稿やスライドを修正したり原稿を覚えたりと準備に取り組んでいます!明日も良い1日となることを願いつつ、8日のブログを閉めさせていただきます。

 

研修4日目(2023/2/9)

こんにちは、9日のブログ担当の小野栞奈です。

フランスの大学は日本よりも早く8時に始まります。そのため今朝の集合時刻は7時と早く、ホテルで朝食をとりました。12,90€で少し高めでした。

リヨンの早朝はとても寒く、-3℃程度でした。リヨン第3大学の建物はもともとタバコ工場で、太い柱や工場管理人の旧住居など、工場が使われていた当時の構造が残っており、歴史を感じさせる趣のあるキャンパスでした。東大の本郷キャンパスに雰囲気が似ているように感じました。

キャンパスに入ると、多くの学生が中庭や廊下に集まって会話を楽しんでおり、活気にあふれて自由な雰囲気でした。教室では日本語を勉強している学生たちが温かく迎えてくださり、グループ活動でも積極的に発言することができました。

最初に SDGs に関する発表を行いました。現地学生は私たちの発表を熱心に聞いてくださり、特に霞堤や町内会といった日本独自の防災方法に興味を示していました。続くグループ活動では、SDGs に向けた日本とフランスの取り組みについて情報を交換し、プレゼンテーションを行いました。リヨンの学生は各々の専門分野について調べたことを紹介してくださり、言語学習にとどまることなく、内容としても充実した発表を行うことができました。

続いて、学生と一緒に学食で昼食をとりました。学食のシステムは東大の駒場キャンパスのものと同じでしたが、リヨンのほかのレストランと同様に無料のパンを好きなだけ食べられる点に文化的な違いを感じました。食事中はリヨンの学生生活や将来の展望などについて話し、フランス語の練習になると同時に現地の大学生の在り方について知るきっかけにもなりました。

Musée des Confluences という美術館を訪問した後、ホテルの近くにあるビストロで夕食をとりました。私は焼いたチーズの載ったオニオンスープ、内臓のグラタン、チョコレートパフェのようなものをいただきました。28,90€と少し高めでしたがとても美味しく、お店の雰囲気も素敵でした。その後10時前後にホテルに到着し、すぐに眠りました。

 

研修5日目(2023/2/10)

文科1類1年の小寺航太郎と申します。2月10日の報告を担当いたします。

この日はÉcole vétérinaire(獣医学校)を訪問し、私を含むTLP生3人のグループによる「日本におけるSDGs」をテーマとする発表を行い、獣医学校の先生方による発表を聴きました。

獣医学校で SDGs に関する発表をするというのは不思議に思われるでしょう(実際、私も不思議に思っていました)。この背景には、日本ではあまり知られていないOne Health(フランス語ではUne seule santé)という考え方があります。これは、人間の健康、動物の健康、地球環境の健全性の三者は切っても切れない関係にあるので、これらをセットで考えて保護していくために、医学、獣医学、環境対策などの部門が連携する必要がある、という考え方です。そして私たちの発表には、地球環境の保全に関する日本での取り組みを紹介することが求められました。日本ではOne Healthを掲げた取り組みはあまり知られていないものの、SDGs(2015年に国連が採択した「持続可能な開発目標」)を掲げた取り組みは近年大変盛んになっています。そこで私たちはSDGsを発表テーマとすることになったのです。

ちなみに、Sustainable Development Goalsをフランス語に訳すとObjectifs de Développement Durableとなるので、略してODDと呼ばれます。余談ですが、フランス人は英語由来の略称を使うことを好まないようです。国連(英語United Nations)はOrganisation des Nations Uniesの略でONUと呼ばれます。公共の場でよく見かける救命機器のAED(英語Automated External Defibrillator)はDéfibrillateur Automatisé Externe の略で DAE と呼ばれます。英語と似た語彙が使われているのに、名詞を修飾する形容詞や分詞が名詞の後ろに置かれるフランス語の文法の影響で語順が変わるのです。

閑話休題。10日午後、私たちの発表の時間がやってきました。原稿の内容は概ね頭に入れられていましたが、そもそもその内容が期待に応えられているのか、専門家からフランス語で質問をされたときに回答できるのかといった不安は大きく、緊張しました。それでも、なるべく自信を持って話そうと心がけ、予定通りの内容を概ねはっきり伝えることができました。

原稿は手元に用意していましたが、原稿を見る回数をなるべく減らすようにしました。この結果、ただの原稿音読にならなかったのは良かったと思いますが、反省点もありました。単語がすぐ出てこなかったときに「えー」と言ってしまったことです。もちろん発表中の私は無自覚のうちに「えー」と言っていたわけですが、発表後、聴いていたTLP生たちから「えー」が目立ってしまっていたという指摘を受けました。そして、言葉と言葉の間に「えー」が挟まることは、日本語話者にとっては不自然なことではないと思われますが、フランス語話者の場合は、“考え中”は基本的に「うー」のような音で表現されるので、「えー」は不快なノイズになってしまうということを指摘されました。これは指摘を受けるまで意識したことがなかったことで、私にとってとても勉強になりました。私たちの班には同内容の発表をもう一度(2月16日にパリのANSESで)行う機会があったので、そのときには反省を生かして「えー」を意識的に抑えました。

発表後の質問としては、私が紹介した統計(日本人の SDGs 認知度は80%を超えており、約35%は実践意欲が高い、というアンケート調査の結果です)に対し、なぜ認知と実践意欲で割合に大きな差が出ているのかという質問を受けました。私としては、意欲の高い層が約35%というのは十分高い数字と思っていたので、この質問は想定していなかったのですが、冷静に考えれば80%超の認知度との差は気になると思います。自分の考えの甘さを反省し、学術的発表では統計データを適切に使うことが重要なのだと改めて認識しました。質問への回答としては、「SDGs の重要性は多くの人が認識しているが、そこから各人で具体的な実践をしようと思うのは容易ではない」といったことを述べたのですが、さらにその理由を問われると答えに窮してしまい、ドリブル先生(TLP生の引率)が助け船を出してくださいました。なお、ANSESでの発表時には、「日本では SDGs は(個人でなく)企業が取り組むべきものと捉えられがちなのではないか」といった回答をしました。

質問回答の際には、その場で考えたことをフランス語にしようとしたとき、動詞の活用(特に三人称複数)がスラスラ出てこない、という経験をしました。三人称複数は客観的な議論をするときには多用する一方、会話の授業でたくさんやってきた日常会話ではさほど出てこないので、日常会話と別に訓練が必要だと思いました。

さて、私たちの発表の後は獣医学校の方の発表を聴きました。ネズミの駆除などがテーマだったのですが、専門用語も多く私のフランス語レベルではなかなかついていけず、さらにここまでの研修の疲れから体調を崩し気味だったこともあり内容をあまり理解できませんでした。TLP生として大学入学以来フランス語の勉強には力を入れてきたのですが、フランス人の話すフランス語(それも学術的な内容)を聞き取るのはやはりかなり難しかったです。

最後に、獣医学校の写真を2枚ほど紹介して、この報告を締めさせていただきます。

2枚目の写真は学校内の建物の入口ですが、病気の動物が行方不明にならないよう、外側の扉と内側の扉が同時には開かないように工夫されています。

 

研修6日目(2023/2/11)

こんにちは。文科一類1年の平田燿陸(あきむ)と申します。

本日2/11の研修報告は、私が担当させていただきます!

ここから数文字数分で思い出を語りつくすのは至難の業ですので、かいつまんでお話させていただきますね。さてどれくらいの長さになるだろうか。切符は用意できていますか?改札機が君を拒むなら、わたしとチケットを交換しましょう…。

名残惜しきはリヨンのながめ

本日は5日間にわたって滞在したリヨンを発ち、新天地パリへ向かう日であります。ヨーロッパの土を初めて踏んだのがこの地であったこともあり、私にとってリヨンを離れるのはつらく悲しいことです。

リヨンの街並み、特に旧市街の美しさについては、ここまでにほかのクラスメイトが十分すぎるほどに描写してくれていることと思いますが、それでも幾度となくことばにするだけの感動があります。リヨンは美しい。リヨンを花にたとえるなら、ゆりです。白とベージュ、オレンジを身にまとった建物たちのなかに、アクセントをつけるかのように街の要所で繰り返し現れる聖堂の数々。一般の方々が住まうアパートをすり抜けて山上の大聖堂へと我々を導く traboules。ロザリオを象った参道の先にそびえ立つ、フランスの勝利へ祈りを込めて築きあげられた巨大な構造物。その側に控えるローマの円形劇場。風景に溶けこんだメトロの駅。無慈悲にも Albéric だけを載せて走り去る緑の地下鉄…尽きせぬ思いはあふれ出て止まるところを知りません。

それでも、我々は前に進まなければなりません。なぜなら、新天地を切り拓くことによって、また新たな思い出を作ることができるからです。ひたすら後ろを向いて感傷的になっているのは、ガンジス川のほとりで死を待つ老人のようなものです。セーヌ川を遡行してパリを占領するくらいの気持ちで、私たちは(少なくともわたしは)リヨンを後にしたのでした。

TGV(とてもよく・がんばりました・vers Paris)

リヨンを10時頃に出る TGV: Train à Grande Vitesse に乗り、我々は一路パリへと向かいました。TGV というのは日本で言う新幹線のようなものです。二階建て客車の上のほうに腰を下ろしてほっと一息…という間もなく、2時間弱で列車はパリのプラットフォームに滑り込みます。ゲルマン人もびっくりの移動速度ですね?

車中ではみなさん思い思いに時を過ごしておられました。パリでプレゼンをすることになっているグループの班員たちは、休む暇なくコンピュータを膝に鍵盤を鳴らしておりました。かくいう私も、必死で Google Slides に書き込み作業を行っておりました。そう、TGV の車内では Wi-Fi が使えるのです!そのうえ、車内 Wi-Fi の利用登録を済ませたのちに現れるページで、列車の到着時間が確認できるのです!!なんて便利なのでしょう。こんにちの乗客は車窓より小窓をのぞき込んでいる時間のほうが長いということを、みなさんよく心得ていらっしゃる。

車窓から見える風景は、さすが西ヨーロッパとでもいいましょうか、ひたすら広がる平原と局所的な森林で塗りこめられていました。大学入試の際学んだ三圃制農場の残り香が感じられる農地や、森に潜むドイツ軍兵士も縋り付いていたかもしれないような木々の立ち並ぶ様子に、2次元の知識が3次元、さらに高次元へと拡張されていく感覚を抱き、ひそかに感動することしきりでありました。

パリ・来いよ都

さて車輪の下にも100分間、一行はパリに到着しました。時間は昼少し前。パリの曇り空の下、スリへの警戒心を一層強めた14人はガラガラ音を引き連れて歩きます。

パリのTGVの駅舎はハリーポッターに登場する駅をほうふつとさせるクラシカルな建築様式に、近代的なガラス張りの天井を取り入れた、温故知新を体現したような建築でありました。パリ、やっぱりかっこいい。

ガラガラと荷物を引きずり続けるわけにもいかないので、ひとまずパリのメトロでFIAPへ。荷物を預けたのちに、今度は Tour Eiffel に向かって移動を開始します。FIAP というのは、私たちが宿泊していたホテル、ないし寮です。研修旅行でパリを訪れる学生の団体を狙って建設された施設のようで、営業開始は1968年。50年以上もかの地に佇み続ける歴史ある建物なのですが、中はいたって清潔なホテル。部屋の窓を開ければ、路上でサッカーをして遊ぶ子供らの交わす叫び声 en français  が流れ込んできます。

身軽な小ガモがエッフェルへ

14人の団体はエッフェル塔に向けて出発しました。ここでもまたメトロに乗るのですが、このメトロの駅舎がレンガ造りでかわいらしい。橋げたが心配になるほどボロボロのレンガでできているのも愛おしさに拍車をかけます。かわいい駅舎とは裏腹に、メトロの扉はかなり強い力で急に閉まります。リヨンはゆっくり、しかし確実に入口を閉ざすとびらでしたが、パリのメトロは出前迅速問答無用といった趣きで、駆け込む乗客の希望を容赦なく奪っていきます。みなさんも乗車する際は余裕をもって乗り込むようにしましょうね。

エッフェル塔のたもとでバーガーを

エッフェル塔の最寄り駅で下車した集団は、一意専心グスタフのオフィスへ直行…というわけではなく、まずはお昼ご飯を食べに向かいます。その途中で大きな公園を通り抜けたのですが、ここから見えるエッフェル塔は感涙ものです。一般に、対象が観察者より大きければ大きいほど、認識は歪んでいきます。ですが、エッフェル塔からすればアリンコのような私たちでも、この公園からならエッフェル塔と対等に向かい合って対話できるのです。

約束された感動を横目に、Albéric以下14名の子羊たちは本日のお昼ご飯屋さんにたどり着きました。そこで出てきたのはバーガーです。ちなみに、フランス人の店員さんたちは、バーガーのことを英語での発音と同じ音で意味していました。これはフランス語でことばを交わしている最中にも確認できたことです。ドイツに行ったらブルガーになるのでしょうか?ビートルズに訊ねてみたいところですね(ハンブルグ Hamburg à Hamburgerなので)。

La cuisine parisienne の coup をくらった後、1910年の la Seine Inondation の際記録された最高水位の印を目の当たりにして、Lyon 3 で日本語を学ぶ学生たちと行ったODD: les objets de développement durable: Sustainable Development Goals にまつわるセッションで獲得した語彙の有用性を確認しつつ、14人の志士たちはエッフェル塔を目指し驀進します。

エッフェル塔、その向かい側

エッフェル塔が近づいてくる光景を前にして興奮を抑えられない一行は、その前に橋一つ挟んで対岸にある白い巨大なパレスを認めます。エッフェル塔で予約しているガイドとの待ち合わせを鑑みて、一瞬だけその建造物に近寄ることを許可された私たちは、観光客でごった返す通りを押しぬけて、日本語で売りかけてくるテキやさんたちには申し訳ないと思いつつ肩をそびやかして歩みを進め、Palais de Chailliot に駆け寄りました。ナポレオンの命で建造され、ヒトラーも記念写真を撮ったというほどの、帝国の中心にふさわしい居となるよう立派にしつらえてある白妙の宮殿は、今となってはエッフェル塔を望むに最もふさわしいポジションを占める客用の駐点となっておりました。

エッフェル塔, Elle est fermée à cause de la grève

ガイドとの待ち合わせに間に合わせるため、大急ぎで庭園を南に駆け抜ける14使徒は、塔を望む路端で思いがけず落胆を味わう。エッフェル塔はストライキのため、本日入場停止というのだ———ここまで manifestation の直接的な影響を被ることなく1週間近く過ごしてきた私たちにとって、これは市民の叫びによる最初の洗礼である。閉鎖されているのに動いている、エッフェル塔内で斜めに上下するエレベータに恍惚のまなざしを傾けながら、一行はエッフェル塔の足許に立ちすくんだ。予約していたことの埋め合わせとして、エッフェル塔の直下までは入れてもらえるというので、願ってもないチャンスといわんばかりに、我々はセキュリティ・チェックを受け、日本語を話すガーディアンから温かい歓迎を受けて、グスタフ・エッフェルのお膝元へと歩みを進めた。

Albéric のトリビア

7歳の時からエッフェル塔に通いつめ、ツアーガイドにそば耳をたてることで今やエッフェル塔トリビアで学位をとれるほどにまで造詣を深めた Albéric が、13人の迷える学生たちにいくつもの智慧を授けてくれた。このブログをお読みのみなさまにも、この豆知識をおすそ分けしたいと思う。3つだけよ。

まず一つ目。エッフェル塔の中にあるレンジ cuisinière は、パリ中のキッチンで唯一の特徴を持っている。それは何か?

答えは、火を一切使わないという点である。これだけ背の高い建築物の中で火事が起これば、悲惨な事件が起こることは免れない。したがって、エッフェル塔内は火気厳禁なのである。(白抜き文字で回答を記しています。カーソルで文字列を選択することで、読めるようになります。以下蘊蓄の回答はすべて白文字)そうなのですね!!

では次。当代随一の高さを誇ったエッフェル塔だが、高層建築には不安定さがつきものである。風に吹かれて倒壊の危機にさらされる可能性すらある。そんなエッフェル塔は、どのようにして安定したバランスを実現しているか?

答えは、四本の脚の下に砂を大量に仕込むことで、場面に応じた高さの微調整を自動的に行っている、である。ゴムなどよりも耐久性が高く、調達も楽なので、経済的に優れた施策である。すごーい!よく考えますね。なるほど、支持物が細かい粒子でできていればいるほど、柔軟に形を変えることができるというわけですね。構造物はかたい鉄で、足元は砂で作る。これぞ剛柔使いわけているというのでしょう。

次はラストです。エッフェル塔の建築に際して、設計者のグスタフ・エッフェルが出した唯一の条件は、なんでしょう?

答えは、塔の中に自分専用のbureauを置くことです。第二フロアに実際に設けられた彼の事務所は、風に揺られて製図どころではなかったそうですが、自分で計画した高層建築のなかから眺めるパリの姿は格別だったことでしょう。ちなみに、観光客もその事務所跡を覗くことができます。エッフェル塔への入場さえできれば。この話を聞いて、建築を学びたいという意欲がいつにもまして高まってまいりました。わが進振りの行方やいかに。乞うご期待であります。

偉人あてゲーム

エッフェル塔の第1フロアには、フランスに縁のある科学者の名を記した垂れ幕がぐるりと一周掲げてある。理系TLPのおふたりは大興奮、ポワソン括弧のポワソンや、フーコーの振り子のフーコー、質量保存の法則を示したラヴォワジエを見つけては大はしゃぎである。僕らもつられて遠い記号に目を凝らすも、薄暮の視界に映る文字列は意味をなさず、19世紀にこれだけ巨大で、かつ様々な曲線を用いた設計をこなし、すべてを鉄で作り上げたというフランスの技術力に、ただ感嘆の意を覚えるのみであった。

ナポレオンが作った橋をétudiants がわたる

矯めつ眇めつエッフェル塔を眺めたあと、行列はセーヌにかかる橋を渡る。太陽も夕飯に出かけてしまったあと、暖色にライトアップされたエッフェル塔を背景にフォトジェニックな光景が目もあやに繰り広げられる。たくさんの名作が生み出された瞬間であったが、思い出のとびらは半開きのまま、尋ねに応じてこっそりお見せすることにしようと思う。

Le Retour

フランスの国力を誇示する巨大な塔に別れをつげ、メトロでFIAPに帰還するときが来た。この後も我々はいたるところでかの塔と再会を果たすことになるのだが、今はまだ先のおはなし。

みんな疲れているみたい。食事の場で飛び交う会話も、心なしか今日は控えめだ。今日の移動距離は参勤交代並みじゃあなかろうか。外様大名ご一行は、明日に備えて眠りに就いた。

明日はベルサイユ宮殿を訪問します。今度は中に入れるかな…!鏡の間で自分探し、できるといいな…!

このブログをお読みの皆さんも、ドキドキしながらこの先をスクロールしてくださいね!!

リヨンのベージュ色に憧憬を憶えながら

11/02/23 à FIAP, Paris

Akimu. H


以上、この2月に行われた2022年度TLPフランス語春季研修の報告前半でした!後半もお楽しみに!

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2022年11月30日
2022年度フランス語TLP春季研修参加許可者について

2022年11月28日
Septièmes Rencontres Professionnelles

Le 22 décembre 2022, le CGCS de l’Université de Tokyo, avec le soutien de la section française de l’université de Tokyo, organisera des rencontres professionnelles. Nous aurons la chance de recevoir trois invités francophones.
Lors de cette rencontre, ils présenteront leurs parcours et leurs expériences avec la langue française et la Francophonie et des échanges sera mis en place afin de découvrir les différentes facettes de leur profession.

PDF

Formulaire d’inscription : https://forms.gle/Xqw9cS2etPas2kqP9

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2022年10月08日
2022年度TLPフランス語夏季研修(アンジェ)報告(下)

2022年度TLPフランス語夏季研修(アンジェ、2022年8/9月)報告の後半です。(前半はこちらをご覧ください)

研修8-9日目(2022/9/3-4)

Bonjour ! フランス研修の華やかな週末を担当することになりました文科I類2年の三好陽子です。

・8日目

8日目は土曜日で、フランス語のインテンシヴな授業続きから一転した初めての休日でした。たくさん睡眠がとれる!わけではなく…起床時間は朝の5時!ExcursionのMont-Saint-MichelとSaint Maloに行くためのバスの集合時間に間に合うように早起きをしました。みんな遅刻することなく参加することができてよかったです。

最初の行き先は、かの有名な Mont-Saint-Michel。バスに揺られること約2時間ばかりで到着しました。バスの窓からはしばらく豪雨の景色が広がっていたので不安でしたが、祈りが通じたのか、到着した頃には雨は降っていませんでした。

Mont-Saint-Michelの麓には多くのMoutonがいました。とっても可愛い!ガイドさんは “Mouton Historique”と言っていました(笑)長いこと階段を登って見えた景色は絶景でした。かの有名なオムレツは断念しましたが、ホストマザーが朝早く起きて準備してくれたサンドウィッチをお昼に食べました。

Mont-Saint-Michelを後にし、次に向かったのはSaint-Malo。ここはブルターニュ地方の城壁に囲まれた素敵な港町です。ホストマザーはMont-Saint-MichelよりもSaint-Maloを推していたのですが、納得のいく景色と素敵なテラスがありました。TLPの友人とクレープ屋さんを見つけて屋外でデザートを食べました。私はチョコレートミントを選んだのですが、人工的な味ではなく本当にフレッシュなミントで感動しました。エスプレッソはやはり激苦でしたが、甘さと調和してちょうどよかったです。

5時起床&長時間バス移動でAngersに戻ってくる頃には口数が気持ち少なめになっていきましたが、無事帰宅!帰宅して、リラックス〜、というわけには行かないのがホームステイの良さです。帰宅後、ホストマザーとみっちり今日の出来事の説明をフランス語でします。自由時間も多く与えられ、濃密な一日を過ごせました。

・9日目

9日目はようやくゆっくりした朝を…。というわけには、滞在期間が2週間の私たちは行きません。プログラムを通してできたアメリカ大学から留学してきている数名とTLPの友人とAngersの周りで一番大きな街であるNantesに朝早くの電車に乗って向かいました。

日曜日は本当にどこのお店も閉まる、というホストマザーの忠告は、大きな街では違うようで、いくつかのお店が開いていました。

Nantesには中世のブルターニュ公爵城があります。こちらに午前中に行きました。日曜日は無料で城内のマルチメディア展示で現地の歴史をたどる設計になっている博物館に行くことができました。フランス語の良い勉強にもなりました。かなり充実した博物館で、1時間以上滞在した後、お腹が空いた私たちは、レストランを探しに歩き回りました。ガレット屋さんで季節の野菜がたっぷり入ったものを選び、大満足。

その後は少し歩き、Le Grand Éléphantという巨大な機械仕掛けのゾウを見に行きました。高さが12mもあるこのゾウは想像以上に大きく迫力がありました。長い鼻は水を吹き出します。この日は暑かったので、時折かかる水飛沫は非常に心地よいものでした。ふらっと立ち寄ったギフトショップで見つけたゾウのぬいぐるみに一目惚れしてしまいました。ぐらんという名前で良い思い出になりました。

連日の疲労が見え始めた頃、帰りの電車に乗り再びAngersに戻りました。

 

研修10日目(2022/9/5)

Bonjour ! 10日目のブログを担当します、文科三類の松井陽菜です。

アンジェに来てからはや一週間、だいぶここでの生活に慣れてきました。

今日は初めてculture françaiseという授業がありました。内容は地理のようなもので、フランスの山や川などの自然的特色や、産業の特徴について学びました。私は地理を選択していたので、日本語で学んだことをフランス語で学び直す、というとても新鮮な経験になりました。プリントに書き込む情報量が多すぎてプチパニックになりました。

授業が終わった後は、同じクラスの友達とアンジェ市の中心にお出かけしました。まずはKilo Shopという洋服屋さんに行きました。重さごとに値段が決められている古着屋さん、という一風変わったお店で、店名の下にあるKAWAIIという文字がなんとも不思議でした。Tシャツ、バンダナ、サングラスと色々な商品があったのですが、その中に日本のプロ野球チームの限定ユニフォームが!アンジェでまさかの出会いでした。

続いて、Maison d’Adamという16世紀に建てられた木組の家に入っている小物屋さんへ。外観も中のお店もとにかく可愛くて、絵本の中にいるみたいでした!友達と二人で「こんなインテリア置きたいね〜」と話していたらあっという間に時間が過ぎていてびっくりしました。

その後も大通りを散策しながら、ウインドウショッピングを楽しみました。

だいぶ歩き回ったところで念願のジェラート屋さんへ!友達はマンゴー味とココナッツ味を、私はいちご味とヨーグルト味を選びました。友達のを味見させてもらったのですが、マンゴーとココナッツの相性が抜群でした!(もちろんいちごとヨーグルトも美味しかったです😋)かなり暑かったので、写真を撮る時点で既に溶けていました。

余談なのですが、9月初旬になってもアンジェでの日の入りの時間は午後8時過ぎです。日本では午後6時くらいには暗くなってしまうので、フランスに来て時間の感覚がおかしくなっています。まだ明るいし、少し宿題でもやろうかな、と思って時計を見るともう19時!結局お夕飯の時間で、ついつい宿題が後回しになってしまいます。

そんなこんなで毎日があっという間に過ぎていきます。残り1週間も有意義なものにしたいと思います!

 

研修11日目(2022/9/6)

Bonjour!

フランス研修もいよいよ終盤に差し掛かってまいりました。

本日はUCOでの1日の授業の様子をお届けしたいと思います。

一限目:Langue

アメリカのテネシー州出身、シャーロットが地元紹介プレゼンテーションを行い、最後には皆で質問やコメントをしました。Langueの授業の冒頭では生徒全員にプレゼンテーションの機会が与えられ、好きなテーマについて5分間フランス語で話します。ジャック・ダニエルズのウィスキー製造やエルヴィス・プレスリーの出身州であることなど、いろいろと学ばせてもらいました。

二限目:Expression Orale

いつでも明るいLudivine先生の授業では会話の練習を少人数で行います。本日のテーマは「旅」。旅行代理店のサービスに納得いかなかったクレーマーとクレーム対応係に分かれ、不満を表すためのフランス語表現を練習しました。池田くん(旅が不満だった客)がアメリカ人のアン(旅行代理店)に主張を見事にかわされ、ホテル代の返金をしてもらうことに失敗…そのやりとりを見て教育実習に来ていたフランス人の学生は大爆笑でした。

三限目:Compréhension Orale

午前最後は物静かなJean-Luc先生のリスニング授業。ものすごい速度で話すフランス人たちが出演するニュース音源を聞き取るのは一苦労です。本日のテーマはなんと「遺伝の旅」。自分のルーツを探るためにADNテストを行い、その結果に基づいて旅を企画してくれる企業があるらしいです。日本人では思いつかないコンセプト、さまざまな人種が混ざり合うヨーロッパをの風を感じました。ADNテストとは?これはなんとDNAのことを指します。フランスでDNAはAcid DésoxyriboNucléique となるため、ADNと略されます。

昼食;Déjeuner

毎日美味しい昼食が提供されるカフェテリアでの休憩をいつも楽しみに授業を受けています。本日のメニューはカレー風味のクスクス、そして牛肉の煮込み。大学のカフェテリアでも前菜・メイン・デザートの形式が崩されないことには驚きました。シェフは本当に映画で見るような白く高いコック帽を被っています。ベジタリアンでもグルテンアレルギーでも乳糖不耐症でも完璧に対応してくれます。

四限目: Langue

本日2度目のLangueの授業。冒頭では読解のテストを行いました。その後はいよいよ本格的な文法の解説に入り、過去形の復習を行いました。フランス語には単純過去、複合過去、半過去、大過去とたくさんあり、使い分けが大変です。また、日本語でもあやふやであった文法用語が一気にフランス語で登場するので、慣れるまで理解が追いつかず大変でした。

本日は4限の15:30終了といつもより少し早く授業が終わったため、大学から徒歩10分ほどのアンジェ城に足を運びました。街が一望できる城壁、美しく整備された中庭、城内は大航海時代の品々が展示されている博物館となっていました。1番の見どころはヨハネの黙示録を描いたフランスに現存する最古のタペストリー。縦6m、長さ100m以上もあり、人間よりはるかに巨大な展示は圧巻でした。中世に製作されたのにもかかわらず、繊維の美しい色は色褪せずに残っておりこの時代に手でこのような大作を作り上げる努力と職人技に感心しました。それぞれのパネル物語のガイド役として必ず出てくる主人公がいます。見終わった最後、彼に少し愛着が湧きました。

アンジェ城
黙示録のタペストリー

そろそろお土産などを買い、荷物をまとめ始めるような頃合いとなってきました。1日1日があっという間に過ぎていくため、何をできるかを考えながらフランスでの残り少ない時間を大切に過ごしていきたいと思います。

 

研修12日目(2022/9/7)

Enchanté ! 9月7日のブログを担当いたします、理科一類2年の池田大雅と申します。今日も一日頑張ります!

今日の学校は午前も午後もいつも通りの授業でした。6コマみっちり勉強したのでまあまあ疲れました。4コマ目にはリスニングのテストがあったのですが、案の定大苦戦しました。研修開始前からリスニングにはひときわ苦手意識を持っていたのですが、そう簡単に苦手は克服できるものではないと、言語学習の厳しさを痛感しました。

学校の授業が終わってからは友達と徒歩でアンジェ市内を巡り、お土産にホストファミリーにもおすすめされた青いチョコレート(Le Quernon d’ardoise)をBenoit Chocolatsという専門店で購入しました。

青いチョコレート。

その後はホストファミリーに市内のLe Jardin des Plantesという植物公園に連れて行ってもらいました。さほど広くはないのですが、なかなか落ち着く場所です。ホストマザーが放課後に主にアンジェ市内のさまざまな場所に車で連れて行ってくれるので、かなり充実した日々を過ごせています。(宿題などをする時間を確保するのが大変ですが)

Le Jardin des Plantes。あいにくの雨ですが。

夜ご飯は普段は家で食べるのですが、今日は特別にホストマザーが予約してくれたSoufflé(スフレ)店で食事をしました。偶然ホストマザーの知り合いのお二方と出会ったので皆で一緒にワイワイ食べました。私はチーズ・ベーコン・マッシュルームのスフレを注文しました。スフレをいただくのは初めてで、非常に美味しかったです。ちなみにデザートもヌテラとホイップクリームのスフレでした。

スフレ。

スフレ店を出て知り合いのお二方と別れてからは、ホストマザーとアンジェ城周辺を散歩しました。Promenade du Bout du Mondeというアンジェ城沿いの道路の先端からは、メーヌ川(La Maine)を一望できます。昼と夜では雰囲気が全く違うので、時間があればどっちも見に行くことをお勧めします。

アンジェ城と教会。
メーヌ川の夜景。

帰宅する頃にはなんと夜11時近くになっていました。寝る支度をしてからは眠気と闘いながら気合いで宿題を終わらせました。授業もいよいよ残り二日になったので、最後まで集中して頑張りたいと思います。ありがとうございました。それでは、Tôpette ! (またね!という意味のアンジェ市の方言)

 

研修13日目(2022/9/8)

こんにちは、9月8日の記録を担当する出淵圭です。本投稿では、この日の午前に僕が経験したちょっとした事件と、この日の午後に行われたテラ・ボタニカ (Terra Botanica) での遠足 (activité ; excursionではない) についてお話ししようと思います。

まずは上述の事件についてお話しします。この日、僕のホストファミリーであるP夫妻は朝から夕方まで続くボランティア活動に参加するため早朝に家を出発しました。僕がCIDEF (研修先の語学学校) に向けてホストファミリー宅を出るころには、夫妻は既に家を離れてしまっていたのです。P夫妻には三人の息子がいるのですが、各々独立して家庭を持っているので、ホストファミリー宅の住人は夫妻と僕以外に一人もいません。そのため、僕はあらかじめ渡されていた鍵を使って出発時に正面玄関の戸を締めなければなりませんでした。ホストファミリー宅の鍵を使って戸締りを試みたのはこのときが初めてです。さて、学校の仕度を終えいざ鍵をかけようとしたその時、事件は起こりました。玄関の扉の錠に差し込んだ鍵がどうしても抜けないのです。僕は困惑させられました。WhatsAppでホストファーザーに連絡を入れ指示を仰いだものの返信が来ることはありませんでした。まもなく僕の困惑は焦りへと変わりました。CIDEFの始業時刻が刻一刻と迫っていたためです。結局僕は自力で鍵を抜くことができませんでした。鍵を錠に残したまま家を出るわけにはいかないので、僕は登校を諦め、とりあえず家に残ることを決めました。その際僕は東大の先生とCIDEFの事務局に連絡を入れました。どちらにも非常に親切に対応して頂いたものの、残念なことに事態の打開には至りませんでした。僕は授業への出席とその日の午後に予定されていたテラ・ボタニカでの遠足への参加を諦めました

抜けなくなった鍵

しかし奇跡が起こりました。P夫妻の息子の一人がたまたま夫妻の家の前を通りかかったのです。彼はすばやく僕の窮状に気づき、錠から鍵を取り除く方法を僕に教えてくれました。どうやらホストファミリー宅の鍵の仕組みは日本で広く採用されているものと大きく異なるようで、正しく施錠するには複雑な手順*に従わないとならないようでした。とにかく彼のおかげで僕は戸締りに成功し、CIDEFに向けて出発することができました。幸運なことに、僕は午後の遠足にも参加することができました。

遠足のチケット

次に上述の遠足についてお話しします。ここでいう遠足 (activité) とは、平日にキャンパス外で行われるCIDEFの行事のことです。遠足に参加するには事前の申込と代金の支払が必要です。9月8日の遠足の行先はテラ・ボタニカでした。テラ・ボタニカとはその名の通り植物園で、自治体によって計画された施設です。テラ・ボタニカには世界各地の珍しい植物が植えられています。

テラ・ボタニカ

テラ・ボタニカは単なる植物園にとどまりません。というのも、テラ・ボタニカには遊園地としての側面もあるからです。園内を流れる水路でのボートライドやアスレチックジャングルの存在はテラ・ボタニカのこの側面をよく表しています。園内で観ることのできる植物を主題とした見世物も例として挙げられるでしょう。僕の個人的なお気に入りは園の入り口にあるアイスクリームスタンドです。僕はショコラ・ノワール味のアイスクリームを食べました。おいしかったです。

アイスクリーム**

以上のように、惨事として始まった9月8日は結果的にとても楽しい一日となりました。本投稿が触れることのできなかったCIDEFでの授業などの説明は他の人の投稿に譲ります。ありがとうございました。

*施錠の手順

鍵を錠に差し込む
鍵を時計回りに360度回す
ドアハンドルを上に傾ける
ドアハンドルを上に傾けたまま鍵をさらに時計回りに180度回す
ドアハンドルを元に戻す
鍵を反時計回りに180度回す
鍵を錠から引き抜く

**写真のアイスクリームは僕が食べたものではありません

 

研修14日目(2022/9/9)

Coucou! 理科三類2年の久枝快です。

このCoucouという挨拶はBonjourやSalutよりもフランクです。クク!と発音します。可愛いですね!
9月9日の金曜日、いよいよ授業も最終日。翌日には日本へと旅立ちます。そんな日だからか、いつもの通学路も、週5で通った大学のキャンパスも、毎日のように顔を合わせた友達も、全て愛おしく感じ、気付けば朝からスマホのカメラを開いてました。

大学の近く。なんとストリートアート!
フランス語が辛いと感じた時、彼らが支えてくれました!
BabyFootというゲームのファンになりました。

授業では、前の日に受けた大量のテストが返されました。フランスでは、試験は基本20点満点で、合格は10点です。僕の答案には、9,5と10の二つの点数が書かれてました。9,5はミスで、10が正しい点数だったそうです。ヒヤリ。

昼食はいつも通りcantine(食堂)です。午後に授業がなく、ここで多くの友達と最後のひと時を過ごしました。特に2枚目の写真の後は少しやるせない想いになりました。

国籍、大学関係なくみんな仲良し!
この3人とは特に仲良くなれました。僕は左から2番目。

その後、午後はアンジェ城を散歩し、中心街にも足を運びました。その夜は3年ぶりの夏祭り(フェット)で、午後から人手が多いと感じました。下の写真はフェットの様子です。

この写真は友人に撮ってもらいました。僕はフェットに行かず、ホストファザーの親戚の方々と夕食を取ってました。最高のプレゼントを頂きました。アンジェのサッカーチームのユニフォームです。10歳だった頃、父親の親友からサッカーのユニフォームを頂いたのを思い出しました。今から10年前でした。

夕食後、空は満月でした。星も沢山、目に飛び込んできました。フランスでも星は綺麗なんだな、当たり前のようなことに感銘を受けていました。翌日に旅立つという事実を噛み締め、やはりフランス、アンジェが大好きだと再確認しました。

もしここが 愛の国なら 夜の星よ 引き止めてくれ 愛する僕を

あっという間だった2週間弱。コロナ禍真っ只中という厳しい状況の中、数えきれない素敵な思い出ができたのは皆さんのおかげです。特に研修中にお世話になったJulien先生や寺田先生、1年半に渡りフランス語を教えてくださったAlbéric先生、そして最終的に参加することを許可してくれた両親に感謝を述べ、橘くんにバトンタッチします。Faites des beaux rêves! 良い夢を!

 

研修15-16日目(2022/9/10-11)

【はじめに】

Bonjour ! 理科三類2年の橘幸作です。最終回の「帰路」のブログを担当します。

2週間の研修も無事に終了し、再びTGVと飛行機を乗り継いで、いざJaponへ。

【出発の日の朝・ホストマザーとの別れ】

出発の日の朝は、早朝6時にアンジェ・サンロー駅集合ということで、朝5時前には起床し、同宿のTLP生とともにホストマザーにお別れの挨拶をしました。

ホストマザーには、本当にお世話になりました。毎日、美味しい料理を作ってくれただけではなくて、エクスカーションのお弁当まで持たせてくれましたし、一緒にカードゲームに興じたりもして、フランスの一般的な市民生活の一端を味わう、貴重な機会を得ることができました。

アンジェ・サンロー駅までホストマザー運転の車で送っていただく車中では、そんなことを思い出しながら、一抹のさみしさと感慨が胸中をよぎったのでした。

そして、あっという間に駅に到着!

【アンジェ・サンロー駅からTGVでパリ・ロワシー空港へ】

アンジェ・サンロー駅には、皆、久しぶりの早起きで眠い目をこすりながら、スーツケースを転がして集まってきていました。駅まで見送りにきてくれたホストファミリーの皆さんと一緒に集合写真を撮って、最後のお別れです。

ワイワイガヤガヤおしゃべりをしているうちに、あっという間に列車は発車し、一路、パリへ。

TGVのパリ・ロワシー空港駅には、午前9時過ぎに到着しました。なんと、飛行機の出発までは約7時間もあります。座席予約の関係で、当初の予定よりも約3時間も早い列車になってしまったからでした。

そこで、空港内では、買い忘れていた辻褄合わせのお土産を買い漁ったり、カフェでお茶をしたりしました。余ったユーロの小銭を使い切る意味もあります。

 

ロワシー空港では、無料で遊べるアーケードゲームも充実しています。写真は、「ギャラガ」に熱中しているTLP生の様子です。

【パリ・ロワシー空港からドーハ・ハマド国際空港へ】

午後4時過ぎ、いよいよ飛行機で帰路につくはずだったのですが、なかなか飛行機が出発しません。なんと機材トラブルで、離陸が1時間も遅れてしまいました(そのため、この後、ドーハでの乗り継ぎが大変なことになってしまうのでした・・・)。

最終的に飛行機に搭乗することができたのは、午後5時過ぎのこと。私は一番窓側の席だったので、パリの町並みを空高くから一望できるかもしれないと心待ちにしていたのですが、空一面が雲に覆われてしまい、せっかくの期待は水の泡に。ただ、東に進み、日が暮れていくにつれて、目の前の視界は次第に開けていき、アラブの大地が眼下に姿を現しました。中東の都市の夜景は煌びやかでまばゆく、「さすが、アラブの(いや、油の)大富豪!」といった迫力がありました。

なお、カタール航空の機内食は、美味しいと評判のようです。飛行機に乗ると、機内食も楽しみの一つですよね。

前述のようにパリ出発が1時間も遅れたので、飛行機は飛ばしに飛ばして30分ほど時間を縮めたようですが、それでも、予定時刻よりは大幅に遅れて、ドーハのハマド国際空港に到着したのは深夜の24時過ぎ。おかげで、乗り継ぎは急げ急げで、お土産にアラビック・コーヒーを買う時間はありませんでした。

【一路、成田空港へ】

成田行きの飛行機は、東に航路をとりますから、偏西風の影響で、往路よりも所要時間は約1時間半も短く、約10時間20分のフライトでした。

この頃になると、さすがに疲れが一気に出てきます。皆グッタリです。

3回目の機内食が出てしばらく経つと、もう成田が近づいてきました。

成田空港での入国手続は、私たちが出発した後で、それまで要求されていた72時間以内の陰性証明書が撤廃されるなど簡略化されました。MySOSにワクチン3回接種済みの証明書を入れておくと、ファストトラックでスムーズに入国審査を通過できます。

成田空港には、寺田先生が迎えに来てくださっていました。お休みの日に、本当にお手数をおかけしました。ありがとうございました。

参加者一人ひとりが2週間前とはまた別の自分を発見し、一回り大きくなった(特に、食べ過ぎて腹回りは確実に大きくなった!)様子が覗えると思います。

 

【総括と謝辞】

この国際研修を通じて、フランス語やフランスの生活・文化がより身近に感じられるようになりました。CIDEFでの毎日の授業はもちろんのこと、ホストマザーと一緒に食卓を囲んでおしゃべりをしたり、クラスメイトと一緒にCentre-villeに出かけてお土産を買ったり、エクスカーションに参加して観光を楽しんだり、ナントまで足を運んでガレットを食べてみたりなど、フランスにどっぷり浸かることができた二週間だったと思います。

最後に、寺田寅彦先生や今回付添をしていただいたJulien先生をはじめとするTLPの先生方、CIDEFの皆さん、多才なホストファミリーの皆さん、本当にありがとうございましたm(__)m

この秋(2Aセメスター)以降、進学する学部も今後の進路も様々な私たちですが、TLPフランス語という場で一緒になり、また、今回の貴重な研修生活を共に過ごした経験は、人生の中でも貴重なものになったと思います。そして、この経験を通して、参加者皆がそれぞれの立場から、今後、日仏友好の一端を担っていければいいな、と思います。

Merci beaucoup à tous !

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以上、2022年度TLPフランス語夏季研修の報告の後半でした!

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2022年10月07日
2022年度TLPフランス語夏季研修(アンジェ)報告(上)

TLPフランス語の海外滞在型研修は、新型コロナウイルス感染対策のために一昨年はオンライン研修、昨年は対面型国内研修で開催されました。今年の夏、ようやく海外滞在型で再び研修を行うことができるようになりました。GLP、教養学部、グローバルコミュニケーション研究センター、国際研修委員会、教養学部等事務部、そのほか数えきれないほどの多くの支えがあって、誰もが待ち望んでいた企画を行うことができました。TLPフランス語の運営にたずさわる教員一同うれしく思い、感謝の気持ちでいっぱいです。研修を満喫した学生たちのブログをぜひご覧ください。

研修1-2日目(2022/8/27-28)

こんにちは。TLPフランス語2年の河野樹です。

1日目・2日目のブログを担当します。

……とはいえ、いきなり初日の説明を始めてしまうのも少し味気ないので、まずは研修の概略を書いておきたいと思います。

今回の研修は、8月27日から9月11日にかけての約2週間、アンジェ(フランス西部の街)の語学学校に通う形で行われました。もっとも、1・2・3日目と15・16日目は移動に費やされることになるわけですが……

・1日目

それでは早速、1日目のできごとを振り返ることにしましょう。

そもそもこの日は、成田空港19:30集合を申し渡されていたのですが、私は(初めての海外渡航ということもあって)テンションが上がってしまい、特に用事もないのに16時頃に到着してしまいました。

ここで問題です。集合時間より早く空港に着いてしまった場合、もっとも優れた時間の使い方は何でしょうか?

そう、散歩ですね。

というわけで、成田空港での散歩中に撮影した写真をいくつかご紹介します。

ガンダムの首が落ちていました。
マリオです。
展望デッキです。

というわけで、退屈することなく集合時間を迎え、航空会社のカウンターでチェックイン。皆まだ元気いっぱいです。

このあと乗り込んだ飛行機は、カタール航空という航空会社が運航していたのですが、座席の端末でコーランが読めたり、機内での礼拝に関する注意事項が表示されたり、定期的にメッカの方向を教えてくれたりするなど、イスラム教圏ならではの気遣いがあって楽しかったです。

というわけで、1日目はここで終わりです。また明日!

・2日目

朝起きたら、カタールでした。

厳密に言えば、4時なのでまだ夜が明けていなかったのですが、それでも日付は変わっているわけですし、朝と言えば朝なので朝ということにしておきましょう。

私たちはハマド国際空港(カタール)で10時間、次のフライトを待つことになりました。空港のインターナショナル・ゾーンから出られないので退屈するかと思いましたが、さまざまなオブジェや、大音量のクラクションで旅行客を蹴散らしながら(比喩です)突っ走る送迎用カート、アラビア語訛りの英語アナウンス(なにも聞き取れない)など、想像以上に面白いものが多かったです。

カタールの通貨。空港内はクレジットカードが使えるので、現金は基本的に不要ですが……
空港内に新交通システムが!

ところで、航空機搭乗前のセキュリティ・チェックで、ペットボトルが没収されてしまうことをご存じですか? 実際、成田でインターナショナル・ゾーンに入るときに、せっかく買ったお茶やジュースを没収されてしまい、涙をのんだ人も多かったようです。

そこで、ハマド国際空港で飛行機に乗るとき、事前にペットボトルを(無理やりにでも)飲み干してしまおうとする人が見受けられました。その様子を写真でご紹介します。

このように、みな苦労してペットボトルの処理を試みたわけですが、結局セキュリティ・チェックはありませんでした。理由は分かりません。私たちは、意味もなくお腹をたぷたぷさせながら飛行機に搭乗する羽目になりました。

この後、さらに8時間ほど飛行機に乗ると、フランスのシャルル・ド・ゴール空港に到着します。この時点で、現地時間21時。さらに、入国審査は長蛇の列…… 待ち時間の長さにしびれを切らして文句を言ったおじさんが連行され、まわりの人びとが大声で抗議する、といった「フランスらしい」光景もみられました。(そのおじさんは、別室で説教されたあと解放されたらしいです。)

この日は、空港近くのホテルで宿泊。翌日のアンジェ行きに備えます。

それでは、おやすみなさい!

追記:

1日目・2日目の内容とずれてしまうのですが、フランスでの支払いに関して少しトラブルがあったので、その概要と原因を書かせていただきます。

私はフランス滞在中、ゆうちょデビット(VISAブランド)で決済をしていました。実店舗では問題なく使えたのですが、Irigo (アンジェの公共交通網)アプリやSNCF (フランス国鉄)アプリでの支払いが、複数回にわたって拒否されてしまいました。

ゆうちょ銀行(カード会社)に電話で問い合わせても原因が分からなかったのですが(そもそも、決済を拒否した記録が残っていないと言われました)、日本帰国後に試してみたところ、正常に支払うことができました。どうやら、日本国外からのインターネット決済が拒否される仕様になっていたようです。要は、日本のサーバを経由してアクセスすればいいわけですね! 頑張りましょう!

 

研修3日目(2022/8/29)

皆さんこんにちは。ブログ3日目を担当する文科1類2年の朝比奈です。

今日は昨日到着したシャルルドゴール空港のホテルから TGV で Angers まで行き、ホストファミリーと会ってそのまま家で過ごしたり、市内を少し観光したりして明日からの授業に備えることになります。

朝は10時にホテルのフロント集合だったので、7時半くらいに起きて、1階のレストランで何人かの友達と朝食を食べました。チーズやバゲットがおいてあり、フランスに来たなあという実感が徐々にわいてきました。さて、そのあとホテルのフロントで水を買おうと思い受付にてフランス語で「Je voudrais acheter un bouteille d’eau.」と話しかけたのですが、受付の人に「Do you want one like this?」と英語で返されてしまいました。いや、フランス語で会話したいよーとも思いましたが、まあ外国人訛りのフランス語で聞かれたら英語の方がいいかなと親切心で応答してくれたのでしょう。日本語を使っている外国人がいたら、「頑張って勉強してきたのかも」と感じ取って、英語ではなく簡単な日本語で受け答えしてあげた方がいいかもしれませんね。そんなわけで TGV の駅に行き、電車に乗り込みました。

かっこいいTGV

Julien(引率の先生)が教えてくれた席の番号を探し、いろいろあったのち、なんとか席に座れました。Angers までは約3時間くらいなので少し眠ったり、外の景色を眺めて過ごしたりしました。

のどかなフランスの風景

Angers 駅に着いて改札を出るとホストマザーたちが私たちの名前の書いた札やプラカードを持って待っていました。僕の名前をすぐに見つけることができて無事合流し、さっそく車でおうちまで連れて行ってくれました。時差ぼけ&旅の疲れがどっと押し寄せてきたのでとりあえず、夜ご飯までだらだらして過ごしました。

ホストファミリー宅からの風景

今日の夜ご飯はサラダ、バゲット、ピザ、チーズ、豆腐、ヨーグルトと盛りだくさんでした。フランスの夜ご飯は量が多いみたいなので、太らないか心配です。

学校には歩いて通うことにします。ホストファミリーは仲のよさそうな老夫婦で、僕の大学での勉強や家族のことなどを話して少しお互いを知ることができました。夫婦には一人娘がいるそうで、Ile de la Réunion(フランスの海外領土の一つ)に住んでいるそうです。TLP でフランスの地理を少し学んだので、「あ、進〇ゼミでやったとこだ!」ってなりました。授業はまじめに受けましょう。フランスのニュース番組も一緒に見たのですが、早口すぎてほとんど聞き取れませんでした。いつかわかるようになったらいいなと思います。それでは、明日以降の学校に備えて早めに寝ることにします。

Bonne nuit!

 

研修4日目(2022/8/30)

8/30(火)担当の田名部智也です。CIDEF での初日は午前中に説明会とクラス分けテスト、午後にAngers 市街地のツアーがありました。夏季の講義には世界中から学生が集まっており、日本、中国、韓国、台湾、ベトナム、マレーシア、米国、メキシコ、マダガスカル、オランダ、ベルギーなど多様な国から参加者が来ていました。

説明を受けた後は1時間半程度のクラス分けテストがあったのですが、東大生は皆 CEFR のレベルでいう B2 か B1 のクラスに配属されました。その後カフェテリアで昼食を取り、アンジェ市街を散策しに出掛けました。アンジェ市はメーヌ川沿いに位置し、下町にはレストランやカフェ、バー、ブティークが並びます。その外側にアンジェ城、CIDEF がありそれぞれ徒歩で移動できる距離に位置しているため、放課後に出かけることができました。

私のホームステイ先はフランス人とモロッコ人の夫婦で、2月から既に CIDEF で勉強している日本人のホストブラザーもいました。驚いたことに、ホストブラザーの実家が私と同じ市内にあることが判明しました。彼とは初対面の時からフランス語で話し始めたので、このまま日本語を禁じて過ごそうと思います。夕飯は20時と遅めですが、外はまだ明るいためお庭で食べました。週に2、3度ホストファミリーの友達が訪ねてきて一緒に夕食を取るそうです。この日は近所のご友人と、バゲットとチーズ、ソーセージ、そしてスイカを食べました。私自身の話をしたり、聞かれた質問に返答したりすることは特に問題なくできたのですが、ホストファミリーとご友人が話している内容を理解するのは非常に難しかったです。家族以外の人が自宅を頻繁に出入りする文化は日本であまり見るものではなく、とても魅力的だと思いました。

明日は授業初日ですが、早朝から広場で市場が開かれるという情報を得たので、授業開始前に散策してみようと思います。それではまた!Bonne journée !

 

研修5日目(2022/8/31)

Bonjour à tous !

8/31 水曜日、今日の天気は快晴です!サマータイムのおかげもあって、朝8時でも割と日が昇ってから時間が経っていないので、大して早起きもしていないのにすごく清々しい気分です。3ユーロくらい得したんじゃないかな笑

今朝の授業は10時からでしたが、授業に行く前に市場に行くことにしました。ヨーロッパの市場というとやはり、活気のある文化の中心というイメージがあり、もともと行きたいと思っていたので朝からずっとワクワクしていました。トラムに乗って Pl. La Fayette 駅で降り、歩くこと5分!まさにイメージ通りの市場とご対面!野菜や果物からパン、肉、服までなんでも買えそうです。最初はただ物色しているだけでしたが、あまりにもいい匂いがするので僕もパンを一つ買うことにしました。本当はクスクスや生ハムなど気になるものは沢山あったのですが、授業の前に食い倒れるわけにはいかないので我慢…次回のお楽しみです。

そのあとは、大学で最初の授業が始まりました。どんな授業になるのかやや不安はありましたが、始まってみると意外と大丈夫!先生方はかなり速く話されますが、さすがフランス語のプロというだけあり、明瞭ですごくわかりやすかったです。それにしてもフランス人のユーモアのセンスはさすがです。5分に一回は皮肉が飛んできます。ちゃんと笑えるようにならなきゃ笑

授業の内容は会話中心のものから詩の読解まで様々でした。会話は元々の僕の性格もあってとても楽しかったですが、詩の読解は…文学的センスの無さに絶望する時間でした…笑

授業後には友達と街に出て、本屋を求めて歩き回りました。ただ歩いているだけなのにどういうわけかたくさんの人に話しかけられ、お陰様でフランス語の会話練習になりました笑

しまいには小学生四人組に道を聞かれ、当然アンジェのバス事情などわかるはずもなかったわけですが、最後にはグータッチして別れました。言語や文化の壁を超えて心を通わせるいい経験になりました!!

歩き回って疲れたところで今日は帰宅。家に戻るとホストマザーがpâtes (パスタ) を作って待っていてくれました。フランス式dîner は野菜中心でとても健康的です。野菜や果物が安いのはさすが農業国といったところ。

ここで今日は終わりです。長々とお付き合いいただきありがとうございました。課題をしてお風呂に入って歯を磨いて寝ましょう!それでは明日に備えて。Bonne nuit, à demain !

岡野恵大

研修6日目(2022/9/1)

こんにちは。9/1(木)のブログを担当いたします、文科3類の牛島明音です。

この日は午前中だけ授業があり、午後は《gabare》(平底船)でメーヌ川の周遊をするプログラムに参加しました。

まず午前中の授業を少し。

この日は授業が始まってから二日目です。クラスごとに時間割が異なりますが、私のクラスでは午前の最後に初めての聴解の授業がありました。先生の説明も教材のビデオも、今まで体験したことのないような速度と量のフランス語で圧倒されました。これは無理かもしれない…と思いましたが、後に同じクラスの仲間みんな同じ感想だったことが判明したので勇気づけられました。一緒に頑張る仲間は大切です。ともかく、研修の最後には(これを書いているのは帰国後です)同程度の速度のフランス語も怖がらず聞けるようになっていたので、何事も挑戦と慣れだなと感じます。

大学の食堂にてみんなで昼食をとった後、午後は先述の課外プログラム、遠足のようなものに行きました。アンジェを突っ切る川、メーヌ川の岸から木でできた平底船にのりこみます。

船はこぢんまりとしており、船内は両側にベンチがついて中央には屋根が付いています。

出発すると、心地いい風の中、両側に続く川沿いの見事な街並みを楽しむことができます。船内では誰かがゆったりとした音楽を流し、フランスと言えば、の素敵なドリンクを飲みながら優雅なひと時を過ごしました。

個人的には、船内でアメリカから来た他の生徒と友達になり、互いの文化や言語、夢、好きな音楽等々について話が盛り上がったことがとてもよい思い出になりました。2週間程度の短い研修ですが、このように新しい友人と多く知り合うことができたのは本当に良かったと思います。アンジェでできた友人とは今でも連絡を取っています。

船での周遊の後はホームステイ先が同じ友人と一緒に街の古着屋さんに行きました。日本では最低気温が20℃以上でしたがアンジェでは昼25℃でも朝夜は12℃ほどに下がることも多く、上着不足に苦しんでいたのでここで買いました。なんだか現地人気分を味わって楽しかったです(笑)。

帰宅後はホストファミリーと庭で夕食をとります。この日は前菜がきゅうりのクリーム和えと紫キャベツのサラダで、主菜は古代麦を使用したミニトマトのクラフティ、デザートはケシの実のパウンドケーキでした。全てホストマザーのお手製で毎日とてもおいしかったです。体重計には怖くて乗りませんでした。ホストファミリーとの団欒を楽しんだ後はきちんと部屋で宿題と次の日の授業の準備をしてから就寝します。

このように研修中は毎日新しいことで満たされ充実した日々でした。

それではこの日はここまで。読んでくださりありがとうございました。

 

研修7日目(2022/9/2)

Bonjour ! 7日目のブログは文科二類2年の岸田玲奈が担当します。

今日は生憎の雨。フランス人は傘を差す習慣がないのか、フーディを被って雨の中を颯爽と歩いて行きます。授業後にアメリカ人のクラスメイトと散歩中、いかにも観光客らしく傘も地図も広げて彷徨っていたら、地元の人が道を案内してくれました。アンジェの人たち優しいです。

カフェや百貨店が集う Place du Ralliement というおしゃれな広場があるのですが、そこに面した小さな boulangerie でバニラ味のエクレアを買いました。実は私、前日にも別店のエクレアを食べていたので(好きなんです)食べ比べができて幸せでした。

その後は堀川さんも合流して Musée de beaux arts の作品を一緒に鑑賞。入館無料で非常に嬉しかったのですが、閉館18時は早すぎて案の定見終わりませんでした。また後日来ます。

授業も散策も終わり、今日も充実感に浸って帰宅しました。

今日はブログ担当日なんだとホストマザーに話すと、掲載リクエストが2つあったので書いておきます。

1つ目:Anémones du Japon(シュウメイギク)

こちらはマザーご自慢のお庭の花。Japon(日本)にまつわる者同士で記念写真も撮りましたが、恥ずかしいのでお花だけそっと載せておきます…。

2つ目:Paris Brest

こちらは自転車の車輪をイメージして作られたフランスのお菓子です。パリとブレスト(いずれも都市名)間で行われた自転車レースを記念に考案されたとか。

アーモンドの風味が香ばしくて最高に美味しかったです。なお、今日はカロリーオーバー。

明日は excursion で5時半起きなのでもう寝ようと思います。Bonne nuit !

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以上、再開なった 2022年度TLPフランス語夏季研修の報告の前半でした!後半もどうぞお楽しみに!

【追記】後半はこちらをご覧ください。

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2022年09月24日
TLPフランス語Aセメスター履修許可者一覧

TLPフランス語Aセメスター履修許可者一覧について、こちらをご覧ください。

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2022年09月07日
TLP フランス語 A セメスター編入候補生募集のお知らせ

2022年度TLPフランス語Aセメスター編入候補生募集について、こちらをご覧ください。

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2022年06月22日
2022年度TLPフランス語夏季研修参加許可者について

2022年04月06日
déjeuner en français shabé-lunch 2022S(フランス語でしゃべランチ 2022年度Sセメスター)

アガエス先生から、下記のとおり、2022年度Sセメスターの「フランス語でしゃべランチ déjeuner en français shabé-lunch」のご案内が届いています。どうぞ奮ってご参加ください。正午から開催となっていますが、授業後にZoomリンクに随時入っていただいてかまいません。また13時までと書いてありますが、授業などの都合で13時より前にリンクから退室することも可能です。

Le premier déjeuner en français shabé-lunch sera le 14 avril de midi à 13 h 00 sur Zoom.(フランス語でしゃべランチ第1回目は4月14日の正午から13時までです。以下のZoomリンクにお入りください。)

https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/j/99220744418?pwd=UkdaK09LN3ZCZ2lnYk9rK3d4U0UrZz09

ID de réunion : 992 2074 4418
Code secret : 810278

Ensuite, à partir du 21 avril et chaque jeudi (quand il y a des cours), le shabé se passera dans la salle 314 du bâtiment KIBER de midi à 13 h 00.(4月21日からは毎週木曜日授業のある日に、KIBER棟(駒場国際教育研究棟)3階314室で正午から13時までで開催されます。)

Ce moment, que j’organise depuis 6 ans maintenant, est proposé à tous les étudiants qui veulent pratiquer le français en dehors des cours, peu importe leur niveau ou leur année. (しゃべランチが始まって6年が経ちましたが、授業以外でフランス語を練習したい学生ならばレベルや学年に関係なく誰でも参加できます。)C’est un moment convivial pendant lequel les étudiants peuvent aussi essayer de dépasser certaines barrières pour discuter avec de nouvelles personnes en français.和気あいあいとした雰囲気のなかで、フランス語で話すときに感じる気づまりを乗り越えることができるでしょう。)

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2022年04月06日
2022年度Sセメスターフランス語インテンシヴ履修許可者について

2022年03月30日
2022年度2STLPフランス語履修許可者(編入・継続)について

2022年01月20日
sessions de français pendant les vacances

アガエス先生から、春休みにフランス語を実践できる機会のご案内をいただきました。どうぞ奮ってご参加ください。

Bonjour à tous,

J’espère que vous allez bien ! Pour les anciens étudiants, vous me manquez et j’espère vous voir bientôt. Pour les étudiants de cette année, vous me manquez déjà ! L’année était trop courte ! ^^

Voici le Google form pour vous inscrire aux sessions de français du printemps 2022. Il y aura des séances le matin et d’autres le soir (car je serai peut-être en France).
Merci de répondre rapidement pour m’aider à tout organiser au mieux :
https://forms.gle/UWDTGQnTW71D5fBV8

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2021年12月17日
2021年度TLPフランス語国内研修予定および選抜試験の概要

TLPフランス語を2021年度Aセメスターに履修している1年生、および2021年度Sセメスターに履修した2年生を対象に、Institut français de Tokyoで語学研修を行います。多彩な授業と文化行事も通じてTLPで培ったフランス語の実践力を養い、フランス語圏の文化の知見を高めます。

開催日時:2022年2月7日(月)~2月18日(金)(土日を除く、11日(祝)は実施)
開催会場:Institut français du Japon – Tokyo(https://www.institutfrancais.jp/tokyo/
開催概要:
・50分授業30回(10時から13時)
・2クラス(A2とB1各1クラス)
・午後に文化活動(週に2回)→日時の詳細は別途通知、欠席の場合は代替レポート等提出要
・参加費は50 900円/人(参加者自己負担額は10 180円)
・教材費込
・修了証Certificate発行
・講習終了後に支払い→各学生が支払い
・大学からの支援有(自己負担額を除いた残額)
・支援があるため欠席・不参加の場合も支払いが必要
・主題科目「国際研修」の単位付与
・交通費自己負担
・参加自由の昼食会企画等有
・参加に際し誓約書・学外活動許可申請書類提出要

定員:30人(筆記試験による選抜、定員に達していない場合もレベル判別のため実施)
筆記:12月28日(火)16h30~17h30(オンライン)※この日時で参加できない場合は応相談
申込:12月26日(日)17時までに下記リンク先のフォーム入力を行い、控えをtlpfrench@gmail.comに送信すること【フォーム入力URLリンク】https://forms.gle/PsitHThJPqGAFgkS6
選抜試験結果発表(フランス語・イタリア語部会HP上):12月29日(水)18時ごろ(予定)
※合格発表後の参加辞退は原則として認めない。合格者には参加に関する誓約書様式のファイル送付があるので、署名・捺印(参加者本人および保護者)のうえ、1月6日(木)正午までに誓約書をPDF化してtlpfrench@gmail.comに提出のこと。期限内に提出のない場合は合格を取り消すことがある。誓約書提出後の参加辞退・欠席によるキャンセルは研修奨励金支給が取り消され、全学が自己負担となることがある。
以上

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2021年12月10日
Sixième Rencontres Professionnelles

Bonjour à tous,

Comme chaque année, j’organise les rencontres professionnelles. Des anciens étudiant.e.s de l’Université de Tokyo viendront présenter leur parcours et leur travail avec la langue française. L’événement aura lieu en ligne, le jeudi 23 décembre de 8 h 30 à 10 h 00. Puis les discussions pourront continuer entre 10 h 25 et 11 h 55. Le midi, ce sera l’occasion de se retrouver pour le Shabé-lunch en français de Noël. Pour les informations, regardez le PDF et prévenez vos camarades. Merci de vous inscrire sur le Google form. : https://forms.gle/fCQaJ3Q7EKNKiGmQ9

Bonne journée à tous,

Julien

Rencontres_pro_2021

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2021年11月29日
TLP研修についてのお知らせ

TLPフランス語履修者の皆さま
2021年度に予定されていた海外派遣型のTLPフランス語「国際研修」は、昨今の新型コロナウイルス感染状況に鑑み中止となりました。代替研修として国内研修が企画される予定です。企画情報の公開と参加者募集は12月中旬の予定です。

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2021年11月09日
TLP研修についてのお知らせ

TLPフランス語を履修しておられる皆さま、
滞在型の国際研修の実施の決定は11月第3週目に変更されました。最新の情報は東京大学フランス語・イタリア語部会HP(http://langue-fr.c.u-tokyo.ac.jp/)をご覧ください。なお、滞在型・オンライン型のいかんにかかわらず国際研修が実施される場合は試験期間以外の時期に開催されます。
ご不明な点はTLP運営委員会(tlpfrench@gmail.com)にご相談ください。
以上

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2021年09月24日
2021年度1AセメスターTLPフランス語履修許可者(編入・継続)について

2021年08月31日
2021年度TLPフランス語Aセメスター編入候補生募集のお知らせ

2021年04月13日
2021年度Sセメスターフランス語インテンシヴ(担当:A・ドリブル)履修許可者について

2021年04月07日
2021年度Sセメスターフランス語インテンシヴ(担当:J・アガエス)履修許可者について

2021年03月25日
2021年度2SセメスターTLPフランス語履修許可者(編入・継続)について

2021年03月01日
2021年度TLPフランス語Sセメスター編入候補生募集のお知らせ

2020年12月12日
『Résonances (レゾナンス)』第12号募集要項・投稿規定の公開のお知らせ

『Résonances (レゾナンス)』は、東京大学教養学部フランス語・イタリア語部会が発行する査読付き学術誌です。前身の東京大学大学院総合文化研究科フランス語系学生論文集『Résonances』から装いをあらたにして、2020 年度にオープンアクセスの査読誌として再出発を果たしました。今回その第12号の募集要項・投稿規定を公開しましたのでお知らせします。こちらからご覧ください。

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2020年12月03日
第5回CGCS主催社会連携交流会のご案内(12/17)

CGCSの主催による社会連携交流会が、12月17日(木)の午前8:30から、ZOOMによるオンライン形式で開催されます。お仕事でフランス語を駆使して活動されている先輩方と、フランス語で直接交流する機会となります。フランス語を学習する全ての東大生に開かれていますので、どうぞ皆さんふるってご参加下さい。

ポスター(フランス語)は下記リンク先をご覧ください。

https://www.cjoint.com/doc/20_12/JLdeXouVcjX_Rencontres-pro-2020.pdf

参加登録は下記からお願いします。なお申し込みの際には必ず東京大学のメールアドレスでお申し込みください。(締切は12月15日(火))

https://forms.gle/tmssRQZ8SmLtTnwk7

当日の朝にZOOMのリンクが登録者に送信されます。

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2020年12月01日
2020年度TLPフランス語オンライン研修(2021年2-3月)参加者募集のお知らせ(12/11追記)

「2020年度 TLP フランス語オンライン研修(「国際研修」)概要」をご覧ください。

【追記(12/11)】初期登録の締切を12月14日(月)まで延長します。

【追記(12/7)】なお初期登録は12月10日(木)を、誓約書の提出は12月25日(金)を締切の日とします。事情のある方は上記文書の誓約書提出先までご連絡ください。

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2020年09月23日
2020年度1AセメスターTLPフランス語履修許可者について

こちらをご覧ください(編入許可者を含む)。

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2020年08月17日
2020年度TLPフランス語 Aセメスター編入候補生募集のお知らせ

こちらをごらんください。

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2020年04月20日
2020年度1Sセメスター「フランス語初級(会話)」(火曜2限:Vallienne先生)履修許可者について

2020年04月11日
2020年度1Sセメスター「フランス語初級(インテンシヴ)」の履修許可者について

2020年03月08日
2019年度TLPフランス語春季研修(パリ・ブリュッセル、2020年2月)2/2

2019年度TLPフランス語春季研修(パリ・ブリュッセル、2020年2月)報告の後半です。

研修5日目(2020/2/6)

Bonjour à tous! 5日目のブログを担当させて頂きます、文科3類一年の三上真加奈です。

本日もいつも通り9時にFIAP(滞在しているホテル)のロビーに集合し出発です。外に出てみると、パリ滞在初の快晴でした。曇った街も憂愁があって素敵ですが快晴の気持ち良さは格別でした。最寄り駅からMusée d’Orsayに向かいます。車窓から行き交う人の姿をぼんやり見ていたらあっという間に着きました。パリのメトロは日本より走行中の音が大きい上かなり揺れます。パリの地下を疾走している感じがしてわくわくするけれど、体調が悪い人には辛い揺れ加減かもしれないな、など考えつつ歩き、美術館に着きました。

美術館では、目からは芸術作品が、耳からはフランス語が飛び込んでくるという、ひたすら美しいものに囲まれる数時間を過ごしました。本物の作品の存在感に圧倒されました。作り手が意図したサイズで見ることや、美術館側の作品の解釈・作品の見せられ方が、鑑賞者側の体験に大きな影響を与えるのかなと思いました。

図1:Musée d’Orsayのパンフレット

あっという間に集合の時間になり、再びメトロに乗ります。既に一時半なので次の目的地に向かう前に、Le Petit Caporalというレストランで先ずは昼食です。私はクロックムッシューを頂き、チーズのほろほろ加減に感動しました。

図2:クロック・ムッシュー

さて、美味しいご飯を頂いたところで、次の目的地、l’école vétérinaire という、ヨーロッパで二番目に古い獣医科大学に向かいます。l’école vétérinaire  の三年生の方がキャンパスのミニツアーと、大学併設の Musée Fragonard の案内をして下さいました。Fragonard は、l’école vétérinaire の初代学長だった方で、Musée Fragonard には、彼が作った人体模型や動物の臓器のホルマリン漬け及び骨など、興味深い展示が沢山ありました。全ての説明を理解することはできませんでしたが、聞き取れた中で面白かったエピソードを紹介します。

図3:Musée Fragonardの内部

先ず面白かったのは奇形 monstre の話です。奇形にも色々な種類かあり、重症(上半身が無いなど)だと長く生きれませんが、軽症(足の数が多いなど)なら比較的長く生きられるとのことです。動物の正常な発生の過程が分かるという観点で、奇形の研究は重要とのことでした。また、牛が誤飲したもの(鉄製品など)の展示もありました。牛はなんでも食べてしまうそうです。誤飲物は牛の体内に磁石を入れて取り除くとのことでした。

沢山の興味深い話を聞き、生き物の不思議に思いを馳せたところでお別れの時間となり、l’école vétérinaire を後にしました。メトロに乗って FIAP に帰り、いつもの食堂で夕飯(ビュッフェ形式)です。5日目ともなると各自食堂のお気に入りメニューが決まってきたようです。それだけ、パリ暮らしに慣れてきたということかもしれません。今日の出来事をゆっくり思い返しつつ、明日は何が見れるかわくわくしながら寝て、5日目が終わりました。

研修6日目(2020/2/7)

はじめまして。理科一類の島村龍伍から2/7のご報告をさせていただきます。この日は午前中がエッフェル塔、午後がセーヌ川クルーズ、という行程でした。(なお、私は後述の理由によりセーヌ川クルーズは参加することが叶いませんでした。)

普段どおり、朝食をFIAPでとった後、エッフェル塔に行くためにTrocadéro駅に移動いたしました。エッフェル塔の最寄り駅といえば、Bir-Hakeim駅ですが、Trocadéro駅で降りたのは、その見事な景観故です。小高い丘の上にあるPlace du Trogadéroでは、眼下に見事なパリ市内の眺望を得ることができます。

その後、二時間ほどドリブル先生のご案内によりエッフェル塔の周りを散歩した後、ガイドのLeyeさんと合流いたしました。Leyeさんは”interactive”なツアーを売りにしている方で、ロールプレイやクイズを交えながら、飽きさせずに約1時間のツアーをしてくださいました。エッフェルさんが総工費の80%を自己負担したこと、その負債をオープンからわずか半年で返済したことなど、エッフェル塔にまつわる興味深い知識から、パリジャン・パリジェンヌから嫌われている高層ビルなど、地元色の強い知識まで、幅広く解説して頂き、とても興味深かったです。

ちなみに、登るときはエレベーターをつかったのですが、下りは階段を使いました。ドリブル先生の足が長く、追いつけそうになかったことが印象的です。また、上空115メートル(第二展望台)よりも、上空20メートルほどの曖昧な高さのほうが、落ちたときのイメージがより鮮明になって怖いものですね。

昼食はビストロ Saint Dominiqueにてとりました。我々は2階(Prémiere Étage)にて食事をしたのですが、1階(rez-de-chaussée)から上がるための螺旋階段がとても窮屈だったことが印象的です。

昼食後、みなさんはBateau Moucheという観光船に乗り、セーヌ川のツアーをしたそうです。

しかしながら、私は不運な事故によりパスポートを失っていたため、日本大使館に寺田教授と行くことになりました。

無事パスポートの受け渡しが終わり、他の学生たちとホテルで集合するまで、しばし時間がありましたので、寺田教授とサントノレ通りを散歩いたしました。サントノレ通りにはエルメス、ルイ・ヴィトンなどの有名ブランドも店を連ねていますが、それ以上に印象的だったのはアート・ギャラリーの数々です。それぞれのギャラリーに、版画、現代美術、近世西洋美術など、得意分野があり、それぞれがとても個性的なのです。また、マドレーヌ寺院も道程にありましたので、訪れました。長く行われていた内装改修工事が2年前に終わったばかりであり、教会内は黒と金を貴重とした、荘厳な内装となっておりました。寺田教授は教会の最奥にある彫像だったり、寺院の建築様式(新古典主義)についてなど、教養深い解説をしていたきました。以下の写真は、寺院からオベリスクを望んだ写真となっております。

マドレーヌ寺院を離れてからは、ホテルにメトロをつかって帰り、他の生徒達と合流しました。

以上を持ちまして、2/7の報告を終わりとさせていただきます。

研修7日目(2020/2/8)

Bonjour!理科二類1年の松本真那果です。研修7日目、2月8日のブログを担当します。午前中はヴェルサイユへ行き、午後はルーヴル美術館という盛り沢山の1日でした。

ホテルの最寄駅からメトロに乗り、RERというパリと郊外とを結ぶ急行列車に乗り換え、ヴェルサイユまで行きました。

駅から少し歩くと、あいにくの曇り空を晴らすほどの勢いで輝く門が見えてきました。

荷物検査を済ませ、音声ガイド(日本語でした!)を手にすると、あとは自由行動です。足を進めると、金色で豪華な装飾が一面に施された部屋が待ち構えていて、思わず感嘆の声が漏れました。

各部屋で音声ガイドを再生すると、飾られている絵画、家具、装飾についてと、その部屋で何が行われていたのかについての説明を聞くことができました。王室礼拝堂、王の居室、王妃の居室、戴冠の間など、どの部屋も他の部屋に負けず劣らずゴージャスで、豪華絢爛という言葉はこのためにあるのか、と思いました。

特に私の印象に残ったのは、鏡の間です。謁見や宴の場として使われていたこの部屋は、シャンデリアと壁一面の鏡(約600枚も!)によって光に溢れていました。

私は世界史の勉強は何年も前にやったきりで、ルイ14世やマリーアントワネットなど、この宮殿についておぼろげにしか知らないまま来てしまいました。それでも宮殿の美しさに十分感動したのですが、もっと前提知識があればどれほど感慨深い思いができただろうと少し後悔しました。理系であっても幅広い教養は必要ですね。

一通り中を観終わったあとは、お土産タイムです。香水やお皿など、とっても可愛いものばかり並んでいて、見ているだけで心が踊りました。マカロンのラデュレのお店もありましたが、マカロンは日持ちしないので残念ながら自分用にだけ買って食べました。パリに行けば毎日食べられるかと思っていたのですが、実はこれが研修中初のマカロンです。定番のピスタチオやフランボワーズなどの他に、マリーアントワネットという名前の紅茶の味のマカロンもあり、とても美味しかったです。

初めに通った門のところで集合予定だったのですが、なにせ宮殿は広くて複雑な構造なので迷ってしまい、とても焦りながら集合時間ギリギリに到着しました。しかし、迷ったのは私だけの話ではなく、全員が集合したのはだいぶ時間が経ってからでした。

ヴェルサイユ宮殿をあとにし、近くのケバブ屋さんで昼食をとりました。ケバブはフランスでは定番のファストフードだそうです。ケバブ以外も含めてたくさんのメニューがあり、優柔不断な私はすごく迷ったあと、タンドリーチキンのケバブサンドをいただきました。ポテトにつけるソースもたくさんの選択肢があり、中にはサムライという名前のものもありました!

昼食を済ませ、パリに戻るために駅へ向かいます。乗りたい電車があと3分で発車してしまう!ということで、ご飯の直後なのにみんなで猛ダッシュしました。が、なんと電車は目の前で発車してしまいました…!ルーヴルまで直通の電車に乗れる予定が、乗り換えありのコースになってしまいました。

Palais Royal Musée du Louvreという駅で電車を降り、外に出るとたくさんの警察官が立っていて、あたりには緊迫した雰囲気が立ち込めていました。デモです。そのせいで道路が封鎖されていて、美術館の周りを随分歩いてやっと、入り口に辿り着きました。この時が14時半頃で、見学後の集合時間は17時ということになりました。中に入り、チケットを買うまでにしばらく待ち時間があったので、見学の時間は2時間ほどしかありませんでした。ルーヴルはとても広く、全部を見るには5日かかるとも言われています。そこを2時間で見なくてはいけないということで、私と一緒に回った友人とは、欲張らず有名作品だけ見れたらそれで良しという作戦に決めました。目標はダヴィンチのモナリザ、ドラクロワの民衆を導く勝利の女神、ミロのヴィーナス、サモトラケのニケ、フェルメールのレースを編む女、そしてハンムラビ法典の6つを制覇することです。ここで私たちは大きなミスを犯しました。なんと地図つきのパンフレットを取らずに館内を回り始めてしまったのです。館内マップは中に入ってしまうとまばらにしか掲示されておらず、後々大いに苦労することになるとはつゆ知らず。ルーヴルは、ドゥノン翼とシュリー翼、リシュリュー翼の三つから成り立っているのですが、私たちの目的の6つは全てドゥノン翼にあるので、今回はその翼のみを回りました。歩き始めてすぐに、ドラクロワの民衆を導く自由の女神女神を見つけて、テンションが上がりました。順調な滑り出しです。美術に疎い我々でも知っているほどの有名作品なので、結構人が集まっていました。

その後直進すると、階段の踊り場にサモトラケのニケがいました。想像よりも大きくて、迫力に驚きました。

次にモナリザです。(ここではモナリザではなく 「ラ・ジョコンド(La Joconde)」 と呼ばれています)。ドゥノン翼に入ってからずっと、道にモナリザの方向を示した標識が点々と置いてあり、簡単にたどり着くことができました。さすが、待遇が別格です。

モナリザの前には長い列ができていて、なんと見るまで10分待ちということでした。まあ、せっかくなので並びます。ここまで順調に進んでいたので、10分くらいなんてことありません。列の先頭の15人ほどがパーテーションの中に入ることを許され、間近で(とは言っても本当に目の前で見られる他の作品とは違い、何メートルも離れた位置で、しかもガラス越しです)短時間見ることができるというシステムでした。

モナリザと自撮りをしている人たちがたくさんいて、並んでいる間はそれを見て笑っていた私たちでしたが、いざ自分たちの番になると不思議と雰囲気に流されて自撮りをしてしまいました。確かにモナリザとツーショットを撮るチャンスなんてそうそうないですからね。あっという間に追い出され、モナリザの人気とオーラに圧倒されながらモナリザの部屋を去りました。その後間も無くしてミロのヴィーナスのもとにたどり着き、失われた両腕について想像しながら鑑賞しました。

次はフェルメールを目指しますが、結構奥まったところにあり、見つけるまでだいぶ苦労しました。わかりにくいところにあるせいかあまり人もいなかったので、レースを編む女、天文学者の二作品を近くでじっくりと堪能できました。

あとはハンムラビ法典を残すのみです。この時16時過ぎで、だいぶ時間の余裕があると思っていましたが、ここからが本当に苦難の道でした。ハンムラビ法典が0階にあるというのはわかっていましたが、古代の作品が置いてあるエリアをぐるぐると歩いても見つからず、らちがあかないので職員の方に聞くことにしました。教わった通りに進んでも見つからず、別の方に聞いても辿り着けず、また別の方に聞くと「まっすぐ行って、降りて、のぼる」と言われたような気がしました。「降りて、のぼる」の意味がわからなかったのですが、自分たちのフランス語力の低さゆえの聞き間違いだろうということで、とりあえず下の階に降りました。それでもないので元の場所に戻り、もう一度0階をぐるっと回りました。この時点で集合時間10分前の16:50で、もう諦めてハンムラビ法典になんとなく似ている別の石盤を撮ってあとは気楽に回ろうということにしました。

階段を降り、先程一度来た-1階をゆっくり見ながら進むと、目の前に別の上り階段が。「降りて、のぼる」とはこのことか!と気づき、ハンムラビ法典は近いと確信しました。時間の余裕がなく、失敗は許されないのでこまめに職員の方に聞きながら目標を目指して急ぐと、ついに目の前にハンムラビ法典が!

時計を見ると、16:55です。50分ほどずっとハンムラビ法典を探していたことになります。人生で、ハンムラビ法典を見つけてこんなに興奮することがあるとは思いませんでした。急いで写真を撮り、自撮りもして、あとは集合時間を目指しました。お土産を見る時間は全く取れませんでしたが、ハンムラビ法典を見つけられずにお土産を買っていたら、後味の悪いルーヴル見学になっていたことは想像に難くなく、後悔はありませんでした。今回は2時間かけて1つの翼をダイジェストで回ることしかできず、ルーヴルの巨大さを実感しました。いつか再訪して、今度はじっくりと全部回りたいです。

集合後、このままホテルに帰るか、買い物に行くかを決めるためにLINEの投票機能を使いました。民主主義です。その結果、一票差でホテルへ帰ることになりました。私は買い物をしたかったので残念ですが、多数決なので仕方なく、みんなで帰りました。しかしドリブル先生は優しいので、いったんホテルに帰った後、買い物へ行きたい人たちをルーヴル近くのLe Carrousel du Louvreというショッピングモールまで連れて行って下さいました。可愛い雑貨のお店やロクシタンなどで、お土産を買うことができました。さらに、先生が予約して下さったお店でパリでの最後の晩餐も楽しみました。

セーヌ川やエッフェル塔の夜景も素晴らしく、パリの最高の締めくくりになりました。先生に感謝です!!

明日からはいよいよブリュッセルです!この研修も終わりに近づいて来ましたが、最終日まで実りあるものにしたいです。

まとまりのないブログですが、最後まで読んでくださりありがとうございました。Bonne nuit!

研修8日目(2020/2/9)

こんにちは、研修7日目を担当する理科2類の西尾美哉です。

パリでの寒さを少しナメてかかってしまった結果、前日は不覚にも寝込んでしまったものの、日頃の行いの良かったのか、おかげさまでこの日はピンピン。お世話になったFIAPにお別れを告げ、毎日通った Denfert Rochreau 駅から Gare du Nord  へと向かいました。

空港から RER で40分のところにある Gare du Nord はパリの中でもとてもとても大きな駅で、ユーロスターでイギリス、Thalys でオランダとベルギーにもすぐいけてしまう主要な駅!ただしスリには要注意との助言をいただき、私はスリが嫌いなので、財布を握り締めすぎて手が白くなっていました。

また近年、テロ対策で電車の発車改札を乗る直前までわからないようにしているとのことでしたが、明らかに目の前に止まっていて「THALYS」と大きく書かれている赤い電車。私たちの乗る電車だとすぐわかりましたが、そこはあたかも気がつかなかったようにして素通り。

日本では実感の薄かったテロ対策に少々どきりとするも、なんとなくのゆるさに、大変なんだなと思いながら駅内のPaulというお店でお昼ご飯を購入。残りの時間は友達の1人が構内に設置してあるピアノで何曲かを演奏していました。徐々に周りにいたフランス人が彼を囲んで楽しくワイワイ。そして演奏しているかれに話しかけに行ってました。思わぬところでの、国際市民交流です。

いざ Thalys に乗り込んだ感想は…とても赤くてかわいい! とりあえず体力温存のために寝ようと思うものの、あっという間にブリュッセルに着いてしまいました。旅の後半にさしかかりケチケチモードに入っている私は、1時間30分の旅行で5000円は高いなと思うものの、日本の新幹線の方が高いと思い直し、まぁしょうがないかなと。(いや、ロマンスカーはもっとお手頃?)

駅では日本語を勉強しているブリュッセルの学生さん、Madame Watanabe とお会いして、美味しいハート型のチョコをいただきました。メルシー!

午後は学生さんたちと一緒に、ブリュッセルをぐるり一周して主要なところを見てまわりました。途中で名前がなかなか覚えられない超有名ワッフル屋さん(のちに調べました→ Dandoy ご参考までに)で目から涙が出るほどおいしいワッフルを食べるなど、わいわいベルギーの学生さんとお話をして楽しく過ごしました。みなさんとても優しくて、日本語でもフランス語でも会話をしました。ここで気がついたのは、見事に初日より向上した自分のリスニング能力! しかし本日は移動でヘトヘトで、話されていることはわかっても、英語も日本語もフランス語も同レベルぐらいにか発することができませんでした…。とほほです。

夜はベルギーのマクドナルドと呼ばれるファストフード「Quick」で食事。チキンラップ的なものを食べた気がするが、いつものように一番上のメニューを指図しただけなので何を食べたか正直わからない。海外行って一番大変なのは道案内でもお金管理でもなく、レストランでの注文。毎日が一番上or一番下のメニューを頼む日々でしたが、今日もご飯は大当たり。とてもとても美味しかったです!(写真はないけど)

研修9日目(2020/2/10)

こんにちは、理科三類一年の丸谷樹広です。研修9日目のブログを担当させていただきます。この日はブリュッセルで丸一日過ごす最初の日で、多くの発見にあふれた日でした。

朝は8時に集合ということで、早起きしてホテルで朝食。FIAP と同じくクロワッサンとパン・オ・ショコラがありましたが、こちらのものは小さくてサクサクしていました。ハムの種類は FIAP よりも多く、またカプチーノ、カフェ・オレ、ホットココアなど、飲み物の選択肢が多かったです。特にクロワッサンとパン・オ・ショコラは FIAP での滞在中に大好きになっており、帰国してからも研修の味として記憶に残ると思います。

満足感のある朝食をとったところでトラムウェイに乗って ULB(ブリュッセル自由大学)へ。ULB の日本語学習クラスの2年生たちとの交流授業です。ULB の学生たちがベルギーの抱える問題について3つのプレゼンをしてくれました。一つ目のプレゼンはベルギーで難民受け入れのための活動をしているグループについてのものでした。政府の難民受け入れ抑制の方針に反対してデモや個別の難民への支援を行い、成果を出しているそうです。発表者も実際にそのグループに所属しており、デモに参加したり、難民に食事を振る舞ったりしているようです。二つ目はベルギーでの肥満について。日本や韓国と比べ、大幅に肥満率が高く、その原因は外食でヘルシーな食事は値段が高いことが多いことにあるという分析でした。ベルギー名物のフリット(フライドポテト)は動物の油で二度揚げされたものでないとベルギーのフリットと認められないと ULB のワタナベ先生が説明してくださりました。太りそう。三つ目は公共交通機関の遅延、運休に関して。ベルギーでは特に遅延や運休が多く、その原因としてトラムの運転手に仕事への意識が低い人がいることや、ストライキが多いことなどが挙げられていました。TLP からは成人用オムツについての発表がありました。幼児用オムツと成人用オムツの違い、オムツのもたらす環境汚染などに関する発表で、ベルギーの学生から質問が5つも飛び出し、大盛況となりました。

授業の後はワタナベ先生が大学を案内してくれました。立派な自習室や図書館がありました。開放感のありまた落ち着いた空間で、何人もの学生が自習していました。キャンパス見学の後は昼ごろまで ULB の学生たちと大学内のカフェで歓談し、学長にご挨拶しに行った後はいよいよ昼食です。ULB の学生たちと大学内のカフェテリアでとりました。ベルギーの伝統料理のコーナーがあったのでそこで肉団子のトマトソース煮込みを頼むと付け合わせにフリット(フライドポテト)が。ものすごく太りそうですがここは腹を括って日本に帰ってから運動してやせることにしました。昼食時に同じテーブルだった ULB の学生は1ヶ月間東京の語学学校に通っていたことがあり、寿司と照り焼きが好きだそうです。

しっかり食べた後は大学を出てEU本部の前で集合写真をとりました。広々とした場所で、英語の掲示が多かったのが特徴的でした。いい写真が撮れたところで ULB の学生の引率でグランプラス付近へ。戻る途中のトラムで歓談していると何やらもやもやした感じの匂いが。周りを見るとすぐ後ろに座っていたおじさんが何かモサモサしたものを持っています。日本語の上手なULBの学生が大麻だと説明してくれました。ベルギーでは大麻の所持は合法です。日本と比べると入手は容易で、試験勉強の際に目を覚ますエナジードリンクがわりに使う学生も少なくないようです。ULB はベルギー「自由」大学という名があるように、政治や宗教に影響されない自由がある一方で、大麻の販売もよく行われているというお話でした。手放しで賞賛されがちな「自由」の持つ意味の深さについて考えさせられた出来事でした。

グランプラスに着いた後は夕食の時間まで自由行動となりました。皆が思い思いに時間を過ごす中、私は文系の学生と一緒に ULB の学生の案内で有名な漫画タンタンのグッズショップへ。小さい頃タンタンが大好きでタンタンの漫画を全部読んだという ULB の学生のオススメの巻を購入しました。漫画をゲットした後は近くのカフェで歓談。パリ第7大学や Science Po の学生との交流を経て、日本語を学習する向こうの学生とのテンプレトークが上手くなっており、スムーズにフランス語で会話できました。

夕食はグランプラスにあるT Kerderkというレストランでいただきました。皆ベルギー名物のムール貝を注文しました。貝の身をフォークでなく貝殻を使って取り出して食べるのがベルギー流だそうです。ムール貝は旨味が強くそれでいてしつこくない味で、皆夢中になって食べていました。白ワイン煮込み、赤ワイン煮込み、ガーリックなど味付けによっても味わいが変わるようで、異なる味付けのムール貝を交換して食べ比べていました。付け合わせにはおなじみのフリットが。こちらもベルギー流にマヨネーズをたっぷりかけて食べました。量はあまり多くありませんでしたが、しっかり二度揚げされている分、満足感が強かったです。

次の日はULBでの最終日です。ブリュッセルに到着した日に出迎えてくれた学生たちと再会するのを楽しみに、夜のグランプラスを歩いてホテルに戻りました。

研修10日目(2020/2/11)

Bonjour!理科三類の江口彩花です。10日目のブログを担当させていただきます。

この日はブリュッセルで過ごす最後の1日でした。午前は ULB(ブリュッセル自由大学)の1年生との交流、午後はマグリット美術館の見学と ULB の学生とのディナーという行程でした。おそらく一番フランス語を話した1日だったと思います。

ところで、私事ですが8日目レストランで夕食を食べている最中にコートのポケットに入れていた iPhone を盗まれてしまいました。スリが多いと言われる Gare du Nord や市街地を抜け、油断しきっていたところあっさりと盗まれてしまい自分の危機管理能力のなさに呆れましたが、これもまたいい経験だと思っています。こういうわけで、他のカメラを持ってきていなかったため写真を撮ることができず、本日のブログの写真は少なめになっています(友人に撮ってもらいました)。もっとお見せしたいものがあったのですが、すみません。

それでは気を取り直してブログを書き進めていこうと思います。

この日のホテルでの集合はなんと7時15分!前日マダム・ワタナベが7時50分に教室に集合するようにとおっしゃった時は冗談かと思いましたが、どうやら ULB の授業は8時から始まるようです。ストライキなどで交通機関が止まることも多いのに大変だなあと思いました。ちなみに私たちが到着したのは8時10分ごろ。そこそこの遅刻です。その頃には ULB の学生さんはほとんど集合していて感心しました。

自己紹介をした後、ULB の学生さんによるプレゼンと TLP の学生の Silver Tsunami に関するプレゼン(パリ第7大学に続き2回目!お疲れ様でした)がありました。ULB の学生さんのプレゼンの中では、ベルギーで人気の音楽に関するものが印象に残っています。普段あまり洋楽を聞かないので知らないものばかりで興味深かったです。特にラップなどは聞いたことがなかったので今度もう少し聞いてみようと思います。Silver Tsunami のプレゼンについては、かなり興味を持っていただけたようでした。パリ第7大学に続き、高齢化対策として移民を受け入れることについてどう思うか、という質問があったのが印象に残っています。移民はヨーロッパではかなり関心を集めているトピックのようです。

10時ごろに授業が終了し、昼過ぎまで ULB の学生さんと過ごすことに。昨日のように大人数でカフェで机を囲む感じかな、と思っていたらなんと TLP の学生1人とULBの学生さん数人で1時まで過ごすとのこと!人見知りの私にとっては相当厳しい時間だ、と思っていましたが、一緒に過ごした学生さんと「語学の勉強がしたい!」という思いが一致し、いろいろと話すことができました。私がフランス語を練習できるようにフランス語で話しかけてくれることが多かったですが、途中で日本語の練習のため、ということで日本語での会話もしました。お互いにフランス語、日本語、英語の三言語が多少なりとも使えたので、うまく伝えられない時はこの三言語を混ぜてお互い必死にコミュニケーションを取りました。これぞ TLP!おそらく英語のみでのコミュニケーションは難しかったので、第二外国語の習得の重要性を実感しました。ULB の学生さんは日本語を専攻しているだけあって日本の文化に非常に興味を持ってくれていて、いろいろ質問されました。さらに、日本語習得へのモチベーションも非常に高く、授業での疑問点(漢字や敬語)も聞かれました。宿題や小テストの勉強も手伝いました(笑)。ディクテーションを難しいと感じるのは日本人だけではないようで安心しました。カフェでバゲットサンドと chocolat chaud(ホットチョコレート)を食べた後、キャンパスを案内してくれました。基本的には東大と大きくは変わりませんでしたが、建物の密集感が少なく、広場が多いという印象がありました。開放感があって良かったです。カフェがたくさんあること、図書館が広いこと、昼寝をするための建物があること(!)がとても羨ましいです。ULB の学生さんと過ごした3時間、会話を続けることには苦労しましたが、フランス語の会話能力はかなり上がったと感じています。

午後はマグリット美術館を見学しました。マグリットはベルギー出身のシュルレアリスムの画家です。《Être surréaliste, c’est bannir de l’esprit le “déjà vu” et rechercher le “pas encore vu”》というマグリットの言葉にもあるように、既存の価値観に囚われない自由な発想で描かれた絵画は非常に興味深く、また題名を見ると、なぜその絵がそのテーマを表しているのか考えさせられました。少し難しかったですがかなり頭を使い、楽しい時間でした。今度もう少し勉強してみようと思います。

美術館を見学した後は散歩をしながらピザ屋さんに向かいました。この研修は徒歩移動が多く、足の筋肉痛に悩まされながらもかなり体力をつけられました。ブリュッセルのきれいな街並みを見られる時間も残り少なくなっていたので目に焼き付けるようにじっくり見ていました。

ピザ屋さんでは ULB の学生さんに勧められた生ハムのピザを食べました。(切れ味が微妙な)ナイフとフォークで食べるのに苦戦しましたがとても美味しかったです。前日夕食を食べたレストランで飲み物を頼まなかったら水すら飲めなかったのを思い出し、しっかりと水も注文しました。ずっと一緒に観光してくれた学生さんの隣だったので会話が弾み、楽しい時間を過ごせました。また、前に座っていた学生さんは日本人の彼氏さんがいるそうで日本文化に詳しく、「日本人あるある」で話が盛り上がりました。ULB の学生さん同士のフランス語での雑談も少し理解できるようになっていて嬉しかったです。話している内容は日本人同士とあまり変わらない気がしました(笑)。彼女たちとの会話の中で印象に残っているのはフランスに対する対抗心(?)です。「フランス人あるある」や「フランスとベルギーどっちが好き?」という話題はブリュッセル滞在中頻繁に現れました。隣り合っているとついつい意識してしまうのはどの国も同じだなあと少しほっこりしました。

食べ終わった後集合写真を撮り、ホテルへ帰りました。風が強くとても寒かったですが星が綺麗に見え、星座を探しながら楽しい時間を過ごしました。ホテルに着いた後、盗難や落とし物でドリブル先生にお世話になった学生4人で先生に帽子と布巾をプレゼントしました。フランス語がまだ十分に話せない私たちを警察署などで助けてくださり、非常に心強かったです。ご迷惑をおかけしましたが、非常に感謝しています。重ね重ね、ありがとうございました。

翌日は早くも帰国日。お土産をトランクに詰め、思い出に浸りました。出発前は10日間は長いと思っていましたが、今はまだまだ物足りない気持ちです。もう少しフランス語を勉強しておけば良かったなあ、もう少し積極的に話していればなあ、など後悔もないとは言えません。特に今日はうまくコミュニケーションが取れずもどかしい思いをする場面が多く、これからも頑張らなくては!とモチベーションがますます上がった1日でした。

それではまた会う日まで、Au revoir!

研修11日目(2020/2/12)

こんにちは。理科三類一年の森田瑛斗です。

ついに最終日のブログとなってしまいましたが、最終日は帰国イベントのみで他の日と比べるとやや寂しい気がしますが、お付き合い頂けると幸いです。

朝、ブリュッセルのホテルを出発し、バスに乗って駅に向かいました。ブリュッセルの歩道は石畳になっているので、皆スーツケースを悪戦苦闘しながら運んでいました。

↑バス停まで歩いている様子

 

↑ 駅のチケット売り場周辺の画像。ベルギー発のファストフード店 Quick の広告と共に。
ブリュッセル自由大学の学生はマックより Quick の方が好きだと言っていました。

お昼前にブリュッセル国際空港に到着。スーツケースを預けた後、最後のお土産タイムがありました。皆パリやブリュッセルで買い足りなかったのか、ベルギーチョコやビールをリュックがパンパンになるまで買っていました。

↑ 空港内にあったタンタン(エルジェ作のベルギーの漫画)のロケット。分かりやすい集合場所ですね。

飛行機は直行便ではなく、フィンランドのヘルシンキ空港を経由して成田空港に向かうトランジット便でした。

飛行機まではバスで移動しました。フィンランドの航空会社 Finair に乗りました。私の席は3人席なのに、前の席が4人席だったため、スクリーンが左斜め前にありました。見づらい!

飛行機で東に飛ぶこと2、3時間、バトルシップというゲームで横に座っていた西尾さんと延々と離陸から着陸まで対戦してました。

↑ 午後3時頃ヘルシンキ空港に到着。表示はフィンランド語かと思いきや英語が一番最初でした。トランジットの人が多いからでしょうか。

まだ皆お昼を食べていなかったので、空港内でお昼を食べることに。お昼はバーガーキングで食べてしまったので、あまりフィンランドを感じることはありませんでしたが、ペットボトル売り場にブルーベリージュースが大量に売られていたのが印象的でした。搭乗する場所には日本人が沢山いて懐かしい感じがしました。

いよいよ日本に帰る時がやってきました。帰りの飛行機は何時間経ってもロシアの上で、ロシアって本当に広いなぁと思いながらダラダラと漫画を読んでいました。フライトサービスで数週間ぶりに日本茶を飲んだ時、帰国するんだという実感がひしひしと湧いてきました。あっという間の研修でした。

街を歩くだけでも、いろいろな発見があり、日本との違いなどを多く垣間見ることができました(電柱が全くないので道がとってもスッキリしているなぁと個人的には思いました)。また、パリとブリュッセルでは人の雰囲気が全く違うのがとても印象的でした。パリの方がより都会的な雰囲気で、ブリュッセルの方がのんびりとした感じでした。時の流れを忘れながら、美味しいチョコやムール貝を食べ、綺麗な街並みを歩けるブリュッセルは是非またゆっくりと訪れたいと思える自分好みの街でした。

自身のフランス語のレベルという点では、現地の学生が学生同士で会話を始めるとほぼ理解出来ず、また、店で食事をする時も、フランス語で喋りかけても英語で返されることが多いなど、自身のフランス語の未熟さを痛感させられました。また伝えたいことも語彙が足らず詰まってしまったり、簡単な単語も発音が微妙に違くて理解されなかったりと今後の課題がはっきりとなる研修でありました。しかし研修を通して、大量に現地のフランス語を浴び、少しではありますがリスニング力の向上を実感しました。

そして何よりも、パリとブリュッセルで現地の学生達と親睦を深められたことがこの研修において一番の財産となりました。お互い始めは緊張していたのですが、やはり同年代なのかすぐに打ち解けることが出来ました。共に学生とおやつを食べながら歓談したり、ブリュッセルの街を歩いたことは一生忘れられないものとなるでしょう。今後ともこの縁を大切にしていきたいです。

二年生になってからはより深い会話ができるようフランス語に磨きをかけていきたいと思います!

以上、TLPフランス語研修でした!

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いろいろハプニングもあったようですが、無事に全員が帰国できて本当に何よりでした。今回の貴重な経験を糧に、引き続き積極的にプログラムに取り組まれることを願っています。

以上、2019年度TLPフラランス語春季研修の報告でした!

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2020年03月05日
2019年度TLPフランス語春季研修(パリ・ブリュッセル、2020年2月)1/2

去る2月2日から13日にパリとブリュッセルでTLPフランス語春季研修が行われました。その模様を2回に分けて参加学生のレポートでお送りします。

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研修1日目(2020/2/2)

こんにちは!TLPフランス語1年、文科一類の澤田航太と申します。春季フランス研修一日目(2/2)について報告させていただきます。

羽田空港に9:00に集合し、搭乗前にロビーのテレビで見たお寿司がこれから恋しくなるんだろうなと思いながら、10:50にはパリに向けて出発しました。出発から約12時間後、シャルル・ド・ゴール空港に降り立ち、 《PARIS VOUS AIME》の文字を見ると、フランス語を始めて10ヶ月(僕はAセメスターからの編入生なのでTLPで学び始めて5ヶ月)でこんなところまで来てしまったのか、という感慨をまず最初に感じ、ワクワクした気分を抑えられませんでした。

冬のパリはとても寒いと聞いていましたが、この日は意外と暖かく、コートが邪魔に感じられてしまうほどでした。

空港からしばらく電車に乗り、ホテルに到着するとスタッフの方からフランス語でホテルについての説明があったのですが、ドリブル先生と「フランス語でも彼らは大丈夫なんですか?」「はい、ゆっくり話してくだされば」のような会話を交わしていたにもかかわらずその方のフランス語はゆっくりとはとても思えず、ところどころ単語を拾って聞くのが精一杯でした。現地のフランス語を理解するにはやはりまだまだ実力不足だということを痛感させられるとともに、次の日以降、生のフランス語に触れるのがとても楽しみになりました。

夜の食事はホテルでとりましたが、ビッグサイズのチキンの横に、食べきれないほどの量のフリットを豪快にお皿に乗せられ、外国らしさを感じました。お腹いっぱい食べたあとは、旅の疲れもあってすぐに眠くなってしまいました。ホテルの部屋はとても綺麗で、快適に眠りにつくことができました。

明日からはいよいよ本格的に研修が始まります。どんな発見が待っているのか、とても楽しみです!

①シャルル・ド・ゴール空港にて。フランスに来たことを実感
②ホテルへ向かう電車。自分でボタンを押さないとドアが開かないようになっていました
③寒くはなかったものの、雨が降っていました
④ホテルの食事の量にみんな驚いていました

研修2日目(2020/2/3)午前

Bonjour! 文科一類の中谷雛です。研修旅行2日目午前のブログ作成を担当させていただきます。

この日は午前中にENSでプレゼン、午後にパリ第7大学でプレゼン&現地の学生との交流をしました。

皆さん、時差ぼけは思ったより大変ですよ!前日に10時頃に就寝したにも関わらず、4時には目が覚めてしまいました。それきり目が冴えて寝られず、仕方なく起きて外出の準備をし始めましたが、案の定、お昼頃には眠たくなってしまい…。私はお昼にプレゼンを控えていたので、思考が鈍くなるのではないかと冷や汗をかきました。

朝食は宿泊先のFIAPで食べました。朝食は夕食と違い(夕食は副菜、ヨーグルトや果物を2品とメインディッシュと飲み物を頼む形式でした)バイキング形式で、ハムやヨーグルト、卵など少しずつ取って食べました。日本よりもハムやチーズのサイズが倍以上あって、味付けが濃かったので、全く違う食べ物のように感じます。逆に、卵は日本と同じように薄く味付けがしてあるだけでしたが、日本よりサイズが小さく、なんとなく可愛かったです。とりわけクロワッサンがとても美味しく、(パンが美味しいことで有名な)フランスに来たんだな、と改めて感じました。

9時ごろにロビーに集合して出発です!
まず、一時間かけて徒歩でENSまで行きました。道中は前日と違って晴れていて、観光がしやすい天気でした。街並みがとても古くて、とにかくお洒落でした。こちらの日の出は8時半頃だったので、日差しがきつく感じました。途中では、時々ドリブル先生が建物の解説をしてくださり、いわゆるフランスの東京外国語大学であるInalco Bulacや肉屋やパン屋などの専門店を見ることができました。

ENSに到着すると、寺田先生と合流し、中庭を通って建物の内部に入りました。中庭には噴水や植物、中庭を取り囲む建物の壁には何体もの胸像があって、上品で優雅でした。

まずフランス語でプレゼンを発表し、東大院生の英語のプレゼンを聴きました。こちらは、片桐博樹くん、本幡直子さん、三上真加奈さん、そして島村龍伍くんがロダンの『カレーの市民』についての発表をしました。テーマの専門性が高い上に、UNSの教授や生徒のフランス語の理解が難しく、フランス語でのコミュニケーションの難しさを再確認しました。ENSの皆さんは、とても優しく質問を繰り返してくれたり、説明してくださったりしたので、話題はとても興味深かったのですが、話についていけないことが多々あり、悔しい思いがしました。その後の東大院生のプレゼンももっと聴きたかったのですが、昼食のレストランの予約の時間が迫っていたので、途中で出発しなくてはならず、少し残念。

昼食は、UNSから少し歩いた後メトロに乗って移動し、モロッコ料理の専門店Couscous maisonでクスクスやお肉を食べました。その日はお店の定休日だったのですが、特別に開けてくださいました。そして、お店の方たちがとてもフレンドリーで、こちらが日本人だと分かると「召し上がれ」と言ってくれたり、クスクスやスープをよそってくれたりと、とてもノリノリで楽しかったです。私はまず最初に、イチゴのシロップに炭酸飲料を入れたディアボロという飲み物を頼みました。これは日本の子供向けの炭酸飲料に似ていて、とても甘いです。クスクスの料理の食べ方は、テーブルに置いてあったお皿にクスクスを入れ、ズッキーニや人参の入ったスープをかけて、その上から焼いた2種類の肉を乗せる、というものです。一見、甘いレーズンはクスクスに合わないように思えますが、レーズンをクスクスの中に入れて食べると、意外に相性がよく美味しかったです。ケフタという挽き肉がとても美味しかったです。やはり、フランスではあらゆる食べ物の分量が多く、チキンの余りの大きさに驚きました。なんとか完食しましたが、大量にクスクスが大皿に残ってしまい、ちょっと申し訳なかったです。食後に頼んだお茶は、砂糖がふんだんに使ってあるお茶です。一見凄く甘そうですが、実際に飲んでみると、それほど甘く感じなかったので、とても新鮮で美味しかったです!

残念ながら、私はクスクスの画像を紛失してしまったので、片桐くんのクスクスの画像を添付します。ケフタと辛子ソーセージであるメルケがお肉として写っています。

午前だけでなく、午後も大変に充実した行定でした。まだまだ書きたいことがたくさんあるのですが、ここらで次の担当の芳仲琴音さんに交代したいと思います。 Au revoir!

 

研修2日目(2020/2/3)午後

こんにちは!文科1類1年の芳仲琴音です。中谷さんに続いて研修2日目の午後を担当します。
お昼のクスクスはもう中谷さんが紹介してくれたので、私からはデザートを!ミントティーとモロッコのお菓子です。私はアーモンドクリームの焼き菓子をいただきました。衝撃の甘さだったのですが、それでもなお美味しかったです。

さて、食後に私たちはパリ・ディドロ大学(パリ第七大学)に向かいました。第七大学はパリの中心部に位置するとても大きな総合大学で、「ディドロ」はあの有名な『百科全書』を完成させたドゥニ・ディドロ(Denis Diderot)のことです!さすがフランス。そして、名前のみならず大学の建物もとても素敵でした。ここでは、日本語を専攻しているフランスの大学生と交流しました。

プログラムは ①双方の学生によるプレゼンテーション ②お菓子を食べつつ交流会でした。

パリ第七大学からのプレゼンテーションのテーマはとてもバラエティ豊かでした。「フランスのパティスリー」「フランスの各地方の紹介」といった文化交流系のものから、「日本人とフランス人それぞれの持つステレオタイプ」という社会科学系、さらには「太陽系外惑星を探す」という自然科学系のものまでありました。

中でも私たち日本の学生からの反響が大きかったのは「日本のアニメがフランスでどのように受け入れられているか」というテーマのプレゼンテーションです。様々な日本のアニメのオープニングが、日本語版・フランス語版と交互に紹介されていき、久々に聞く『おジャ魔女どれみ』に皆で歓声をあげました。トピックの面白さだけでなく、それぞれのプレゼンテーションの中で行われる説明の明確さも印象的でした。例えば太陽系外惑星のプレゼンテーションでは、外惑星の探知方法が2種類示されたあと、「より優れた方法がどちらか」がわかりやすく紹介されていました。

私たちからは、”Silver Tsunami”のテーマで3人がプレゼンテーションを行いました。少子高齢化問題にどのように対処していくか、という内容です。日本社会の慣習などに踏み込んだ分析がなされており、フランスの学生のみなさんも真剣に聞いている様子で知った。プレゼンテーション後の質疑応答では、フランスの学生から「移民の受け入れを拡大してはどうか」といった質問も出ました。さすがフランスですね(2回目)


プレゼンテーションの後は、お菓子を食べながらの交流会となりました。フランスの大学の仕組み、日本に対するイメージ、お互いの言語についてなど、フランス語日本語を交えての会話が弾みました。フランスの大学の時間割を見せてもらったり、「フランスはカラオケが高い」「映画は安い」といった情報を教えてもらったり。何気ない会話の中にもたくさん文化の違いを感じとることができ、非常に興味深かったです。そしてお菓子が美味しい!プラリネや塩キャラメルをいただきました。ちなみに、私がのりしおポテチだと思って手を伸ばしたものは、バジル味のポテトチップスでした。さすがフランス…(3回目)

大学からの帰り道はバスに乗り、パリの夜景を楽しみました。日本の電車のようにバスには連結部分があり、かなり長めの車体だったのが面白かったです。月曜日の夜という通勤ラッシュでもおかしくない時間帯でしたが、皆が座れるくらいの混雑度だったのはびっくりです。パリは通勤ラッシュがないのね…と思いました(がしかし、翌朝の電車は満員でした笑)。

FIAPに戻った後は昨日と同様、カフェテリアで晩ご飯です。前日に青リンゴの丸かじりに挑戦して見事敗北した私でしたが(とても渋くて酸っぱかった…涙)、今度はバナナを選び美味しくいただきました。メイン料理のお魚や付け合わせのラタトゥイユなども美味しく、「多すぎる〜!」と言いながらも結局食べ切ってしまいました。

とても居心地の良いFIAPですが、1つ深刻な問題が。日本から持参したシャンプーが全く泡立たないんです!どうやら硬水のせいみたいですね…。調べたところによると、ミネラル分と石鹸が反応して泡立たなくなってしまうそうです。ミネラルウォーターで髪を洗ってみようかなどと悩みつつ、無事に研修2日目を終えました。明日・3日目は待望のシャンゼリゼ観光です。Maintenant, je vais laisser la parole à Izaya ! ではではー!

研修3日目(2020/2/4)午前

皆さんこんにちは、文科一類の永岡功也です!

今回は春季研修3日目の報告です!そろそろ夢の中でもフランス語を話しだす頃でしょうか。ちなみに僕は時差に適応できず朝の3時に起きてしまいました(苦笑)

今日は午前中にパリの観光地を散策、午後にはSciencesPoというグランゼコール(フランスの高等職業訓練学校)を訪問しました。いよいよお待ちかねのシャンゼリゼ通り、ルーヴル美術館も登場します!ぜひ最後までお楽しみください。

まず、僕たちは宿を出発し、メトロに乗ってシャルルドゴール・エトワール駅で下車、凱旋門を見てから、シャンゼリゼ通りに沿ってコンコルド広場へ行きました。雨が降ったりやんだり、時に強い風が吹いたりとなかなか期待通りにならない天気でしたが、やはり有名な観光地に来た高揚感は圧巻でした。
▲道中に凱旋門を見返すと虹がかかっていました

ルーヴル美術館に到着すると、写真等で目にしていた景色が目の前に広がりました。中庭のルーヴル・ピラミッドは特に有名ですね。

それから美術館の外観を眺めながら散策し、ポンヌフ駅近くのクレープ屋で昼食を取りました。おかずっぽいクレープとデザートの甘いクレープ、2つで約20ユーロと大満足の昼食です。

ところで、午前中の散策で常に存在感を放っていたのが、セーヌ川沿いにそびえ立つエッフェル塔です。かつてエッフェル塔が嫌いなのに毎日エッフェル塔のレストランに通っていた男性がおり、理由を聞かれて「ここがパリでエッフェル塔が視界に入らない唯一の場所だから。」と答えたなんて逸話もあるくらいです。さすがに盛りすぎだと思いますが。

午後はパリ政治学院、通称SciencesPoを見学しました。いわゆる大学(université)とは違いますが、おおよそそのようなもので、現フランス大統領のエマニュエル・マクロンらを輩出した超名門校です。まずはスタッフの女性に図書館を案内していただきました。蔵書の数もさることながら、最も利用者の多い午後2時ごろに訪問したこともあり、多くの学生がパソコンや本を前に勉強している姿が印象的でした。盲目の利用者のために読み上げ機能つきのパソコンが備わった部屋などもあり、幅広いニーズに対応していたのは、日本の図書館も見習わなければならない点かも知れません。

▲SciencesPo入口
その後はガイドをしてくださった学生の方々とカフェで親睦を深める機会がありました。僕たちが到着するほんの一週間前までストライキが頻発して地下鉄の交通網がまともに機能していなかったという話などを聞いて、改めて文化の違いや日本の治安の良さを実感しました。それから、近くのデパートで念願のお土産timeを満喫。スーパーにいろんな種類のチーズがあったのがフランスらしかったです。

最後に、今日1日で最も印象に残った、フランスのトイレ事情について、少し愚痴を書きたいと思います(笑)

フランスではとにかく、外にトイレがありません。カフェやレストランにはトイレがある場合が多いのですが、日本のコンビニや公衆トイレなどのように、気軽に使えるトイレはほとんどありません。スーパーや本屋には従業員用のトイレしかなく、唯一見つけた公衆トイレも、便器は1つだけ、前の人が出てきてから数分間は自動洗浄のため中に入れないという制限付きでした。今後行かれる方は十分お気をつけください。

Maintenant, je vais laisser la parole à Hiroki.
Au revoir !!

研修4日目(2020/2/5)午前

Bonjour à tous !
フランス語TLP春季研修、2/5の水曜日(4日目)の前半を担当します、文科一類一年の片桐博紀です!
4日目ともなると、皆んなフランス生活にも慣れてきて、パリの街並みを楽しめるようになってきました。個人的には、いまだにマカロンを食べられていないのが悩ましいところです笑

研修4日目のパリは生憎の曇りでしたが、暖かくて過ごしやすい天気でした。朝ごはんは宿泊している施設で、クロワッサンとチーズ、オレンジジュースを頂きました(昨日もほとんど同じでした笑)。

今日、僕たちはパリの中心部近く、Maisons-Alfortというところにある、Ansesという組織の本部に、メトロに乗って行きました。
▲初めてフランスの駅のホームにイスを見つけてつい撮ってしまった写真

今日行ったAnsesという組織は、フランスの公立機関の一つです。”Anses” とは、”Agence nationale de sécurité sanitaire de l’alimentation, de l’environnement et du travail=フランス食品環境衛生労働安全庁” の略で、食品などの健康リスクを調査、評価することを通して、食品・環境・労働に関する人間の衛生を守ること(そのまんまですね笑)をミッションにしている団体です。他にも、動植物の衛生にも関与してしているそうです!

さて、Anses本部の最寄駅、École vétérinaire de Maisons-Alfortから、歩いて10分、大きな門が見えてきました。受付を済ませて中に入ると、Ansesのロゴが大きく描かれた建物があり、入り口には、近代的なゲート(日本の官庁の入り口に似ていました)がありました。僕たちはその二階にある会議室?に入れていただき、Ansesの担当の役員の方をお待ちしました。
▲建物外の写真

Ansesの役員の方が入室なさったとき、びっくりしたのが、なんと、その方が大きくて立派なジャーマンシェパードを連れていらっしゃったのです!

そしてそのまま、プレゼン中も役員の方の椅子にリードを繋いで一緒に部屋の中で待ってました。引率の寺田先生によく飛びかかって、人懐っこい子でしたが、プレゼン中は木の枝のおもちゃをかじりながら大人しくしていました。聞くと、彼女(女の子でした)は、盲導犬の訓練中なんだそうです。ただ、まだ訓練を始めたばかりで、人と遊ぶのが大好きなのだそうです。
▲かっこいい!そしていい子!

Ansesでは、役員の方と僕たちがそれぞれプレゼンをやりました。

まず、Ansesの役員の方がAnsesの概要についてのプレゼンをして下さいました。プレゼンの内容は難しい単語も多く、全部は理解し切れませんでしたが、予めプレゼンのスライドを読んでいたので、どうにか話の大筋は掴むことができました汗
▲休憩のときに撮った部屋の様子

続いて、別の役員の方がおむつの健康リスクの調査に関するプレゼンをして下さいました。こちらもスライドを事前に読んでいたのですが、内容が僕の苦手な自然科学の領域だったので、よく理解できない所もありました泣 ただ、日本での補講授業でおむつに関する単語や基礎知識をならっていたお陰で、大事な部分は分かりました!
▲部屋には自由に飲めるコーヒーと紅茶が置いてありました。
▲注意書き「午後はコーヒーを飲まないこと」

そして次は、TLPの学生である澤田くん、江口さん、松本さんによるプレゼンです。三人のテーマもおむつに関するものでしたが、興味深い実験結果や日本の新技術を発表してくれました。役員の方もとても気に入って下さったようで、途中で別の役員さんが入室なさると、その方にプレゼンの一部である「おむつの重さの幼児の歩行に対する影響」についてもう一度説明して欲しい、とアンコールまでかかってしまいました笑(三人ともごめんなさい、写真撮り忘れました…泣)

その後は、皆んなでお昼ご飯です。Ansesの食堂を使わせていただきました。パリのレストランなどではお手拭きが出ないことが多く、観光客は自前のウェットティッシュなどで手を綺麗にするのが普通なのですが、Ansesでは、さすが衛生を扱う機関なだけあって、食堂の入り口に手を殺菌するためのアルコールが置いてありました!

食堂は、東大の学食と同じで、自分の好きな料理を取るセルフサービス形式でした。置いてある料理は、野菜や魚を使ったヘルシーなものも多く、量も自分の好きに調整できるので、大満足でした!値段がお手頃だったのも嬉しかったです笑
▲食堂の様子
▲僕のとったご飯。メイン料理はビーフソースのクスクスです。
▲ドレッシングコーナー。ピクルスとオリーブがサービスで置いてありました!

ここまで読んで頂きありがとうございました!4日目後半は本幡さんです。
Je vais laisser la parole à Naoko. それでは皆さん、Au revoir !

研修4日目(2020/2/5)午後

Bonjour à tous !

こんにちは、研修4日目・2月5日午後のブログを担当します、文科三類1年の本幡直子です。よろしくお願いします!

午前に引き続き、午後もANSESの会議室にてプレゼンを受けました。午後にプレゼンをしてくださったのは、WECF(Women Engage for a Common Future)という非政府組織のElisabeth Ruffinengoさんです。組織の歴史や役割、活動内容についてのお話を伺いました。

プレゼンの途中では、聞き手である私たちや先生方、現地の学生などが話し手から質問を受ける場面もありました。特に、公害や環境汚染ののお話の場面では、水俣病についての説明を求められ、TLPの学生が答えていました。

日本人として日本での出来事の説明を求められることが多い中で、まずは自国のことをよく学び、またそれを正しく説明できる語学力を身につける重要性を改めて実感しました。

また、ANSESでは誰でも自由に入れる場所ではなく、警備が厳重な印象を受けました。大学の研修でなければ訪れることができない場所で、貴重な体験をすることができました。

さて、夕方ANSESを後にした私たちは、FIAPに戻る前に買い物に寄りました。向かった先はfnacという、日本でいうビックカメラのようなお店です。
一階は本屋やCD、DVD、上の階にはスマホやパソコン、ヘッドホンなどの機械が販売されていました。
各々は自由時間の中で、本を買ったり、同じ建物内の他のお店を見たりして、買い物を楽しんでいました。

こちらは、fnac1階の本の販売エリアにあった、日本の小説のコーナーの写真です。谷崎潤一郎や夏目漱石、吉川英治といった文豪のみならず、綿矢りさや村上春樹などの現代作家まで、様々な日本人作家の作品が、フランス語に翻訳されて販売されています。

この他の本屋を訪れた際にも、日本の小説は大きく取り上げられており、また小説に限らず日本建築の本やマンガなども多くの店で取り扱われていました。

日本人だから日本のものがよく目に入るだけかもしれませんが、日本の作品は広くフランスで受け入れられている印象を受け、嬉しく思いました。

1時間の買い物タイムを終えて再集合し、メトロでFIAPへ帰ります。

さて、パリ内での移動は主にメトロ(Metro)を使っているのですが、東京の地下鉄とはさまざまな違いがあるので、ここで少しご紹介したいと思います。

まず、自動改札では、切符を入れて扉を押して進みますが、この成功率は意外と低く、毎日誰かしらの扉が開かずにひっかかってしまいます。切符を入れる際はいつもひっかからないかと心配になります。

また、多くの電車では乗り降りの際にボタンを押して扉を開ける必要があります。電車が完全に止まる前にドアのロックが外れて開いてしまうので、少し怖いです…。

さらに、車内には電光掲示板がないので、どの駅かはホームの駅名表示を見ないとわかりません。また、つり革がない上、電車の走るスピードが速く揺れも激しいので、手すりを何人もの人で分け合って掴むのが面白いです。

そして、電車の降りる際など、他の人を横切ったりする際に「Pardon(すみません).」と言う必要がありますが、それにもだんだん慣れ、自然に口から出るようになってきたのが嬉しいです。

なんだかパリのメトロの悪口のようになってしまいましたが、今回の研修で私たちの足になってくれているメトロは、駅の数も多くどこにでも行くことができて、移動に便利です。
また、乗った距離に関係なく料金が一律なので、とても経済的だと感じました。
また、このようなお菓子や飲み物の自販機がホーム上にあるのは、日本と似ています。
19時ごろにFIAPに到着し、ドリブル先生から翌日朝のスケジュールを聞いて、全体解散となりました。

解散後は、学生の希望者が集まり、2日前に訪れたパリ第七大学の学生と夜ご飯を食べました。

日本語でプレゼンをしてくれたパリ第七大学の学生たちと、フランス語と日本語を交えながら、プレゼン内容についてもっと詳しく聞いてみたり、互いの国の大学や高校のこと、受験やサークル活動について、また将来の夢などを話し合ったりして、交流を深めることができました。

また、個人的にはこのレストランでフランス初のクロックムッシュをいただき、その美味しさに感動しました!
夕食後FIAPに戻り、翌日に備えて早く寝ました。
明日以降は、美術館やエッフェル塔などの観光が続きます!楽しみです!

Je vais laisser la parole à Makana !!
(明日の担当・まかなにバトンタッチします!)
Au revoir !

===
前半はここまでです。後半もお楽しみに。

3月8日追記:後半はこちらをご覧ください。

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2020年03月04日
TLPフランス語2年次Sセメスター編入候補生募集のお知らせ

こちらをご参照ください。

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2019年11月18日
2019年度(2020年2月実施分)春季TLP研修合格者の発表について

2019年11月01日
2019年度春季TLP研修募集要項の公開について

2019年09月20日
2019年Aセメスターの「インテンシヴ」の授業について

標記の件について、セメスターが変わり定員に空きが生じることが予想されますので、興味のある方はまず初回の授業に参加されてください。

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2019年09月20日
2019年度Aセメスターの「フランス語でしゃべランチ」について

下記の二つが開催されます。

1.

日時: 毎週木曜日12時から13時(初回9月26日)

場所: 初年次活動センター

レベル: 初級~

2.

日時: 毎週火曜日12時から13時(初回9月24日)

場所: KIBER 313

レベル: 中級・上級

以上、積極的なご参加をお待ちしています。

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2019年09月19日
TLPフランス語・2019年度Aセメスター履修許可者について

こちらをご覧ください(編入許可者と継続許可者をあわせたリストです)。

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2019年09月19日
TLPフランス語・2019年度Aセメスター編入許可者について

2019年09月06日
2019年度TLP夏季フランス研修(2019年8月)@アンジェ(2/2)

研修後半のレポートをお届けいたします。

研修 13日目(2019/08/17)

Bonjour ! 今日から3日間ブログを担当します、文科一類2年の水元舜と申します。2週目も終わりに近づき、フランスでの体調管理と授業のやりくりがようやく出来てきた今日この頃です。よろしくお願いします!

さて、研修13日目にあたる今日は、土曜日ということで嬉しい楽しいexcursionの日!ロワール川流域に多く点在する城郭群Les châteaux de la Loireのうちの2つ、シュノンソー城 (Le Château de Chenonceau) とシャンボール城 (Le Château de Chambord) に行ってきました。

せっかくの楽しい遠足の日ではありますが、今日は朝からあいにくの雨。朝早く出発するバスに乗り遅れまいと、目覚まし時計をかけていたものの、なんと二度寝をしてしまうという大失敗…。雨も強く、自転車で大学まで行くつもりが間に合いそうになく、途方に暮れていたところ、ちょうど顔を出したホストファザーが車で送ると行ってくださいました。自分の情けなさとホストの優しさを痛感しつつ、なんとか集合時間に間に合うことができました。良かった…。

さて、気を取り直して、まずはシュノンソー城へ。シュノンソー城まではAngersから2時間弱。バスに揺られてのどかな田園風景の中を進みます。

このシュノンソー城は、歴史上数々の高貴な女性たちによって受け継がれ守られてきた城だそうで、そのことから別の名を« Le château des femmes »、日本語で「女たちの城」というそうです。その名の通り、お城や前庭からは、どこか気品溢れる優雅な雰囲気が漂っています。

▲床の隅の方に残る彩色。当時はタイルの絵付けを一枚一枚行っていたそう

途中、たまたま近くにいたプログラムのディレクターであるMonsieur Morinのお話を聞きつつ回るという贅沢な時間も。かつての世界大戦時の逸話などをじっくり聞かせていただきました。

 

▲川に映るお城を背景に記念撮影

午後はシャンボール城を散策。雨が本降りに変わり、傘を握りしめながらのスタートになりましたが、シュノンソー城とはまた一味違った勇壮な姿には思わず見とれてしまいました。

▲『美女と野獣』の城のモデルにもなっているそう

▲城内の優雅な寝室

連日の疲れもあり、散策中も何度か腰を下ろして休憩する場面が多かった研修組ですが、皆excursionを楽しんだようでした。僕自身も、移動中のバス、特に帰りの道中は激しい眠気に襲われ、やはり知らないうちに疲れは出てきているのだなあ、と実感した1日でした。フランス語での会話、授業スケジュール、生活リズムと、色々なものに意識を注ぎながら過ごす毎日はそれなりに大変ではありますが、この週末を利用して、リフレッシュして頑張っていこうと思います。À demain !

 

研修 14日目(2019/08/18)

Salut ! ブログ担当2日目の水元です。

今日は日曜日。昨日のexcursionや、これまでの何かと忙しい生活のせいもあり、朝はぐっすり寝て朝寝坊気味の起床になりました。

今日は比較的ゆっくりと過ごしていたので、ステイ先での生活について少しここに書きたいと思います。

僕のステイ先での朝食には、自家製のコンフィチュール(フランス語でジャムのこと)が必ず置いてあります。コンフィチュールに使うアプリコットも、庭で育ったものを収穫しているのだそうです。濃い橙色の、透き通ったコンフィチュールには、時たまゴロッと果肉が入っていて、それをパンに乗せて頬張るとなんとも幸せな味がします。フランスの肌寒い朝には、温かい紅茶と甘いコンフィチュールの組み合わせが体に沁みる美味しさです。

やはりフランスでは「食」が文化の重要な位置を占めることもあり、フランス人の食に対するこだわりは強いものがあるように感じます。夕食の席では毎回のように出す料理について説明をしてくれ、アントレ(前菜のような軽い料理)からチーズ、デザートに至るまで見慣れないものがよく出てくるので、食だけでも学びの多い毎日です。僕とアメリカ人のルームメイト、ホスト夫婦の4人で食卓を共に囲むと、各々の母国の食に関する話題で盛り上がることもしばしば。

今朝もコンフィチュールとともに朝食を頂き、その後昼ごろまで授業の課題を少し進めてから、ホストファミリーにことわって少し街に出てみました。ちょうど他の研修メンバーも集まり、駅周辺などを特にあてもなく歩いたりしていたのですが、やはりまだバカンスの期間だからか、人が少ない印象を受けました。

▲昼頃の駅前。閑散とした雰囲気

街を歩いていて、言語上達のためにも、フランスの日常に浸る時間を作ることは大事だな、と感じました。授業と課題に追われがちな毎日ですが、もっと街にも繰り出してカジュアルにフランス語を使う機会を増やしていこうと思います。それでは、À demain !

 

研修 15日目(2019/08/19)

Bonjour ! またまた水元です。ブログ担当も今日で最後になりますが、よろしくお願いします。

フランス研修もいよいよ最終週、3週目が今日から始まります。とは言っても、課題に追われつつこの月曜日を迎えたためか、実感はまだあまり湧きません…。

今日の最初の授業はLangue(読み書き重点)の授業。先週から取り組んでいるライティング強化のためのボキャブラリー習得や、議論展開の際に有用な、譲歩・付け足し・根拠導入などに関わるフレーズを中心に触れていきます。その後のスピーキングにあたるExpression oraleの授業もLangueと連動しているので、口頭での議論展開を実践的に行いました。若く陽気なモニターが少人数クラスを仕切るExpression oraleとは違い、Langueの授業では経験豊富な教授から指南を受けつつ、渡された資料をもとに授業内でエッセイを仕上げるなど、まさにインテンシブな内容になっていて、一コマ終わる度にかなりエネルギーを消費しているのを感じます。とはいうものの、丁寧な指導と添削をしてくださるおかげで、着実に力はついているように思う毎日です。

さて、今日は特別授業として、ノルマンディー地方についてのカルチャークラスがありました!担当の教授は変わらないながら、いつもの授業とは違いリラックスした雰囲気で、北ヨーロッパとの繋がりが強くフランスでも特にユニークなノルマンディーの歴史、文化、食などを学びました。中休憩では地方特産のカマンベールチーズを教授が振舞ってくれるなど、美味しく、そして為になる時間でした。

3週目に入り、フランスでの生活にすっかり慣れてきた研修組の間では、「あと1週間しかない」と残念がる声が多く聞かれます。授業や課題など忙しい部分はありつつも、皆それぞれにフランス語に浸る生活を楽しんで送っているように見えます。ステイ先や学校での様々な出会いに溢れたこのフランスでの生活が、もう終わりに近づこうとしていると思うと切ないですが、あと1週間足らずの残りの日程も、大切に過ごしていきたいです。それでは、À bientôt !

▲穏やかなアンジェでの生活も、あと1週間足らず

 

 

研修 16日目(2019/08/20)

おはようございます!今日は理科二類2年の小澤春佳が担当させていただきます。

私は学校までバスで登校します。Sophieというアメリカ人の友達が(間に合えば)途中で乗車するので毎日楽しく登校しています。

ご存知の通り、Langue, Expression Orale, Culture et patrimoineと3種類の授業がありますが、今日のExpression Oraleの授業はとても楽しかったです。与えられたカードゲームのルール説明書を自分たちで解読して遊ぶ、というシンプルな課題でした。ゲームの本質を理解したらとりあえず試しにやってみる。やっていく中で自分たちの理解の不備に気づいて、また説明書を読み直す。話し合う。やってみる。あっという間に授業の終了時刻になりました。

また、今日はCulture et patrimoineの授業があり、ノルマンディーについて学びました。CamembertとLivarotというチーズを試食し、本物のカマンベールチーズの見分け方を学びました。

はい、では問題です。以下のどれが本物のカマンベールチーズでしょうか!

1.«Camembert en Normandie»
2.«Camembert fabriqué à Normandie»
3.«Camembert de Normandie»

正解は、3番です。ポイントは«de»だそうです。

放課後は、お好みソースを買うべく«Comptoir d’Asie»というアジアの食材店に行きました。ホストファミリーのおばあちゃんにお好み焼きを作ろうと思って素は日本から持ってきたものの、ソースを忘れてしまったのです。ソースがなければ始まらないので、見つかって本当によかったです。明日上手く作れるかなぁ。

私たちの溜まり場と化している街の中心地で他のメンバーと合流し、«La Fève d’Or»という紅茶屋さんに行きました。コーヒーはその場で挽いてもらい、紅茶の茶葉はその場に袋に入れてもらいます。フランス人はこんなにも新鮮なコーヒーや紅茶を飲んでいるのかと感動しました。

«L’atelier de la Crêpe»で念願のクレープ。お昼時と夜19時以降しか開いていないクレープ屋さんが多く、昼間には授業があり夜は家で夕飯を食べなければならない私たちにとっては、クレープ屋さんでクレープを食べるということがなかなかできなかったのです。

 

ホストファミリーのおばあちゃんは本当に料理上手で毎日幸せです。今日のメインはトマトの肉詰めでした。本当に美味しくてついつい食べ過ぎてしまいます。そしてチーズが大好きなおばあちゃんは様々な種類のチーズを食べさせてくれます。今日は、Reblochon(左), Chèvre(右), Comté(後ろ)の3種類でした。私はもちもち食感のReblochon推しです。デザートのフォンダンショコラを食べたときは頬がとろけるかと思いました。(さっきクレープも食べてなかったっけ?)食後には、近くの公園までおばあちゃんとお散歩しました。辿りつくと綺麗な池があって、色んな話をしながら素敵な時間を過ごしました。

 

今日はなんと宿題がないのでもう寝ますね。おやすみなさい~

 

研修 17日目(2019/08/21)

おはようございます、今日も小澤がお送りさせていただきます!

今日のoralの授業では、教育について議論しました。9人クラスでしたが、様々な国から来た生徒がいました。中国人、韓国人、アメリカ人、ペルー人。それぞれの国の教育制度の実状や問題点について話しました。たくさんの発見がありましたが、中国でも、日本のように大学入学までは死に物狂いで勉強して入ってからは遊び呆ける生徒は少なくない、ということには特に驚きました。

さて、お昼ごはんは学食で食べるのですが、なぜか水曜日だけ豪華になります。デザートはtarte tatinでした。モニターの一人であるVincentは、最後の授業に皆にタタンを作ってきてくれるそうです。私も食べたかったーーーー

放課後は、おばあちゃんとお好み焼きを作りました。具材はおばあちゃんが買ってきてくれましたが、青ネギは見つからなかったそうです。また、薄切りの豚バラ肉は普通のスーパーでは売っておらず、肉屋さんに行ってようやく豚バラ肉を発見しできる限り薄く切ってもらったそうです。それでも、日本の薄切り肉の4倍の厚みはありましたが…。日本では焼き肉でもしゃぶしゃぶでもすき焼きでも様々な料理で薄切り肉を使用しますが、欧米では熱い肉のまま食べることが多いようです。父にこの話をすると、以前イギリスに住んでいた時も薄切り肉なくて困ったと言っていました。海外で暮らすときにぶち当たる壁その①:日本食を作るための食材を集めるのが大変って感じですね。でも国ごとにお店に並ぶ食材が異なるのって面白いですよね!という訳で、粉、キャベツ、肉という至ってシンプルなレシピで作ったお好み焼きでしたが、おばあちゃんは喜んで食べてくれました。息子さんが日本食が大好きらしく、彼に作ってあげるそうです。

 

 

研修 18日目(2019/08/22)

おはようございます!また小澤かよって感じですが今日もどうかお付き合いください。最後なので!

早朝はパン屋さんに寄って、クロワッサンとパニーニのようなパンを買いました。パニーニは正直微妙でしたが、クロワッサンは最高に美味しかったです。やはり、フランスではどこに行ってもクロワッサンは美味しいんですねえ。

 

今日は午前で授業終了。午後は、お料理教室で海老のリゾットとマカロンを作りました。材料はすべて分量通り用意していただいていましたが、工程はシンプルだったのでまた作ってみようと思います。初めてフランベに挑戦しましたが、怖くて動けなかったので結局先生がやってくれました。

 

帰宅しておばあちゃんと夕食を食べた後は、Le Lac du Maineの近くの公園でモニターたちが主催のsoirée(パーティ)があったので行ってきました。いい感じのバンドがいい感じの音楽を奏でていていい感じの雰囲気でした。コントラバスがかっこいい!!!さて、こういうパーティでは、普段は話す機会がない違うクラスの人とも交流できます。たわいもない話をしていたはずが、気づけばお互いの国の現状についての真剣な議論になっていたりもします。だんだん疲れが蓄積してきたのか、私は睡魔に勝てず早めに切り上げて帰ってしまいました。でも明日が授業最終日かと思うと寂しいです。クラスにも先生にもモニターにもホストファミリーにも恵まれて、3週間本当に楽しかったなぁとしみじみ思います。

 

研修 19-20日目(2019/08/23-24)

Bonjour! 理科三類2年生の三好真衣佳です。23日から最終日までのブログを担当します。

さて、23日は授業最終日です。とはいえ私のクラスは、22日にプレゼンとスピーチがあったので、既に達成感がありますが……。

まずはExpression oraleの授業です。嬉しいことに、最後だからと先生がクロワッサンを差し入れてくださいました! 授業では簡単なゲームをしました。親がお手本の絵をフランス語で説明し、それを聞いて正しく描けた人が点数をもらえる、というものです。制限時間も短いため、しばしばユニークな絵が完成して盛り上がりました。

 

こちらは「図書館にエビがいる」という設定の絵なのですが……、エビは難しいですよね。ちなみに左は私、右は柴田マランツくんの描いたものです。

続いて、Langueの授業はいつも難しかったのですが、今回は殊更でした。フランスの価値観について書かれた文章を読んだのですが、抽象的な表現も多く、なかなか内容が理解できませんでした。研修を通してフランス語力が上がったと感じていましたが、まだまだ勉強しなければならないな、と痛感させられました。
他の生徒たちはもう一週間通うので、カリキュラムもまだ続くのですが、私たちはお別れです。高い目標を持つ人たちに囲まれて、大いに刺激を受けたクラスでした。こちらの授業でも、最後には先生からりんごジュースをいただいて乾杯しました。宿題の量で有名な先生でしたが、そのぶん多くのことを学ぶことができ、力がついたと感じます。今後の勉強用に、といただいたフランス語の本や映画のリストが最後の宿題でした。当面退屈することはなさそうです。

 

放課後はお土産の買い残しのないように街をまわりました。アンジェ土産といえば青いチョコレート。東京は暑いから溶けるのでは? と言いつつ買ってしまいました。もっともアンジェもだんだんと日差しが強くなってきて、この日は30度近い気温でした。東京も少し涼しくなったのでほとんど変わらないですが、朝晩が冷えることとサマータイムとのおかげで、やはりアンジェの方が快適に過ごせました。

夜はホームステイ先での夕食、こちらもこれで最後です。毎日美味しい食事をいただけて幸せでした。多種多様なチーズを食べられなくなるのも残念です。食卓ではいつもそれぞれの国の言葉や食事の話をしていました。アンジェでも寿司は有名で、ホストマザーが飼っているお魚にはsushiという名前がついていました!

そして24日、遂にアンジェ最終日です。お昼どきには出発ですが、私には一つ心残りがあったので、早起きして出掛けました。

朝市です! 土曜日が最も大きな市らしいのですが、先週も先々週も行けておらず……。遂に来ることができました。果物やパンはもちろん、フリーマーケットのような雑貨、さらにはベッド・マットレスまで売っていました。こういった活気に接すると、海外に来たことを実感します。とはいえ荷造りまで済ませてしまったので、買い物はせず、あちこち覗きながら雰囲気を堪能しました。
その後はホストファミリーに車で送っていただき、いよいよTGVでアンジェを離れることになります。駅では写真を撮るなど、みなそれぞれに別れを惜しんでいました。CIDEFのモニターの先生も、お仕事の合間に見送りに来てくださいました!

パリの空港で長い長い待ち時間を経て、飛行機に乗り込みます。これで研修も終わりです。来る前には三週間は長いだろうと思っていましたが、終わってみれば一瞬でした。

 

TLPの先生方、CIDEFのみなさん、ホストファミリーの方のおかげで、トラブルも無く無事研修を終えることができました。毎日規則的に学校に通う、という経験すら高校ぶりで、(宿題も多く、)疲れを感じることもありましたが、フランス語の上達を感じることができました! 私は秋以降フランス語の授業がなくなってしまうのですが、自分で学習を続けようというモチベーションにもなりました。貴重な機会をありがとうございました。

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以上、3週間の夏季フランス研修報告をお届けしました。充実した研修の様子が伝わってきましたね。

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2019年09月05日
2019年度TLP夏季フランス研修(2019年8月)@アンジェ(1/2)

去る8月5日から25日にかけて、フランスのアンジェで夏季フランス研修が行われました。期間を三週間に延長しての実施となった今回研修の模様を、以下2回に分けて学生のレポートでお伝えします。

研修 1日目(2019/08/05)

Bonjour ! 皆さんこんにちは!

1日目より3日目までブログ執筆を担当させていただきます、染谷大河と申します!どうぞお時間のある方は最後までお付き合いくださいませ。

さて、とはいうものの飛行機での移動が14時間ほど、TGV(高速鉄道のようなもの)での2時間超の移動を経て、現地に着いたのが21時過ぎですので、正直申しますと初日は特にご紹介することがありません。したがって、1日目はこの研修についてのジェネラルな説明をすることにとどめたいと思います。

ブログをご覧になっていらっしゃる方々はすでにご存知かもしれませんが、実は2月にもTLPフランス語チームによって研修が実施されており、今回の夏季研修は今年2回目の研修となります。幸いにも私は2つの研修どちらにも参加することができましたので、まずはその違いからお話しします。2月に実施された研修では、ANSES(Agence nationale de sécurité sanitaire de l’alimentation, de l’environnement et du travail)をはじめとした機関、大学を訪れ、簡単ではありますがフランス語でのプレゼンテーションを行わせていただき、その上で関係者にお話を伺ったり、現地の大学(院)生と交流したりという活動をしました。また、エッフェル塔を始めとした観光名所を訪れたり、現地の料理を楽しんだりを通して、フランスの文化を肌で感じることができました。一方、今回の研修はUCO(Université catholique de l’Ouest、西カトリック大学)に三週間通い、集中的にフランス語を学ぶというプログラムになっており、語学研修的性格が強い研修になっています。週20時間超の授業があり、短期間ではありますが十分にフランス語を上達させることができる研修になっています。宿泊に関しても、現地のホテルに滞在するのではなくホームステイをしているので、文字通り朝起きてから寝るまでフランス語に触れる機会を得ることができます。

以上、簡単ではありますが2つの研修の違いになります。やはり今回の研修の目的は、現地の文化の理解を深めることももちろんですが、語学力の向上に主眼が置かれていますので、これから三週間この目標の達成に向けて頑張りたいと思います。実は、明日9時からクラス分けテストが控えていますので、今日はこの辺で筆を置かせていただきます。(もちろん筆は使っておりません。)

A demain !

 

研修 2日目(2019/08/06)

Bonjour !

昨日に引き続きブログ執筆を担当させていただきます、染谷大河です!本日もどうぞ最後までお付き合いください。

さて、本日は1日目のブログでお話ししました通り、9時からクラス分けテストが行われました。朝食をとったあと、ホストファミリーの方に書いてもらった案内をもとに、少し緊張しながらもバスに乗り込み、大学へと向かいました。

 

テストが行われる部屋には、20カ国を超える国々からやってきた120余りの生徒が集まっており、これから始まる3週間の研修への期待が膨らみました。研修について少し説明がなされた後に、いよいよクラス分けのテストが始まりました。せいぜい1時間、もしくはそれより短いのではないかなんて思っていましたが、実際蓋を開けてみるとテストは約2時間続き、初日からこんなに大変なのかと少し驚きました。内容としても、日本で受けるようなテストとは異なり、日常で使う表現の使い方が問われるなどユニークなもので、難易度もなかなかなものでした。国際色豊かな環境で勉強することへの期待を膨らませてくれた一方で、大変な研修になりそうだと感じたテストになりました。

 

 

大学で昼食を済ませた後は、大学のモニター(ティーチャーアシスタントのようなもの)とともにAngers市内の観光に向かいました。おそらく夏季休暇中ということもあり、非常に静かな街であるともに、フランスの街らしく美術館や綺麗な教会などがある素敵な街でした。これから三週間かけて、出来るだけ多くの場所に訪れたいと考えています。

さて、明日からはいよいよ本格的に授業が始まります!テストの結果が発表されるということもあり少し緊張していますが、今日は忘れて早く寝たいと思います。

それでは、Bonne nuit !

 

研修 3日目(2019/08/07)

Bonjour ! ブログ担当も最終日となりました、染谷大河です。どうぞ最後までお付き合いください。

本日も昨日同様バスで大学に向かうと、昨日のテストの結果が張り出されていました。今回の夏のプログラムではレベル別に7段階に分かれており、テストを基にしてそれぞれのクラスに配属されます。周りのレベルに果たしてついていけるのかと非常に緊張しつつも、教科書を買って早速教室へと向かうと、そこには中国・アメリカ・日本から集まった15人余りの生徒が集まっていました。いよいよ三週間の語学研修が始まります!

 

まずは、Langueの授業から。この授業では一週間に1つずつテーマを定め、それについて読んだり聞いたりすることを通してフランス語の4技能を向上させていく授業です。先生の言っていることは概ね理解でき、授業の流れについていくことはできるのですが、扱うテキストの内容が難しいことと周りの生徒のレベルが高いことがあいまって、授業内のディスカッションなどについていくのは非常に大変です。ただ、日本に比べて学生が積極的に発言する傾向にあるので、盛んに意見交換がなされ、その中で次第に自分も少しずつ発言できるようになっていきました。

 

午後には、Expression oraleの授業がありました。この授業では、さらに少人数(6人ほど)で行われ、授業名通り話す力を鍛える授業になっています。モニターは非常に感じが良くて授業を盛り上げてくれるので、楽しい雰囲気で授業が進みますが、フランス語の読み書きよりも話すことに苦手意識があるので、内心「みんなこんなスラスラ話せてすごいな」などと思いつつ、少し萎縮しながら授業を受けていました。(笑)とはいえ、一番伸ばしたいし伸ばすべき技能なので、頑張って食らいついていきたいと思っています!

 

授業が終わった後には、TLPのクラスの仲間とAngersの街を少し散策しました。中でも、街の中心部に綺麗な広場があるのが印象的でした。またやはり建造物がどれも綺麗で、フランスにまたやってきたのだなと実感させてくれました。少し休憩するためにどこかカフェにでも行こうかとさらに足を進めていたのですが、気づけば何を思ったか日本にもある某コーヒーショップを訪れていました。これだけみると全くフランス感がありませんが、店員さんとしっかりコミュニケーションが取れた上、名前もちゃんと伝えて書いていただいたので満足です。(笑)

散策が終わると、皆それぞれバスや徒歩でホームステイ先へと帰っていきました。僕を含めて皆早くも移動には慣れてきたようです。また明日からも授業が続きますので、三日目の報告はこの辺で終わりにさせていただきます。三日間お付き合いいただきありがとうございました!4日目以降のレポートもお楽しみに!

 

研修 4-6日目(2019/08/08-10)

こんにちは。8月8日から10日を担当する理科I類2年の高木優作です。

8日は通常の授業日で、Langue と Expression orale の授業がありました。どちらの授業でもペアで互いに成り切って自己紹介をしたり、作ったキャラでディベートをしたりなどクラスを知るためのアクティビティをしました。主にアメリカ人、中国人と日本人のクラスで全員名前を覚えるのに苦戦していましたが、明るい雰囲気で安心しました。

放課後は大学で集合後 Tempo Rives というフェスティバルに出かけました。人気のあるイベントのようで、ステージの前は人でいっぱいになっていました。後ろの方でホットドッグやポテトフライを買って軽食をとっていたところ、フランス人の男性に話しかけられました。今はアメリカに住んでいて、家族に会いに帰っているらしく、自分たちが来たばかりだと伝えるとおすすめスポットを何個か教えてくれました。ホストファミリーの家の近くでも話しかけられることがあったので、気さくな人が多い街だと感じました。

 

9日は Puy du fou に出かけました。これはフランスの歴史を壮大なスケールで語る、フランスで一番愛されているショーで、1000人以上いる出演者は全員ボランティアでやっているそうです。Petit Jacques という男の子が湖の中心へ走っていくところから始まる物語は、数々のお祭りや戦争を経てフランスの700年の歴史を語っていきます。馬とアヒルと豚がいっしょに行進するフェスティバルや銃声が鳴り響く激しい戦争はとても見応えがあり、ラストの花火では全員が立ち上がって拍手を送っていました。

ただ、とても長いショーである上に帰る頃には午前2時になっていたので、とても疲れてしまいました。明日は休日なので、安心してぐっすり眠ることにします。

10日は土曜日で、お恥ずかしいことに昼前まで寝てしまいました。遅めの朝ごはんをとったあと、ホストマザーの勧めで庭のハンモックでしばらく本を読んでいました。午後はアンジェの街を案内してもらいました。ホストマザーの息子さんが働いている石像を復元するワークショップを訪れたり、干上がったロワール川のほとりで写真を撮ったり、知り合いが管理人をしているお城を訪れたりして、はじめての休日を満喫しました。夜ご飯の前には娘さん夫婦が家を訪れ、一緒にドイツのチョコレートを食べました。話についていくのが精一杯でしたが、お菓子の話など面白い話を聞くことができました。

明日は早いので今夜はもう寝ることにします。Bonne nuit!

 

研修 7日目(2019/08/11)

文科3類2年の柴田マランツ亜論と申します。今回のブログを担当させていただきます。

今日は、2つ目のexcursionでした。朝6:15(激早)に学校に集合し、ノルマンディー地方の村であるジヴェルニーへと向かいました。ジヴェルニーは、印象派の代表的な画家であるクロード・モネが定住し、その絵画へのインスピレーションを受けた地です。

まず、美術館を訪問しました。ジヴェルニー印象派美術館(Musée des impressionismes Giverny)は、モネを始めとした印象派の作品を中心に所蔵されています。企画展としてケル=グザヴィエ・ルーセルの展示が開催されていました。また、常設展には日本人の平松礼二さんの作品もありました。

平松礼二 “Impression. Étretat”, 2018  四季が表されていますね。

その後、昼食タイムです。美術館の近くに芝生がある広場があったので、こちらでピクニックをしました。パン、チーズ、サラミなどを持ってきてみんなでサンドイッチを作ります。広場のところにクセがすごい形状のベンチ(?)があったので仲良くデジュネです。

その後、あのモネが数々の絵画を描いた庭園へと向かいます。彼の代表作の一つである『睡蓮の池 (Le Bassin aux nymphéas, harmonie verte)』の元となった日本風の橋がありました。

また、モネの暮らした家も公開されていました。中には、彼の浮世絵のコレクションが展示されています。葛飾北斎の『富嶽三十六景』もそのひとつです。もっとも有名な図である「神奈川沖浪裏」は一際目を引きます。この摺絵は5000以上存在し、世界のあらゆる場所でコレクションされているんですよ。知っていましたか?

日本画が印象派など西洋の美術に影響を与えていることはよく知られていますが、それを感じることができました。

ちなみに、バスは片道3時間くらいでした。暇を持て余した我々は、バスの中で新しいゲームを考案しました。「Combien de vaches ? (牛は何匹)ゲーム」です。車窓から覗くことができるフランスの農村部の風景にはたくさんの牛がいます。窓から見えた牛の数を ”Sept vaches !” のように即座でフランス語で言い、数があっていたらポイントというだけのゲームです。意外と木の陰に一匹いたり、大量にいすぎて数えきれなかったりして難しいんですよね〜。フランスにはたくさんの vaches がいることを学べた1日でした。

 

研修 8日目(2019/08/12)

この日はいつも通りの授業でした。今回の研修の授業の総合的な感想を書こうと思います。私はCIDEFの組み分けテストで、あまり自信がなかったのですが最も上位のクラスであるクリストフ先生のCours 7に入ることになりました。TCFを受けた時もそうだったのですが、リスニングよりもリーディングの方が大幅にできるので、リスニングができなくても全体としては「まるい」成績になってしまうのです。なので、最初の方はクリストフ先生の言っていることを聞くだけでも大変です。おまけに、クリストフ先生は大量の課題を出すことで悪名が高い先生です。なので、授業を聞きつつ毎日の課題をこなすのは大きな défi (挑戦)でした。しかし、最終的には良かったと思います。クリストフの授業は、難しい語彙が頻出する政治的問題や環境問題についての記事やニュース映像を扱います。最初は全く分からないのですが、だんだんと輪郭が掴めるようになるものです。さらに、ミュージックビデオを見たり、「風刺画を描く」などといったユニークな授業もありました。こうしたバラエティに富みつつ歯ごたえがあるクリストフ先生の Langue の授業と、クイズやゲームなどを楽しみつつ行うシャーロットとの expressions の授業がちょうど緊張と緩和のようになっていました。これが学術的なフランス語と実践的なフランス語の習得につながったのではないかと思います。

研修 9日目(2019/08/13)

午前中は授業、午後は3つ目のexcursion「Anjou troglodytique」です。Troglodytique とは、簡単に言えば地下に穴を掘って作った住居のことです。アンジェ近郊には地下居住の文化があった村があり、その遺跡が博物館として公開されています。その村の一つであるロシュムニエを見学しました。この村では1970年代まで地下に住んでいた人がいたそうです。

ニワトリが飼われているところがあったのですが、そのうち一羽が「ナゲット」という名前でなんだか悲しくなりました(笑)

その後、夕食に向かう途中でソミュール城という城に行きました。城の中には入りませんでしたが、城の前の草原で景色を楽しみました。

夕食は洞窟の中にあるレストランでの食事です。

アントレとして出たのは、「きのこの上に色々なものを乗せたもの」です(絶望的な語彙力)。とてもジューシーなきのこで、すぐに食べてしまいました。

この地域はワインの名所で、これは洞窟と関わりがあります。フランス語ではワインセラーのことを”cave à vin(ワインの洞窟)”と言うくらい、洞窟はワインの貯蔵に使われるのです。加えて、洞窟ではきのこの栽培も行われます。洞窟はこの地方の食文化に密接な関わりがあります。フランスの食文化は、地方ごとにそれぞれの地理に影響を受けた多様性があり、実際に食べるだけではなく知識によっても味わうことができるのです。

メインは Fouée というこの地方の名物です。Fouée という中が空洞になっているパンに、きのこ、リエット(肉をペースト状にしたようなもの)、白豆などを入れて食べます。大変に美味でした。

その後、カマンベールが乗ったパン、そしてデザートのアップルタルトが出ました。

春季研修ではレストランでの食事が多かったのに対して、今回は学校の食堂とホームステイ先での食事が中心でしたので、このようないわゆるフランス料理に触れることができたのは貴重でした。

 

研修 10日目(2019/08/14)

こんにちは。8月14日から3日間ブログを担当させていただきます、理科2類2年の飯野七香です。

アンジェでの生活も後半に入り、授業もすっかり日常となりました。私のホームステイ先は大学までバスで15分ほどであり、毎朝ホームステイ先が一緒のアメリカ人の学生や隣の家にホームステイしている学生たちと通っています。

今日は Langue の授業が4コマと Expression Orale の授業が2コマあり、中国やアメリカ、南スーダン、モロッコなど世界各地からきたクラスメートとフランス語に励みました。Expression Orale ではカードゲームを使って複合過去や半過去の文を作る練習をするなど、楽しみながらフランス語でのコミュニケーションが実践できるのが嬉しく、その内容もそれぞれの出身国の文化や伝統について話すようなものが多かったため、休み時間までクラスメートとフランス語や英語で授業中に出た話題について話していました。全く異なる文化を背景に持っていても、フランス語という共通言語があることで楽しくおしゃべりができることに喜びとフランス語を学ぶ意義を感じました。

授業を受けている建物の入り口付近にはモニターが企画した soirée の情報が張り出されており、夜はこれに参加してクラスメート以外の学生とも交流を深めました。フランス語の曲やほぼ全員の共通語である英語の曲はもちろん、日本語や中国語の曲も流れており思いがけないところで国際色を強く感じました。

研修 11日目(2019/08/15)

こんにちは。14日に続きブログ記事を担当する飯野です。

8月15日はフランスでは聖母被昇天祭という祝日のため授業がなく、昼食を大学で食べた後はモニターや他の学生たちとメーヌ湖のほとりにある公園まで散歩しました。到着までは徒歩90分ほどかかりましたが、ようやくたどり着いた時には牧歌的な風景に疲れが癒されました。

湖の近くではバスケットボールやフランス発祥の競技であるペタンクなどに興じる人たちもいました。ペタンクという競技の存在は知っていましたが、実際に見るのは初めてだったため大変興味深かったです。目印により近い場所に球を投げられた人に点が入る競技なのですが、地面の状態や自分より先に投げた人の球など様々な要素を考慮する必要があるようで、疾走感のあるスポーツというよりはカーリングなどに近い印象を受けました。公園ですれ違う人達の中にもペタンクのセット一式を持っている人がおり、フランスではよく遊ばれているということがわかりました。私は疲れていたため競技には参加せず、周囲を散歩していたところポニーに試乗できる場所やウサギの巣穴など様々なものを発見して楽しむことができました。

帰りは流石に歩くことを諦め、近くにバス停があったためバスで帰りました。授業がない祝日でしたが、モニターたちとのおしゃべりや買い物をした店先でのちょっとした会話、帰りのバスを調べるときなどフランス語を使うことが自然になってきていることに気がつき、フランス語に囲まれた生活の効果を感じた1日でした。

研修 12日目(2019/08/16)

こんにちは、理科2類2年の飯野七香です。本日でブログ担当も最後となりました。2週間目の授業も今日で最後となり、残る授業は最後の1週間のみと考えると時間の流れの速さを感じます。

今日は週1〜2回ある Culture et patrimoine の授業が午後にありました。この授業は毎回教授が変わり、今までの授業では実にエネルギッシュな先生が楽しくフランスのテーマパークや食文化について講義されていました。今日の先生は彼女らに比べると少し静かでしたが、ユーモアに溢れる授業でロワール川とその周囲のことを興味深く勉強できました。授業の最後には、オンラインの簡単なゲームで他の学生と競い合いながら自分の理解度を確かめることができました。

今日はどのクラスも授業が少し早めの15時半に終わったので、TLP の仲間とアンジェ城を観光しました。学生証を見せると無料で入場でき、美しい庭と動物のオブジェに迎えられます。アンジェを一望できる高さでお城を一周することができ、綺麗な眺めと心地よい風を楽しむ優雅な午後のひと時に心地よくリラックスできました。アンジェは小さな街なので、昨日訪れた湖や大学なども比較的簡単に見つけることができ、この2週間で土地勘が身についてきたことを感じました。夜にはプロジェクションマッピングを用いたライトアップが行われているそうなので、機会があれば行ってみたいと思います。

夜ご飯は毎晩ホストファミリーとルームメイトととっており、その日にしたことや日本での生活、今までホームステイに来た学生のことなど様々な話題でおしゃべりをしています。東大の進振り制度のことや自分のバイトのこと、さらには以前来た日本人学生が置いていったカイロの使い方の説明など、授業とはまた違ったフランス語の勉強にもなります。ベビーシッターのバイトをしている人は私の知り合いにはほぼいないと伝えると、大変驚かれました。また、カイロの温度上昇の仕組みなども聞かれ、苦労しながら鉄や酸素などによる化学反応だということを説明しました。ただ、家族間での会話のスピードにはほとんどついていけず、いつか内容がわかるようになる日が来るようにフランス語に打ち込みたいと気持ちを新たにした次第です。

残る1週間も有意義に過ごし、フランスでの経験をたくさん日本に持ち帰りたいと思います。

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以上、2019年度TLPフランス語夏季研修報告の前半でした。後半も近々アップロードしますので、どうぞお楽しみに!

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2019年07月26日
2019年度TLPフランス語 Aセメスター編入候補生募集のお知らせ

2019年06月07日
TLP関連の催しのご案内(6/17)

CGCSの主催による社会連携交流会が、10月26日(木)の16:50から、駒場国際教育研究棟(KIBER)3階314で開催されます。今回は、政治の世界でフランス語を駆使して活動されている先輩方と、フランス語で直接交流する機会となります。フランス語を学習する全ての東大生に開かれていますので、どうぞ皆さんふるってご参加下さい。

詳細は以下のPDFファイルをご覧いただけましたら幸いです。

Rencontres_pro_bis_2019

 

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2019年05月16日
「2019年度 TLP 夏季フランス研修および選抜試験の概要」公開のお知らせ

こちらをご覧ください。なお資料の費用にかかわる部分については暫定のものであり、修正が生じる場合があるのでご注意ください。

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2019年03月29日
2019年度TLPフランス語履修許可者(2年次Sセメスター)について

2019年03月29日
2019年度TLPフランス語履修許可者(2年次Sセメスター編入)について

2019年03月12日
2018年度TLP春季フランス研修(2019年2月)@パリ-リヨン(3/3)

2018年度TLP春季フランス研修、8日目から最終日までの報告です。

研修 8日目(2019/02/11)

こんにちは。TLPフランス語1年、理科2類の飯野七香と申します。フランス研修8日目、2月11日を担当します。

朝の集合には荷物をすべて持って一週間お世話になったFIAPに別れを告げ、電車に乗ってリヨン駅 (Gare de Lyon)へ向かいました。リヨン駅では40分ほどの自由時間があり、各々が買い物やお茶などを楽しみました。再び集合した後はいよいよTGVに乗車。スーツケースなどの大きな荷物は車両ごとにまとめて置くスペースがあり、そこに荷物を収納した後は指定された座席へ向かいます。座席は4人でテーブルを挟んで向かい合うような形のものもあり、到着までの時間を楽しく過ごすことができました。私は進行方向に背を向ける形で座りましたが、揺れも少なく読書をしても乗り物酔いしてしまうようなことはありませんでした。

リヨン・ぺラーシュ駅 (Gare de Lyon-Perrache) で降車してからは、広い駅構内を通り抜け、ホテルへ向かいました。リヨンで滞在したホテルは駅に近く、荷物にもあまり苦労せずに到着しました。お昼の時間は少し過ぎていましたが、大きい荷物だけホテルに預けてそのまま昼食をとりにリヨンの街へ。荷物を預けるちょっとしたやり取りでもフランス語を使うことができ、簡単な会話とはいえパッとフランス語が出てくることに嬉しさを覚えつつ先生の案内に従ってお店へ向かいました。たどり着いたのは可愛らしい外観のカフェのようなお店で、皆ランチのセットメニューを頼みました。私は焼いた鴨が物珍しかったためこれを頼みましたが、鶏肉とはまた違った風味で美味しかったです。追加で頼んだデザートも含め、美食の町での最初の食事として充足感をたっぷりと味わいました。

遅めの昼食を済ませ、一息ついたところで再び出発し、街中を散策しながら丘の上に遠目に見える教会を目指しました。教会に向かう道の途中、地面にバラのモチーフが一定の間隔で埋め込まれており、先生のお話によると、これはle chemin du rosaire というもので巡礼者たちの道しるべとなるそうです。

丘の上ということで道中は階段と上り坂が多く、大変苦労しながらもようやく登りきった先にはリヨンを一望できる絶景が広がっていました。

景色を堪能した後はNotre dame de fourrière を見学しました。扉の装飾にはライオンのモチーフが使われており、リヨンの都市名とライオンという単語の語源が同じだという話を思い出しました。教会の内部はステンドグラスから差し込む光とシャンデリア、そして蝋燭のおぼろげな光で照らし出されており、薄暗い中でも特にステンドグラスが外からの光によって輝いているように見え、厳かで静謐な雰囲気に包まれていました。

教会を後にしてからは再び散策を続け、帰りの下り道はフニクラを使って一気におり、夕食をとるお店に向かいました。予約より少し早い時間で、昼食をとったのも遅い時間でしたが、散策と丘を登ったことですっかりお腹も空き、夕食も美味しくいただくことができました。メニューにはフォアグラや鹿肉のパテ、ホロホロ鳥など日本では日常的には見かけない食材が並び、優柔不断になりながらも注文を済ませ、再び美食の街の料理に舌鼓を打ちました。

パリの大学を訪問した際、交流した学生からフランス南部のアクセントについて話を聞いていたのでリヨンで話されているフランス語が聞き取れるか少し心配でしたが、それほどの苦労もなく2回の外食ともに注文や支払いのやり取りも無事にフランス語で済ませることができました。

リヨン1日目から充実した時間を過ごすことができました!

研修 9日目(2019/02/12)

Bonjour à tous! «Voilà»という言葉を使わずにはいられない病にかかってしまった理科Ⅱ類1年の小澤春佳です。帰国して数日が経ちますが(書き始めるのが遅くてごめんなさい)、まだ余韻に浸っております。改めて、本当に充実した楽しい11日間でした。この研修を可能にしてくださった方々に感謝してもしきれません。

さて、Lyon で迎えた最初の朝食。FIAP(パリの宿舎)とは違うメニューで心が弾みました。FIAP には FIAP の安定感といいますか安心感がありましたが、種類の豊富なパン、ハムやチーズは美味しかったです。

朝食を終えると、Musée des confluences に向かって歩き始めました。フランスに着いたばかりの頃は、「徒歩30分?!は??」と嘆いていた私たちも、「徒歩30分ね、おけ。」と言えるようになっていて、喋るなり歌うなりして眠いながらも歩いていました。美術館で Madame Patin と待ち合わせて、一緒に周辺をお散歩をしました。とてもいい天気でした。

そして、Université Lyon 3 の学生とご対面。七香と私は Cyrielle と Pawal という女子学生2人と意気投合して、展示を一緒に見て回りました。遅刻常習犯の Alexis が後から加わって5人になりました。3人とも日本に興味を持ってくれていてかなり盛り上がりましたが、聞かれても答えられないことが多く、むしろ教えてもらうことが多くて、自分が日本文化についていかに無知であるか痛感しました。勉強します。

ここで、私が驚いたことを1つシェアしておきたいと思います。

皆さんは«1,2,3, soleil!»という遊びを聞いたことがありますか?

これは日本でいう「だるまさんが転んだ!」だそうです。ルールもほとんど同じで、鬼が«1,2,3, soleil!»を言っている間に近づいて、振り向いたらピタッと止まらなければならない。

細かいルールは違えど、同じような遊びが遠く離れた地でも行われているのって面白いですよね!というか不思議……!

ランチには、日本人女性が営むレストランで煮込みトマトカレーを食べました。久しぶりの日本の味。少し日本が恋しくなりました。

午後には、Université Lyon 3 で先ほどの学生さんたちの前でプレゼンをしました。今回のプレゼンの担当は礼美と豊と私で、着物について話しました。質疑応答では面白い質問をたくさんいただきましたが、知識不足と仏語力不足でほとんど自分で答えることはできませんでした。勉強します。そして私たちの後には、アルベリックが«Catalogues d’exposition»についてプレゼンをしました。

<挙がった質問>

・Lyonも絹で有名だが、日本と貿易は行っているのか?

・着物の模様にはどのような意味があるのか?

・着物の色にはどのような意味があるのか?

プレゼンの後には、カフェテリアで生徒さんと交流をし、facebook を交換したりしました。それぞれの日常生活や語学学習あるある話をして盛り上がりました。私は Cyrielle に鹿(?)のキーホルダーをもらいました。わーーーい!!

生徒さんたちに別れを告げて、Bernachon へと向かいました。美味しそうなケーキやチョコ、マカロンなどのお菓子が並んでいて興奮しました。美味しいものは正義ですね!そして夕飯も本当に美味しくいただきました。Madame Patin にメニューの解読を手伝っていただいて、以下の料理を注文しました!

・Hareng en salade

・Quenelle de brochette sauce Nantua

・Fromage blanc

・Gâteau des poires

一日の締めは baby-foot。FIAP で毎晩のようにやっていた baby-foot。Lyon のホテルにもしっかり設置されていて、フランスでいかに人気のあるスポーツかがわかりました。

さて、ここからは余談なのでお時間のある方だけ読んでいただければと思います。

私がこの国際研修に参加したかった理由には、純粋にフランスに遊びに行きたいというのももちろんありましたが、現地に行ってみないとわからないことをたくさん学びたいというのがありました。具体的には、

・街を歩いて生活の雰囲気を体感したい

・現地で友達を作って同年代のフランス人が何を考えているか知りたい

・ジャポナイズされていない本場のフランス料理が食べたい

などと考えていました。すべて達成できたのではないかなと思います。フランス人がエレガントさを保ちつつも信じられないくらい俊敏であることや、フランス人学生がデモについてどう考えているかや、日本では聞いたこともないようなフランス料理を食べることは、フランスに行かなければ知ることはなかったと思います。そう思うと、«Voilà»が自然に出てくるようになってしまったのは本望と言ってもいいかもしれません(ん?違うだろって?)。皆さんもフランスで何日か過ごしたら«Voilà»を使わずにはいられなくなりますよ! N’est-ce pas?

研修 10日目(2019/02/13)

Bonjour! 2月13日分のブログを担当します、理科三類1年の太田礼美です。今日の午前中はリヨン第三大学でのミニプレゼンです。具体的には、リヨンの大学生2,3人のグループに私たちが一人か二人ずつ入り、そのグループでちょっとしたプレゼンをするというものです。リヨンの大学生は日本語で、私たちはフランス語でプレゼンします。グループ分けが昨日なされ、テーマについてあまりよく知らない状態で不安な中、昨日とは別のキャンパスへホテルから歩いて向かいました。

教室に着いてみると、教壇が裁判所をイメージさせるような立派な階段教室。不安が強まります。リヨンの大学生がある程度集まってきたところで東大生からお土産(東大のファイルとペン)を手渡し、グループごとに分かれました。私はお土産を渡した相手と話していると一緒のグループであることが判明し、残りの二人がアイルランド人と日本人の留学生であること、いつも遅れてくる子たちで今日も遅刻すると思われることなどを聞かされました。この時フランス語で会話が成立したことがとても嬉しかったです。残りの二人も加わったところでプレゼン作り開始。私たちのグループのテーマは菜食主義とヴィーガンについて。彼女たちは先週同じテーマでプレゼンをしたということだったので、それにアレンジを加えていく形です。私が日本の学食にベジタリアン向けのメニューがあるという話をしたら、私は日本とフランスの学食のベジタリアンに対する対応について話すことになりました。急いでフランス語の原稿を書き、彼女たちに添削してもらいました。準備の時間は瞬く間に過ぎ、発表の時間になりました。どのグループも1時間半で仕上げたとは思えないようなハイクオリティで興味深かったです。

プレゼンの後はリヨンの大学生の皆さんと一緒に大学のカフェテリアで昼食をとりました。この学食は一品ずつにポイントがあり6ポイントで3.25€。どのお皿も量が多いので日本の学食よりお得感があります。食事中はそれぞれの大学のことについて日本語とフランス語を交えてお話ししました。リヨンの皆さんは優しく、拙い私のフランス語をしっかり聞いて理解してくださったり、日本語で話してくださったり、とても嬉しかったです。

午後は Maison des canuts の訪問です。一体なんの施設だろうと疑問に思いながら向かいます。約束の時間までまだ余裕があるとのことで、一度スーパーに寄ってお土産購入タイム。その後目的の場所へ行くと、絹織物についての博物館でした。リヨンは絹織物で有名な街です。昨日のプレゼンで日本の絹織物について話した私は興味をそそられました。案内してくださった職員の方の話はなかなか聞き取れず、ドリブル先生の解説を聞いて理解するという形になり、自分のリスニング力の無さを痛感しました。しかし、機織りの実演を見たり、様々な種類の絹を触らせてもらったり、とても楽しかったです。

夕方は二度目のお土産購入タイム。私はあらかたのお土産を購入済みだったので、リヨンの街を一人でぶらぶら散歩しました。夕食に向かうため集合すると赤いバラを持っている人が。明日はバレンタインということでバラを配っていたそうです。他の人たちもバラが欲しい、ということで配っている場所に行きバラをもらいました。その後夕食を予約したという店に行くと予約が入ってない!どうしようと思っていると、先生の勘違いで予約したのは歩いて10分ほどの所にある別の店でした。気を取り直してそちらの店に行くと、ちゃんと予約が入っていて一安心でした。どの食事も美味しそうで、前菜にエスカルゴを選べるコースにするか、主菜にカエルの脚を選べるコースにするか迷いましたが、結局カエルの脚を選びました。初めて食べるカエルの脚はアヒージョのような感じで調理してありとても美味しかったです。デザートに選んだクレームブリュレはオレンジの風味がしてこれまた絶品。とても満足でした。

ホテルの部屋に戻りバラを生けて、とても楽しい研修だったなと改めて思います。それではおやすみなさい。Bonne nuit!

研修 11日目(2019/02/14)

理科三類の三好真衣佳です。フランス研修もいよいよ最終日! 現地での訪問はすべて終わり、本日はもう帰るだけのご報告です。

まずはフランス最後の朝ごはん。私はこつを掴めずとろとろだったリヨン初日のリベンジを果たし、ついにほどよい茹で具合の卵にありつくことができました。食べ終えたら、いよいよリヨンからパリ、パリから東京へと飛行機を乗り継いで帰国……する前に!

一部の履修生を毎晩のように楽しませていたbaby footに別れを告げます。みんなかなり上達していますが、習得したい技がまだまだある様子。日本で遊べる場所を検索していました。

さて、名残惜しいですが空港へ向かいます。利用するのはかわいい路面電車tramwayです。

空港はこちら。そしてなんとここにもbaby footがありました。飛行機の時間があるので遊びませんでしたが、ここで学生の一人がスマホを置き忘れるトラブル発生。なんと、本人が気づくより早く、通りすがりの男の子が走って届けにきてくれました。Merci beaucoup!

パリまではうとうとしているうちに着いてしまいました。シャルル・ド・ゴール空港では、最後のお土産タイムです。

人気だったのはLaduréeのマカロン。みんな日持ちを気にしてぎりぎりまで我慢していたんですね。集合場所には先だってBERNACHONで買った自分用のマカロンを平らげる人もいました(笑)

そして遂に東京行きの飛行機です。行きよりも新しいスクリーンに感動しつつ、映画を観たりゲームをしたり。機内はフランス語を話す最後の機会なので、英語で話しかけてくださるCAさんにフランス語を返す学生も。美味しい機内食もいただきました。

気流の乱れがちなフライトでしたが、無事に羽田空港に到着し、研修は終了! 東京は雪が降っていました。フランスよりずっと寒いですね。

今回の研修旅行はあっという間でしたが、現地の方々や文化、美味しい食事に触れて、今後もフランス語を頑張ろう、という気持ちが高まりました。素晴らしい機会をありがとうございました!

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以上、2018年度TLP春季フランス研修の参加学生による報告でした。外国での貴重な経験を積み重ねてきていることが伺えますね。この経験をぜひ新学期からのフランス語の学習に役立てていただければと思います。また4月から新たにフランス語を履修される皆さん、教室でお会いできるのを楽しみにしています!

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2019年03月12日
2018年度TLP春季フランス研修(2019年2月)@パリ-リヨン(2/3)

2018年度TLP春季フランス研修報告の第2回、5日目から7日目までの模様をお伝えします。

研修 5日目(2019/02/08)

こんにちは。文科三類の熊谷由香です。パリ滞在5日目、いつも通り朝食を食べて8時半に集合した私たちは、ノートルダム大聖堂へと向かいました。この日はかなり風が強く、寒さがより一層強く感じられました。灰色の空の下に荘厳な雰囲気でそびえ立つ大聖堂の前では、多くの観光客が写真を撮りあっており賑わっていましたが、聖堂に一歩足を踏み入れると、外の喧騒を忘れるほどの静けさに包み込まれました。聖堂内の彫刻や絵画はどれも目を見張るもので、特に巨大な円形のステンドグラスは圧巻でした。

ノートルダムを出た後は、寺田先生とドリブル先生の案内のもと、周辺を散策しました。歩いていると、5、6人の女性たちがクリップボードを持って近寄ってきました。初めはただの署名活動かと思いましたが、すぐに怪しい集団だということに気づきました。集団が去った後、実際に何人かのかばんのチャックが開けられていて恐ろしく感じました。

日本語で「新しい橋」を意味するポン・ヌフは実はパリに現存する最古の橋だということを先生方に教えてもらいつつ、その橋を渡り、昼食をとるレストランへと向かいました。道中には可愛らしいお菓子のお店や雑貨店などが並び、一店一店覗き込んでしまいました。

たどり着いたレストランはクレープリーで、内装もとてもおしゃれでした。私は、ハムとチーズと卵のガレットと、デザートに、ココナッツのクレープを注文しました。ガレットは薄くてあまりお腹にたまらないものだと思っていましたが、実際に食べてみると、生地がもちもちであった上に、中にもチーズがしっかりとつまっていたため、ガレットだけでもかなりの満足感がありました。デザートはもちろん別腹ですので、クレープも美味しくいただきました。

午後は待ちに待ったルーヴル美術館です。かの有名なガラスのピラミッドから地下へと降りて行き、チケットを買い、約3時間半の小さな旅が始まりました。広大な美術館で迷子になるのを恐れた私は友達と3人でまわりました。古代エジプト美術の展示室が閉まっており残念でしたが、ミロのヴィーナス、サモトラケのニケやモナリザなど有名どころを一通り見ることに成功しました。私が最も感動したのは『民衆を導く自由の女神』です。もともと好きだった絵ですが、やはり実物を目の前にするとその迫力に圧倒されました。見たい作品をある程度見終わったところでちょうどミュージアムショップに行き着きました。お土産にモナリザグッズをを購入しました。買い物を終えた私たちは最上階へと向かいましたが、皆足がクタクタで歩くのも精一杯でした。18時に集合した私たちは、4日間行動を共にした寺田先生に別れを告げ、FIAPへと戻りました。

FIAPでの夕食後は、ロビーのそばにあったバビーフット(テーブルサッカー)で友達と遊びました。かなり長い時間白熱した試合を繰り広げていると、私たちと同じようにFIAPに滞在していたらしいフランス人の学生が3人やってきて一緒に試合をすることになりました。バビーフット初心者の私たちは到底太刀打ちできませんでしたが、彼らとフランス語で少し会話することもでき、とても良い時間を過ごすことができました。

総じて大満足の一日でした!次はついにあの塔へ…!

研修 6日目午前(2019/02/09)

9日午前を担当する理科I類の高木優作です。この日は、エッフェル塔とその周辺を訪れました。

朝早くにエッフェル塔に到着し、二階へのエレベーターの列に並んで待っていると、開館時間には後ろに長蛇の列ができていました。満員電車のようにぎゅうぎゅう詰めのエレベーターで、塔の足に沿って斜め方向に上がっていくとすぐに目的の階に着きます。二階ではガイドさんが色々と解説してくれました。例えば、パリの他の観光名所では恋人のイニシャルが書かれた南京錠が多く見られますが、エッフェル塔へは持ち込み禁止です。これはフェンスにいっぱいつけてしまうと重さで塔が傾いてしまうからだそうです。風が吹き荒れる中、ガイドさんの面白いお話に耳を傾けながらパリの街並みを眺めていると、次第に今まで訪れた場所と目の前の景色が結びついてきて、パリという街を少し分かった気になれてきます。フェンス越しにパリを見渡していると、南京錠なくてよかったなぁと少し思いました。

ガイドさんと別れた後はしばしの自由行動です。花より団子の人々はカフェやマカロンを買い、かくいう自分もお土産をどれにするか悩んで過ごしました。結局何も買わずに時間が来て一階へ。少し探検して写真を撮った後、エッフェル塔とはひとまずお別れしました。

お昼は近くのビストロへ行きました。とてもおしゃれなお店で、サーモンのタルタルはとても美味しかったです。フランスのパンはなぜか無限に食べられて、どのレストランでもパンを数回お代わりしていたと思います。お店を出て、さあエッフェル塔へ戻ろうと準備していると何やらお店でトラブルが発生した様子。全員がお金を払ったのに足りていないみたいで、アルベリック先生が店員さんと何やら言い争っていました。話が落ち着いた後先生から事情を聞いてみると、どうやら14人の僕たちのグループが20人分の料理を頼んだことになっていたみたいです。店員さんと話をつけてくれたアルベリック先生に感謝しつつ、午後へと続きます。

研修 6日目午後(2019/02/09)

文三19組の柴田マランツ亜論です。2月9日、セーヌ川のクルーズとロダン美術館についてリポートしたいと思います。

セーヌ川クルーズはBateaux Parisiensという会社のものでした。クルーズは約1時間程度で、エッフェル塔からオルセー美術館前を通過し、シテ島やバスティーユの前を通って引き返すというルートでした。船から見上げると、パリの街並みも少し違う顔を見せます。また、このクルーズは船内のWi-Fiに接続することで様々な言語の音声ガイドが聴ける仕組みになっており、日本語ガイドもありました。このガイドはパリのエスプリ(精霊)とミューズ(女神)として現れるセーヌ川さんの二人による会話形式というユニークな構成となっており、とても面白かったです。特に、セーヌ川さんの怒りによってパリは度々水浸しになってしまうものの、パリにとってセーヌ川は動脈であり彼女なしでは生きていくことができず、かつセーヌ川も最後にはパリを愛しているのだという、人間関係のようなパリとセーヌ川の縁を語るナレーションに思わず感動を覚えました。パリは進化し、繁栄し、存続する。パリは生きているのです。

イエナ橋(Pont d’Iéna)エッフェル塔の真下に架かる橋。黄色の標識が通行可能、赤と白の標識が通行不可。自動車と同様にセーヌ川上でも船は右側通行です。

クルーズを終えると、ロダン美術館に向かいます。地下鉄を使って美術館に向かう予定でしたが、辺りに何やら人だかりが。土曜日であったためか、エッフェル塔のすぐ足下で黄色いベスト(Gilet jaune)運動のデモが行われていました。この影響で地下鉄はストップ。しかも、徒歩の最短ルートも警察によって催涙ガスが撒かれており、かなり回り道をすることに。この数日前にもストライキの影響で地下鉄が停止したこともあり、フランス社会におけるデモやストライキの身近さを実感しました。

フランス国旗を振る黄色いベストの抗議者たちと機動隊

ロダン美術館(Musée Rodin)はその名の通り彫刻家オーギュスト・ロダンの作品に加え、彼によってコレクションされていた多くの彫刻や絵画が所蔵されている美術館です。この美術館はルーブルやオルセーに比べると知名度は低いですが、TLPフランス語の授業で使用している教科書「Amical 2」の例文で言及されていたため、我々は皆知っていました。しかも、この例文に登場する女性は、ロダン美術館は「パリで最も美しい美術館よ!!ルーブルよりも美しい!!!」とかなり強気な発言をしており、とりわけ庭園が美しいとのことでした。

しかし、前述のトラブルが原因で我々が美術館に到着したのは午後5時。閉館時間は6時です(ちなみに、教科書の例文にも「閉館時間は6時よ」というセリフがあります)。鑑賞時間は1時間弱となってしまいました。しかも、Amicalの女性激推しの庭園は一部を除き工事中でした。Tant pis ! しかし、作品はどれも素晴らしかったです。ロダンが作成した彫刻には、『地獄の門』やその一部である『考える人』はもちろん、ヴィクトル・ユーゴーやボードレールといった著名人の頭像などが多数ありました。また、彫刻で有名なロダンですが彼による線画も展示されています。ロダンのコレクションの中にはゴッホやモネなどの印象派の作品が多数ありました。

ロダン作『考える人』
ゴッホ作『タンギー爺さん』

とても1時間では満足に鑑賞することはできず、庭園も閉鎖されていたため、ロダン美術館には心残りが多いです。とても綺麗な場所なので、次パリを訪れた時はゆっくりとロダン美術館で時間を過ごしたいと思います。パリを訪れる人は必ず、再びこの街を訪れると言います。パリの建物や街角、庭園、船、空、そして川、ありとあらゆる所にエスプリは姿を現し、我々を呼び寄せます。そういう想像を我々は抱かざるをえない、そんな魅力がそこらじゅうにあるのです。私は必ずパリに戻って来ようと思います。

「だって、パリを愛しているのですから。」
セーヌ川の女神

研修 7日目午前(2019/02/10)

Bonjour à tous! こんにちは、理科一類の丁晟です。

昨日まで1週間ほどはパリ市内を中心に活動をしていたわけなのですが、今回はパリからちょっと離れまして向かったのは…

ヴェルサイユ!

え、ヴェルサイユってパリから簡単にいけるの?どのくらい離れてるの?そもそも「ヴぇるさいゆ」とは?という方のために簡単に説明すると、

ヴェルサイユ宮殿はフランス王ルイ14世が「史上最大かつ最高に豪華な宮殿を」と思っために造られたフランス絶対王政期のシンボルであり、当時の政治と文化の中心です。

パリ市内からはRER(高速郊外鉄道)で45分ほどのところにあって、私たちもRERに乗って向かいました。

RERの中では二階席に座り、みんなでワイワイと。
そして、気づけばヴェルサイユ・シャトー・リヴ・ゴーシュ駅に。王様の最寄り駅で徒歩10分。いざ、出発!

…の前に、みんなで駅の向かいにあるマ〇ドナルドへ。「え、フランスにまで来てマクドナルド?」と思ったそこのあなた!!

フランスのマ〇ドナルドは私たちの救世主なのです。

なぜか?

それはトイレが気軽に使えるから。大抵の場合、トイレはカフェとか食事ができる施設にしかなく、大きなお店や駅にもトイレがないことがしばしばです。だから、カフェでトイレだけを借りたり、それに伴いチップを渡したりするのは勝手がわからない、というとき、マ〇ドナルドは救いの場となります。もちろん何か買うべきなのでしょうけど、トイレだけを使わせてくれることもあります。ちなみにトイレは男女兼用だったり、洗面スペースが男女共用で個室が別々だったりという場所がほとんどでした。

さて、私はここでシェイク(2ユーロくらい)を頼もうとしたのですが、自販機とかでたまにある大きなタッチパネルで注文し、商品を受け取るスタイルでした。一応多言語対応で、日本語もあったと思います。飲み物のカテゴリーじゃなくスイーツのところにあって、しばしの苦闘の末、マシュマロ味を入手しました。日本のシェイクと違い、ストロベリー味がなく、ブルーベリー味とマシュマロ味があって、チョコレート味には生クリームが浮いていました。マシュマロ味は外国のお菓子をほうふつとさせる甘みがありました。

さあ、シェイク片手に、いざヴェルサイユへ!

正面に宮殿が見える通りをまっすぐに進み、ひろーい中庭の先の宮殿右側の入口へ。残念ながら、天気が歩く、雨が降ったりやんだりを繰り返している中、入場を待つことに。開場10分後の入場のはずでしたが、なぜか開場自体が遅れてさらに待たされることに。

しばらくして順番が回ってきて入場。日本語の音声ガイドを受け取り(ありがたいことでした)、ヘラクレスの間などをはじめとする、部屋一面の装飾とギリシャ神話をテーマとする絵画の部屋の数々を、声ガイドを聞きながら通りました。国王は自身を神になぞらえて表現していたのだそうです。
さて王の寝室に来るとそこは宮殿の真ん中です。

そんなに幅があるわけではないですが装飾品と鏡でいっぱいの部屋は迫力がありました。当時鏡は高級品だったそうで、単に装飾や鏡を並べたかったのではなく、その贅沢を顕示する部屋だったのだなと思わせてくれます。
鏡の回廊の次はマリーアントワネットの寝室があります。こちらもまた豪華なものでした。

その後数多の部屋を抜けるとそこは美術館になっていて、ナポレオンの戴冠式などの絵画や、戦闘の間といわれる広間、時代順に展示される絵画の数々、そしてそれらの部屋の裏にある通路にひっそりと、しかしずらりと並ぶ国王や宰相の彫像が見られます。
ナポレオンの戴冠式はルーブルでは改修中だかで見られなかったので、ルーブルのものに続く2作目ですが、見ることができてうれしかったです。

戦闘の間ではフランスの歴史を築いてきた重要な戦いについて説明する絵が並んでいます。

私は、トゥール・ポワティエ間の戦いなど、高校世界史でも出てくる戦いを題材にしたものがいっぱいあって楽しかったです。

もちろんこういった展示も、定番のスポットもすばらしかったのですが、私が一番気に入っているのは鏡の回廊の下、地上階にある、「王女たちの居室」ですね。

おとぎ話でない実際のお姫様の暮らしぶりを垣間見ることができ、部屋もかわいらしいです。一人につき、5つの部屋がセットになっているのですが、それらの部屋が出てくる順番や内装が異なっているのを見るのは面白かったです。上の写真はそれら5つの部屋の一つで大サロンと呼ばれる部屋です。

 

寝室も広くてかわいいのですが、あれベッドはどこ?まさか、真ん中のあれ?写真でもわかるように、ベッドが小さいんです!(ソファーかと思った…。)

この時代の人々は体を伸ばして寝るのは死者の眠り方だと考え、体を丸めて寝ていたそう。だから、ベッドの寝るスペースは現代のシングルベッドの半分くらい。(いや、落ちちゃうでしょ。)これは上では触れませんでしたが王の寝室でも一緒です。だから、本当のキングサイズベッドはだいぶ小さくて天蓋が大きいので上下方向に長いのです。でも、強大な権力と富を持つ人が丸まって寝ているのを想像すると、それはそれでなんだか可愛らしくて可笑しくてつい笑みがこぼれてしまいますね。

これらの部屋の横には小さな書斎のような図書室もあって王女様たちは使用人に読み聞かせてもらわないときは(読み聞かせであること自体が驚きですが)、自分たちで読書を楽しんだそうで、電磁気に関する本など理系の書物も読んでいたと知り、少し親近感がわきました。

こうして一通り宮殿内を見学した後は一旦外に出て腹ごしらえに。

この日の昼ごはんはケバブでした。セットで7~8ユーロくらいとファストフードなだけあってフランスの中では手ごろな値段。量もたっぷりでお肉が入りきらなくてこぼれ落ちていました。

お肉のタイプをまず選んで値段が決まります。ハンバーグ状なのかとか、味付けとか、肉の量とかでいろいろ選択肢があります。ソースも10種類ほどから選べて「samurai」ソースなるものも…。(私はちなみに安定のバーベキューソースをいただきました。)フライドポテトもたっぷりついています。私も含め、よく食べる男子勢はもう一つくらい食べたいなと思いそれぞれに二個目を単品で注文したのですが…。さすがに二個目を食べきるのは大変なようでした。というのもポテトがセットメニューの一部だと思ったら単品にもついてきたのです。私はケバブよりも一回り小さそうなフレンチタコスを頼んだのですがその中にもポテトが…。

まあ、おいしかったんですけどね。ほかにも、肉を生地に包まないメニューもありましたが、私が東京のケバブ屋さんのメニューで好きな、ケバブ丼はありませんでした。

みんなが順番になぜかオートバイの置いてあるトイレをお借りする間、店内にあるテレビを見ながら待っていると、だんだん空が晴れてきて、午後の庭園見学も楽しみになってきました。

そして、そろそろ私の担当する部分も終わりとなりますので、ここからは次の担当者に任せたいと思います。

研修 7日目午後(2019/02/10)

理科I類1年の宮地佑奈です。私は、パリ最終日の研修7日目の午後について書きたいと思います。

この日は一日中かけてヴェルサイユ宮殿を見学しました。午前中に宮殿内を見学し、午後はヴェルサイユ庭園を歩きました。朝は雨が降っていてどんよりとした天気でしたが、午後は晴れ間が見える時もあり、朝とは違った美しいヴェルサイユ宮殿の姿に感動しました。

入り口には朝以上に沢山の人が並んでいました。観光地ということもあって日本人も多く、色々な場所で日本語が聞こえてきました。また、右側の建物は外観が工事中で、綺麗な絵の描かれた板に覆われていました。

宮殿の入り口には入らずに横を通ると、ヴェルサイユ庭園に出ました。先生から「ヴェルサイユ庭園は本当に大きい」と何度も聞いていましたが、予想をはるかに上回る壮大さに驚きました。庭には大小さまざまな噴水や美しい彫像が置いてありました。ルイ14世が宮殿よりも力を入れて造らせたと言われている庭園は、壮大で美しく感激しました。

綺麗な噴水をバックに集合写真を撮ってもらおうと、先生が近くにいた外国の観光客の方に声を掛けたのですが、集合写真なのに私たちが端にいるという不思議な構図の写真が出来上がりました(笑)おそらく噴水も私たちも両方写そうとしてこうなったのだと思いますが…でも、日本で写真を頼んだとしたら絶対に撮れない写真が撮れて良い思い出になりました。

そこから迷路のような森の中に入り、奥へと歩いていくとルイ16世が妻のマリー・アントワネットに贈った離宮である小トリアノン宮殿に着きました。離宮の前に『SUGIMOTO VERSAILLES』と書かれた看板があって、「なぜフランスに杉本?」と疑問だったのですが、小トリアノンで日本人の現代アーティスト杉本博司による個展が開催されていたのです。中にはサルバドール・ダリやフィデル・カストロの絵などが飾ってありました。美しいヴェルサイユをアートの場にするプロジェクトは斬新で、面白さを感じました。

小トリアノンから少し歩き、マリー・アントワネットが愛人と密会していたと言われる愛の殿堂 《Le Temple de l’Amour》という中央にキューピッドの彫刻のある白いドームを訪れました。また、王妃の村里《Le Hameau de la Reine》というイギリス式のお庭と農村のような小集落を訪れました。豪華絢爛なヴェルサイユ宮殿とは違う、質素で可愛らしい建物を見て楽しみました。

愛の殿堂 《Le Temple de l’Amour》
王妃の村里《Le Hameau de la Reine》

庭園内を見て回り入り口の方へ戻ろうとしていると、先生が《l’arc en ciel》と言いました。《arc en ciel》とは、フランス語で虹のことです。この日は午後中、太陽は出ているものの雨が降ったり止んだりを繰り返していたので、雨上がりに虹がかかったようです。庭園を歩くのに雨が降っているのは嫌だなと思っていましたが、綺麗な虹が見られてすこし幸せな気持ちになることができました。

広大な庭を雨の中歩いてとても疲れましたが、フランスの人々に長い間愛されているヴェルサイユ宮殿を楽しむことが出来て充実した一日でした。

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以上、研修5日目から7日目までの報告でした。第3回はこちらをご覧ください。

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2019年03月11日
2018年度TLP春季フランス研修(2019年2月)@パリ-リヨン(1/3)

去る2月4日から14日にかけて、フランスのパリとリヨンで2018年度TLP春季フランス研修が行われました。その模様を3回に分けて学生のレポートでお伝えします。

研修 1日目(2019/02/04)

こんにちは、文科一類の渡邉花音です。今回の研修のブログの初日を担当させていただきます。

この日はついに出発の日!

朝は早かったですが全員無事に成田に着きチェックインを済ませ、10:40 の飛行機に乗りました。飛行機の中ではそれぞれが思い思いに時間を過ごしていました。4本や5本もの映画を鑑賞していた人もいれば、音楽を聞いたり、テトリスをやったりしている人もいました。私は翌日の ANSES という、日本でいうと環境庁と厚生労働省が一緒になったような省庁でのプレゼンのための原稿を少し見返し、ボヘミアンラプソディーを観た以外は日頃の睡眠不足を解消すべく、たっぷり寝ました。

そしてエールフランスの機内食がとても美味しかったです。お昼ご飯には牛肉のデミグラスソース煮込み、チーズ、そしてパリ・ブレストというシュークリームのようなお菓子を食べました。夜ご飯にはクリームソースのペンネパスタとパッションフルーツのムースが出てきました。また、食後の飲み物にホットチョコレートが出てきたのがヨーロッパらしかったです。キャビンアテンダントの方にフランス語で食事や飲み物を頼むなどして、飛行機の中から実践的にフランス語を使うことができて嬉しかったです。

そして、フランス時間の15時過ぎにシャルルドゴール空港に着きました。入国審査がかなり緩めで驚きましたが 「Paris vous aime」 の看板に迎えられ、フランスに来たんだな、と実感しました。

そこから、宿泊先の FIAP という施設に向かうために RER という電車の切符を買いました。買い方がよく分からず少し緊張しながら購入しました。そして電車へ。フランスの電車は日本と違い、手動でドアを開けなくてはいけなかった点が驚きでした。そこから40分ほど電車に乗り、田園風景から石造りの建物が多く見られるようになった辺りで電車を降りました。小雨が降っていて天気は曇りでしたが、少し霧がかかった街並みが厳かな雰囲気を醸し出していてとても素敵でした。10分ほど歩いたところで FIAP に到着しました。とてもカラフルな内装で可愛らしい感じのところです。施設の説明を聞き終えたあとで、近くのスーパーに全員で行きました。日本では見たことのないお菓子や食材が売っていて見ているだけで楽しかったです。その後 FIAP に戻り、夕食を取りました。私は、フランス料理の定番の steak-frites とチーズとエクレアを選びました。とにかくポテトの量が多くて食べきれませんでしたが、ステーキは美味しかったです。

時差ボケと旅疲れもあり、この日は早々にお風呂に入り次の日に備えて9時半頃には寝ました。

私たちの具体的な研修内容については明日のブログからよりたくさん見られると思うのでどうぞお楽しみに!

研修 2日目(2019/02/05)

Bonjour !  2月5日、研修2日目の様子は染谷がお伝えします!

研修二日目の日程は、

・ENS( École Normale Supérieure )を訪れる。
・昼食
・ANSES(Agence nationale de sécurité sanitaire de l’alimentation, de l’environnement et du travail)を訪れ、TLP学生によるプレゼンを行う。
・凱旋門を訪れる。

になります。

それでは、1日の流れを詳しくお伝えしていきます!

まずは、8:30にホテルのロビーで集合し、徒歩にてENSに向かいました。徒歩と聞いて、僕は15分ぐらいかなと思っていたのですが、(記憶が正しければ)40分ほどかかってやっとENSに到着しました。普段あまり歩き慣れていないので、少し疲れました。研修中毎日これ以上歩くことになるとは、この時はつゆ知らなかったわけですが、毎日長い距離を歩いてフランスの街を見て回ったのは、今では良い思い出です。

ちょっと話が逸れましたが、ENSでは、世界の様々なライブラリにある、電子化された芸術や言語テキストなどのデータベースを研究者が共有し、それを共に研究していくための方法を模索していくワークショップにお邪魔して、このテーマに関する二つの英語でのプレゼンを聞きました。規模は大きくはなかったものの、実際の技術者(研究者)のプレゼンを聞く機会は今まであまりなかったので、非常に面白かったです。

ENSへの訪問が終わった後は、またフランスの街を散策しながら昼食を食べるお店まで向かったのてすが、道中でちょっときになるものに出会いました。

それは、ポストです。ああ、あの赤いやつがどうしたのか、と思ったそこのあなた!違います!フランスでは、ポストや郵便局は黄色なのです。理由については諸説ありますが、神聖ローマ帝国皇帝のマクシミリアム1世が現在の郵便のシステムを作らせた際に、彼の出身であるハプスブルク家の家紋の基調である黄色と黒をポストにも適用したのが始まりとも言われています。何気なく街を歩くだけで、日本との違いやフランスの歴史について学べることが非常に興味深かったです。

さて、そうこうしているうちに昼食を食べるお店に着きました。大通りの一角にある Au petit caporal というお店です。フランスの bistrot で注文するのは、もちろん初めてでしたので少し緊張もありましたが、僕は paleron(肩,腕肉)をじっくり煮込んだpaleron du bœuf という料理をいただきました。

昼食後はANSESへと移動し、ANSESの活動内容の紹介をしていただいたり、衣類や服に付着する化学物質の有害性についてのプレゼンをしていただきました。

またその後には、我々TLPの学生のうち3人が、日本における衣類繊維によるアレルギーについてのプレゼンをさせていただきました。

さて、ANSESへの訪問を終えた一行は凱旋門へと向かいました。通常は凱旋門の直下に行くのには料金がかかるのですが、この日はストライキにより従業員がいなかったために、無料で凱旋門直下まで行くことができました!無料で入れたことも幸運でしたが、実際にストライキが起きていることを体感できたので面白かったです。

その後は凱旋門方面から、日が落ちた後のシャンゼリゼ通りを歩いて通り抜けた後 métro (地下鉄)で宿舎へと戻りました。この夜のシャンゼリゼ通りは非常に美しく、またパリに来たことを実感させてくれるものでした!!

以上、研修2日目の様子をお伝えさせていただきました。最後までお付き合いいただきありがとうございました!

3日目以降のブログもぜひお楽しみください!

Au revoir !

研修 3日目(2019/02/06)

こんにちは、2月6日のブログ担当の文科三類1年、伊沢夏子です。

朝はまず、サクレ・クール寺院に行きました。寺院はモンマルトルの丘の上にあるので、急な階段を登らなければならず大変でした。登りきった後は息切れ気味で日頃の運動不足を実感しました…

あいにく天気が曇りだったので、あまり遠くまでは見られませんでしたが、晴れた日にはパリの街が遠くまで見渡せるそうです。また、寺院の前のフェンスには南京錠がたくさんかかっていました。これはもともと恋人どうしが永遠の愛を誓ってセーヌ川の橋にかけていたものの影響をうけています。あまりに多くの人が橋に南京錠をかけたため問題になり、現在では禁止されているため、代わりにサクレ・クール寺院の前にかける恋人たちがいるそうです。寺院の中は撮影禁止なので写真はありませんが、ステンドグラスがとてもきれいで荘厳な様子でした。寺院を見学した後は周辺を散策しながら昼食のレストランに向かいました。

お昼はモロッコ料理のクスクスやタジンを食べました。フランス人にとってのクスクスやタジンは日本人にとってのカレーのようなもので、モロッコ料理は広く親しまれているそうです。一緒にミントティーもいただきました。お店の方が高い位置からお茶をカップに注ぐ様子が特徴的です。日本のお茶のイメージとはちがい、甘くて不思議な味でした。

午後は Sciences Po を訪問しました。Sciences Po は社会科学系の学校ですが、建物に入るのに荷物チェックがあり、少し驚きました。Sciences Po だけでなく、フランスは日本と比べて全体的にセキュリティーが厳しい印象をうけました。

Sciences Po には素敵な中庭があり、そこで集合写真をとりました。

その後、向かいに建っている図書館を見学しました。図書館の地下では、貸し出し申請をうけた本がどのように運ばれるか見せていただきました。普段見ることがない図書館の裏側を見られて興味深かったです。その後、学生たちが自習に使う部屋などを見学しました。たくさんの真剣な様子の学生たちがいて、緊張感のある空間でした。ここで偶然日本人の留学生の方と遭遇しました。

図書館を見学して建物を出ると、不思議なことに図書館の入り口の向かいに出ました。実は図書館は地下で他の建物と繋がっていて、地下を見学している間に最初に入った建物の向かいの建物に移動していたようです。

図書館見学の後は室内で Sciences Po の方から Sciences Po での学習の特徴やパリでの暮らしについてうかがいました。先ほど図書館でお会いした日本人留学生の方お2人も飛び入り参加で興味深いお話がきけました。Sciences Po の教育の大きな特徴の一つに言語教育に力を入れている点があるそうです。フランス語はもちろん、他にも学べる種類が多く、質も高い授業が行われている上、世界各国から学生が集まっているので会話の練習相手にも困らないそう。練習相手を見つけてくれるサービスもあるそうです。そのため、フランス語に自信がない人もそれを理由に Sciences Po で学ぶことを諦めず、挑戦してほしいということでした。私もTLPの授業をとるか決めるときに、大変そうだとか、自分にできるだろうかとか、色々な不安がありましたが、機会が与えられたのだから挑戦してみようと思い、TLPの受講を決めました。確かに少し大変でしたが、今では TLP をとって本当によかったと思っています。

Sciences Po のあとは Fnac という本屋に行きました。Fnac では本の他にも家電や調理器具、CD なども売っていました。私はここで絵本を購入しました。かわいい絵と心あたたまるストーリーが購入の決め手です。

1日の終わりににハプニングが発生しました。

Fnac での集合時間を過ぎても1人現れない学生が!30分以上経っても現れません。これは心配です。本屋の方に頼んで館内放送をかけてみますが見つかりません…

結局、集合についての情報が伝わっていなかったらしく、1人で先に帰っていたことが判明。彼とは宿で再会できました!

たくさん歩いて疲れきってしまい、宿に帰って夕食を済ませた後、すぐに寝てしまいました。長い1日でした。

研修 4日目(2019/02/07)

文科三類の甲斐豊です。

研修4日目の7日は以下のような1日でした。

午前:パリ・ディドロ大学で発表・学生との交流
午後:ENSで発表、オルセー美術館見学

パリ・ディドロ大学では日本語を学んでいる現地の学生の発表と、こちらの2つ目のグループの発表があり、その後は自由な交流の時間が設けられました。Science Po では英語での交流が中心だったのでフランスに来て初めて同世代とフランス語で会話ができ、非常に楽しい時間となりました。個人的には「横浜の人間は自分たちを特別だと思っているから『神奈川出身です』って言わないんだ」という内容をフランス語で言い、それが現地の学生にもウケたのが思い出深いです。

午後は二度目となる ENS を訪れ、現地の大学院生の前で3つ目のグループの発表を行いました。ここでは現地学生が日本語を学んでいるわけではなかったこと、そしてこちらの発表を現地学生の専門に合わせていたことから質疑応答では鋭すぎる質問が飛び出し、発表しているグループは大変そうでした。

この発表が終わった後は徒歩でオルセー美術館を目指しました。ここで公共交通機関を使わなかったことにより、結果的に夜 FIAP に帰る際にとてつもない疲労が襲って来たのですが、この道中にも様々な体験ができたので幾つか紹介しようと思います。

まず下の写真ですが、この標識は1910年1月の大洪水での最大の水位を示したものだそうです。写真だと少しわかりにくいですが、膝の高さ以上はあったように記憶しています。古くから洪水に悩まされたパリの歴史を感じることができました。

オルセー美術館まではセーヌ川沿いを散歩しました。対岸にはルーヴル美術館も見えていました。この日は珍しく綺麗に晴れていたため空が綺麗ないい写真がたくさん撮れました。

さて、オルセー美術館です。まずは入り口のところにある6体の銅像の前で男子5人+アルベリック でポーズを決めて写真撮影。この銅像一体一体はそれぞれ大陸を表しているのだそうです。左からヨーロッパ・アジア・アフリカ・北アメリカ・南アメリカ・オーストラリア。

肝心の美術館の展示ですが、受験の際も世界史の美術史はかじる程度しか勉強しなかった僕でも見たことがあるくらい有名な絵が揃っていて、非常に面白かったです。幾つか紹介していこうと思います。

左からミレーの「落穂拾い」、マネの「笛を吹く少年」、ルノワールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」。皆さんも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

また、オルセーは建物も魅力的。地上階と1階(日本で言う2階)の吹き抜けスペースは広々としていて美術館というより博物館の雰囲気が出ていて歩いているだけでも楽しめました。元々は駅舎として建てられたオルセーは外観も綺麗です。

オルセーといえば大時計から見える夜景も有名なのですが、こちらは写真では綺麗さがうまく伝わらないので載せません。機会があれば是非足を運んで自分の目で確かめて見てください。

以上、研修4日目についてお伝えしました。

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ここまで、初日から4日目までの報告でした。次回第2回もどうぞお楽しみに!

【追記】第2回を公開しました。こちらをご覧ください。

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2019年03月10日
2018年度TLP夏季フランス研修(2018年9月)@アンジェ(3/3)

2018年度TLP夏季フランス研修報告の最終回、第3回です。8日目から最終日までの模様を学生のレポートでお伝えします。

研修 8日目(2018/09/11)

本日の担当は教養学部2年の倉島さらです。私の名前はSaraと綴るのですが、ホストマザーがメールでも手紙でもSarahと綴り、一度訂正しても h を取ってもらえなかったので、最近自分でも Sarah と書くようになってきた今日この頃です。

フランス滞在も残すところあと僅かとなり、授業も一つの大きな評価基準であるプレゼンを週末に控える形で火曜日を迎えました。すでに前半1週間の記事をお読みになった皆さんはご存知かもしれませんが、私たちは今大学でフランス語の語学の授業、会話表現の授業、そしてフランスの地誌の授業を受けています。

語学では、クラスメートとともに、自転車についての新聞記事にもとづいたプレゼン準備をしています。グループは、カナダ出身の方やボリビア出身の方を含めた4人組で、和気藹々と準備を進めました。欧州で自転車が流行していることに関してエッセーや歴史的背景がまとめられている記事を真剣に読みつつも、お互いの国内での状況を紹介し合うなど、フランス語での雑談も盛り上がってしまいました。また、会話の授業では、不平等に関するディスカッションを行いました。もし男女のジェンダーが入れ替わったら、という設定で即興の寸劇を考え、3、4人のグループで発表を行いました。日本でも近年ジェンダーギャップが問題視されていますが、他の国でもやはり男女間の待遇の違いは大きな問題として取り上げられ、改善が求められていることを肌で感じることができました。

平日で、放課後とくに予定もない日でしたので、私はルームメイトと一緒にホストファミリーの家へと帰りました。私は大学からバスで15分ほどの地区に住んでいるのですが、ルームメイトと英語やフランス語で喋りながらバスに乗るのが大好きになりました。彼女はとても親切で、私が英語を苦手にしていることを知るとフランス語で話しかけてくれるようになりました。アンジェの古風な町並みを眺めながらバスに揺られていると、本当にフランスで暮らしたくなってしまいます。

帰宅すると、ホストマザーは本を読んでいるところでした。彼女は一人暮らしで、もう20年ほど大学への語学留学生を受け入れてきた大ベテランだそうです。料理が得意で愛嬌たっぷりのホストマザーのもと、ここ一週間本当に楽しく暮らしています。

夕食の食卓。ふだんから、前菜→メインディッシュ→デザートの順でテーブルに並べていました。

楽しい生活ではあるのですが、トラブルが全くないわけではありません。ある日、私が帰宅するとホストマザーとルームメイトが何やら険悪な雰囲気。何事かとおもい事情を聞いてみると、なんと「ルームメイトの部屋で本から虫が湧いた」とのこと。ほんとうなら、隣の部屋に住んでいる私にとっても大事件です。ルームメイトは、そんなはずはないと言って譲りません。間で困り果ててしまった私は、虫がついていたという本を開いてみました。そこには飴の欠片がちらほら…。どうやら、夜にお菓子を食べながら読んでいて寝落ちしてしまったところに、偶然部屋に侵入していたアリがたかっていたようです。事情が判明し、本とお菓子さえ片せば虫が出続けることもなさそうとわかると3人で和解することができました。ささいな事件ですが、フランス語でけんかになったらどうしよう!とヒヤリとした一幕でした。

自室をぱしゃり。窓の外は細い通りで、近所に住んでいるらしい人や猫が時折通って行きます。

さて、もうすぐ私たちの滞在も終盤へさしかかっています。残りわずかなアンジェでの学生生活・ホームステイを精一杯満喫して、帰国しようと思います。

研修 9日目(2018/09/12)

こんにちは。9月12日のブログを担当します、文科三類2年の山西みな美です。

今日の分は、主に大学での1日の流れや、それぞれの授業の特徴について話していきたいと思います。

【朝】

私のホームステイ先の家から大学までは歩いて25分ほどの距離があり、バスを使うこともできたのですが、天気がとても良く毎朝歩くのがとても気持ちよかったので普段は歩いて通っていました。街の中心に遊びに行った後は、距離があるのでバス(irigoという会社のバス)を使って帰っていました。

ホームステイ先の部屋の窓からの景色。滞在期間中ほとんど快晴でした。

【1時間目:LANGUE】

今日はいきなり2時間のLANGUEの授業から開始。

前半は、文法(過去形の性数一致問題)を各自で解き、班ごとに答え合わせをした後に先生からの解説を聞くという形で進みましたが、文法問題はひねったものが多く結構難しかった覚えがあります。

後半は、とある映画の予告( « Qu’est-ce qu’on a fait au bon dieu? »という、少しコミカルな映画です)を観たのち、映画のテーマでもある「ステレオタイプ」について先生からレクチャーがありました。人種や宗教の違いから生じるステレオタイプについての話は、様々な人種・宗教の人が集まるフランスならではのテーマだなと感じました。

また、最後にはLe Cinéma, Le Film, Le Parole du chansonのうちから一つ題材を各グループで選び、それについて話し合うというアクティビティがありましたが、あまり時間はなかったので私の班は最初の段落についてだけ話し合って終わりました。

【2時間目:CIVILISATION】

続いてはCIVILISATIONの授業。

この授業はフランスの地理的環境から始まり、フランスについて全般的に学べる授業ですが、今回はフランスの行政機関の仕組みについて学びました。

【昼】

お昼は La cantine(食堂)で食事。

フランスらしく、Entrée→Plat→Dessert という順番通りに出てきます。座る場所については、Moniteur(Expression Ecrite の授業を担当してくれている学生)が必ず分散してテーブルに座るよう決まっていますが、それ以外は自由でした。

大学の建物入り口

【3時間目:LANGUE】

昼食後は再びLANGUEの授業。

明日各グループが選んだ記事についてのプレゼンがある関係で、今日はその準備のために発表グループに分かれて座りました。私のグループは « Pourquoi sommes-nous fatigués? »という大きい見出しの記事を選び(Japon, Espagne, Cambodge, L’horaire d’étéについての4つの記事を含む)、そのうち私は「日本人の睡眠不足」についての記事を担当しました。

「一回通しでプレゼンをやってみよう」という提案が上がったため、その場でグループ内だけでプレゼンし合ったのですが、私の班はみな流暢なフランス語を話せる人たちばかりだったためプレゼンの運び方や話す内容について学べることが多く、とても刺激を受けました。

【4時間目:EXPRESSION ORALE】

最後はEXPRESSION ORALEの授業。

普段はグループA,Bに分かれていますが、 今日はグループに分かれずに「男女の役割が逆転した社会」というテーマについて、みんなでフランス語で歌を作るというアクティビティをしました(セメスター末に、他のクラスの人たちの前で歌うとのことです)。

歌の題材は、投票の結果、かの有名な『シャンゼリーゼ』に決定。私の班はサビの部分の歌詞づくりを担当したためまだ短い方でしたが、ほかの班の担当部分は長く大変だったのに加え、綺麗なライムを作るのにも苦戦していたように思えます。全ての歌詞が完成したのち、最後に動画を取りながらみんなで歌ってみましたが、2時間で仕上げた割には意外ときちんと作れていました。

『シャンゼリーゼ』の歌をもとにみんなで作った歌詞(まだ未完成の状態)。

【CIDEFでの授業について】

ここCIDEFでの授業は大きく3つに分かれています。ちなみに私のクラスのレベルはB2相当のクラス6だったので、フランス語がペラペラな人が多くついていくのが大変でした。

  • LANGUE

今回の研修の中でも時間的にも内容的にも最も重い授業だったかと思います。基本的には、与えられた文献や映像をもとに班でディスカッションをしていましたが、たまに Compréhension Écrite, Expression Écrite なども行い、先生からの添削や指導を受けました。先ほどもお話ししたように、読んだ記事についてのプレゼンをすることもあったので、授業内容としては「資料を読んでそれについての自分の考えを述べる」ことがメインだったのかと思います。

それに加え、文法問題をその場で解いて直後に先生からの解説を受けることもありました。文法の知識が少し抜けていた私にとってはとても有難かったです。

  • EXPRESSION ORALE

La famille, L’inégalité などのテーマについての質問が配られ、それについて一対一やグループで自分の意見を述べ合うことが多かったです。

ほかの授業との違いは、とにかく話すことがメインであったことと、CIDEF所属の学生(教職志望)が指導する形の授業であったことかと思います。

  • CIVILISATION

先ほども少し触れましたが、フランス語を学ぶ上で重要となってくる基礎知識(フランスの文化・歴史・地理環境など)について学ぶ授業です。

この授業は基本受け身姿勢で先生のレクチャーを聞く形でしたが、質問をする人も多く世界史や地理で習った知識が出てきたりして面白かったです。

研修 10日目(2018/09/13)

こんにちは。理科一類二年の大宅由倫です。

今日もNさん(ホームステイ先の女性)と二人で、バターやジャムを塗ったバゲットと紅茶とお水という朝食を食べました。食事中に昨日の大学での話と今日の予定の確認をしました。私が course(授業)の ou がうまく発音できないため、毎日同じ発音が出て来るたびにNさんが私の発音特訓をしてくださっていますが、今日は初めて2回の言い直しで ok が出ました。Nさんに上達していると褒められてとても嬉しかったです。

大学では1〜5限目まで授業を受けました。1限目の語学の授業では、 « 1 toit pour 2 générations »という実家から通えない大学生が年配の方の家に居候するのを仲介する団体について扱いました。TLPの授業で扱ったことのある話題だったため、授業内容の理解が容易でした。2、3時間目は特別プロジェクトとして、クラスのみんなで替え歌作りをしました。多数決で曲は Luane の Avenir、題材は、9月に授業で扱ったものという条件の元、collocation(同居)に決まりました。前日の授業で、「同居ならではの問題による同居人同士の言い争い」をテーマに寸劇をしたことから、同居での不満を漏らす歌を作ることに決め、4つの班に分かれて歌詞を作成しました。各行の最後で韻を踏むのが思いの外難しく、また母音の数を数えるのも難しく班の皆で頭を悩ませました。最終的には面白い曲が出来、クラスの皆で歌いました。

午後の授業も受けた後、アンジェ城に行きました。アンジェ城には一度土曜日に行っていましたが、周りきれなかった部分があり1人での再訪でした。前回周れなかったのはかつて町から来る人が使っていた門を含む建物で、階段を使って中を一周できるようになっていました。平日ということで中にはほぼ誰も居らず暗い上、一時期牢屋としても使われていたと看板に書かれていたので、少々びくつきながら一周しました。壁に矢や銃で敵を迎え撃つための穴が多く空いていましたが、穴の大きさや形からそれぞれ何用の穴だったのかを考えるのが面白かったです。また、落とす格子が外されていた第二落とし格子用の穴を下から覗いたり、溝の様子を詳しく見て構造に思考を巡らせるなどでき、とても楽しかったです。その後、もう一度内部を一周して第二落としゲート用の穴を上から見た後、お土産コーナーでアンジェ城が描かれた0ユーロ札を記念に購入しました。

アンジェ城を出た後、中心街にあるスーパーマーケットの Monoprix で私がずっと探していた Carambar の徳用パックがあるのを確認してから、帰路につきました。18時ごろに家に着き、宿題をしてNさんと早めの夕飯を食べました。今夜はモニターさん主催の親睦会に行くので時間がなく、通常より少なめでした。集合時間は20時30分でしたが、まだ日が暮れておらず明るかったので1人で大学まで歩きました。私が到着した時には正門前のベンチに3人のモニターさんと2人の学生がいました。10分以上待っても他の学生が来なかったため、みんなで Héron Carré まで歩いて行きました。暗くなってからの一人歩きは推奨されていなかったため、初めて見たライトアップされたアンジェ城は、昼間よりもスレートの黒と石灰石の白とのコントラストがはっきりとして美しかったです。

Héron Carré は guinguette(食事もでき飲み物だけ飲んでもいいバーとレストランの中間のようなお店)だと聞いていましたが、形式がとてもフランクで屋台風の建物が1つとその周りにソファ、ベンチやパイプ椅子と机が配置されていました。屋外ながら皆思い思いに寛いでいて、壁も天井もない大きなリビングのようでした。私がモニターのお姉さんにお勧めされて飲んだSirop de grenadine(ざくろのシロップの水割り)は甘くてとても美味しかったです。最終的にモニターさんと生徒を合わせて12人になった私たちは、モニターさんが持って来てくれたカードを使ってカードゲームをしたり、日本の指スマに似たゲームをしたりしました。話したことのない生徒がほとんどでしたが、一緒にゲームをすることで打ち解けてとても楽しい soirée でした。私は翌日授業内で3つテストがあるため、お開きになるより前にNさんに迎えに来てもらって一緒に帰りました。帰りながら今日あったことについて色々な話をしました。

Nさん曰く、Héron Carré は一度失業してしまった人たちを雇うことで再度就職する足がかりとなって手助けをしているお店でもあるそうです。お城も初めての guinguette も堪能できて、とても充実した一日でした。

研修 11日目(2018/09/14)

こんにちは!理科一類2年の堀井雄太です。

残すところあと2日、CIDEFの授業日としては最終日になります。

授業自体は、僕たちにとって最終日だからといって特別変わったことはなく、会話や文法を学びました。違うのは、成績が返ってきてしまったことくらい(笑)。僕はオーラルについては最高の評価を受けましたが、読解・筆記に関しては先生曰く「君にこのテストは難しすぎたかな?」。難しすぎたどころではないというのが本音でしたが、ほかのメンバーはなかなかよろしい点数を取っていたみたいで、共感は得られそうにありません。

さて、どの授業も中身はいつも通りでしたが、先生たちは最後にはお別れを言ってくれました。一緒に勉強できてよかった、また来てね、と。その後は、ひたすらにクラスメートと別れを惜しみました。短い間でしたが、その分濃密な関係を築けたように思います。全員フランス語力の強化を目指していて、誰も母国語としてフランス語を学んではいない。珍しい巡り会わせでした。この中で再会できる友達は多くはないと思いますが、何かの縁で話す機会があったら、使い古した教科書の最初のページのように挨拶するでしょう。

”Bonjour! Comment allez-vous?”

大学の入り口。曰く『大臣の就任式』

放課後は、お土産を買う最後のチャンスということで、僕たちは三々五々街へと繰り出していきました。僕はこの時アンジェ名物の青チョコレートを買いました。見た目は水色ですが味はホワイトチョコに近く、中に固いキャラメルが入っているものです。味はとても甘く、1粒で十分満足感が得られるチョコでした。合わせて、オレンジ味のマカロンも買いました。これはCIDEFに他の大学から来ていた日本人の子にお勧めされたもので、試食を齧るやいなや購入を決断するほどに美味でした。アンジェはこの他にも安くておいしいお菓子やパンが多く、食べることが好きな学生にはたまらない街だと思います。

夜はホストファミリーのもとへ帰り、最後のひと時を過ごしました。初めは早すぎてついていけなかったホストマザーのお話もかなり聞き取れるようになっていて、こちらからも日本や日本語に関する面白い豆知識を提供できました。アメリカ人のルームメイトともようやく話が弾むようになってきたところだったので、早すぎる別れがとても惜しかったです。

この日の夜は、最終日の朝にもう一押し買い物ができるかもしれないと思い、早めに床につきました。

研修 12日目(2018/09/15-16)

再び研修ブログを担当させていただきます岡俊輔です。

いよいよ最終日となりました。ようやく街にもクラスにも慣れてきたところでの帰国なので、もっと長くいたい!と思ってしまいます。大学の授業のカリキュラムも9月の終わりまで組まれているので最後まで授業を受けれないのも少し心残りがあります。

土曜日の午前中は自由であったので、ホストファミリーと一緒に過ごすことにしました。今までホストマザーと二人でしたが、息子さんがベルギーから帰ってきて3人になり、また雰囲気が変わりました。フランス人同士の会話はこんなに早いのか…と思うほどのスピードで話していて、ホストマザーと息子さんとの会話は正直聞き取れた数語を基に内容をとらえていました(笑)。

庭のブドウがそろそろ収穫できると言っていたので、最後のお手伝いとしてブドウの収穫をしました。ブドウの房を身が落ちないように丁寧に一つ一つはさみで切り取っていくのですが、時折きれいな実があると「食べな!」と言われ二人ともつまみ食いをしながら作業を進めました。春の嵐で木が倒れてしまったこともあり、去年と比べたら食べられる実が少ないと言っていましたが、ボウル2つを満杯にする程度(3㎏くらい?)のブドウを収穫しました。このブドウはそのまま食べたりタルトに入れたりするそうです。

お昼前に集合場所の駅へと向かい、他のメンバーも集まったところで写真を撮りました。ホストマザーは列車の出発時間まで一緒に待ってくれ、自分たちがホームへ移動するときに

「また会うことを期待して、A bientôt !」と言ってくれました。

TGV に乗り、CDG 空港まで移動しました。個人的に行きの TGV は夕方の便だったことや車内が静かだったこと、この先どのようなことがあるのか知らなかったために周りも少し雰囲気が暗めだった印象があったのですが、帰りの TGV は逆に少しにぎやかでものすごく明るく感じました。お昼を食べて話している間にあっという間に空港に着いてしまいました。

空港ではかなりの自由時間がありそれぞれみんな最後のショッピングをしていました。(ユーロをなんとかして使い切ろうとしている人も…)また空港の制限区域へ入ってからも時間がかなりあったので全員で空港内のお店で出発前の夜ご飯を食べました。空港内ということで少し値段は高めでしたが、オーガニックのお店で食べ物・飲み物ともに美味しかったです。

そして飛行機に搭乗して日本への11時間のフライトが始まりました。行きとは違いほとんどの人がバラバラに座っていたのでそれぞれみんな何をしていたのか知らないのですが、きっと自分と同じように映画見て寝た人が多いでしょう。

この研修を経てフランス語をしっかりと学べたことはもちろん、海外の学生と一緒に学んだこと、ホストファミリーと共に時間を過ごし、フランスの雰囲気・文化について体験できたことは自分にとってとても貴重な経験になったと考えています。そしてもっとフランスを知りたい!と思うようになりました。このブログ文を打つ傍ら、次のフランスへの旅について調べています。自力でフランスを探検できるようになるためにも、フランス語の勉強は後期課程に入ってからも続けていくつもりです。

この研修を企画・引率・サポートして下さった先生方、CGCSの方々ありがとうございました。

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以上、8日目から最終日までの報告でした。

このあと去る2月に行われた春季研修の報告もお届けします。どうぞご期待ください!

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2019年03月09日
2018年度TLP夏季フランス研修(2018年9月)@アンジェ(2/3)

少々間があいてしまいましたが、2018年度TLP夏季フランス研修報告の第2回です。4日目から7日目までの模様を学生のレポートでお伝えします(第1回はこちらをご覧ください)。

研修 4日目(2018/09/07)

こんにちは、理科二類二年の村上日奈です。研修報告9月7日分を担当いたします。

大学で授業を受けるのも3日目となり、あらゆることにかなり慣れてきました。

大学での授業は毎日9時に始まります。ホームステイ先からトラムと呼ばれる路面電車に乗って大学に通う生徒も多いのですが、私は25分ほどかけて毎朝歩いて通っています。同じアパートにホームステイするジャマイカ人の女の子といろいろなおしゃべりをしながら(大体フランス語…時々英語に逃げます笑)、公園や植物園の中を歩いて行く楽しい時間です。

この日は朝から Langue の授業を2時間、Expression orale の時間の後に、お昼休憩を挟んで、Langue をさらに2時間、最後に Civilisation の時間というスケジュールでした。休憩時間もあまり長くなく、もちろん授業は全部フランス語なので相当疲れますが、授業で得るものが本当に多いです。

中でも自分に足りないものを最も強く認識できるのは Expression orale の授業です。この授業は、最初にあるテーマが与えられてそれについて生徒同士で議論する、という形をとるのですが、そのテーマが la famille(家族)、les réseaux sociaux(SNS)など、抽象的なものばかりなのです。そのため、フランス語で何か言うのが難しいのではなく、そもそも何か言うのが難しい、という感じです。あなたにとって家族とは何か?と聞かれて、すらすらと答えられない(もちろん、程度は人によりますが)。これは教育レベルがどうというよりも、日本ではこのような話題について生徒同士なり家族なりで語り合う文化があまりないからだと思います。ホストマザーにこの話をしたところ、フランスでは家族内でいろいろなことについて話をする、もちろん意見が合わないこともあるけれど、議論をするのが好き、とのことでした。このような文化の違いに触れるのもこの研修の目的の一つなので、クラス内の沢山の生徒と話をしようと思います。

この日のメインは Excursion〔遠足〕、Le Puy du Fou です。夜に大学を出発するスケジュールだったので、その前に夜ご飯として、TLPの生徒10人ほどでケバブを食べに行きました。大学の近くにあるお店です。私は日本でケバブを食べたことがなかったので比較はできませんが、とてもおいしかったです!

さて、Le Puy du Fou について書きます。これは競馬場と池のようなところにプロジェクションマッピングで映像を映し、それに合わせて人や馬が舞台を作り出すという屋外でのパフォーマンスです。フランス語で語られるストーリーに沿って舞台が進んでいきます。ある一家のお話です。その一家では、男の子が皆に Jacques と名付けられていて、その訳を小さな男の子(le petit Jacques)が問うところから物語が始まり、彼の先祖たちの戦の歴史が語られていきます。時代を遡って戦争の様子が再現され、現代に戻ってきて終わります。

大砲の音や花火による戦争の表現は本当に凄いの一言でした。ホストマザーも以前行ったことがあるそうで褒めちぎっていましたし、周りのフランス人も圧倒されている様子でした。音楽も素晴らしく、私は現地で販売されていたCDを購入しました。

パフォーマンスが終わってバスで大学へ戻ると真夜中2時!皆疲れ果てて帰路につきました。ですが本当に充実した一日でした!

研修 5日目(2018/09/08)

皆さん、こんにちは。9月8日のブログを担当します、増田桃佳です。

今日は土曜日で、それぞれが思い思いの時間を過ごしました。午前中はホストファミリーとマルシェ(市場)で買い物をする人が多かったものの、私は昨晩のLe Puy du Fouの疲れが取れず、恥ずかしながら午前11時過ぎまで寝ていました。そのため、私の一日は昼食から始まりました。昼食はホームステイ先の中国から来たルームメイトと外食しました。家から学校へ行く途中にあるレストランでガレットとクレープを食べ、ルームメイトはエスプレッソ、私はオランジーナを飲みました。フランスのオランジーナは日本のものよりオレンジの果肉が多く、炭酸が強いと感じました。

空腹を満たした後は二人で街に繰り出しました。雑貨屋や洋服屋など様々な店を覗きつつ、まずはケーキ屋でデザートのケーキを食べました。ケーキの名前は忘れてしまいましたが、クッキー生地の上にフルーツのムースが乗っている可愛いケーキでした。お店の外のテーブルでケーキを食べていると、何人もの人から「美味しそうだね!」と声をかけられました。アンジェには気さくな人が多いようです。

ケーキを食べたら次はアンジェ城へと向かいました。13世紀に建設されたお城で、地域の歴史を感じ取ることが出来ました。アンジェの街並みを一望することも出来、偶然遭遇したTLPのメンバー数人を交え、たくさん写真をとりました。また、今週末は Les Accroche-cœurs というお祭りが行われており、ショーや屋台で街が賑わっていました。私はマジックショーやバンドの生演奏などを楽しみました。

さて、時刻は17時。まだまだお祭りが続く中、ルームメイトと私はホームステイ先へと帰りました。というのも、今晩はホストマザー・ホストファザーのお孫さんの誕生日会。私達も招待して頂いたのです。お孫さんが住んでいるのはアンジェから車で1時間程の田舎町。車に乗っている間、ホストマザーとホストファザーは車窓から見える様々なものを説明して下さいました。乳牛、リンゴ農園、親指を立て佇んでいるヒッチハイカーの男女…。東京での生活では見ることのない風景でした。

お孫さんが住む家に到着すると、パーティの参加者の多さに驚きました。なんと、総勢20名。しかもルームメイトと私以外全員が親戚で、中には遠い親戚の方もいました。ホストファザーによるとこれほどの人数で誕生日会を開く家は珍しいそうで、親戚同士とても仲が良さそうでした。あまりの人の多さに圧倒されながらも、私はまず参加者全員とビズ(挨拶のキスのようなもの)を交わし、お喋りを楽しみました。このお喋りが今日一番の難関でした。フランス人同士が早口で喋っていると、何を言っているのか全くわかりませんでした。それでいて、時々急に話を振られ、とても大変でした。これからもフランス語の勉強を続け、いつかは普通のスピードの会話が聞き取れるようになりたいものです。

このパーティで最も楽しかったのは、子供達とも交流出来たことでした。0〜6歳の子供が6人と、15歳の高校生が1人いて、みんなで一緒に遊びました。子供達の遊びは日本とあまり変わらず、ボール遊びやお人形遊び、おままごとなどでした。今日がお誕生日のお孫さんは6歳で、ルームメイトと私はウサギのぬいぐるみとお菓子をプレゼントしました。他のプレゼントはお人形のお家や絵本などで、日本とあまり変わらないと感じました。高校生の子とは、日仏の生活の違いや社会問題について話しました。語学力が足らず思うように話せませんでしたが、同世代の人と話せて嬉しかったです。

そうこうしているうちに、食事の準備が整いました。前菜、肉料理、チーズの後は、誕生日会のメインとも言えるケーキを食べました。まずは日本と同じようにお誕生日の歌を歌い、お孫さんがケーキのキャンドルの火を吹き消したのですが、お誕生日の歌はフランス語でした。日本では Happy birthday to you 〜と英語で歌うので、みんなが Joyeux anniversaire〜 と歌い出したのは意外でした。

誕生日会が終わったのは23時過ぎ。別れを惜しみつつ車に乗り込み、アンジェへと帰りました。

アンジェの街を散策したり、ホームステイならではの体験をしたり、今日は本当に充実した一日でした。(もっと早く起きていればマルシェに行けたのにという後悔はありますが…)気付けばもう夜の2時!明日に備え、早く寝ようと思います。

研修 6日目(2018/09/09)

理科三類2年の度會亜衣子です。この日はUCOの用意してくれた excursion(遠足) に行きました。今回の研修の中でも、一大イベントです。

朝7時、バスで大学から出発し、まずは Mont Saint-Michel に向かいました。

道中は車窓からの景色を楽しみました。一面に広がる小麦畑、風車、家畜の群れなど、ヨーロッパの地方ののどかな風景が見られます。そして、朝焼けがとても美しかったです。

しばらくするとMont Saint-Michel が見えてきました!

Mont Saint-Michel につくと、周囲には干潟と海が広がっていて、潮の香りが漂っています。そのような自然の中、唯一そびえ立つ建築物の姿は、夢のような美しさで、その場にいる人皆が興奮していました。

Mont Saint-Michelは、l’abbaye (修道院)が真ん中に立っていて、その裾に街が広がっている島です。早速中に入って街を通り過ぎ、修道院まで一気に登りました。急な階段が多かったです。

修道院に入ると、中は少し薄暗く、身が引き締まる思いでした。

順路に従い進んでいくと、一度外に出たと思ったら、今度は階段を登ったり下ったり、といった具合で、建物がかなり入り組んだ構造をしている印象を受けました。また、部屋によって天井の高さが違ったりしていて、建築の雰囲気がころころと変わるように感じました。

後から調べてみると、どうやらこの修道院は様々な時代の建築様式が入り混じっているそうです。長い年月をかけて幾度も人の手を加えられた、重層的な建築であることを直観していたのだなとわかりました。

この le cloître(回廊)は僧侶たちの憩いの場になっていたと言います。屋外に出るたびに、周囲の自然の景色を楽しむことができました。

海と空の境目もわからなくて、とても幻想的に感じました。

あちこちに見られたのは、修道院を建設するよう司教にお告げをもたらしたという l’archange Saint Michel(大天使ミカエル)の像です。

尖塔の先に見えるのも、黄金の大天使像です。

お土産屋さんでは、Mont Saint-Michel を題材にした絵本を買いました。平易なフランス語で書かれており読みやすく、また外国風の絵柄が魅力的に映りました。この本は帰りの飛行機で読んだのですが、Mont Saint-Michel にまつわるありとあらゆることが説明されていました。それらが現地での記憶と結びついて、この島への理解が深まったように感じます。とても素敵な読書体験でした。

お昼は修道院の中庭でピクニックをしました。持参したサンドイッチは、前日の夜にホストマザーと一緒に作ったもので、Pain de mie にたっぷりとバターを塗り、ハム、チーズ、トマトとレタスをはさみました。今まで食べたサンドイッチの中で一番美味しかったです。シンプルながら、それぞれの素材の味が存分に生きていました。特に野菜は Marché(市場)で前日の朝にホストマザーと一緒に買ったもので、すごくみずみずしかったです。

一般に、フランス料理というと非常に凝ったものを思い浮かべることと思います。でも実際にフランスに滞在してみて、毎日の食事に関しては、調理法は意外とシンプル、素材の良さを楽しむ料理が多いなと感じます。

デザートには、娘さん特製の gâteau au chocolat (ガトーショコラ)を持たせてもらい、大満足な昼食となりました。

以前は、Mont Saint-Michelについて、海に浮かんでいる姿、かの有名なイメージしか知りませんでした。しかし実際に訪れてみると、修道院も、周囲に広がる街も(今回は通り過ぎただけでしたが)、周囲の自然も魅力にあふれていて、愛すべき場所だなと思いました。

最後にみんなで記念撮影!

次に訪れたのは Saint-Malo という港町。Mont Saint-Michel からは車で une petite heure(小一時間)の距離です。バスの中では眠り込んでいました。実は Mont Saint-Michel では天気が少し曇っていたのですが、移動中に快晴となり、目を覚ますと眩いばかりの青空の下でした。

港には大きくてかっこいい船が沢山停まっています。

こちらが Saint-Malo の入り口です。Saint-Malo は町全体が les remparts(城壁)に囲まれています。私たちは城壁にのぼり、その上の遊歩道を歩いて、1時間ほどかけて街の周りを一周しました。

城壁から見える街並みです。しばらく進むと広く海に面したところまで来ます。

これまでの人生で目にしたこともない、空の青と海の青。

海水浴をしている人たちが大勢見えて、同級生たちと羨ましがっていました。

TLP生の中には町を離れてこの島に向かった人たちもいました。行きは歩いていけたそうですが、帰りは潮が満ちてしまって島に閉じ込められたそうです。結局は船に乗せてもらえて、バスの出発に間に合う時間に戻ってくることができました。本当に良かったですね…!

城壁を一周してからは町の中に入り、残り時間で食べ歩きました。Saint-Malo の名物といえば une crêpe(クレープ)。そして、des glaciers(アイスクリーム屋さん)もたくさんありました。フランスに来ると食欲は増える一方。どちらも食べてしまいました。美味しかったです。

Saint-Malo はそれまで名前も知らない町でしたが、Mont Saint-Michel に負けず劣らず好きになりました。日本では見られない、強い日差しに真っ青な海、空は圧巻で、何でも晴らしてしまうようなエネルギーを感じました。日本人にとっての海と、フランス人にとっての海は、きっと異なるイメージや意味を持つのだろうなと思います。フランスの海、あるいはヨーロッパの海の実体験を持つことができて、世界が少し広がったように感じます。

帰宅するともう夜ご飯の時間でした。ホストマザーとその日あったことなどを話しつつ、ゆっくりと夕食をとるのが日課です。また、食後には私の大好きなチーズを必ず出してくれます。

今日の遠出のことを話すと、両者とも素晴らしいところだよね、と誇らしげに言ってくれました。ホストマザーは平日働いているのですが、日曜日の今日、彼女も海に行っていたそうです。浜辺で日光浴をしながら読書して、一人で一日を過ごしたとのことでしたが、その話は私の耳に新鮮に響きました。日本において、特に私の身の回りでは、休みの日には何か平日にはできない活動をした方がいい、という意識が働くことが多く、休日も忙しくしている人が多いと感じます。このような、ゆったりとした時間の過ごし方は素敵だなと思いました。

ホストマザーは私に、日本ではいつもどのような休日の過ごし方をするのか聞きました。東京に来てからは時間ができたら美術館に行くことが多い、と話すと、ホストマザーも芸術が好きだそうで、モネやゴッホなど、好きな画家の話で盛り上がりました。また、棚からホストマザーのお気に入りの画集を出してくれました。こうして、異なるバックグラウンドを持つ人とも共通の話題で盛り上がれるのは、新鮮で嬉しいことです。

シャワーを浴びた後、寝室の机で、これもまた毎晩用意してもらっている une tasse de tisane(ハーブティー)を飲みながら、画集を眺めました。なかなか贅沢な時間でした。

翌日からはまた学校が始まります。早くもUCOに通える最後の週に入ってしまうので、ベッドに潜りこんだときに少し名残惜しく感じたのを思い出します。

長い長い、楽しい一日でした。

研修 7日目(2018/09/10)

こんにちは。2018年9月TLPフランス研修報告9月10日分を担当する、文科三類2年の趙鼎涵と申します。

今日は先週と同じく朝の9時から午後の4時45分まで授業が続きます。CIDEFのフランス語の授業では、週ごとにテーマがあり、授業で扱う内容はすべてそのテーマに関わっています。先週は Réseaux Sociaux、つまりソーシャルメディアというテーマだったのが、今週に入りテーマは Famille、家族に変わります。

午前の1時間目は Expression orale で、クラス全員は2人組に分けられ、組単位でソーシャルメディアに関する討議課題が行われました。先週の続きではあるが、与えられた課題は結構深みのあるもので、自分の意見を述べる際、それをフランス語で完全に表すことがなかなか難しく、自分の能力の不足を痛感しました。

2、3時間目は Langue の授業で、主に Gazzotti Vehlmann の Seuls というマンガの抜粋を中心にいろいろやりました。マンガ自体はある日から突然、街の大人は全員消え、残りの子供たちが外から隔てられた街で、アナーキー状態の下で生きていく物語となっており、2017年に映画にもなったそうです。抜粋は物語の冒頭部分で、各主人公それぞれの Famille の形を描くものでした。絵を見ながら、人物と場所の様子について説明するという練習が行われ、日常生活によく使われる表現や、Français familier(フランス俗語)をたくさん習いました。

そしてお昼の時間は、大学から徒歩2分のケバブの店から食事を持ち帰り、1階の Foyer(学生休憩室)でゆっくり食べました。食堂を利用すればフランス人のモニターがいていっぱい話せますが、せっかくフランスの大学に来ているので、やはり普段のフランス人大学生の生活をも試したいです。この店は先週同じクラスの韓国人留学生に教えてもらった店で、近くの学生がよく通う店だと聞いています。焼いたフランスパンに鳥の焼肉とハンバーガーパテをたっぷりはさみ、それにチーズソースとポテトとソフトドリンク一つ。7.5ユーロでおいしくいっぱい食べれます。

午後からは3時間の授業連続で、まずは1時間目に Civilization がありました。今回は人文地理に関する課で、フランスの行政企画について勉強しました。Région や Département、Départements d’Outre-Mer(DOM)と Colléctives d’Outre- Mer(COM)、フランス2015年行政改革やブルターニュ独立紛争など、昔に触れたことのない知識を細かく理解することができました。2時間目の Langue は午前の続きに加えて複合過去と半過去と使い分けをやりました。続いて3時間目の Expression orale は午前の続きでした。

授業の後は歩いて Famille d’accueil に帰りました。ホストファミリーは夫婦二人とも医者なので、帰りはいつも遅いが、今日ホストマザーは夜に合気道の練習があるらしく、ホストファザーと2人で残り物を加熱して晩ご飯を食べました。相変わらず遅くまでおしゃべりしながら食事が進み、食事の最後にチーズがたくさん出され、Sainte Maure de Tourraine チーズを味わいました。Chèvre の味わいに Brie に近い食感で大変おいしかったです。その後、ホストファザーはそのチーズの制作過程を紹介し、そこから話を展開してチーズの分類や産地などを教えてくれました。Fromage の世界の深みに感銘を受けた同時に、これからいろんなチーズを試していきたいと思いました。

以上が9月10日分TLPフランス研修報告となります。残りの時間を生かし、フランスで有意義な時間をより多く過ごしたいと思います。

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以上、4日目から7日目までの報告でした。次回第3回ももうすぐ公開します。どうぞお楽しみに!

【追記】第3回を公開しました。こちらをご覧ください。

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2019年03月05日
TLPフランス語 2年次Sセメスター編入候補生募集と審査日程のお知らせ

TLPフランス語 2年次Sセメスター編入候補生募集につき審査日程のお知らせ

フランス語・イタリア語部会

2019年3月5日

教養学部前期課程で展開されているトライリンガル・プログラム(TLP)は、日本語と英語に加えてもう一つの外国語の運用能力を集中的に鍛える教育プログラムです。TLPフランス語では、2年次SセメスターからTLPクラスに編入を希望する候補生を募ります。以下に審査日程を通知します。

申請期限と審査日程:

2019年3月20日(水)12:00 申請締切

3月27日(水)まで  申請者に試験の時間通知(通知がない場合はTLPフランス語運営部門(tlpfrench[at]cgcs.c.u-tokyo.ac.jp、[at]を@に置き換える)とTLPフランス語運営委員(torahiko_terada[at]fusehime.c.u-tokyo.ac.jp、[at]を@に置き換える)の両方にご連絡ください)

3月29日(金)午前  口述試験試験場所:KIBER棟3階305B室(予定)

3月29日(金)17:00ごろ 編入者発表予定

 

申請方法:

TLPフランス語運営部門(tlpfrench[at]cgcs.c.u-tokyo.ac.jp、[at]を@に置き換える)とTLPフランス語運営委員(torahiko_terada[at]fusehime.c.u-tokyo.ac.jp、[at]を@に置き換える)の両方に以下の項目を明記してメール(件名を「TLPフランス語編入申請」とする)で応募すること

①氏名(漢字の氏名にはカタカナでふりがなを併記すること)、科類、学生証番号

②SセメスターとAセメスターで履修したすべてのフランス語の科目名とその担当教員名

③メールアドレス、電話番号(携帯電話番号可)

申請資格:

初修外国語のフランス語を履修している1年生で現在TLPの授業を受講していない学生

①Aセメスターの英語一列②でG1でありその成績が上位1割相当であるか、あるいは代替となる資格(IELTS7.0以上ないしTOEFL-iBT100以上のスコアを収めていること)を有する者

②SセメスターとAセメスターのフランス語一列①、フランス語一列②、フランス語二列、フランス語初級(演習)①、フランス語初級(演習)②(演習①・②は文科生のみ)の成績がすべて「優」以上であること(理科生向け国際コミュニケーション「フランス語初級(演習)」の成績は不問)

※各種情報提供ならびに編入者発表は、UTASログイン後の「掲示」、前期課程HP「教務課からのお知らせ」、教養学部構内掲示板、教養学部フランス語・イタリア語部会HP(http://langue-fr.c.u-tokyo.ac.jp/)上で行います。問い合わせ等はTLPフランス語運営部門(tlpfrench[at]cgcs.c.u-tokyo.ac.jp、[at]を@に置き換える)とTLPフランス語運営委員(torahiko_terada[at]fusehime.c.u-tokyo.ac.jp、[at]を@に置き換える)の両方にメールをお送りください。

以上

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2019年01月24日
平成30年度TLP講演会および修了式のお知らせ

2018年11月22日
TLPフランス語2018年度春季研修(2019年2月実施)参加許可者の発表について

こちらをご参照ください。

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2018年11月22日
2018年度TLP夏季フランス研修(2018年9月)@アンジェ(1/3)

去る9月4日から16日にかけてフランスのアンジェで実施されました、2018年度TLP夏季フランス研修の模様を学生のレポートでお伝えします。

研修 1日目(2018/09/04)

こんにちは。TLPフランス語・文科2類2年の賀友如です。

研修初日の今日はクラス分けのための試験とキャンパスツアーが中心でした。私たちは昨日の夜にアンジェ市内に着き、夜遅くだった為ホストファミリーが駅まで向かいに来てくださいました。私のファミリーは夜ご飯にキッシュも出してくれました。フランスでの最初の食事が美味しくて、フランスのグルメを一通り食べようと考えていた私にはとても嬉しかったです。

今日の朝はホストファミリーのところでパンやフルーツなどで食事を済ませ、それからCIDEFに向かいました。私の家はCIDEFから徒歩20分足らずの所にあったため、徒歩で登校しました。CIDEFの建物は見るからに歴史がある感じがして、外観はまるで博物館のようでした。キャンパスは広く入り組んでいたため、初日から早速迷子になりましたが、無事に9時半に集合場所の教室にたどり着けました。そこではオリエンテーションが行われましたが、先生がゆっくりと話してくださったので、大体の内容が聞き取れ、これからの語学学校生活についての不安感が少し和らぎました。ただ、その後のクラス分けテストは予想より難しく、その上2時間もあり長かったため、初日から大変だなというのが正直な感想でした。

お昼は食堂でみんなと食事しましたが、まず、野菜のビュッフェが出てきて、バケットがテーブルの上に一人一個ありました。フランス人は健康的だけど正直量が少ないと思ったところに、かなりのボリュームのハンバーガーが出てきて、さらに最後にはデザートもあり、美食の国にふさわしい満足感があるコースでした。

午後はモニターがキャンパスツアーと市内ツアーに連れて行ってくれました。街中にはお城に加え博物館も数多くあり、全て行けたらいいなと胸を膨らませました。学校のツアーが終わると、参加者数人で市内の観光を行いました。小さいけれどもおしゃれなブティックやパティスリーが並んでいて、住み良い街だなと感じました。

明日の朝にはクラス分けの結果がわかり、正規の授業が始まるようなので、テスト結果に不安を抱えつつもこれからの語学の授業に備えて早めに寝ました。

研修 2日目(2018/09/05)

Bonjour ! 9/5のブログ執筆を担当させていただきます、文科一類2年の甲斐凜太郎です。

ついに本日、CIDEF (Centre international d’études françaises)での授業が始まりました!朝登校すると、昨日受けたレベル分けテストの結果が張り出されていました。やはり東大生たるもの、テスト結果の発表となると多かれ少なかれ緊張してしまうものです(笑)。TLPの皆も到着するやいなや結果を確認していました。各々のクラスに配属されCIDEFの学生証も手に入れたところで、いよいよこの学校で勉強していくんだという高揚感を覚えました。

学校のコーヒー販売機で買った美味しいエスプレッソを飲み一息ついた後、自分の教室に向かいました。クラスで初めて喋った女の子はケベック出身でしたが、TLPの授業でも習った通り、ケベックのアクセントはとても聞き取りにくい…。しかし話も弾み、勉強してきたフランス語を実践の場で使えることの喜びを強く感じました。クラスメイトにはボリビア・ウクライナ・韓国・アメリカなど様々な国から留学しにやってきた学生がいました。背景こそ違うものの、皆フランス語を学びにアンジェへやってきて、これからは共に学ぶ仲間となるわけです。フランス語学習を通してこうした世界中の同志たちと巡り会えることを本当に嬉しく思いましたし、それが留学しに必ずフランスへ戻ってこようと決心するきっかけともなりました。

まずはLangueの授業から始まりました。フランス語4技能を全体的に伸ばしていく授業です。この先生がとてもユーモラスで、大変気に入ってしまいました。Çという文字の下についているcédille(セディーユ)のことをune petite bête(小さなケダモノ)と呼んで煩わしいと言ったり、文面では伝わりづらい部分もあるのですが、とにかく何度もツボにハマって授業中に笑ってしまいました。それくらい楽しかったということです。しかし明日までに自己紹介のプレゼンを考えてこいと言われ、早速第一関門がやってきてしまいました。家ではホストファミリーとの交流を楽しみたいのであまり準備時間がないように思われますが、良い自己紹介を仕上げていこうと思います。また、有名な歌手Stromaeの楽曲を題材として扱ったのですが、内容がSNSの害であったためテーマが身近でした。歌詞を聞き取るのはとても難しく、始めはあまり理解できなかったのですが、歌詞が配られグループのメンバーと共に知識・考えをシェアしていく中で内容を把握することができました。皆がだいたい同じレベルの留学生であるため、躊躇せず自分の意見を発信しやすい環境でした。とはいえ、中には話す能力や語彙力が自分より遥かに高いクラスメイトもいたので、頑張って食らいついていきたいです。

次はExpression Oraleの授業です。こちらは会話や議論を通してスピーキング能力を向上させる内容となっています。東京大学の授業に例えると、フランス語版FLOWのような感じです…(大変!)。初日はクラスメイトの名前を覚えるためのゲームをしました。輪になって行うゲームで終始笑いに包まれており、早くもクラスの一体感を感じ始めました。しかしやはり日本人の名前は覚えにくいようで、他の国から来た学生は僕たちの名前を覚えるのに一苦労といった様子でした…。皆フレンドリーなので、これからの交流が楽しみです!

放課後はTLPの友達と一緒に街を散歩しました。アンジェという街の様子もだんだん分かってきたところで、美味しいものの食べ歩き・お土産の買い集めが加速していきそうです。今日は色とりどりのマカロンを美味しくいただきました。試食したクランチ入りチョコスプレッドもとても美味しかったので、お土産に買って帰ろうと決めました。

人により歩いて帰ったりバスで帰ったりと様々なのですが、僕のホームステイ先は少々学校から離れているため、毎日ホストファザーかホストマザーが送り迎えをしてくれます。朝晩にホストファミリーと交わす一つひとつの挨拶が、日本で一人暮らしをする僕にはとても温かく感じられました。朝食のパンとコーヒーを楽しみにしながら、今日もゆっくり休もうと思います。プレゼン準備は明日の朝にでも。Bonne nuit !

研修 3日目(2018/09/06)

9月6日分の担当の岡俊輔です。

授業が始まって二日目、夏休み気分の身体も少しずつ、勉強モードに戻ってきたところです。

いまだに時差ボケが残っているのか、毎朝早く起きるのが全くつらくありません。7時前に必ず目が覚めます。

今日は朝の1コマ分が空いていたので、歩いて大学まで行き、ついでに大学内を少し散策してみることにしました。自分が今住んでいるAngers-Roseraieの地区から大学までは住宅街をずっと抜けていく感じで、一軒家やアパートが立ち並んでいます。こちらはサマータイムが採用されているので、朝8時でもまだ少し薄暗く、時折冷たい秋風が吹いたりもします。上着を着つつ、大学まで40分ほどの道のりを歩きました。全く同じように見える建物も、よく見てみると色が異なるなどの違いがあり、見ているととても面白いです。

大学に到着してから、飲み物を買いにCaféに立ち寄ると、「あれ、見ない顔だね?」とカフェの方に声をかけられ、一昨日から通い始めたことなどを話すと、「Caféを初めて使うのであれば、今日はタダにしてあげるよ!Bonne journée !」とサービスしてもらえました。それなりの値段がするジュースだっただけに、かなりびっくりしました。

授業はLangueのクラスが3コマとExpression OraleとCivilisationのクラスが1コマずつ。それぞれの授業が55-60分なので、105分授業の東大と比べて、ほどよい感じに休憩が挟めます。Expression Oraleの先生がかなり陽気で、途中でフランスの音楽をかけたり、全員で教室を動き回りながらフランス語で会話したりなど、楽しい授業でした。

町の中心街、週末お祭りがあるのでその準備が進んでいた

授業後、たまたま仲良くなったアメリカ人二人と街中に出かけることになりました。片方のアメリカ人はフランス語を話せるが、(もちろんrを英語同様に読むので、ほぼ英語にしか聞こえない)もう一人の方はほとんど話せないので、3人で話すときはフランス語と英語が入り混じっていて、頭の中での言語がこんがらがっていました。

街中を歩き、街の中心部(Centre-Ville)のすぐ近くにある大聖堂(Cathédrale Saint-Maurice d’Angers)に立ち寄りました。11世紀に建設が始まり、16世紀に完成した歴史のある大聖堂で、ステンドガラスのアートがとても有名です。

礼拝の時間と重ならなかったため中は静かで、とても神聖な風情が漂っていました。礼拝についてあまり知らないと言うと、一緒に言ったアメリカ人らがそれぞれどのような場所であるのか解説してくれました。

夕食はホストマザーと一緒に食べました。フランスの家庭料理が毎晩食べれるのでうれしい!

毎晩夕食後一緒にニュースを見るのが習慣なのですが、この日はちょうど日本のニュース(台風21号)が重なったので、その場所や状況を自分が解説しながら見ました。ホストマザーが以前受け入れた学生で関西出身の人がいるのでかなり心配している様子でした。アンジェではなかなかあのクラスの嵐がくることはないのだとか…毎年台風は来るよ!と伝えると、かなり驚いていました。

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以上、1日目から3日目までの報告でした。次回第2回の公開は、一週間後を予定しています。どうぞお楽しみに!

【追記】第2回はこちらをご覧ください。

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2018年09月20日
TLPフランス語2018年度Aセメスター受講許可者の決定について

TLPフランス語2018年度Aセメスター受講許可者について、下記リンク先のように決定しましたのでお知らせします。

TLP仏語2018A受講許可者リスト

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2018年07月02日
TLPフランス語 2018年度Aセメスター編入候補生募集のお知らせ

下記リンク先をご参照ください。

2018SからAへの編入案内2018072

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2018年06月30日
フランス語でしゃべランチ 学年末拡大版企画「フランス語であそボード」(7/12)

7月12日(木)に開催される2018年度最後のフランス語でしゃべランチは拡大版となり、ボードゲームやカードなどのゲームであそぶ「フランス語でしゃべランチ+あそボード」となります。フランス語で食事をしたり、ゲームで遊んだりしましょう。

日時 7月12日(木)10時25分~14時45分
場所 KIBER棟314室

どうぞふるってご参加ください。

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2018年06月01日
2018年度TLPフランス語夏期研修参加許可者のお知らせ

標記の件につきまして、選抜の結果、下記の学生証番号の学生の参加を許可しますのでお知らせします。この後は連絡等に注意して、遅滞なく準備を進めて下さい。

  記
J1-170349
J2-170353
J3-170364
J3-170416
J3-170486
J3-170490
J4-170428
J4-170958
J4-171076
J5-170512
J6-170101
以上

 

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2018年05月28日
2018年度TLPフランス語夏季研修選抜筆記試験の教室変更について

本日(5月28日)の筆記試験ですが10号館203から1号館105に教室変更となりました。時間は予定通り18時45分からの予定です。

口述試験の日時は筆記試験後に担当の先生(アガエス先生)と直接お決めいただくことになります。

以上

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2018年05月22日
2018年度夏季TLPフランス語研修参加者募集のお知らせ

下記リンクより募集要項をご覧ください。

2018年度夏季TLP研修募集要項

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2018年03月31日
【重要】【TLP】S セメスター( S1 ・ S2 ターム)英語中級・上級抽選登録について

標記の文書が教務課から公開されましたが、TLP履修生にとって重要な点が注記で記載されていますので、注意喚起のため以下に再掲します。

(注3)【TLP履修者へ】上記のとおり、総合科目L系列「英語中級」および「英語上級」の抽選登録にあたり、一度当選した科目は原則として履修登録を削除することができません。TLP履修者用の科目と重複した場合も同様です。抽選登録に際しては、TLP履修者用の科目の開講曜限に注意してください。

自分が履修するはずのTLPの授業が設定されている曜限に、「英語中級」や「英語上級」を誤って登録した場合、TLPの履修が不可能になるということです。どうぞご注意下さい。

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2018年03月30日
2018年度TLPフランス語履修許可者(2年次編入生)について

2018年度TLPフランス語履修許可者(2年次編入生)については下記の通りとなります。

許可者なし

以上

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2018年03月30日
2018年度TLPフランス語履修許可者(2年次Sセメスター)について

2018年度TLPフランス語履修許可者(2年次Sセメスター)はこちらからご確認下さい。

授業の曜限はTLPのページの下部の時間割をご確認の上、同じコマに別の授業を入れないよう注意して下さい。

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2018年03月16日
2017年度TLP春季フランス研修(2018年2月)@パリ・ブリュッセル(3/3)

2017年度TLP春季フランス研修3回目の報告をお届けします。今回の報告は研修7日目から最終日までです。

研修7日目(2018/02/19)

皆さん、こんにちは。文科三類1年の小林拓海です。僕はかつてブリュッセルに住んでいた経験がありましたが、その際にはフランス語を習得できませんでした。そのため、いつかはブリュッセルでフランス語を使って生活してみたいという夢を持っており、フランス語を第二外国語として選択しました。今回の研修は僕の念願がかなったものでありました。

では、ここから2月19日の行程について振り返っていきたいと思います。大まかな行程は以下の通りです。

8時過ぎ
10時過ぎ
12時前
13時頃
14時過ぎ
18時過ぎ
ホテル (FIAP) を出発
タリスに乗り込み、Gare du Nord(パリ)から ブリュッセルへ
Gare du Midi(ブリュッセル)到着
ホテル (Hôtel du Congrès) に到着、Mme Watanabeと合流、以降市内観光
昼食、以降再び市内観光
夕食

実はこの日はトラブルが多発しました…一つ目はGare du Nordに向かう電車に乗り込んだ、Denfort-Rochereau駅にて起こりました。その日は月曜日ということもあり、電車が大変混みあっていました。日本の満員電車を想起させるようなこの電車に我々は複数のドアに分かれて乗車しようとしました。しかしながら、スーツケースを携えていて、より乗車が困難な状況になっていた我々のうち二人が乗車できず、駅に取り残されてしまいました。我々が動揺を隠しきれないなか、次の駅にて第二のトラブルが起きました。人身事故により電車が運転見合わせとなってしまったのです。幸い、逆方面の電車は動いていたため、予定していたタリスに乗り遅れることが濃厚となったものの、前の駅に取り残されていた二人と合流し、メトロを使ってGare du Nord へと向かいました。Gare du Nordには予定していた時刻の1時間以上後に到着したため、予定していたタリスに乗れませんでしたが、ドリブル先生が後発のタリスのチケットに変更してくださったおかげで、大事に至らないままブリュッセルへと向かうことができました。タリスは乗り心地が快適だったうえ、内装がとても上品で、とてもリラックスした時間を送ることができました。

1時間半ほどの乗車時間を経て、我々はブリュッセルのGare du Midi 駅に到着しました。流れてくるアナウンスはフランス語のみならず、フラマン語や英語もあり、ブリュッセルの国際都市としての一面を垣間見ることができました。ここにて三番目のトラブルが発生しました。ブリュッセルのメトロがストライキを決行しており、ホテルまでの最短の交通ルートが遮断されてしまったのです。ストライキという日本では実際にはなかなか起こらないものに驚愕しながらも、我々はトラムとバスを乗り継いでホテルに向かいました。

ホテルに到着するとMme Watanabe(ULBで日本語を教えになられている方)とお会いし、ブリュッセルの中心街へと歩みを進めました。その途中では王宮や最高裁判所といった壮大な建築物があり、感銘を受けたのとともに、最高裁判所では現在、数年前のブリュッセルで発生したテロの裁判が行われていると聞き、テロがブリュッセルに落とした影を感じ取ることができました。このように2時間ほどブリュッセル中心街を散策したのち、昼食をとりました。多くの人がクロック・ムッシュやオムレツを注文し、僕はキノコ入りオムレツとセセメルという飲み物を注文しました。セセメルはMme Watanabeからもそして店員さんからもあまりお勧めはされなかったものの、好奇心にそそられて注文してしまったのですが、アイスココアのような味でとても飲みやすかったです。ときにはチャレンジ精神を持つことも大事なのかなとは思いました。


 グランプラスで集合写真

昼食後は再び散策をし、ブリュッセルの中でも指折りの観光地であるグランプラス、そしてその近くにある小便小僧の見学へと向かいました。グランプラスの中心部から周りを見渡すと歴史的な建造物に囲まれていることが分かり、その一つ一つに細かい装飾が施されているのが見えました。長い間繊細さが保たれ続けていたことにただただ驚きを隠せなかったのとともに、建物一つ一つにそれぞれ様々な意匠が凝らされていたことにとても魅せられました。小便小僧は日によっては衣装が着せられていることがあるそうなのですが、この日は衣装が着せられていなかったため、小便小僧の昔から変わらない姿を見ることができました。この後我々の多くはダンドワという有名なワッフル店でワッフルを購入し、ベルギーのスイーツを堪能しました。

18時過ぎになると我々はグランプラスの一角の有名なベルギー料理店に入り、夕食をとりました。そこで多くの人が注文したのがベルギー名物、ムール貝。様々なソースを選択することができましたが、僕は白ワイン蒸しを選び、フリッツ(ポテト)とともに食べました。量はとても多かったのですが、その味のおいしさによっていとも簡単に平らげてしまいました。レストランから出るとそこにはライトアップされた市庁舎をはじめとする夜のグランプラスが広がっており、その美しさにくぎ付けになりながらも、ホテルへと帰っていったのでした。

夜のグランプラス
ボリューム満点のムール貝

研修 8日目(2018/02/20)

Bonjour! TLPフランス語、理科二類一年の松永悠希です。研修8日目となる今日の行程は、以下の通りでした。




ブリュッセル自由大学(ULB)での発表・交流
オルタ美術館の見学
王立美術館、マグリット美術館、楽器博物館のいずれかに各々見学
ULBの学生さんと夕食

トラムで向かったULBはとても広い敷地を持っていて、その一角で私たちは日本語を専攻しているULBの学生さんたち約40名と顔を合わせました。そう、彼らが昨日お会いしたマダム・ワタナベの教え子たちです。最初の自己紹介でULBのみんなが私たちの名前をすぐに覚えてくれたことにはまず驚きました。その後、グループCのメンバー(小林拓海、度曾亜衣子、増田桃佳、堀井雄太)が日本の歌舞伎と芸者、その化粧についてフランス語でプレゼンテーションを行いました。動画もたくさんあり、ベルギーの学生さんたちはかなり興味を持ってくれたようでたくさんの質問をしてくれました。(もちろんフランス語で!)

 プレゼンテーションの様子

プレゼンの後は日本人学生1人にベルギー人学生3人のグループに分かれて美容に関するテーマについてディスカッションをしました。一度に3人のネイティブに囲まれると緊張したし、フランス語の単語がわからなかったりしてなかなかうまく意思疎通できずひやひやしました。なんとか身振り手振りも加えて会話をしていくと、日本とベルギーの文化の違いを知ることができました。ベルギーの学生は日本の学生と比べてあまり化粧や染髪をしていなかったり、タトゥーはベルギーでは普遍的なものであったり…などと興味深いものでした。2回目に別のグループを組んだ時は多少慣れたのか、比較的話しやすくなっていましたが、これらの話し合いで私はもっとフランス語を話せるようになりたいと思いました。

ULBの学生と集合写真

記念に集合写真を撮った後は数人に分かれてULBの学生さんたちと一緒に昼食をとりました。私たちは大学内のカフェでサンドイッチやパニーニを食べましたが他にも学食のような所で食べた人もいたようです。とても解放された空間でフランス語を話しながらサンドイッチをほおばる、なんてすてきなひと時だったでしょう!

昼食の様子

ベルギーの学生さんの話を聞いていると、日本のアニメや漫画などがきっかけで日本語を始めたという人が多かったです。やっぱり日本のポップカルチャーは世界の人を虜にするものなのだと感心しました。ほかにも映画や音楽など色々な話をして盛り上がりました。私のちょっとした疑問で、どうしてブリュッセル自由大学という名前なのかと聞くと、国家やカトリックという政治や宗教からの自由という意味が込められているのだと教えてくれました。ULBの学生たちがみんな生き生きとしているのも納得できます。

午後はULBを離れ、アメリカ通りにあるMusée Hortaを訪問しました。これはアール・ヌーヴォーの建築家ヴィクトール・オルタが建築した邸宅で、世界遺産にも登録されているものです。正面は6メートルしかないというこの小さな建物の内部を、実際より遥かに広く感じさせるためにどれほど多くの工夫が凝らされているかをマダム・ワタナベがとても丁寧に説明をしながらガイドしてくれました。特徴的なのは、狭さを感じさせない螺旋階段の造りや部屋中を明るくするガラスの光の使い方、室内の至る所に散りばめられた植物モチーフの曲線美などで、私はこの美しい空間のなかでアール・ヌーヴォー調の独特な雰囲気に浸ることができました。

 オルタ邸の外観

オルタ美術館を見学した後、マダム・ワタナベは授業があるので大学へ戻り、私たちは次の目的地へと向かいました。はじめは王立美術館に行くという予定が組まれていましたが、近くにはマグリット美術館や楽器博物館などの素敵な美術館も並立していたのでドリブル先生は自由行動にしてくれ、私たちは各々が好きな美術館に足を運ぶことになりました。

私はほかの何人かと一緒にマグリット美術館を訪ねましたが、時間が限られていたので足早に館内を回り、絵画を鑑賞しました。ベルギーを代表するシュールレアリズムの巨匠ルネ・マグリットの作品が200点も所蔵された、世界で最も充実したコレクションだそうで、見たことある名作のほかにも様々なテーマの作品も見られました。マグリットの非常に独特な世界観や深い質問を投げかける作品の数々に私はあっという間に虜になってしまいました。最後にはお土産もちゃっかり買って集合時間に急ぎました。
ほかのみんなも十分楽しんだようでワッフルをほおばって戻ってきた人もいました。美術館で過ごす時はとても早く感じます。機会があったら次は他の美術館にも行ってみたいです。

     
     
↑マグリット美術館、楽器博物館、ワゴン車のワッフル

美術館を満喫した後はULBに戻ってベルギーの学生たちと合流し、夕食のイタリアンレストランに向かいました。レストランに向かう道では、みんな学生さんと一緒にフランス語で喋りながら歩きました。いかに母国語ではない言語で会話を持たせるかに苦労することもありましたが、これによってフランス語の聞き取り能力や表現能力が上がったことを感じた人もいたことだと思います。

 ULB、夜の校舎

レストランの2階席はほとんど私たちの貸し切り状態でした。ベルギーの学生と日本の学生が隣り合うようにして長テーブルを囲み、メニューを見ながら話しました。話に夢中になりすぎて気が付かなかったのか、他のテーブルに料理が到着したとき私たち一帯のテーブルは注文さえとっていなかったのです!これにはさすがに驚きました。料理にありつけてからも、ピザやパスタをほおばりながらみんな話を咲かせてとても楽しい様子でした。

しかし、たまにベルギーの学生たちが内輪でフランス語を喋ることがあり、ナチュラルに早口だしフランクな言い方なので余計理解しにくかったです。頑張って自分からフランス語で質問を考えて会話をしようと心がけました。答えてくれたときも、もちろん耳に入ってくるフランス語が百パーセント聞き取れるわけでもなく、知っている単語をキャッチしてあとはオーラで理解していました。しかし、これも最初大学で初めて会った時よりもわかるようになっている気がしました。やはり、日本の大学の教室のなかでフランス語を学んでいるだけでは得られないような生の体験ができることはとても素晴らしく、自分で実際にフランス語を使う場が増えれば増えるほど言語能力は上がるものだなあと感じました。

     
 ↑夕食の歓談の様子

さて、夜も遅くなって眠くなってきた頃、そろそろ帰る時間になりました。ドリブル先生とマダム・ワタナベも会話を弾ませていたようです。私たちは最後にレストランの前で集合写真を撮りました。
ベルギーの学生さんはみんないい人ばかりで、日本についてもたくさんの興味を持ってくれていました。会話の9割がフランス語で、向こうはあまり日本語を使ってくれませんでしたが、とても充実したひと時でした。明日もまたULBに行きます。ブリュッセルで過ごす日数も残り少ないですが、もっとフランス語を使ってみんなと仲良くなりたいと思います。ではまた! À bientôt !

記念写真

研修 9日目(2012/02/21)

Bonjour ! 文科一類1年の甲斐凜太郎です。研修も終わりが近づいてきた2/21のブログを担当させていただきます。研修9日目は10日間の中で最もフランス語を浴びに浴び、私達TLP生にとって非常に得るものの多い1日となりました。

   

朝は7:30と早めに集合し、昨日に引き続きトラムでULB(ブリュッセル自由大学)へと向かいました。まず始めにULBの学長さんにお会いし、その後はULBで日本語を教えていらっしゃるマダムワタナベにキャンパスを案内していただきました。自習室や図書館を見学して真っ先に気付いたのは、中に差し込む日光の多さとその開放感です。ベルギーは曇天・雨天の日が非常に多いため、いかに部屋の中に日光を取り込めるかが建築家の腕の見せ所なのだそうです。最後にカフェでコーヒーやワッフルをテイクアウトした後、ULBの学生の元へと向かいました。

 

この日は2人のULB生による日本語でのプレゼンが行われました。2人とも非常に日本語が上手でプレゼン力も高く、内容・形式ともに大変勉強になりました。1つ目のプレゼンは、日本の漫画とベルギーのバンド・デシネ(フランス語圏におけるコミックの呼称)の違いについてでした。ベルギーはタンタンやシュトロンフ(英語ではスマーフ)など世界で親しまれているバンド・デシネを生み出しています。TLP生も、後ほど何人かタンタンを購入していました。そして2つ目のプレゼンでは、日本とベルギーそれぞれに特有の言語表現を紹介してくれました。日本語に敬語表現が充実しているのは日本人が皆知るところですが、フランス語にも独自の言い回しがあります。例えば1度くしゃみをした人にはÀ tes souhaits(願いが叶いますように)、2度くしゃみをした人にはÀ tes amours(恋愛が上手くいきますように)と言います。このプレゼンやそれ以外の生活を通して、フランス語特有の言い回しや文化を現地で学ぶことができたのは、とても貴重な経験でした。

 

お昼はULB生とともにカフェテリアで昼食をとりました。僕はVol-au-ventという、パイ生地のパンにクリームソースがかかったベルギー料理を食べ、大変美味しくいただきました。次の予定までにゆとりがあったので、そのままカフェテリアで談笑しました。皆日本語を学んでいるからか、日本を訪れたことのあるULB生が多かったので、日本の話で盛り上がりました。温泉で裸になるのは恥ずかしい、トイレのウォッシュレットが気持ち良いなど、様々なことが彼らにとって新鮮だったようです。

 

午後はULB生とともに授業を受けました。英語圏の国の歴史・文化についての授業で、全て英語で行われました。授業の長さが2時間(途中5分休憩あり)だったので寝てしまわないか不安でしたが、シェリダン・レ・ファニュの小説を通してゴシック小説やロマン主義を考察するという大変興味深い授業だったため楽しむことができました。授業で扱われていたレ・ファニュの小説をその後大学の本屋で購入したので、春休み中に読んでみようと思います。

 

夜はCHEZ LEONというよく知られたレストランで、ULB生との最後の晩餐を楽しみました。僕はガーリックオイルとバターのかかったムール貝、フリット、エビクリームコロッケ、そしてクレームブリュレを食べました。どれも非常に美味しく忘れられない味で、いま文章を書きながらよだれが出てきてしまいます。当たり前のように出てくるおかわり自由のパンもとても美味しく、レストランで食事するたびにテーブルの誰よりも多く食べてしまいました。

   

昼に引き続き夜も話に花が咲き、僕の座っていたテーブルでは日常的によく使う語を互いに教え合いました。僕の口癖である「ヤバイ」も気に入ってくれたようで、僕が無意識に「ヤバイ」という言葉を発するたびに「ヤバイヤバイ!」と笑って真似をしてくれました。終盤はなぜかフランス語の歌の大合唱となり面食らいました。TLP生の中にも歌詞を覚えており合唱に参加している人がいて驚きました。これからはフランス語の歌や映画も積極的に開拓していこうと思います。

 

最後は別れを惜しみながらULB生との時を過ごしました。たった2日間ではありましたが、多くのULB生と仲良くなることができ、「6月に日本に行くからその時は一緒に食事しよう!」と言ってくれた人もいて、とても嬉しかったです。フランス語漬けだった研修8日目は、改めて異文化交流の楽しさを実感することのできる1日となりました。それでは、Au revoir !

 

研修 10日目(2012/02/22)

夢の中で過ごしたような一日だった。最後の夜にはしゃぎすぎて寝不足なまま、僕たちは春めくブリュッセルの街を歩いた。このころにはもう、僕たちは街並みや空気の香りに慣れていたし、気温も暖かくなってきていた。まだ帰りたくないな、もっと遊びたいな、もっとフランス語を話したいな。そんな言葉とともに、それでも満足げなため息が、なんども口から漏れた。 

朝9時頃、僕たちはホテルを出発しました。まずは、ベルギー在住のClementineさんとペットのキヨちゃんに道案内されながらEU本部へと向かいました。正面玄関の前で真っ先に目に入ったのは、円形の壁に大きく貼られたシモーヌ・ヴェイユのポスターでした。ヴェイユは国際的に人道的活動を展開したフランスの著名な政治家です。奥へ進んでいくと、有名な国旗群が見えてきました。EU本部はどの建物も荘厳で美しく、メンバーの全員が、いつかはこんなところで働いてみたいと願ったことと思います。

 

次に、ヨーコ・ツノ通りへ買い物に行きました。この通りの本当の名称は『ギャルリー・サンチュベール』と言いますが、ブリュッセルで人気な漫画のヒロインの名前を取ってこの名前で親しまれています。ここへ来るのは研修通して三度目となりますが、ゆっくりとお店を見ながら買い物ができるのはこのときが初めてでした。Pierre Marcolini, Neuhaus, GODIVA, Mary, Leonidas…有名なチョコレート店が立ち並ぶなか、雑貨店や、到底手を出せないようなジュエリーショップ・高級靴屋なども見られました。僕はお土産のチョコレートをたくさん買いました。またPierre Marcoliniではエクレアを買って食べ歩きしました。ベルギーのエクレアは日本のものとは少し違います。生地の中にクリームが入っているだけでなく、生地の上にも分厚いチョコレートやキャラメルの層があるため、種類によって全然違う味が楽しめます。僕はコーヒー風味のものを食べました。思っていたより上品な味付きでとても甘く、大変満足しました。一個5ユーロ(約700円)もする贅沢なおやつでしたが、後悔はしていません。

 
 

それからスーパーに寄りました。ベルギーでお土産を買う最後のチャンス。配布用のチョコレートにチーズ、バター、ワイン、ビールなどを大量に入手した僕たちは、それぞれ巨大な買い物袋をぶら下げてお店を後にしました。僕はこのとき、姉のためにベルギー名物の白ビールを買いました。白ビールとは小麦で作ったビールで、さわやかな味わいが特徴です。

買い物が終わったらお昼ご飯。僕たちはベルギーの郷土料理が楽しめるこじんまりしたレストランで食事をしました。ベルギーでの研修も4日目となっていたので、僕たちはすでにベルギー料理をかなり食べていました。また、ULBの学生からもおいしいご飯情報をたくさん手に入れていたので、これはおいしかったよ、あれはお勧めしないって言われたよ、などと情報交換をしながらメニューを選びました。僕が選んだエビのスパゲッティは絶品でした。

以上で、研修らしい全行程は終了しました。僕たちは、快適だったホテルに別れを告げ、行きと比べてかなり重くなったスーツケースを引っ張りながら帰路につきました。トラムからTGVに乗り継いでパリに着くまで約3時間。僕はこの間をほとんど寝て過ごしてしまいました。本当はここで車窓からの風景などをご報告できたらよかったんですが、僕に言えるのは、TGVのシートは日本の新幹線と比べて広くて柔らかく、とても寝心地がよかったということだけです。

 

シャルル・ドゴール空港につくと、僕たちは懐かしさから感嘆の声を上げました。初日に亜衣子が『ねこふんじゃった』を弾いた空港のピアノに、初めてのユーロ使用で戸惑った券売機。たった1週間ちょっと前のことなのに、ずいぶんと昔のように感じられました。

空港では、フライトまで5時間ほど時間をつぶすことになりました。荷物を預けてセキュリティチェックを受けると、残りは自由時間でした。最後までマカロンのお店に並ぶ子もいれば、お土産を買い足す子もいました。また、軽く夕食もとりました。そしてすることがなくなると、ただ座ってしゃべったり、まどろんだりしました。毎日忙しくて活動に富んだ研修でしたが、最後の時間は本当にゆっくり進んでいくようでした。

 

帰りの飛行機は12時間。ここは起きていようと思いましたが、やっぱりほとんど寝てしまいました。1つだけ、『君の膵臓を食べたい』という映画を観ました。メインヒロインの桜良は、膵臓の病気で1年以内の死を宣告された少女です。そんな彼女に対し、生きていられる大切な日々なんだからやりたいことをやったほうがよいと諭す主人公ですが、彼女は「一日の価値は全部一緒」と言い放ちます。君だって明日死ぬかもしれないんだから、と。今回の研修は、毎日が大切でした。それは、ずっと前から楽しみにしていたからでもあり、たくさん準備して参加したからでもあり、大学生には多額なお金を払ったからでもあります。でも桜良に言わせると、そんな研修の日々も他の普通の日々と価値は変わりません。良く言うならば、いつだって研修中と同じくらい楽しめるし、勉強できるということです。僕たちはこの研修を無駄にしないために、これからもフランス語、およびその他の知識を習得して行く必要があるのだと思います。

東京、羽田空港。僕たちはドリブル先生に寄せ書きを渡す。全部フランス語なんだね、と褒める先生は、でも何人か名前のスペル間違ってるよ、と笑う。先生の大きな姿が去ってしまうと、いやがおうにも研修の終わりを突き付けられる。なんとなく別れづらく空港のカフェに入るが、バスの時間が近づくごとに一人、二人と帰ってゆく。電車で帰る僕は、気が付けば最後の一人になっていた。バラバラなルートで帰りながら、それぞれLINEで別れを言う。ひとつずつじっくり読んでから、僕も空港を発った。