TLP / 高度科目

フランス語初級[高度]について(2025年度入学生から)

2025年度より、高いレベルのフランス語運用能力を習得する[高度]科目がスタートします。対象は初修フランス語の履修者全員です。履修に必要な英語の成績要件はありません。高度なフランス語の運用能力の獲得をめざす意欲的なみなさんの参加をお待ちしています。
 本科目は、2025年4月にスタートするグローバルリーダー育成プログラム-II(トライリンガル・プログラム)(GLP-II(TLP))の関連科目に位置づけられています。GLP-II(TLP)は、英語に加えてもう一つの言語を高度に習得するとともに、国際的な体験や学びを通じて、現代世界が直面するさまざまな課題に多面的・多言語的に取り組むグローバルリーダーを育成するプログラムです。
 GLP-II(TLP)の修了に必要な単位のうち、前期課程での「英語以外の同一言語」の総合科目L系列を6単位まで含めることができます。フランス語初級[高度]以外の科目も対象になりますが、GLP-II(TLP)で展開される「グローバル教養言語科目(上級)」でのさらなる運用能力の向上につなげるために、ぜひフランス語初級[高度]科目にチャレンジしてみてください。
 グローバルリーダー育成プログラムの詳細については、東京大学グローバル教育センター(GlobE)のホームページをご参照ください。

履修方法

 参加者は、「フランス語初級(インテンシヴ)[高度]」(週2コマ)、「フランス語初級(演習または演習①)[高度]」(週1コマ)の計3コマをセットで履修します。2025年度Sセメスターは、「フランス語初級(インテンシヴ)[高度]」が月曜1限、金曜2限、「フランス語初級(演習または演習①)[高度]」が火曜2限に開講される予定です。

履修上の注意

  • クラスは文理共通の1クラスです。演習[高度]について、文科生は「フランス語初級(演習①)[高度]」、理科生は「フランス語初級(演習)[高度]」を履修登録してください。1Aセメスターでは、文科生は「フランス語初級(演習②)[高度]」になります。
  • 抽選を経て当選が決まった「英語中級・英語上級」の開講曜限と重複した場合には、フランス語初級[高度]を履修できません。「英語中級・英語上級」の履修希望者は、上記のフランス語初級[高度]の3コマと重ならない曜限の授業を選択してください。
  • 履修希望者が多数の場合、初回の授業で課す英語作文課題によって選抜をおこないます。初回の授業にかならず参加してください。
  • 文科生は、[高度]の履修が確定するまでは、クラス指定の「フランス語初級(演習①)」の授業にも出席してください。

トライリンガル・プログラム(TLP)について:映像によるプログラム全体の紹介

イタリア語TLPについて

イタリア語TLPは未開講ですが、初修クラスの1、2年生が受講可能な少人数の初級・中級インテンシブコースと、夏の国際研修(イタリア・ペルージャ外国人大学でのイタリア語・イタリア文化コース)が開講されています。
より広い教養と充実したイタリア語の習得のために、総合科目L系列の会話・作文・表現練習・読解コースともさまざまに組み合わせて選択することが可能です。自分の時間と希望にあわせて、積極的に受講してください。

フランス語TLPについて(2024年度入学生まで)

以下の記述は2024年度入学生までを対象とする内容です。2025年3月19日、2025年度版に改定しました。

フランス語の「トライリンガル・プログラム(以下TLP)」は、フランス語初修者を対象に少人数クラスの集中的なフランス語教育を行い、日本語、英語に加えフランス語の高い運用能力を備えた学生を育成することを目指すものです。

プログラムへの参加

2024年度TLPへ新たに参加する資格を持つのは、前期日程、推薦入試、特別選考の全ての2024年度4月入学生のうち、入学時の英語のグレード分けにおいてG1クラス(上位1割程度)に相当すると認められた者です。フランス語でTLPに参加を希望する場合は、入学手続きの際に初修外国語としてTLPフランス語を選び、手続きを進めて下さい(フランス語既修クラスの学生は、このプログラムへの参加資格がありません)。

なおフランス語については定員が文理あわせて2クラス合計40名となります。この人数を超える応募者があった場合には選抜を行います。

また1年次Aセメスターおよび2年次Sセメスターの開始前に定員に空きがあることがわかった場合、それまでの英語およびフランス語の授業で一定以上の成績をおさめていることを条件に、プログラムへの編入が認められる場合があります。詳細については本サイトやU-TASでの編入生募集のお知らせをご覧ください。

プログラムの流れ

tlp_fr_scheme_jp

 

*本表の「TLPインテ」とは、総合科目L系列の「インテンシヴ・コース」2コマと「演習」1コマをあわせた「TLPインテンシヴ」の3コマを指します。文科の学生の場合、1S、1AのTLPインテンシヴ3コマのうちには、前期課程修了のために履修すべきL系列の初級演習1コマが含まれています。

TLPインテンシヴの3コマは、同一メンバーで構成される実質的なクラスとして一体運営されます(なお、2025年度Sセメスターは、二年文科生向けクラスは火曜2限、木曜2限、金曜1限に、二年理科生向けクラスは月曜4限、火曜2限、木曜1限に開講が予定されています。授業を選択する際にはこれらのコマに他の授業を入れないよう、注意して下さい。また履修登録に問題がある場合は、教務課に相談をしてその指示に従ってください)。一列・二列の授業でフランス語の基本的なメカニズムを学び、TLPインテンシヴでは口頭および筆記による運用の訓練を集中的に行います。

セメスターごとに期末評価がなされ、英語およびフランス語の両方で基準をクリアしていることが、次セメスターでプログラムを継続できるための条件になります。欠員が生じた場合には、通常のインテンシヴの履修者などの希望者から選抜された学生が、新たに参加を認められることがあります。(なお、1年Aセメスターや2年SセメスターからのTLP編入を希望している理科生は、あらかじめ必修の一列と二列に加え、初級演習や初級会話、とりわけインテンシヴ・コースなど、口頭での運用を訓練する授業を履修しておくことを強く推奨します(編入試験でこの点の能力を確認します)。

最終的には、プログラム開始時にフランス語初修レベルの学生が、3セメスターでヨーロッパ言語共通参照枠(フランス語でCadre européen commun de référence pour les langues(CECR)、英語でCommon European Framework of Reference for Languages(CEFR))のA2ないしB1のレベルに達することを目指しています。(ヨーロッパ言語共通参照枠の詳細についてはこちらをごらんください。)

本プログラム修了者には修了証が授与されます。

履修パターン

フランス語TLPの履修パターンの例を挙げます(2024年度の開講予定にもとづく。2025年度の授業は変更になる場合があります)。黒い四角(■)は前期課程で必修として課されている授業、黒い菱形(◆)はTLPプログラムとしての必修授業、白い四角(□)は選択の授業の、それぞれ週1コマの授業を表します。あくまで「例」ですので、白い四角(□)の部分は必要に応じて増減が可能です。必ずシラバスで、各授業のより詳細な内容を確認の上、履修計画を立てて下さい。

文科
1年次 2年次
1S 1A 2S 2A
TLP(文系) ■■一列・二列
■◆◆ TLPインテ(初級演習を含む)
■一列
■◆◆TLPインテ(初級演習を含む)
□初級作文
◆◆◆ TLPインテ
□中級作文
□中級読解
□中級作文
□中級読解
□上級読解
□[後期課程]専門フランス語等
理科
1年次 2年次
1S 1A 2S 2A
TLP(理系) ■■一列・二列
◆◆◆ TLPインテ
■一列
◆◆◆TLPインテ
□初級作文
◆◆◆ TLPインテ
□中級作文
□中級読解
□中級作文
□中級読解
□上級読解
□[後期課程]専門フランス語等

TLP関連記事・資料

2016年3月12日にグローバルコミュニケーション研究センター(CGCS)主催による東京大学トライリンガル・プログラム公開シンポジウム「3つの言語でひらく新たな地平」が開催されました。『教養学部報』における報告記事はこちらをご覧下さい。また当日のTLPフランス語に関する発表資料はこちら(原稿ppt)をご覧下さい。

2017年2月以降実施された春季研修、夏季研修の記録については、こちらをご覧ください。

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