2024年度TLPフランス語春季研修(2025年3月実施)報告

2024年度のTLPフランス語春季研修が2025年2月9日から21日まで行われました。以下は学生からの報告です。


2025年2月9日

Bonjour !
 TLP一年の大作彩菜です。
 私からは、研修1日目の様子をお伝えします。

私たちは2月9日、朝6:30に羽田空港に集合しました。
 前々日のガイダンスで念押しされていたこともあり、遅刻はゼロ。優秀です。

諸々の出国手続きを終えて、いざ出発!
 海外に行くのは小学3年生の時に行ったハワイ以来なので、自分としては初の大陸上陸に胸を高鳴らせながら飛行機に搭乗しました。
 写真右側のひでしは誕生日でした。おめでとうー!
 誕生日が24時間以上続くなんて珍しい。

搭乗して落ち着いた日本時間11:00ごろに、機内食が提供されました。主菜をles pâtes またはle pouletから選ぶことができましたが、自分達の順番のころには前者しか残っておらず、les pâtes を食べました。味噌汁もあり、最後の日本の味を味わいながら食べました。

機内では、読書、パソコンで作業、映画鑑賞、睡眠、ゲームなど、めいめいの方法で時間を過ごしました。こちらの3人組は数独で盛り上がっていました!
 Air Franceの客室乗務員の方々はフランス語、英語、日本語に対応可能で、柔軟に使い分けているのが印象的でした。
 もちろん、私たちはフランス語でお願いしました。(どうしても英語で返ってきてしまって難しかったです。)

フライトの最後には機内食no. 2が提供されました。春雨サラダが美味しかったです。
 約15時間の後、ようやくCDG空港 (Roissy空港) に到着!
 空港に着くなり引率のAlbéricは喫煙所へ(笑)。

フランスにいる実感はなかなか湧かないながらも、Paris vous aime の看板をみてワクワクしました。

ぴったりの電車が動いていなかった (パリあるある) ため、タクシーに乗ってホテルへ。
 移動中、運転手さんはずっと奥様らしき人と電話していました。日本との違いに驚きました。
 ホテルに着くと猫ちゃんが出迎えてくれました!(後日受付の方に尋ねたところ、名前はCharles らしい)

カフェテリアで夕食を食べ、就寝。
 長旅の疲れを癒し、次の日からの活動に備えました。
 1日目の報告は以上です。
 Au revoir 👋

2025年2月10日

Bonjour ! はじめまして。
 TLPフランス語1年の一高学仁です。2/10分のブログを担当します。
 さて、フランス着陸二日後に当たるわけですが今日はまだ Présentations もないので、割と気楽に一日が始まります。

朝、宿泊先のfiapのロビーであつまり、フランスで初めて公共交通機関を使用することに。最寄りのGlacière 駅で、パリの公共交通ほとんどで使えるチケットを計10枚ほど買ってMétro de Parisのligne 6に乗りました。僕は別に鉄道好きでもないのですが、見たことのない国の公共交通システム、それを使う人々を観察するのは興味深いものです。


【Glacière 駅構内】

さて、向かう先は l’Arc de Triomphe 凱旋門。元々はナポレオンの令のもと建てられたらしいので、基本的にナポレオンの勝利を讃えるだけの門なのかなと勝手に思っていたのですが、門の下の額には一次大戦、二次大戦、インドシナ、アルジェリア、朝鮮での戦争を記憶するものもありました。凱旋門の周りで道は円環状になっていて、その道沿いに多くの国の大使館らしき建物があるのも、まるでフランス国家が凱旋門の威厳を諸国代表に眺めさせるかの様で、おもしろかったです。一等地であることは間違いないのですが。


【凱旋門で集合写真】

後になって判ったことですが、このTLP研修の裏テーマの一つには「歩くこと」というのがあるみたいで、とにかくよく歩いたのですが、この日もその法則からは免れず、私の携帯では17,337歩を記録しています。おかげで一週間ほどの短期間ではあったものの、パリ市内の我々がよく歩いた一部に関しては、それなりに良い土地勘を手に入れることが出来た気がします。例えば、かの有名なシャンゼリゼ通りは Obélisque のある Place de la Concorde と、凱旋門に挟まれているなどという、意図を感じるモニュメント配置はこの日 Av. des Champs-Elysées を歩いてみて初めて感じたことでした。

昼食は Jardin du Luxembourg のすぐそばにある Le Choupinet というところでいただきました。普段のTLPの授業でも、研修前の直前授業でも店で注文する流れの練習はしていたのですが、想像していた以上に店員さんのフランス語が速く、お互いに何を言っているのか解らない、みたいなことがあり実質初日ということでパリのフランス語の洗礼をここで受けました。

ちなみに Le Choupinet で私がいただいた Confit du Canard はソースも素晴らしく、とてもおいしかったです。

昼食を済ませて向かったのは、初の訪問先である Sorbonne Université の Institut d’Art et d’Archiologie でした。芸術史などを研究されているところだそうです。ここでは今年から東京に留学にいらっしゃるという Katia Choupik さんにツアー形式で研究室のあるフロアや、屋上、そして学生が使う図書館や書庫をご案内してもらいました。図書館では机がほぼ作業する学生で満席の状態で埋まっていたのが印象的でした。表だってディスプレイされている部分こそ狭けれど、書庫は広く蔵書量もかなりあり、書庫の中に学生がデッサンを模写などするスペースもありました。


【Institut d’Art et d’Archiologie 屋上にて。写真中央の気さくな教授の方に屋上と研究室を案内していただきました。】

Institut d’Artの訪問を終え、まだ夕飯時まで時間があったので、ノートルダム大聖堂を観に行くことになりました。ただその建築や内装に圧倒されるだけでなく、カトリックの文化に精通している、この旅を引率して下さっていたドリブル先生が要所要所で様々な知識をシェアしてくださったので、この旅でこれから訪れることになる様々な教会や聖堂視察の良い予習にもなりました。


【ノートルダム大聖堂内でディスカッション】

そこからは歩いて宿泊先のfiapにもどり、みんなで夕飯を食べ、盛りだくさんなパリ二日目を終え、明日に備えました。

2025年2月11日

理科一類の山田です。パリに到着して2晩明けた2月11日について報告します。
この日は、午前中はセーヌ川クルーズ、午後はオルセー美術館という観光の一日でした。
クルーズはパリの中央を走ると思われるセーヌ川から街を眺めるよい機会でした。記憶が確かなら、この前日に川のへりを歩いてシャンゼリゼ通りからホテルまで帰ったので概ね一度見た景色のおさらいという形になりました。とはいえ、心地よくすいすいと進む船の甲板で受ける風はいつもより冷たくて特別な気分になりました。

お昼は前菜、メイン、デザートのそろった本格的と思われるフランス料理を食べました。確か前菜はリンゴとサーモン、メインはソーセージ、デザートにクリームブリュレでした。お昼ごはんから結構しっかり食べるんだなという印象です。まあ、そういう店を選んだという事が大きい気もしますが。
午後のオルセー美術館はフランスに着いて初めての美術館でした。かなり広大で、普段歩きなれない私は何度か人通りの少ない部屋のベンチに腰掛けて、絵を熱心に眺めるふりをしながら足を休める必要がありました。何点か気に入った絵を見つけましたが、その中でも初めてその作品を知ったものを2枚あげておきます。

2025年2月12日

Bonjour! フランス語TLP春季研修、2月12日(4日目)の前半を担当する理科一類の石本です。 今日もいつも通り、盛りだくさんの一日でした。

Tour Eiffel

最初に、セーヌ川クルーズでも下から眺めたパリのシンボル・エッフェル塔に上りました。行きの飛行機でエッフェルの自伝映画を見ていたので、予習はばっちりです。エッフェル塔は、1889年のパリ万博とフランス革命100周年を記念して建設され、3階部分にはエッフェルの自室がありました。東京タワーの展望台は150mですが、エッフェル塔の二階は115m。それでもパリでは建物の高さ制限があるため、二階からでも市内の景色が非常に美しく見えました。あのMoche(醜い)なモンパルナスタワーを除けば…
 お土産屋さんで0€札を購入し、財布に入れました。日本の10億円札のようなジョークグッズとは異なり、かなり本物っぽく作られているので、うっかり会計時に出してしまうハプニングもありました。

Université de Paris Cité

この日はレストランで食事をする時間がなかったため、パン屋さんで昼食を調達しました。僕が選んだのは「croissant aux pistaches」。見た目は宝石のように美しく、味も絶品でした。フランスではバゲットが1本1€程度、リンゴも1個100円以下と、農業政策による補助金のおかげで食品の価格は比較的抑えられています。家賃が高いと言われるパリですが、東京とあまり変わらない印象を受けました。意外と物価の違いは少ないのかもしれません。

シテ大学では、フランスで初めての学生交流がありました。日本らしさをアピールすれば盛り上がるかと思い、和服を持参して着てみましたが、意外にもツッコミを入れてくれる人は少なかったです。交流相手は日本文化専攻のMaster(修士課程)の学生が多く、日本語が非常に流暢で、つい甘えてしまいそうになりました。向こうは日本語でプレゼンを行い、こちらはフランス語でプレゼンを実施。準備が万全とは言えなかったので不安もありましたが、何とかやり遂げることができました。果たして、拙いフランス語がどこまで伝わったのか…?
 今回のプレゼンとディスカッションの中心トピックは「コスメ」。男子には馴染みが薄い分野ですが、LVMHやエルメスなど、フランスにはトヨタよりも大きな企業規模を誇る会社があり、コスメはその主力商品の一つです。フランスが世界一のコスメ輸出国であることを考えると、フランスを知る上で興味深いテーマだったと感じました。
 フリーディスカッションの後は、パリに関する〇×クイズ大会が開催されました。優勝者には特別なチョコの箱が贈られるとのこと!これは燃えないわけにはいきません。ただ、パリが首都になった年を間違えてしまい、早々にリタイア。最後はみんなで「小さな恋の歌」と « Les Champs-Elysées » を歌い、大盛況のうちに終了しました。シテ大学の皆様、ありがとうございました!

Les Librairies en France

交流が思ったより早く終わったため、ホテルに戻る前に有名な本屋「Shakespeare and Company」へ行くことにしました。シテ大学からは元TLP生の方が案内してくれました。携帯を見ずに複雑な駅構内をスイスイ進む姿は、さすがParisien(パリっ子)です。
 「フランスなのにShakespeare?」と思う人もいるかもしれませんが、ここは英語の本が豊富に揃う書店です。かつてはヘミングウェイやフィッツジェラルドといった作家が集うサロンのような場所だったらしく、当時の写真やタイプライターも展示されていました。ロゴ入りのトートバッグがおしゃれです。
 ここでは新品の本が販売されていますが、フランスには「livre en occasion(古本)」の店も充実しています。1€以下の本も多く、フランス語の本をこれほど安く買えるのは、やはりフランスならではですね。

À l’hôtel

ホテルの食事は特別美味しいわけではありませんが…。
 3日目は一人で食堂にいたところ、フランスの医学部PhDの学生に囲まれる展開に。4日目は、日本語を学び始めたというトゥールーズ近くの軍事学校から来た学生と仲良くなりました。フランス語の地方アクセントが強く(特にトゥールーズはスペイン語風の発音になるとのこと)、ほとんど英語で会話していました(笑)。フランスでは英語を話せる人が多いため、いかに相手が英語を話し出す前にフランス語で理解してもらうかを意識して話していました。
 また、FIAP(宿泊施設)には卓球台があり、卓球室で遊ぶことにしました。時折、隣の多目的室にいた人が乱入してくることもあり、「俺は卓球が強いぞ!ここで一番強いのは誰だ?」と年下のフランス人の男の子が挑んできました。経験者がしっかり勝ってくれましたが、リベンジマッチでは接戦の末惜しくも敗北。
 このように、ホテル生活もかなり現地の学生との交流があり、充実した時間を過ごしています。

2025年2月13日

Bonjour! / Bonsoir!
(フランス語では朝でも昼でも基本的に“Bonjour”なのが便利ですね。)
 パリ滞在も折り返し地点を過ぎ5日目となりました。早いものですね。
 担当の理科一類の成戸杜和です。

今日の朝はとても早いです。何といっても、パン屋の朝は早いですから。先日お会いしたパリ住みの留学生に「Boulangerie の出来立てbaguetteは感動するほどおいしい」と言われ、どうしても気になった私(と同室の友人)は確かめるべく、朝一に近くのパン屋でBaguette を買いに行きました。さすがフランス、なんと1ユーロほどで購入できました。

いざ実食!中はもちもち外はカリっとしていてとても美味しかったです。

いつも通り8時半ごろに集合して、Sacré Cœur に向けて出発しました。
 到着して真っ先に思ったのが、坂がとにかく多いこと。先日Eiffel Tour に行ったときに、Sacré Cœur のあるMontmartreの丘の部分だけ土地が盛り上がっているのは確認できましたが、予想以上に坂が多くて驚きました。写真にもあるような急階段を上り、到着しました。

写真からだと伝わりづらいですが、非常に大きく開放的な空間で、天井に描かれたイエスキリスト像はまさに天から降りてくるような神々しさを感じさせられました。

その後、今度はパリにあるイスラム教のモスクであるMosquée de Parisの近くにあるレストランで食事をとりました。ラム肉の煮物とクスクスを食べましたが美味しかったです。また、食前に注ぎ方が特徴的なミントティーも飲みました。とても甘くこれもまた美味しかったです。

その後、パリ政治学院Sciences Poに訪問しました。Paulineさんが、ひとしきりSciences Po について案内をした後、キャンパス内をガイドしてくださいました。といっても、皆さんがおそらく想像するいわゆるキャンパスとは異なっており、市街地の中にポツンポツンと建物があります。なので、一見すると大学のそれとは思わないでしょう。

Sciences Poの訪問を終えた我々一行は、時間が余っていたのでGaleries Lafayetteというデパートを訪れ、各々買い物を楽しみました。
 Galeries Lafayette の見どころは買い物だけではなく、建物そのものが歴史的建造物なので非常に美しく(ドームがきれい。。。)、また屋上にも上ることができて、Opéra GarnierやEiffel Tourをはじめとしたパリ市内を一望できるのです。

楽しい買い物を終えて、いざ帰宅。とはならず、何人かの生徒(自分も)がCentre Pompidouに行きたいと言っていたので、夜の11時まで開館しているのをネットで確認して向かうことにしました。(Albéricはご両親とのご飯の予定があり別れることに。)

道中でおいしそうなイタリアンのお店を見つけたので、そこで夜ご飯を食べてから向かうことにしました。本場(?)のPizzaはとても美味しかったですね。

ところが、ここで緊急事態!よくよくウェブサイトを確認すると常設展は9時に閉まる(現在8時半)ようで、急いで食べ終えて向かいましたが、ギリ間に合いませんでした。建物自体はまだ開いていたので、とりあえず中に入って見学だけしました。ちょうど5階からEiffel Tourのシャンパンフラッシュも見えたのでまあ結果オーライですね。

そんなこんなで無事Fiapに帰宅しましたが、盛りだくさんの一日でぐったりでした。(3万歩近く歩いていました)
それではおやすみなさい。Bonne nuit~

2025年2月14日

バレンタインデーの2月14日は、パリの交流事業の最後の訪問先であるANSES(L’Agence nationale de sécurité sanitaire de l’alimentation, de l’environnement et du travail、フランス国立食品環境労働衛生安全庁)での発表がありました。受け入れてくれたのは欧州プロジェクトチーフのChristophe Rousselle(クリストフ・ルーセル)さんで、ANSESの活動と化粧品のリスク評価の説明をしてくださいました。

ルーセルさんは盲導犬育成のボランティア活動をされていて、パピーウォーカーでもあるそうです。パピーとは言っても大型犬のラブラドールと一緒に記念写真を撮りました。
 TLP訪問団はフランス語で日本の化粧品に対する安全評価の発表を行いました。専門的な質疑応答にもフランス語で応じることができました。
 庁内の食堂(日本人の女性が職員として働いていました!)でお昼御飯を楽しんだあとは、ANSESがある同じ敷地内のフランス国立獣医科大学附属フラゴナール博物館を見学しました。画家で名高いフラゴナールの親戚にあたるオノレ・フラゴナールの設立した博物館で、動物の発育を理解するうえで貴重な資料を見学することができました。

夕方はスーパーマーケットでパリのお土産を買いました。明日はいよいよヴェルサイユ宮殿の訪問です!

2025年2月15日

Bonjour ! 理科1類1年の芳仲真緒です。TLPフランス語春季研修、7日目のブログを担当します。
 この日は午前も午後もヴェルサイユ宮殿で過ごす日。午前中は宮殿内と庭園の散策、近くのケバブ屋さんでお昼ご飯を食べた後、午後はGrand TrianonとPetit Trianonを見学しました。

朝、Gare de Versailles Château Rive Gaucheから降りて歩いていると、目の前にヴェルサイユ宮殿が見えてきました。写真では建物が収まりきらず、うまく撮影できなかったのですが、実際に訪れると建物の大きさと装飾の細かさに圧倒されます。

そして宮殿内部へ。前日に訪れたルーブル美術館の絵画を思い出させるような天井画に圧倒されました(2回目)。どの部屋の装飾も豪華で、宮殿の建築にかけられた人手と費用から、太陽王とも呼ばれたルイ14世の権力を実感することができます。

はじめは宮殿の部屋の装飾にばかり意識が向いていたのですが、いつまでも1フロアが終わらないその広さにも驚いてしまいました。しかし、窓の外に見える庭園の様子も気になってしまい、私は一緒に見学していた友人とともに、宮殿内の見学は途中で切り上げて庭園の散策へと向かうことにしました。

その庭園の様子がこちらです。左右対称で広大な庭園が広がり、植木もきれいに形を整えられている様子は、まさに私が想像していたヨーロッパの庭園そのもので感動してしまいました。わずか2時間の見学時間では到底見終わることのできない広さ。次にフランスに来た時には、必ず1日かけて見学しようと思います。

こちらはお昼のケバブです。ここではお肉の量の多さに圧倒されました……(3回目)とてもおいしかったです。

ケバブ屋さんからヴェルサイユ宮殿に戻る途中の道に、パティスリーを見つけました。窓際においてあったマカロンがどうしても気になってしまい、みんなで思わずマカロンを購入。フランスに来たら一度はマカロンを食べてみたいと思っていたので、大満足です。

午後はGrand TrianonとPetit Trianonを見学しました。規模は宮殿より小さいですが、こちらも宮殿に負けず劣らず美しかったです。ヴェルサイユ宮殿の大きさは緊張してしまうので、個人的にはこちらの方が好きかもしれません。

日が傾くころにもう一度庭園を通って、ヴェルサイユ宮殿とはお別れです。夕日に照らされた建物と庭園がきれいで、何枚も写真を撮ってしまいました。花の咲いている季節にもう一度訪れたいと思います。

その後はFIAPに戻り、パリで最後の晩御飯を楽しんでから、明日のリヨンへの移動の準備のために各自部屋へと戻りました。

明日からはパリを離れ、リヨンでの日々が始まります。私の担当はここまでです。À bientôt !

2025年2月16日

Bonjour à tous ! 本日のブログを担当する理科二類の北野由香利です。

今日はパリからTGVに乗ってフランス南東部の都市リヨンへ移動しました。

朝はパリのホテルの近くの boulangerie でパンを調達。ここ数日はホテルの朝食では飽き足らず、近くの boulangerie 巡りをしています。今朝は、2年前のTLP生で現在フランス留学をなさっている方にオススメされたお店に行って、 curcuma (ターメリック)と amande が入ったパンを買いました。7時のオープンと同時に行ったらまだ温かいパンをゲットできて朝から幸せ!ホテルに戻っていただきました。初めて食べた味でしたが、予想以上に美味しかったです!


パン

腹ごしらえをしたら、引率の先生からお決まりの pickpocket の注意喚起を受け、重いスーツケースを転がして移動開始です。TGVの出発駅(Paris – Gare de Lyon)に到着すると、電光掲示板には発車ホームの番号が表示されていませんでした。テロ対策のため20分程前まで表示されないようになっているそうです。確かに駅には大勢の人がいて、治安もあまり良くなさそう…。
初め座席がわからないハプニングもありましたが、全員無事TGVに乗り込みました。車内にはWi-Fiと電源があり、非常に快適でした。


出発駅(Paris – Gare de Lyon)


車内にて昼食(朝のパンの残りとこの旅中不足していた生野菜・果物)

午後2時頃リヨンに到着。駅のすぐ近くのホテルに荷物を預け、街中を散策しました。街の雰囲気はパリより穏やかで景色も素敵で、個人的にはリヨンの方が好きです。可愛いお店がたくさんあり、各々目についたお菓子などを買いました。
今日のリヨンは日差しが強く、ダウンコートが暑く感じられました。天候、街の雰囲気など総合的にみて、幸福度が高そうな街ランキング上位に食い込んできそうだと感じました。


Théâtre Gallo Romainにて


Basilique Notre-Dame de Fourvière のある丘で全員での一枚

夕食は食通の街リヨンの名物が味わえるお店 Le comptoir de l’atelier で quenelle をいただきました。川魚のすり身の料理でふわふわしており、日本で言うはんぺんでした。濃厚なソースでパンが進みます。内陸のリヨンでは海ではなく川魚が食べられるそうで、日本の魚料理とは少し違った香り。お腹いっぱいでデザートまで辿り着けず…。


Quenelle

夕食後は歩いてホテルに戻りました。明日は朝早くに集合をかけられているので、今日は早めに寝ようと思います。それではまた明日!Je vous dis à la prochaine ! À bientôt les amis !

2025年2月17日

Salut ! 理科三類の稲田恵果です。
 リヨン2日目の様子をお届けします。

リヨン第三大学を訪れるため、アルベリック先生から7時15分集合と言われていたものの、全員が集まったのは7時40分でした。前日の疲れが溜まっていたのでしょうか。私達はトラムで大学へ向かい、8時15分に教室に到着しました。パリと違い、リヨンのメトロやバスは、クレジットカードをかざすだけで決済でき、とても便利でした。
 リヨン第三大学では、Professeur Patinが私達を出迎えてくださいました。本日の授業は8時からとのこと。東大の1限は8時30分開始のため早いと感じました。また、教室の電気は付いておらず、窓から差し込む日の光を利用していました。フランスらしいエコ意識を感じました。

日本語を学んでおられる修士課程の学生さんたちと、1から3時間目までご一緒しました。授業時間は一コマ1時間でした。東大だと90分または105分ですので、切り替えができて良いなと思いました。しかし休み時間が無いようで、朝の8時から夕方の6時ごろまでずっと授業がある日もあるそうです。なかなかハードですね。
 1時間目、私は3人の学生さんとグループワークをしました。私達は、smart city についてポスター制作と発表を行いました。smart cityとは、インターネットや技術を取り入れながら、環境に優しい発展を目指す街のことです。TOYOTAのウーブン・シティが有名ですね。グループごとに与えられたテーマが異なり、他にはごみ処理や核のゴミ、動物保護などについてのポスターがありました。準備のためのディスカッションでは、私の拙いフランス語を理解してくださり、またとても上手な日本語を交えてお話してくださったため、意思疎通がスムーズでした。準備についてのこと以外にも、日本の話やこの研修のスケジュールについての話をしました。
 2時間目には、別の学生さん二人と我々二人でグループを組みました。こちら側で準備した「日本での動物の扱い」に関するプレゼンテーションを聞き、その内容についてディスカッションをしました。プレゼンテーションは、家畜に関する法律、動物実験に関する法律、食文化の三つの項目についてのものでした。
 2時間目の学生さんとは1時間しかご一緒出来ませんでしたが、翌日にBellecour広場で待ち合わせし、一緒に時間を過ごすことになっているので楽しみです。
 3時間目では、1時間目の学生さんと一緒にポスター制作の続きと発表を行いました。ポスターは、テーマに関する主要な画像と簡単なキーワード、絵で構成しました。制作にあたり複数の画像を台紙に貼るのですが、偶然私がテープ糊を持っていて、使っていたところ学生さんにとても驚かれました。実際に試していただいたところ、感心されていました。フランスではあまり見かけないようです。限られた時間で準備しましたが、内容や絵のクオリティーが素晴らしいポスターが多くありました。
 その後は学食で昼食を取りました。
 私は鳥の手羽先を主菜に選びました。主食はクスクスで、野菜の煮物が添えられています。野菜のスープと、栗のクリームが入ったヨーグルトもいただきました。フランスでは、素材の味を大切にしたお料理が多かったのですが、ここでいただいた手羽先はしっかりスパイシーで食欲が進むお味でした!久々に日本の味を思い出しました。

その後は大学を出て、メトロでBellecour広場へ向かいました。夕食まで、お土産を見たりなどするための、自由時間です!私はこの時間を使ってMusée des Beaux-Arts de Lyonを訪れました。修道院であった建物を利用していて、フランスでも規模の大きい美術館だそうです。展示品数が多く圧巻でした。楽しみにしていた印象派の作品が順路の最後の方に展示されていたため、あまり鑑賞する時間が取れなかったのが心残りです。


Edgar Degas, Danseuses sur la scène


Antoine Duclaux, Courses de Chevaux à Perrache

リヨンの画家によるリヨンでの一場面を描いた絵です。Perracheはリヨンの地名です。
自由行動を楽しんだ後は、La Mère Jeanというレストランで夕食をとりました。

これはtarte pralineです。リヨンの名物で、赤く色付けしたプラリネを用いているのが特徴です。見た目に反しフルーツの味はせず、アーモンドの香りがします。またケーキにスプーンが添えられるのもフランスならではです。

夕食後はホテルに戻りました。今日はたくさんフランス語を使い、充実した一日でした。明日のブログもお楽しみに!

2025年2月18日

こんにちは!研修10日目、2/18のブログを担当します理科三類の住廣旺芽です。
 リヨンに到着して3日目のこの日の朝は、Musée des Confluences (直訳すると合流博物館) を訪問しました。この博物館、名前の通り、ソーヌ川 (la Saône) とローヌ川 (le Rhône) の合流地点のすぐそばにあります。ホテルからトラムで10分、あるいは歩いて30分ですが、時間に余裕があったので、いつも通り節約のために歩きました。
 Musée des Confluencesに到着し、館内を見て回りました。なんと学生の入館料は無料でした。今日はここまで出費ゼロ。フランスはとても物価が高いのでうれしいです。この博物館は、主に生命と人間の起源についての展示があります。睡眠と夢についての特別展もあり、興味深かったです。


写真 :Musée des Confluencesの外観。2014年にできた新しい博物館なので、見た目が斬新できれい。中からは川の合流が眺められます。

博物館を見終わり、トラムとメトロを乗り継いでドリブル先生が予約してくださったフレンチのレストランへ。フランスでは破格の10ユーロ(約1600円)程度でランチを食べられました。安くておいしい、最高のレストランでした。


写真 :レストランで撮ってもらった写真。店内がいい雰囲気。


写真 :私が頼んだTartine Raclette(ラクレットトースト)。7.80ユーロ(約1200円)。生ハムと一緒に食べたりディジョンマスタードをつけて味変もできます。フランスで食べた料理の中で一番おいしかったかも。

昼食をとった後は、少しリヨン市街を散策したのち、前日に交流したl’Université de Lyon 3の学生たちと再会し、彼らとリヨンのバーのテラス席で話をしたり、ゲームをしたりして楽しみました。


写真 :バーでLyon 3の学生たちと話をしているときの写真。テラス席なので日が暮れるととても寒かったです。

日が暮れて寒くなってきたので移動し、Lyon 3の学生のひとりの家にお邪魔し、パーティーをすることに。一人暮らしなのにTLP生と現地の学生、合計20人が余裕で入るくらい部屋が広く、東京で一人暮らしをしている私は羨ましく思ってしまいました。その広さを活かし、毎週誰かの誕生日パーティーを開催しているのだとか。
 ここで夜ご飯としてピザを食べつつ、みんなでカラオケをしました。日本語、フランス語、英語の3言語の曲が流れるのが面白かったです。他にも、人狼ゲーム(loup-garou)をしたりしました。20人で人狼ゲームをするのは初めてで、とても新鮮でした。結局この日は夜遅くまで歌って、食べて、パーティーを楽しみました。リヨンの学生たちに別れを告げ、私たちは歩いてホテルに帰りました。幸い次の日の集合時刻は遅く、寝不足にならずに済みました。


写真 :パーティーの様子。

観光と交流を楽しめ、とても充実した一日でした!フランスにいるのもあっという間に残り2日となり、フランスが名残惜しくなってきました…。

2025年2月19日

Bonjour ! 2月19日のブログを担当させていただく理科三類の花房玖美です。

今日は,フランスで最も歴史ある獣医科大学,VetAgro Supを訪問しました。この大学は1761年にルイ15世の支援を受けて設立され,世界最古の獣医科大学の一つとされています。

集合時間はいつもより遅めの10時。前日のホームパーティーで夜遅くまで余韻に浸っていた私にはありがたいスケジュールでした。今日はホテルを出たらそのままLa Divinaというピザ屋さんに向かいました。レストランに到着して予約までまだ少し時間があったので,近くを散歩しました。道の途中に,生ゴミを堆肥化するゴミ箱を発見。これまでにも何度が見かけましたが,改めてフランスの環境意識の高さを実感しました。

さらに,街中にはゴミ箱が多く設置されており,個人的にはとても便利だと思いました。近くに公園もあったので,しばらくゆったり過ごしました。気づけばTLP生の何人かが現地の男の子とサッカーを始めていて,コミュニケーション力の高さに驚かされました。フランスでは小・中学校は水曜日が休みのことが多いということで,子どもたちの姿をよく見かけました。

レストランの店員さんはsympathiquesだったのが印象的です。朝食が遅く,ホテルバイキングが美味しくて,つい食べすぎてしまったせいか,あまりお腹が空いておらず,quatre saisonsというピザをシェアすることにしました。ここでも例に漏れずバゲットが食べ放題でした。ピザとバゲットの組み合わせには少し不思議でしたが……。

バスに30分ほど乗ってVetAgro Supに到着です。とてものどかな風景が広がっていて,街並みとまた違った良さがあると思いました。獣医学校はフランスに4つ,私立もいれると5つあるそうで,この研修で行ったパリのÉcole Nationale Vétérinaire de Maison Alfort(VetAgro Supの姉妹校で4年後に創立)も含まれます。一般的に獣医学校では最後の6年目で専門の科をまわって決めるらしく,人間の医者とも似ている部分が多い印象でした。

まずは動物病院の案内をしていただきました。Animaux de compagnie(犬や猫などの比較的小さなペット), Équidés(馬), Animaux d’élevage(家畜)用に3種類の病院がありました。1つ目の病院では,腹水のたまった猫のエコーや,レントゲン室などを見ました。医師の方々はマスクと手袋をせずに診察し,私達外部の人間をそのまま診察室に入れてくれたので,大丈夫なのかなと少し不安になりましたが,それがフランス流なのかもしれません。
 2つ目と3つ目の病院では,馬や牛,山羊がいる小屋や,les salles d’attente(待合室),les salles d’opération(手術室)を見せて頂きました。木片が刺さってしまった馬の手術動画も見ました。手術室は室内で,人間用より随分大きく,術中に動物を固定する道具がありました。ここでいろいろ説明をしてくださったのですが,お話のスピードが速く,聞きなれない専門用語ばかりで半分も理解できず,フランス語力不足を実感しました。ANSESを訪問した日よりもフランス語のシャワーを浴びた感覚でした。もう少しフランス語が上達してから同じ話を聞きたいと強く思いました。

その後は研究室にお邪魔して,解説を聞きました。フランスでは,PCRは同じ順番ですが,DNAはAND (acide désoxyribonucléique)に,RNAはARN (acide ribonucléique)になっているところが,形容詞が前からつくか後ろからつくかで異なり,面白いと感じました。

そして今日は最後のグループの発表がありました。日本の野生動物保護について,絶滅危惧種や外来種,里山の消滅による熊の出現などの内容でした。何人もの専門家の前で,私が何とか理解できるかなというくらいの質問にもあまり詰まることなく答えられていて,とても刺激を受けました。

動物の大きさに合った設備が興味深く,普段入ることのないような場所にも入れて貴重な経験ができました。将来学ぶ予定の医学に通じる話も聞けて,フランス語と医学両方に対するモチベーションが上がった一日でした。
 再びバスに乗って,この研修でフランスでの最後の夕食をとるレストラン,Chez Mounierに向かいました。バスは二両連結で,振動と遠心力が増幅される仕組みでしたが,何人かでワードウルフをしているうちにすぐに到着しました。皆ポーカーフェイスが上手すぎます。

リヨンはギニョール人形が有名らしく,人形の絵が店内のいたるところに描かれていました。私は前菜にSalade de chèvre chaud(温かい山羊のチーズの載ったバゲット),メインにFilet de lieu noir à la meunière(白身魚のムニエル),デザートに濃厚なチョコケーキを頼みました。やはりどれも美味しく,フランスの食事に慣れて胃袋が大きくなったためか,余裕で平らげてしまいました。

ホテルに戻ると明日の出発に向けて荷造りをしなければという思いとテーブルサッカーをしたい誘惑で葛藤する間も無く,誘惑に負けて少しテーブルサッカーで遊びました。先生や一部の人はなぜか強かったです。なかなか思い通りに人形が動かず,皆で笑いながらプレーして,全く飽きませんでした。

この時間に,優秀な方々がドリブル先生へのメッセージを用意し始めてくれていました。本当に楽しい時間はあっという間で,フランス研修の終わりが近づいていることを実感し,充実感と寂しさが入り混じった気持ちで胸が一杯になりました。

さて明日はついにフランスを出発します。明日に備えてそろそろ休もうと思います。Bonne nuit !

2025年2月20日

Bonjour ! 理科三類の小笠原です。今日はリヨンから日本へ帰る日です。
 朝はMusée de l’Imprimerie et de la Communication Graphique(印刷・グラフィックコミュニケーション博物館)に行きました。ここでは、14世紀から20世紀にかけての書籍、版画、ポスター、手紙など、多くの印刷物が展示されていました。時系列順に並んでいて、木版・銅版印刷から活版印刷、さらにタイプライターへと技術が進化していく様子を感じながら鑑賞できました。とても面白かったです。
 帰り際にメッセージを書けるノートを発見。「何か爪痕を残そう!」と意気込んでペンを手に取ったら、壊れていました…。仕方なく過去のメッセージを見てみると、ジブリのキャラクターがたくさん描かれていました。どうやら少し前まで宮崎駿展をやっていたようです。めっちゃ見たかった…!

そのあとはAlbéricが予約してくれていたおしゃれな個室レストランでランチ。ものすごく美味しかったです。C’était délicieux !!
 ランチの後は電車で空港へ向かいました。車内でリヨンの若者に話しかけられ、「日本から来た」と伝えると、満面の笑みで「ニーハオ!」。それは中国語で、日本語では「こんにちは」だよと教えていると、向かいに座っていたおばさんが「気にしないで」と声をかけてくれました。どうやら人種差別をされていると思われたようです。若者たちは「違うよ!差別じゃない!」と必死に抗議しながら、そのまま下車してしまいました。車内にはなんとも言えない微妙な空気が流れてしまいましたね。
 空港では、残った現金を使い切るためにお土産を購入。飛行機に乗り込み、窓からの景色を眺めていると急に寂しさがこみ上げてきました。また絶対来る、と心に誓い、空からのフランスの街並みを目に焼き付けました。

À bientôt, France !
 ここら辺で次のブログ担当の人にバトンタッチしようと思います。

2025年2月21日

Bonjour! 最終日のブログを担当します、理科三類の藤川紗良です。私の担当する部分は飛行機の二本目の、パリのシャルル・ド・ゴール空港から羽田空港まで、というとても短いものなので、全体の感想も混ぜて書いていこうと思います。

リヨンからパリまでの短い便を無事に乗り終えた私たちは、2本目の羽田空港行きの飛行機に搭乗しました。2週間も滞在したフランスからとうとう離れて、日本の日常生活に戻ってしまうと考えると、私は寂しい気持ちでいっぱいだったのですが、最後に飛行機の窓からはパリのとても綺麗な夜景を見ることができ、やっぱりフランスに来てよかったな〜と思うことができました。

フランス時間の真夜中から昼にかけての時間帯だったということもあり、飛行機ではみんなとてもよく寝ていました。私も帰りの準備などがあり、前日の睡眠時間が短かったため、飛行機では8時間以上寝ていました。ただ、機内食の時間だけはきちんと起きて、満足行くまで食べることができたので、よかったです。個人的には、2回目の機内食で出た、柑橘系のフルーツがパックに入っているものが、とても美味しかったです。

こうして私たちは無事に羽田空港に到着することができ、2週間にわたるフランス研修も終わりを迎えました。そして最後に私たちが残していたミッションは、トリブル先生に感謝の色紙を渡すことです。リヨンの書店で色紙を買い、一日前からみんながそれぞれハート型のカードに先生への感謝のメッセージをフランス語で書きました。飛行機の中でも色紙を買ってくれた人たちが色紙に可愛いイラストを書いてくれ、私に見せてくれた頃にはとてもクオリティの高い感謝状になっていました!色紙を買いてくれたみんな、本当にありがとう!羽田空港で税関を通過し、ドリブル先生が最後のまとめの言葉を述べられた後、この色紙を渡すことができました。ドリブル先生はその場で少しメッセージを読んでくださり、喜んでくださったようなので本当によかったです。研修全体を通して、私たちが大きな問題なく楽しむことができたのは、ドリブル先生のおかげです!本当にありがとうございました。

最後に、このフランス研修全体について少し感想を述べようと思います。今回の研修で、私は日本と全く違う、フランスの芸術や食などの文化を体験することができました。個人的にとても印象に残ったのはパリのルーブル美術館です。もともとは行程表に予定として入っていなかったのですが、ドリブル先生が前の予定が早く終わった日に、今日なら行けるよ、と行かせてくださいました。私はもともと絵画の鑑賞がとても好きで、ルーブル美術館に所蔵されている作品をいくつか知っていたのですが、やはり本物の絵画を見ると、その大きさや筆使いの迫力に圧倒され、パリの観光の中でも特に強く印象に残りました。
 そして、この研修で何より大切だったのは、個人で旅行するとなかなか叶わない、現地の方との交流だと思います。私はまだフランス語で不自由なく自分の思いが伝えられるほど勉強を進められていませんが、それでも現地の方がゆっくりわかりやすいように話しかけてくださったり、時には日本語で会話をしてくださったりする中で、たくさんコミュニケーションを取ることができました。特に日本語を勉強されている大学生とお話しした時は、日本にもすごく興味を持ってくださっていたことがわかり、とても興味深かったです。
 観光も交流もあり、2週間毎日がとても充実した研修となり、本当に貴重な経験ができたと思います。これからもフランス語の勉強を頑張ります!
 それでは、À bientôt!

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